世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


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小島の春

実は、この豊田四郎監督の「小島の春」は、今回初めて見た作品です。

ここのところハンセン氏病を取り巻く社会情勢は、国家レベルで激しく動いており、そんな中この作品「小島の春」への風当たりは、遠慮がちに疑問視するものから相当厳しい拒否反応に至るまで、多分そのほとんどが国策映画として作られたことに対して、作品それ自体の出来以前に、好意的でないものがあることも知っていました。

「美しい叙情的な風景の中でヒューマニズム的に描いた豊田の視点が、逆に長くハンセン氏病差別を助長した」というアレです。

しかし、そのような熾烈な状況にあるにもかかわらず、不遜かもしれませんが、この作品を見るに際して、まず僕の意識にあったのは、高峰秀子が「小島の春」の杉村春子の演技を見て衝撃を受け、演ずることに開眼したという有名なエピソードでした。

高峰秀子独特の照れによって自嘲的に誇張された表現の中には、当時「演技」というものが分からず手探り状態だった彼女の、子役のままで潰されるしかなかったような行き迷っていた危機感がよく現れているエピソードだったと思います。

「女優」への将来を見失い掛けていた焦燥のなかで、天啓のように出会った「小島の春」の杉村春子の演技がどういうものなのか、まずは自分のこの目で確かめてみたいと思いました。

この作品「小島の春」は、まるで予備知識がないまま見たので、最初は杉村春子が二役をこなしていることに気がつきませんでした。

むしろ、それが結果的には、よかったのかもしれません。

菅井一郎の演じる病状のすすむ横川が、遠からず国立療養所に収容されることで、独り取り残されることによる来たるべき厳しい現実に怯える妻を演じた杉村春子の演技は、それなりに優れているにしろ、まあ老練な杉村春子なら、しごく順当な演技だろうなというくらいで、見るものを圧倒するまでの演技とは思えませんでした。

「圧倒する」というなら、誰が見てもあの「桃畑の女」以外には考えにくいと、やはり思いました。

もし「二役」という知識がなかったら、きっと少し戸惑ったかもしれませんね。

罹病によって、世間からの冷ややかな視線と指弾を恐れて人里離れた寂しい場所に身を隠しながら、ひっそりと暮らすうら若き女性が、差し伸べる女医の助けを拒み(迫害され続けてきた者の哀しい身構え、でしょうか)、病で崩れた顔を見られまいと狭い家の中を必死に逃げ惑う場面は、胸を刃で抉られるような悲痛さを感じました。

戦前から戦後にかけて、そのまま引き継がれてきた国策という国家意思が、ようやく否定されたいまなら、それら医学の未発達が人々の迷妄を正せず、結果的に悪しき因習を助長させ、収容の論理によって患者たちを国立療養所に隔離して、人権も自由も奪った国家的な犯罪と糾弾すること(この映画を国策への全面的な加担と見る見方)は、あるいはたやすいことかもしれません。

しかし、「桃畑の女」が、僕たちの胸を打ったのは、多分そういうこととは明らかに違うことだという気がします。

高峰秀子が感動したものは、もしかしたら、杉村春子の演技を超えた、「桃畑の女」そのものに心動かされたからではないのか、という気がしてきました。

この世界を「健常者だけの世界」だと、いつの間にか過信している僕たちの視野の届かない隠された所で、「健常者」でないことで辱められ、排斥され、社会から棄てられて絶望のなかで身を隠しながら生きることと、見え見えの国家的な「同情の救いの手」を拒むこととは、同じことなのではないか。

健常者たちが「見たくない」と思うことによって、国家の隔離政策を暗に肯定してきた僕たちの「良識」というもののあり方を糾弾する渾身の力が、この「桃畑の女」にはあったからだと思います。

国立療養所へ向かう横川を乗せた船を、島の端まで追いかけて泣きながら見送る幼い息子、家族を引き裂くという自分の仕事に女医・夏川静江がふっと顔を曇らせる場面があります。

一瞬の躊躇のあとで、「これでいいんだ」と思い直すようなあのラストシーンが、とても印象的でした。

(40東京発声)製作企画・重宗和伸、監督・豊田四郎、助監督・春山潤、脚色・八木保太郎、原作・小川正子、撮影・小倉金弥、音楽・津川主一 中央交響楽団、美術・園真、装置・角田竹次郎、装飾・柳沢治太郎、録音・奥津武、照明・北村石太郎
出演・夏川静江(小山先生)、菅井一郎(横川)、杉村春子(その妻・桃畑の女※二役)、清水美佐子(横川とし)、水谷史郎(横川賢造)、勝見庸太郎(村長)、林幹(堀口)、英百合子(その妻)、菊川郁子(娘・雪子)、田中筆子(宿の小母さん)、浅野洋太郎(三平)、浅野桂次郎(仙吉)、中村メイ子(キヨ子)、三津田健(宮田)、川田晶子(その妻)、飯塚小三郎(息子)、永井柳太郎(衛生委員)、小森敏(お巡りさん)、小島洋々(校長)、鉄一郎(若い先生)、坂本猿冠者(桃畑の女の老父)、山形凡平、二葉かほる、江崎勇、岬洋二、原田耕一郎、加藤欣子
1940.07.31 日本劇場、10巻 2,416m 88分 35mm・白黒
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by sentence2307 | 2005-12-29 11:28 | 映画 | Comments(1055)

