世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


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<   2006年 09月 ( 18 )   > この月の画像一覧

橋本忍と野村芳太郎

橋本忍の「複眼の映像-私と黒澤明」の後半部分には、黒澤明を介して橋本忍が野村芳太郎監督と出会うイキサツが描かれています。

それは、この著作に一貫して流れている冷徹な調子からは考えにくいほど、この部分だけが妙に高ぶった調子で綴られていることもあって、この本を読む者にあるいは特別に強い印象を残す部分かも知れません。

黒澤監督に一度嫌われたら最後、もう二度と(大袈裟でなく、本当に一生涯)傍にも寄せ付けてもらえなかったと言われたくらい、人の好き嫌いが激しいうえに、それがそのまま態度に出てしまう、おそらく感情の振幅の激しさを自分で制御できなかったことと、周囲に誰一人黒澤明を心から気遣い、その頑なさを諌めることのできたマトモな人間がいなかったこととが、野村芳太郎に対する黒澤明の極端で不自然なくらいの「好意」に繋がっていて、そこには日本が誇るこの偉大な映画監督の晩年の孤独が反映しているような気が、ずっとしていました。

それらは、常軌を逸した巨匠を諌めることのできる目障りな硬骨漢を悉く遠ざけてしまったことや、周囲にはただ迎合するだけのイエスマンばかりが残されてしまったことと無関係ではなく、そのために黒澤明は日本国内での孤立を一層深め、「裸の王様」化していった過程で持ったに違いない人間に対する根深い不信と孤独があったことが、特定の人々への不自然な忌避と好意に表れたのだと思います。

それはちょうど「乱」に描かれているリア王の、自らの頑なさから発した疑心暗鬼によって孤立の泥沼に足を取られ、破滅の坂を転げ落ちる王の姿と不思議にシンクロしていて、推測ですが、そこには黒澤明が遂に生涯の最後まで言葉にすることのできなかった旧友たち・菊島や小國や橋本らへの悔恨の思いが込められていたからではないかという気がしてなりません。

しかし、黒澤明のそのように助長されていった懐疑心が、単なる人間嫌いから起因したものでなかったことは、その片方で、極端なくらい(手放しで、といった方が、その奇妙なニュアンスの落差をお伝えできるかもしれませんが)気に入られ・好かれた人がいたことでも分かります。

そのひとりが野村芳太郎監督でした。

反面、もう一人の助監督・森谷司郎への対応がごく冷ややかだったことを思えば、黒澤監督の特異な二面性が理解できるかもしれませんが。

さて、松竹大船で「醜聞(スキャンダル)」と「白痴」の2本を撮ったときに助監督についた野村監督ですが、「白痴」をめぐり黒澤監督が、作品の短縮を求めた城戸社長に「切るんだったら、縦に切れ」という例の紛争の只中にあって、松竹に対してベタの悪印象を持ったに違いない黒澤監督をして「日本一の助監督」といわしめたほどの才人・野村芳太郎です。

黒澤監督を介して知己を得た機縁で、野村芳太郎は橋本プロでやがて「砂の器」を撮ることになるのですが(この名作「砂の器」を撮らなければ、野村芳太郎は、さっさと監督業を辞め松竹本社の製作本部長から社長への道も用意されていたと城戸社長から言われた嫌味のエピソードなどもこの本には紹介されています。)、そのように深められていった交際のなかで、橋本忍は心を許した野村芳太郎に気楽に問い掛けています。

「黒澤さんにとって、橋本忍って一体なんだったんでしょうね?」と。

黒澤監督に特別に目を掛けられていた野村芳太郎に発せられた言葉だからこそ、この問いに重みがあるのですが、野村芳太郎は、こんなふうに答えています。

「黒澤さんにとって、橋本忍は会ってはいけない男だったんですよ。」

えっ、という不意を突かれた戸惑いのなかで、橋本忍は野村芳太郎の次の言葉を待っています。

「そんな男に会い、『羅生門』なんていう映画を撮り、外国でそれが戦後初めての賞などを取ったりしたから・・・映画にとって無縁な、思想とか哲学、社会性まで作品に持ち込むことになり、どれもこれも妙に構え、重い、しんどいものになってしまったんですよ。」