Oscar Score 

【Oscar Score】               December 24, 2005

★Best Picture 作品賞
1.ブロークバック・マウンテン  55.5
2.グッドナイト&グッドラック  29.0
3.クラッシュ  25.5
4.ヒストリー・オブ・バイオレンス  24.0
5.カポーティ  21.0
6.ウォーク・ザ・ライン 君につづく道  18.5
7.ミュンヘン  16.5
8.The Constant Gardener  16.0
8.キング・コング  16.0
10.The Squid and the Whale  14.0

★Best Director 監督賞
1.アン・リー(ブロークバック・マウンテン)  49.0
2.ジョージ・クルーニー(グッドナイト&グッドラック)  17.5
3.スティーヴン・スピルバーグ(ミュンヘン)15.0
4.デヴィッド・クローネンバーグ(ヒストリー・オブ・バイオレンス  )10.0
4.ピーター・ジャクソン(キング・コング)  10.0
6.フェルナンド・メイレレス(The Constant Gardener)  9.0
7.ポール・ハギス(クラッシュ)  7.5
8.ベネット・ミラー(カポーティ)  6.0
9.ウッディ・アレン(Match Point)  5.5
9.ロン・ハワード(シンデレラマン)  5.5

★Best Actor 主演男優賞
1.フィリップ・シーモア・ホフマン(カポーティ)  52.5
2.ヒース・レジャー(ブロークバック・マウンテン)  36.5
3.テレンス・ハワード(Hustle & Flow)  22.0
4.デヴィッド・ストラザーン(グッドナイト&グッドラック)  14.5
5.ホアキン・フェニックス(ウォーク・ザ・ライン 君につづく道)  13.5
6.ラッセル・クロウ(シンデレラマン)  9.0
7.ジェフ・ダニエルス(The Squid and the Whale)  7.0
8.キリアン・マーフィ(Breakfast on Pluto)  6.0
9.ジョニー・デップ(チャーリーとチョコレート工場)  5.5
10.

★Best Actress 主演女優賞
1.リース・ウィザースプーン(ウォーク・ザ・ライン 君につづく道)  37.0
2.フェリシティ・ハフマン(Transamerica)  32.0
3.キーラ・ナイトレイ(プライドと偏見)  17.5
4.シャーリズ・セロン(スタンドアップ)  13.5
5.ジュディ・デンチ(Mrs. Henderson Presents)  13.0
6.ジョアン・アレン(The Upside of Anger)  10.0
7.チャン・ツィイー(SAYURI)  6.0
8.ロザリオ・ドーソン(レント)  5.5
9.グウィネス・パルトロウ(プルーフ・オブ・マイ・ライフ)  4.5
9.サラ・ジェシカ・パーカー(The Family Stone)  4.5

★Best Supporting Actor 助演男優賞
1. ポール・ジャマッティ(シンデレラマン)  24.5
2. マット・ディロン(クラッシュ)  18.5
3. ジェイク・ギレンホール(ブロークバック・マウンテン)  14.0
4. ジョージ・クルーニー(シリアナ)  10.0
5. ケヴィン・コスナー(The Upside of Anger)  9.0
6. ウィリアム・ハート(ヒストリー・オブ・バイオレンス)  8.5
7. テレンス・ハワード(クラッシュ)  5.5
7. ダニー・ヒューストン(The Constant Gardener)  5.5
7. ヴァル・キルマー(Kiss Kiss, Bang Bang)  5.5
10.

★Best Supporting Actress 助演女優賞
1.エイミー・アダムス(Junebug)  26.0
2.キャサリン・キーナー(カポーティ)  20.0
3.マリア・ベロ(ヒストリー・オブ・バイオレンス)  19.0
4.レイチェル・ワイズ(The Constant Gardener)  16.5
4.ミシェル・ウィリアムス(ブロークバック・マウンテン)  16.5
6.ローラ・リニー(The Squid and the Whale)  14.0
6.フランシス・マクドーマンド(スタンドアップ)  14.0
8.コン・リー(SAYURI)  7.5
9.シャーリー・マクレーン(イン・ハー・シューズ)  6.0
10.スカーレット・ヨハンソン(Match Point)  4.5
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by sentence2307 | 2005-12-25 09:52 | 映画 | Comments(1)
作品賞:『ブロークバック・マウンテン』
監督賞:アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン『カポーティ』
主演女優賞:リース・ウィザースプーン『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
助演男優賞:ポール・ジアマッティ『シンデレラマン』
助演女優賞:エイミー・アダムス『Junebug』
脚本賞:『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞:『カンフーハッスル』(中国)
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by sentence2307 | 2005-12-25 09:49 | 映画 | Comments(1)
★ヴィレッジ・ヴォイス映画批評家協会賞
作品賞・ヒストリー・オブ・バイオレンス(デヴィッド・クローネンバーグ監督)
監督賞・デヴィッド・クローネンバーグ(ヒストリー・オブ・バイオレンス)
主演俳優賞・ヒース・レジャー(ブロークバック・マウンテン)
助演俳優賞・マリア・ベロ(ヒストリー・オブ・バイオレンス)
第一回作品賞・Me and You and Everyone We Know(ミランダ・ジュライ監督)
脚本賞・The Squid and the Whale
撮影賞・2046
ドキュメンタリー映画賞・Grizzly Man
未配給映画賞・Three Times

作品賞トップ10
1. ヒストリー・オブ・バイオレンス(デヴィッド・クローネンバーグ監督)
2. 2046(ウォン・カーウァイ監督)
3. Kings and Queen(アルノー・デプレシャン監督)
4. Grizzly Man(ヴェルナー・ヘルツォーク監督)
5. 世界(ジャ・ジャンクー監督)
6. トロピカル・マラディ(アピチャッポン・ウィーラセタクン監督)
7. The Squid and the Whale(ノア・ボーンバッハ監督)
8. Hidden(ミヒャエル・ハネケ監督)
9. The Holy Girl(ルクレシア・マーテル監督)
10. ラストデイズ(ガス・ヴァン・サント監督)

監督賞トップ10
1. デヴィッド・クローネンバーグ、
2. ウォン・カーウァイ、
3. ジャ・ジャンクー、
4. ミヒャエル・ハネケ、アルノー・デプレシャン、アピチャッポン・ウィーラセタクン、
7. ルクレシア・マーテル、
8. ホウ・シャオシェン、ファティ・アキン、クレール・ドゥニ、パヴェル・パウリコフスキ、グレッグ・アラキ、テレンス・マリック

主演俳優賞トップ10
1. ヒース・レジャー、
2. フィリップ・シーモア・ホフマン、
3. ジェフ・ダニエルス、
4. エマニュエル・ドゥヴォス、
5. マチュー・アマルリック、
6. ジョセフ・ゴードン=レヴィット、
7. ヴィゴ・モーテンセン、
8. ダミアン・ルイス、
9. テレンス・ハワード、
10. デヴィッド・ストラザーン

助演俳優賞トップ10
1. マリア・ベロ、
2. チャン・ツィイー、
3. エイミー・アダムス、
4. キャサリン・キーナー、
5. ウィリアム・ハート、
6. ミシェル・ウィリアムス、
7. ローラ・リニー、
8. エド・ハリス、
9. オーウェン・クライン、
10. フランク・ランジェラ
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by sentence2307 | 2005-12-24 23:53 | 映画 | Comments(1)
★アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞
作品賞トップ10

1.クラッシュ(ポール・ハギス監督)
2.The Constant Gardener(フェルナンド・メイレレス監督)
3.グッドナイト&グッドラック(ジョージ・クルーニー監督)
4.ブロークバック・マウンテン(アン・リー監督)
5.シリアナ(スティーヴン・ギャガン監督)
6.ウォーク・ザ・ライン 君につづく道(ジェームズ・マンゴールド監督)
7.Hustle & Flow(クレイグ・ブリューワー監督)
8.カポーティ(ベネット・ミラー監督)
9.バットマン ビギンズ(クリストファー・ノーラン監督)
10.スタンドアップ(ニキ・カーロ監督)


★ユタ映画批評家協会賞
作品賞:『ブロークバック・マウンテン』
監督賞:アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン『カポーティ』
主演女優賞:リース・ウィザースプーン『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
助演男優賞:アンディ・サーキス『キング・コング』
助演女優賞:レイチェル・ワイズ『The Constant Gardener』
脚本賞:『Kiss Kiss, Bang Bang』
    『Me and You and Everyone We Know』
外国語映画賞:『カンフーハッスル』(中国)
ドキュメンタリー映画賞『Murderball』

ユタ映画批評家協会賞受賞者の過去3年のオスカーノミネーションと受賞のデータ(率)
作品賞受賞作(ブロークバック・マウンテン)のオスカー候補率66%、受賞率50%
監督賞受賞監督(アン・リー)のオスカー候補率33%、受賞率100%
主演男優賞受賞男優(フィリップ・シーモア・ホフマン)のオスカー候補率100%、受賞率0%
主演女優賞受賞女優(リース・ウィザースプーン)のオスカー候補率100%、受賞率33%
助演男優賞受賞男優(アンディ・サーキス)のオスカー候補率66%、受賞率0%
助演女優賞受賞女優(レイチェル・ワイズ)のオスカー候補率100%、受賞率0%
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by sentence2307 | 2005-12-24 10:43 | 映画 | Comments(127)
★フェニックス映画批評家協会賞
作品賞:『シンデレラマン』
監督賞:ジョージ・クルーニー『グッドナイト&グッドラック』
主演男優賞:ヒース・レジャー『ブロークバック・マウンテン』
主演女優賞:フェリシティ・ハフマン『Transamerica』
助演男優賞:ジェイク・ギレンホール『ブロークバック・マウンテン』
助演女優賞:ミシェル・ウィリアムズ『ブロークバック・マウンテン』
脚本賞:『クラッシュ』
脚色賞:『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞:『カンフーハッスル』(中国)

フェニックス映画批評家協会賞のオスカー候補・受賞獲得率の過去データ
作品賞受賞作(シンデレラマン)のオスカー候補率80%、受賞率25%
監督賞受賞監督(ジョージ・クルーニー)のオスカー候補率80%、受賞率50%
主演男優賞受賞男優(ヒース・レジャー)のオスカー候補率80%、受賞率25%
主演女優賞受賞女優(フェリシティ・ハフマン)のオスカー候補率100%、受賞率40%
助演男優賞受賞男優(ジェイク・ギレンホール)のオスカー候補率100%、受賞率0%
助演女優賞受賞女優(ミシェル・ウィリアムス)のオスカー候補率100%、受賞率40%



★トロント映画批評家協会賞
作品賞:『A History of Violence』
監督賞:デヴィッド・クローネンバーグ『A History of Violence』
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン『Capote』
主演女優賞:ローラ・リニー『The Squid and the Whale』
助演男優賞:ポール・ジアマッティ『シンデレラマン』
助演女優賞:キャサリン・キーナー『Capote』
脚本賞:『The Squid and the Whale』
外国語映画賞:『世界』(中国)