橋本忍は、野村の予期していなかったあまりの率直な言葉に目の前が真っ暗になるほど狼狽し、ムッとして一瞬返す言葉を失います。

自分から発した言葉も不用意だったにしろ、それにしてもあまりに一方的な野村の強弁に、つい前後を見失うほど動揺し、感情的な高ぶりを抑制できないまま聞き返します。

「それじゃあ野村さん、黒澤作品から『羅生門』、『生きる』、『七人の侍』を抜いたらどうなるんだ?」

「それらは、ない方がよかったんですよ。」

なにっ!? 橋本は不意を食らって混乱の極に達します。

「それらがなくとも、黒澤さんはやっぱり、世界の黒澤になったと思う。現在のような虚名のクロサワではなく、もっとリアルで現実的な巨匠の黒澤明になっていたと思う。」

《野村さんが伏せ眼で私を見た。
眼鏡越しの上目がキラッと光り、少し冷酷で辛辣な意地の悪い顔になっている。
私は戦慄した。》
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by sentence2307 | 2006-09-30 10:50 | 映画 | Comments(0)

橋本忍と黒澤明

この橋本忍の著作「複眼の映像-私と黒澤明」を通して読んだ全体的な印象は、戦後社会を疾駆した黒澤明が、些細な諍いから辛口の良きブレーンを次々に失い、ただ迎合するばかりの取り巻きに煽られて、結局進むべき途を見失い、追い詰められていく過程が、寒々しくも鮮烈に描かれています。

有り余る「天才」を無残に空回りさせ、朽ちさせ、孤立を深めていく晩年が、黒澤明との濃密な関わりを次第に失いながら同時代を生きなければならなかった橋本忍の、悲しくも客観の眼差しによって不遇な天才の生涯が痛々しいまでに書き込まれています。

それゆえに、「羅生門」から「生きる」を経て「七人の侍」に至る時間をともに過ごした苦闘の日々を描いた部分が、僕たちに一層輝かしいものに見せているのかもしれません。

「羅生門」の仕事が終わり、しばらく経ってから、橋本忍は次回作の打ち合わせのために黒澤邸に呼び出されます。

テーブルに向かい合って座った黒澤明は、藁半紙の真ん中に何やら文字を書き付け、それをくるっと回して橋本忍の前に突き出します。

そこには「あと、75日しか生きられない男」と書かれていました。

「いいね、次回作のテーマは、それだよ。そのテーマから絶対に外れないようにね。職業はなんだっていいんだ。」

黒澤のその言葉を、橋本は混ぜっ返します。

「でもヤクザは駄目ですね。『酔いどれ天使』があるから」

黒澤は苦笑します。

「そうだね、ヤクザはだめだね。ヤクザ以外ならなんでも・・・とにかく、その男の職業を決めること。あとは簡単なストーリー、簡単でいいよ。ペラ2枚か3枚くらいまでのね。」

黒澤さんは付け加える。ストーリーは話の大筋でいい。細かく書いてもシナリオでどうなるか分からず、苦労して描いても意味がない。それからテーマには、ストーリーがそのままのもの、またストーリーの大半を示したり、重要な部分を占めているものも多い。だからテーマとストーリーを分けず、テーマ及びストーリーとしてひとつにして考えてもいい。

「要は、テーマは理屈ではなく、形のわかるもの、はっきり形の見えるもの・・・これらは少ない言葉で言えるのが特徴で、言葉数が多くなるのは表現じゃなくて説明になる。だから、自分の作品は、テーマはどれも一口で言えるものを設定してきたし、これからもそれを続ける積もりだ。」

この黒澤明が明晰に語った言葉に衝撃を受けて橋本忍は静謐な気持ちでこんなふうに述懐しています。

なにかを宣言するような口調だった。だが、その内容は、伊丹さんが「無法松の一生」で示したテーマ設定の在り方を、そのまま踏襲するものだった。伊丹さんの教えを忠実に、最も的確に実証しているのが黒澤さんかもしれない。

この言葉の裏側には、かつて死の床にあった師・伊丹万作のアドバイスに逆らうかのように、あえて打ち消す言葉を吐かずにはいられなかった自分自身への若さの疚しさがバネとなって、橋本忍を一層黒澤明へ近付けていったことが分かるような気がします。
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by sentence2307 | 2006-09-28 21:16 | 映画 | Comments(114)

橋本忍と伊丹万作

橋本忍の「複眼の映像-私と黒澤明」を読んでいくと、まず最初に遭遇するのは、やはり師・伊丹万作からシナリオの書き方についてアドバイスを受けた興味深いエピソードです。