トロント映画批評家協会賞のオスカー候補・受賞獲得率の過去データ
作品賞受賞作(A History of Violence)のオスカー候補率50%、受賞率0%
監督賞受賞監督(デヴィッド・クローネンバーグ)のオスカー候補率62%、受賞率60%
主演男優賞受賞男優(フィリップ・シーモア・ホフマン)のオスカー候補率75%、受賞率33%
主演女優賞受賞女優(ローラ・リニー)のオスカー候補率75%、受賞率16%
助演男優賞受賞男優(ポール・ジャマッティ)のオスカー候補率60%、受賞率33%
助演女優賞受賞女優(キャサリン・キーナー)のオスカー候補率…20%、受賞率0%
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by sentence2307 | 2005-12-22 00:17 | 映画 | Comments(2)
アメリカ各州の映画批評家協会賞が、出揃い始めました。アカデミー賞受賞予想の重要なデータだと思います。

★サテライト賞発表
作品賞(ドラマ部門):『ブロークバック・マウンテン』
作品賞(ミュージカル/コメディ部門):『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
監督賞:アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
主演男優賞(ドラマ部門):フィリップ・シーモア・ホフマン『Capote』
主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門):テレンス・ハワード『Hustle & Flow』
主演女優賞(ドラマ部門):フェリシティ・ハフマン『Transamerica』
主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門):リース・ウィザースプーン『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
助演男優賞(ドラマ部門):ダニー・ヒューストン『The Constant Gardener』
助演男優賞(ミュージカル/コメディ部門):ヴァル・キルマー『Kiss Kiss, Bang Bang』
助演女優賞(ドラマ部門):ローラ・リニー『The Squid and the Whale』
助演女優賞(ミュージカル/コメディ部門):ロザリオ・ドーソン『レント』
脚本賞:『グッドナイト&グッドラック』
脚色賞:『SAYURI』
外国語映画賞:『Mother of Mine』(フィンランド)

★サウスイースタン映画批評家協会賞
作品賞:『ブロークバック・マウンテン』
監督賞:アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン『Capote』
主演女優賞:フェリシティ・ハフマン『Transamerica』
助演男優賞:ポール・ジアマッティ『シンデレラマン』
助演女優賞:エイミー・アダムス『Junebug』
脚本賞:『クラッシュ』
脚色賞:『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞:『Hidden』(フランス)

サウスイースタン映画批評家協会賞のオスカー候補・受賞獲得率の過去データ
作品賞受賞作(ブロークバック・マウンテン)のオスカー候補率80%、受賞率25%
監督賞受賞監督(アン・リー)のオスカー候補率80%、受賞率62%
主演男優賞受賞男優(フィリップ・シーモア・ホフマン)のオスカー候補率80%、受賞率37%
主演女優賞受賞女優(フェリシティ・ハフマン)のオスカー候補率100%、受賞率30%
助演男優賞受賞男優(ポール・ジャマッティ)のオスカー候補率100%、受賞率40%
助演女優賞受賞女優(エイミー・アダムス)のオスカー候補率90%、受賞率44%


★ダラス・フォートワース映画批評家協会賞
作品賞:『ブロークバック・マウンテン』
監督賞:アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン『Capote』
主演女優賞:フェリシティ・ハフマン『Transamerica』
助演男優賞:マット・ディロン『クラッシュ』
助演女優賞:キャサリン・キーナー『Capote』
脚本賞:『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞:『Paradise Now』(パレスチナ)

ダラス-フォートワース映画批評家協会賞のオスカー候補・受賞獲得率の過去データ
作品賞受賞作(ブロークバック・マウンテン)のオスカー候補率88%、受賞率87%
監督賞受賞監督(アン・リー)のオスカー候補率88%、受賞率75%
主演男優賞受賞男優(フィリップ・シーモア・ホフマン)のオスカー候補率77%、受賞率57%
主演女優賞受賞女優(フェリシティ・ハフマン)のオスカー候補率100%、受賞率44%
助演男優賞受賞男優(マット・ディロン)のオスカー候補率100%、受賞率22%
助演女優賞受賞女優(キャサリン・キーナー)のオスカー候補率66%、受賞率33%

3位以下
監督賞…3.ベネット・ミラー、4.ピーター・ジャクソン、5.ポール・ハギス
主演男優賞…3.デヴィッド・ストラザーン、4.ホアキン・フェニックス、5.ラッセル・クロウ
主演女優賞…3.リース・ウィザースプーン、4.ジョアン・アレン、5.シャーリズ・セロン
助演男優賞…3.ジェイク・ギレンホール、4.ジョージ・クルーニー、5.ジェシー・アイゼンバーグ
助演女優賞…3.レイチェル・ワイズ、4.スカーレット・ヨハンソン、5.エイミー・アダムス


★サンディエゴ映画批評家協会賞
作品賞:『キング・コング』
監督賞:ベネット・ミラー『Capote』
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン『Capote』
主演女優賞:ジョアン・アレン『The Upside of Anger』
助演男優賞:ジェフリー・ライト『Broken Flowers』
助演女優賞:レイチェル・ワイズ『The Constant Gardener』
脚本賞:『Kiss Kiss, Bang Bang』
脚色賞:『Capote』
外国語映画賞:『イノセント・ボイス 12歳の戦場』(メキシコ)

サンディエゴ映画批評家協会賞のオスカー候補・受賞獲得率の過去データ
作品賞受賞作(キング・コング)のオスカー候補率33%、受賞率33%
監督賞受賞監督(ベネット・ミラー)のオスカー候補率55%、受賞率60%
主演男優賞受賞男優(フィリップ・シーモア・ホフマン)のオスカー候補率55%、受賞率60%
主演女優賞受賞女優(ジョアン・アレン)のオスカー候補率66%、受賞率33%
助演男優賞受賞男優(ジェフリー・ライト)のオスカー候補率66%、受賞率33%
助演女優賞受賞女優(レイチェル・ワイズ)のオスカー候補率55%、受賞率20%


★ラスベガス映画批評家協会賞
作品賞:『ブロークバック・マウンテン』
監督賞:アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
主演男優賞:ヒース・レジャー『ブロークバック・マウンテン』
主演女優賞:リース・ウィザースプーン『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
助演男優賞:マット・ディロン『クラッシュ』
助演女優賞:フランシス・マクドーマンド『スタンドアップ』
脚本賞:『クラッシュ』
外国語映画賞:『カンフーハッスル』(中国)

ラスヴェガス映画批評家協会賞のオスカー候補・受賞獲得率の過去データ
作品賞受賞作(ブロークバック・マウンテン)のオスカー候補率75%、受賞率60%
監督賞受賞監督(アン・リー)のオスカー候補率87%、受賞率57%
主演男優賞受賞男優(ヒース・レジャー)のオスカー候補率87%、受賞率57%
主演女優賞受賞女優(リース・ウィザースプーン)のオスカー候補率87%、受賞率57%
助演男優賞受賞男優(マット・ディロン)のオスカー候補率62%、受賞率20%
助演女優賞受賞女優(フランシス・マクドーマンド)のオスカー候補率62%、受賞率20%
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by sentence2307 | 2005-12-20 23:34 | 映画 | Comments(1)

ゴッド・ファーザー

幾つかのお得意さん廻りを午前中でいっきに済まして、午後は、滞っている書類を片付けてしまおうなどと自分なりに計画をたてて、マイペースでせっせと仕事に没頭していると、同じ会社内にいながら、ずっと顔を合わせないままでいるなんて人が結構います。

そんな時たまたまトイレなんかで隣り合わせになって、「やあ、お久しぶり。どうしてる?」なんて挨拶を交すのですが、実は同じフロアーのごく近くの背中合わせみたいな場所で仕事をしていながら、忙しさにかまけて互いの存在に気が付かないだけなんてことが結構あるみたいで、最近は「やあ、お久しぶり。どうしてる?」という言葉を少し気をつけて使うようにしています。

相手はしっかりピンピンしているのに、自分がその存在に気が付かなかっただけのことで、それをいかにも堂々と訝しげに「元気にしてる?」なんて聞くのは、考えてみれば自己中もいいとこで、これってかなり失礼な言い方=行為なのではないか、なかには「長い間、顔を見かけなかったけど、病気でもしてたの?」みたいに捉える人がいたら、相手の存在を無視したような不快な思いを与えてしまうのではないかと気が付いたからでした。

そんなふうに思っていた矢先、秋の終わりの頃、同期でいまは違う課に配属されている渡辺さん(仮名です)と昼休みにトイレで隣り合わせになって、その「お久しぶり」を言ってしまい、冷や汗をかきました。

でも、渡辺さんは、本当に1週間、ギックリ腰で欠勤していたのだそうです。

なるほど、よく見れば、かばうように少し腰をかがめ気味にして慎重に歩いています。

「少しは良くなりました。この姿勢でいると幾らか楽で、どうにか歩けるんですよ」などと言いながら。

朝の電車では実に大変だったそうです、ほかの乗客はみんな寒そうに青い顔をして震えているのに、自分ひとりだけ腰の激痛のために冷や汗がとまらない「汗だく」状態で、ワイシャツの襟なんかぐっしょりと濡れてしまって、周りの人は気味悪気に少し身を避けるようにして、恐る恐る自分の方を目の端で窺っている感じだったそうです。

腰痛なので坐らせて欲しいと言えばよかったのですが、言い出せないまま立ちっぱなしで会社まで激痛に堪えてきたそうです。

格好は悪くとも腰を「へっぴり腰」風に突き出しているととても楽なので、ずっとその姿勢で吊り革にぶら下がってきたということです、まあなんですな、これで足がエックス脚になっているかいないかが、腰痛とゲリピーの「見極めどころ」なんでしょうな、なんて軽口がきけるくらいですから、まあ深刻な状態はどうにか脱しているのでしょうね。

「どうです、お茶でも・・・」ということで、昼休みにそのギックリ腰のいきさつを聞くことになりました。

渡辺さんのところは、奥さんと小学生の男の子(4年生くらいです)の三人家族というとてもシンプルな家庭です。

一人息子ということもあって渡辺さんは、とてもその息子さんを大切に育てていることが傍目にもよく分かります。

「子供が父親を必要としている限り、子供の手助けをしてあげるけど、必要とされなくなったら潔く静かに身を引く」なんて、滝の白糸みたいなことを日常会話の中で平気で言うほどの子煩悩ですので、近い将来、いずれ子離れをしなくてはいけないパパさんの方が、むしろ気掛かりですが、とにかく、奥さんもとても大事にしている理想的なお父さんです。