当時、オリジナル・シナリオの習作ばかり書いていた橋本忍に、深刻な病状に至り伏せっていた晩年の伊丹万作が、こんなふうに問いかけています。

「君は、オリジナル・シナリオばかり書いているが、原作物には興味がないのかね」と。

その問いに橋本忍は答えます。

「いえ、面白いものがあれば、原作物もやりたいと思っています。」

すると、伊丹万作は、更に、こう問いかけます。

「原作物に手をつける場合には、どんな心構えが必要と思うかね。」

この伊丹万作の問いに、橋本忍は瞬時に、戦前戦後を通じて映画脚本の最高傑作と目されている伊丹万作が書いた原作物「無法松の一生」にまつわる心労や経緯が詳らかに記されている著作「静臥雑記」の有名な一節を想起しています。

「テーマは難解にしてはいけない。完結した形の最も短いストーリーにまとめる必要がある。たとえば「無法松の一生」の場合なら、《ある人力車夫の未亡人に対する風変わりな恋愛映画》というような凝縮した、シンプルに完結した分かり易いものにする。」

伊丹万作のこうしたテーマ設定に関わるこのような提言が、以後、日本のシナリオ・ライターたちに、原作物を扱う場合において計り知れない重大な影響を与えたことを十分すぎるほど知っていた橋本忍は、しかし、あえてこんなふうに、はぐらかしています。

「牛が一頭いるんです。」

「牛・・・?」

「柵のしてある牧場みたいな所の中だから、逃げ出せないんです。」

伊丹さんは、妙な顔をして私を見ていた。

「私はこれを毎日見に行く。雨の日も、風の日も・・・あちこちと場所を変え、牛を見るんです。それで急所が分かると、柵を開けて中に入り、鈍器のようなもので一撃で殺してしまうんです。」

「・・・」

「もし、殺しそこねると牛が暴れだして手がつけられなくなる。一撃で殺さないといけないんです。そして鋭利な刃物で頚動脈を切り、流れ出す血をバケツで受け、それを持って帰り、仕事をするんです。原作の姿や形はどうでもいい、欲しいのは生血だけなんです。」

病臥している余命いくばくも無い師からシナリオを書く心構えを問われ、それに答える言葉としては、冷静に考えてみれば随分と異常な感じを受けてしまいます。

病臥している師の最良の仕事と、その真髄を記した著作を熟知していながら、あえてこのような突飛な例を引いた答え方をすることが如何に異常なことかは、その切迫した状況を考えれば十分に認識することが出来ると思います。

ここでは、死を間際にした師を安心・満足させるために、それらの主張に迎合するような形で褒め倒すような答え方も十分に在り得たという可能性もあるなかで、(決して病人にいい影響を与えるとは思えない仮定→)「一撃で牛を殴り殺す」という暴力的な仮定を設定して師の問いに答えたということは、橋本忍の「若さ」を通り越して、師に対する根深い悪意をも感じてしまいました。

描写は、なおも続きます。

伊丹さんは私から視線を外し、天井を見た。鋭い目だった。なにも言わなかった。天井の一点をじっと見つめたまま、息の詰まるような、長い沈黙が続いていたが、やがてそっと言う。

「君の言うとおりかも・・・いや、そうした思い切った方法が手っ取り早いし、成功率も意外に高いのかもしれない。ライターが原作物に手をつける場合にはね。・・・しかし、橋本君」

伊丹さんは視線を自分に向けた。その厳しい瞳には、微かだが柔和な慈愛に似たものも滲み広がり始めている。

「この世には殺したりせず、一緒に心中しなければいけない原作もあるんだよ。」

この会話を交わした40日後に師・伊丹万作は逝去します。享年47歳。

師の最後においても、このように対した血気盛んな若き橋本忍が、やがて「羅生門」のシナリオを介し、不思議な奇縁によって導かれるように黒澤明と出会うのは、あともう少しです。

なんか、「その時、歴史は動いた」みたいになってしまいましたが。
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by sentence2307 | 2006-09-28 00:13 | 映画 | Comments(1)

ジャニス・ジョプリン

スベン・ニクビストの逝去の記事が報じられた同じ日に、主演選びが難航して製作が延び延びになっていたジャニス・ジョプリンの伝記映画「The Gospel According to Janis」の主演が、やっと決定したという記事が掲載されていました。

「あの頃ペニー・レインと」でロック歌手の追っかけの少女を演じていたズーイー・デシャネルの起用が決定し、11月から撮影に入るという内容です。

まず最初に感じたことは、あの美形のズーイー・デシャネルが、本当にジャニス・ジョプリンを演じられるのかという懸念です。

このズーイー・デシャネルのほかに候補に挙がっていたのは、P!NK、リンジー・ローハン、スカーレット・ヨハンソン、ブリトニー・スピアーズという顔ぶれですが、もし体調が許しさえすれば、ブリトニー・スピアーズが演じても面白いと思っていたので、この報道はちょっとショックでした。