季節は、ちょうど少し冷え始めるようになった秋の終わりのことでした。

朝、奥さんと息子さんの言い争っている声で渡辺さんは目が覚めました。

親子喧嘩などいまだかつてしたことのないという穏やかな家族、のはずです。

「どうしたの」と訊くと、奥さんが「夜、この子が私の布団を無断で剥いでいった。あやうく風邪をひくところだったじゃないの」と怒っています。

息子「だってとっても寒かったんだもの」、

奥さん「寒かったからって、あんたね、ひとの布団を黙って持っていくなんて法はないでしょう、ひどいじゃないのよ」

だんだん話が見えてきました、この家には、必要な枚数の布団が家族に行き渡っていないらしいのです。

「買ってくればいいだろ」

「だって忙しくて行く暇ない」

「じゃあ、オレが会社帰りに、近くのスーパーに寄って頼んでくる」ということになりました。

渡辺さんは会社帰りの夕方、某スーパーの寝具売り場に布団を買いにいきました。

とにかく掛け布団が1枚ありさえすればいいのです。

ところが売り場に行って驚きました。

セールでもないのに、予定していた予算をはるかに下回る安さなのです。

布団てこんなに安いのか、と驚いたというのです。

それほど上等な物でなければ、用意してきた予算内で「掛け敷き布団」がセットで買えてしまいます。

これなら買わない手はない、と渡辺さんは嬉しくなってきました。

店員さんを呼んで、配送してもらうための住所を注文書に書き込みながら、不図、そこに記されている「配送料」が意外に高額なのに気が付きました。

この配送料を加えたらこの布団を安く買う意味がなくなる、と思ってしまうほどの額なので、住所を書く渡辺さんの手が一瞬止まりました。

「自分で持って帰れば、配送料は払わずに済む」という考えが頭の中を瞬時に満たしました。

性分もあるのでしょうが、そう考えてしまった以上、そうするしかありません。収まるべくして収まる処に収まった当然の思考経路だったと思います。

「持ち帰ります」

「お車でございますか」

「ええ、まあ」などと受け答えながら、手で持てるように店員さんに取っ手をつけてもらった大仰な等身大の包装を抱え持ってみて、これが意外に重いのにちょっと不吉な予感を感じながらも、普通に歩けば10分足らずの道を歩き始めました。

思えば、そこからすぐに引返して店員さんに改めて配送を頼めば、あの大変なギックリ腰などにならずに済んだのですが、あの場面で引き返す決断をすることは、素人にはなかなか難しいのは、僕にも実感としてよく分かります。

ナビのない頃、旅行先などで車を運転していて道に迷ったことに気がつきながらも、戻るに戻れず、ずんずん走ってしまって傷を大きくしてしまうことは、結構普通の心理なのだと聞いたことがあります。

足の甲に乗せるようにして、散々な思いで家まで重たい布団を運んだ渡辺さんは、結局そのために腰をやってしまい、それから1週間、自分の買ってきたその布団で寝込んでしまったそうです。

同情しながらも、失礼とは知りながら、つい笑ってしまいました。

1枚の予算で2枚買えてしまう誘惑にあがらえないまま、渡辺さんは不必要な「もう1枚」を選び、その不必要な1枚分の利益を守るために配送料を拒否せざるを得なくなり、もしそれが掛け布団だけだったなら持ち帰ることが十分できたはずの重さだったのに、格段に重さが違う敷き布団をも持ち帰ったために渡辺さんは、ギックリ腰になってしまいました。

でも、どうしてこの話のタイトルが「ゴッド・ファーザー」なのか、直感で名づけたとはいえ、その理由が自分でもよく分からないのです。

しかし、家族を守るために銃弾に倒れ死んでいくマーロン・ブランドのあの感じが、今回の渡辺さんに似ているとは我ながらどうしても思えません。

自分が買ってきた布団のためにギックリ腰になってしまい、その布団にへたり込む因果応報というか、情けない感じは、マーロン・ブランドのイメージからははるかに隔たったものですし、正直言って。

むしろ、欲に目の眩んだ因果応報話の「花咲かじいさん」とか「舌切り雀」の方がふさわしいような気がしないでもありませんが、それではあまりにも渡辺さんが可哀相すぎます。

僕としては、この話を根底で支えている家族を思う渡辺さんの誠実さに着目して、ここはまず名優マーロン・ブランドの雄々しい最後のイメージが相応しいはずと勝手に考え、「ゴッド・ファーザー」というタイトルを選択した次第であります。
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by sentence2307 | 2005-12-17 18:44 | 映画 | Comments(1)
今年でまだ11回目と歴史の浅いブロードキャスト映画批評家協会賞ですが、アメリカとカナダ合わせて180以上ある批評家協会の中でも最大規模を誇るこの協会賞は、例えば、よくある少人数の批評家賞のように一部の好事家の嗜好が強く反映されるような特異な選出は起こりにくいといわれ、つまり投票母体の大きなアカデミー賞と似たような傾向を持っているというところから、アカデミー賞との直結度は極めて高いとされています。

一昨年、そして昨年と同賞の作品賞ノミネート10作品の中からアカデミー賞作品賞候補全5作品が選出されているところからも、この賞の信頼度の高さはまさに実証済みで、アカデミー賞を占う前哨戦として最重要となる批評家賞であることは間違いありません。

ですので、逆にこの賞の選から漏れるということは、そのままオスカー獲得戦線においても、かなりの苦戦を強いられるということになりそうです。

作品賞では、やはり、下馬評どおり「ブロークバック・マウンテン」を筆頭に、有力視される「ミュンヘン」など10本は順当な感じを受けますが、賛否の割れた「SAYURI」とか、公開のタイミングで躓いて若干注目度の下がったかにみえた「シンデレラマン」がしっかり好位置につけているのが意外な感じを受けるとともに、テレンス・マリックの「The New World」や、「シリアナ」、「プライドと偏見」あたりが厳しい評価を受けて10傑に残れなかったというのは、なんとも残念な感じがします。


【ブロードキャスト映画批評家協会賞】 Broadcast Film Critics Association : Award

★作品賞
ブロークバック・マウンテン (フォーカス・フィーチャーズ)
Capote (ソニー・クラシックス)
クラッシュ(ライオンズゲート)
グッドナイト&グッドラック (ワーナー・インディペンデント)
キング・コング (ユニバーサル)
ミュンヘン (ユニバーサル/ドリームワークス)
シンデレラマン (ユニバーサル)
The Constant Gardener (フォーカス・フィーチャーズ)
SAYURI (ソニー)
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 (20世紀FOX)

★監督賞
アン・リー(ブロークバック・マウンテン)
ジョージ・クルーニー(グッドナイト&グッドラック)
ポール・ハギス (クラッシュ)
ロン・ハワード (シンデレラマン)
ピーター・ジャクソン (キング・コング)
スティーブン・スピルバーグ (ミュンヘン)

★主演男優賞
ラッセル・クロウ (シンデレラマン)
フィリップ・シーモア・ホフマン (Capote)
デビッド・ストラザーン (グッドナイト&グッドラック)
ヒース・レジャー (ブロークバック・マウンテン)
テレンス・ハワード (Hustle & Flow)
ホアキン・フェニックス (ウォーク・ザ・ライン/君につづく道)

★主演女優賞
シャーリズ・セロン (スタンドアップ)
フェリシティ・ハフマン (Transamerica)
ジュディ・デンチ (Mrs. Henderson Presents)
ジョアン・アレン (The Upside of Anger)
リース・ウィザースプーン (ウォーク・ザ・ライン/君につづく道)
キーラ・ナイトレイ (プライドと偏見)

★助演男優賞
ジョージ・クルーニー (シリアナ)
ケビン・コスナー (The Upside of Anger)
マット・ディロン (クラッシュ)
ポール・ジアマッティ (シンデレラマン)
ジェイク・ギレンホール (ブロークバック・マウンテン)
テレンス・ハワード (クラッシュ)

★助演女優賞
エイミー・アダムス (Junebug)
マリア・ベロ (A History of Violence)
キャサリン・キーナー (Capote)
フランシス・マクドーマンド (スタンドアップ)
レイチェル・ワイズ (The Constant Gardener)
ミシェル・ウィリアムス (ブロークバック・マウンテン)

★脚本賞
ノア・ボーンバッハ (The Squid and the Whale)
ポール・ハギス、ボビー・モレスコ (クラッシュ)
ラリー・マクマーフィ、ダイアナ・オサナ (ブロークバック・マウンテン)
ダン・フッターマン (Capote)
ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ (グッドナイト&グッドラック)

★若手男優賞
ジェシー・アイゼンバーグ (The Squid and the Whale)
アレックス・エテル (ミリオンズ)
フレディ・ハイモア (チャーリーとチョコレート工場)
オーウェン・クライン (The Squid and the Whale)
ダニエル・ラドクリフ (ハリー・ポッターと炎のゴブレット)

★若手女優賞
フローラ・クロス (綴り字のシーズン)
ダコタ・ファニング (宇宙戦争)
ジョージー・ヘンリー (ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女)
コリアンカ・キルヒャー (The New World)
エマ・ワトソン (ハリー・ポッターと炎のゴブレット)

★アンサンブル演技賞
クラッシュ
グッドナイト&グッドラック
Rent
シリアナ
シン・シティ

★作曲賞
ジェームズ・ホーナー (The New World)
グスタボ・サンタオラーラ (ブロークバック・マウンテン)
ジョン・ウィリアムス (SAYURI)
ナンシー・ウィルソン (エリザベスタウン)

★主題歌賞
"A Love That Will Never..." by エミルー・ハリス (ブロークバック・マウンテン)
"Same in Any Language" by I Nine (エリザベスタウン)
"Hustle & Flow" by テレンス・ハワード (Hustle & Flow)
"Seasons of Love" by トレイシー・トムズ他 (Rent)
"Travelin' Thru" by ドリー・パートン (Transamerica)

★サウンドトラック賞
エリザベスタウン
SAYURI
The Producers
Rent
ウォーク・ザ・ライン/君につづく道

★ファミリー映画賞
チャーリーとチョコレート工場
ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女
Dreamer: Inspired by a True Story
ハリー・ポッターと炎のゴブレット

★コメディ映画賞
The 40-Year-Old Virgin
Kiss Kiss, Bang Bang
Mrs. Henderson Presents
The Producers
Wedding Crashers

★アニメーション映画賞
チキン・リトル
ハウルの動く城
マダガスカル
ティム・バートンのコープスブライド
ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!

★外国語映画賞
Hidden (オーストリア)
カンフーハッスル (中国)
オールドボーイ (韓国)
Paradise Now (パレスチナ)
2046 (香港)

★ドキュメンタリー賞
Enron: The Smartest Guys in the Room
Grizzly Man
ステップ!ステップ!ステップ!
皇帝ペンギン
Murderball



米映画評論家として著名な「シカゴ・サンタイムズ誌」のロジャー・エバートと「ローリング・ストーン誌」のピーター・トラヴァースが年間ベスト・テンを発表しています。

この時期、こういう有力なベスト10を発表するということは、作品賞の動向に微妙な影響を与えることを十分に意識しているのだろうなという感じを受けます。

★ロジャー・エバート
1. クラッシュ
2. シリアナ
3. ミュンヘン
4. Junebug
5. ブロークバック・マウンテン
6. Me and You and Everyone We Know
7. Nine Lives
8. キング・コング
9. 愛をつづる詩(うた)
10. ミリオンズ

★ピーター・トラヴァース
1. A History of Violence
2. ブロークバック・マウンテン
3. グッドナイト&グッドラック
4. ミュンヘン
5. Capote
6. The Squid & The Whale
7. The Constant Gardener
8. クラッシュ
9. キング・コング
9. The Wedding Crashers
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by sentence2307 | 2005-12-15 23:28 | 映画 | Comments(16)
いよいよ前哨戦第一に注目度の高いゴールデン・グローブ賞のノミネーションが発表されました。

やはり大方の予想通り「ブロークバック・マウンテン」が最多7部門ノミネートされてます。これだけで、だんとつのスタート・ダッシュという感じがします。

先日発表されたNY、LA両批評家協会賞や、ブロードキャスト批評家賞、ナショナル・ボード・オブ・レビューと合わせて、今年のオスカーの行方を占ってみるなんてのも楽しいですよね。

でも、ざっと見た感じスピルバーグの「ミュンヘン」がありません。監督賞にはノミネートされているのに、この辺がよく分かりません。

そういえば、「キング・コング」「シンデレラマン」とか前評判の高い「Capote」「クラッシュ」「シリアナ」「sayuri」なんてのも軒並み漏れちゃってますし。どうしちゃったんでしょうか。

その辺は、米映画協会(AFI)が発表した2005年の映画とテレビ番組の優秀作品に贈るAFI賞のトップ10と比較してみるのもいいかもしれません。

それを見ると、いまのところ一人勝ちの感じの「ブロークバック・マウンテン」をはじめ、「カポーティ」「クラッシュ」「The 40 Year-Old Virgin」「グッドナイト&グッドラック」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」「キング・コング」「ミュンヘン」「The Squid and the Whale」「シリアナ」というところの10作品です。

これは少し時間をかけて分析する必要があるみたいですよね。


【ゴールデン・グローブ賞ノミネーション】

★作品賞(ドラマ部門)
『ブロークバック・マウンテン』(フォーカス・フィーチャーズ)
『The Constant Gardener』(フォーカス・フィーチャーズ)
『グッドナイト&グッドラック』(ワーナー・インディペンデント)
『A History of Violence』(ニューライン)
『Match Point』(ドリームワークス)

★作品賞(ミュージカル・コメディ部門)
『Mrs. Henderson Presents』(ワインスタイン・カンパニー)
『プライドと偏見』(フォーカス・フィーチャーズ)
『The Producers』(ユニバーサル)
『The Squid and the Whale』(サミュエル・ゴールドウィン・フィルムスLLC)
『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』(20世紀FOX)

★監督賞
ウディ・アレン『Match Point』
ジョージ・クルーニー『グッドナイト&グッドラック』
ピーター・ジャクソン『キング・コング』
アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
フェルナンド・メイレレス『The Constant Gardener』
スティーヴン・スピルバーグ『ミュンヘン』

★主演男優賞(ドラマ部門)
ラッセル・クロウ『シンデレラマン』
フィリップ・シーモア・ホフマン『Capote』
テレンス・ハワード『Hustle & Flow』
ヒース・レジャー『ブロークバック・マウンテン』
デヴィッド・ストラザーン『グッドナイト&グッドラック』

★主演男優賞(ミュージカル/コメディ部門)
ピアース・ブロスナン『The Matador』
ジェフ・ダニエルズ『The Squid and the Whale』
ジョニー・デップ『チャーリーとチョコレート工場』
ネイサン・レイン『The Producers』
キリアン・マーフィ『Breakfast on Pluto』
ホアキン・フェニックス『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』

★主演女優賞(ドラマ部門)
マリア・ベロ『A History of Violence』
フェリシティ・ハフマン『Transamerica』
グウィネス・パルトロウ『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』
シャーリーズ・セロン『スタンドアップ』
チャン・ツィイー『SAYURI』

★主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)
ジュディ・デンチ『Mrs. Henderson Presents』
キーラ・ナイトレイ『プライドと偏見』
ローラ・リニー『The Squid and the Whale』
サラ・ジェシカ・パーカー『The Family Stone』
リース・ウィザースプーン『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』

★助演男優賞
ジョージ・クルーニー『シリアナ』
マット・ディロン『クラッシュ』
ウィル・フェレル『The Producers』
ポール・ジアマッティ『シンデレラマン』
ボブ・ホスキンス『Mrs. Henderson Presents』

★助演女優賞
スカーレット・ヨハンソン『Match Point』
シャーリー・マクレーン『イン・ハー・シューズ』
フランシス・マクドーマンド『スタンドアップ』
レイチェル・ワイズ『The Constant Gardener』
ミシェル・ウィリアムズ『ブロークバック・マウンテン』

★脚本賞
ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ『ブロークバック・マウンテン』
ポール・ハギス、ボビー・モレスコ『クラッシュ』
ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロフ『グッドナイト&グッドラック』
ウディ・アレン『Match Point』
トニー・クシュナー『ミュンヘン』

★作曲賞
グスターボ・サンタオラヤ (ブロークバック・マウンテン)
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ、エイミー・リー (ナルニア国物語)
ジェームズ・ニュートン・ハワード (キング・コング)
ジョン・ウィリアムズ (SAYURI)
アレクサンドル・デプラ (シリアナ)

★外国語映画賞
『カンフーハッスル』(中国)
『PROMISE/無極』(中国)
『Merry Christmas』(フランス)
『Paradise Now』(パレスチナ)
『Tsotsi』(南アフリカ)
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by sentence2307 | 2005-12-15 00:14 | 映画 | Comments(0)