ジャニス・ジョプリンに対する僕のイメージは、「天才ロック・シンガー」であるよりもまず、「天性のいじめられっ子」という印象がどうしても拭えません。

手元に資料がなく、うろ覚えで書いてしまうので、もし誤りがあればご容赦いただきたいのですが、少し前、CSで見たジャニス・ジョプリンの伝記的ドキュメンタリー映画「ジャニス(JANIS A FILM)」(作られたのは1974年ですが、長い間お蔵入りしていたそうで、日本での公開は1990年でした)の中で、モンタレー・ポップ・フェスティヴアルで衝撃的な成功を収めたジャニスが、死の数週間前に、何を思ったかテキサスの母校の同窓会に出席するという場面がありました。

かつて、ジャニスは、テキサスという土地がもつ偏見に満ちた保守的なところが合わず、逃げるようにして飛び出した場所です。

西海岸においてロック歌手として偉大な「成功」をおさめたとはいえ、そんなものが、テキサスにおいては通用するわけがありません。

ケバイ衣装を身に着けて嬉々として故郷に帰ってきたジャニスに注がれた視線は、成り上がりの「道化者」を見下す意地の悪い眼差しと、密かに交わされる嘲笑でした。

そういう侮蔑的な眼差しを注がれれば注がれるほど、ジャニスは更にヒステリックに、まるで痛みつけられることを自ら求めるみたいに、悪意ある大衆の前で露悪的にはしゃぎ回ります。

しかし、これを性格破綻者の破滅的な行為と見るよりもむしろ、僕なら、ここは素直に、どのようなかたちであるにせよ、故郷に認知されたいという気持ちとともに、この土地では自分は決して認められないという絶望感とが、彼女のなかに同時的に存在していたために、ああいう自己破滅的な行動をとらざるを得なかったのだと思います。

たとえ、それが好意的な観衆のなかにあっても、あるいはそれほどには大差のない孤独感に囚われていたのではないか、その追い詰められた息苦しい閉塞感から一時的にしろ逃れるために、自己破壊的なドラッグ中毒へと溺れ込んでいったと考えています。

ジャニス・ジョップリン、ジミー・ヘンドリックス、ジム・モリソンたちの無残で壮絶な死が、しかし、僕たちに一種求道者の清々しいイメージを喚起させるのは、彼らがドラッグの力を借りて独自の音楽性を極限まできわめたことを僕たちが十分に理解しているからだろうと思います。

しかし、若くして偉大な才能を不慮の事故や事件で失うことの無念さは、確かにあるとしても、しかし、少なくとも、少しずつ年を重ね、老いやつれていく無残なヒーローの姿を目の当たりにしなければならないこと、たとえばポール・マッカートニーを見続けていく残酷さと苦痛に比べたら、正直なところなんかホッとするものが、あるにはあります。

深刻な薬物中毒による突然の死や、銃による惨殺で「彼らの老いる時間」が突然止まり、もう決して年老いることのない早逝のシンガーたちは、永遠に得た若さの眼差しで、いつまでも僕たちを見守っていてくれています。
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by sentence2307 | 2006-09-24 19:07 | 映画 | Comments(85)

スベン・ニクビスト逝く

名撮影監督スベン・ニクビストが9月20日、母国スウェーデンの医療施設で死去したそうです。

享年83歳、年齢も年齢ですが、あらためて死の報に接すると、やはりショックです。

死因は不明という発表ですが、認知症を患い(一説では失語症とも聞いていたのですが、認知症の一症状だったのかもしれませんね)ここ何年も治療を受けていたことは雑誌の記事で知っていました。

イングマール・ベルイマンに気に入られ、彼の片腕として、「仮面/ペルソナ」、「叫びとささやき」73、「ファニーとアレクサンデル」83などの撮影監督を務め、芸術的なライティングから「光の魔術師」という称号までをも欲しいままにしていました。

また、ベルイマンの信奉者であるウッディ・アレン監督の「私の中のもうひとりの私」(この作品は、ベルイマンに捧げられたアレンの信仰告白といってもいい作品だったと思います。)、「ウディ・アレンの重罪と軽罪」や「セレブリティ」などで仕事を共にして、ゴートン・ウィリスと並んでアレンの黄金期を支えてきたことを思えば、なんか感無量です。

その他、「存在の耐えられない軽さ」88、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」81、「めぐり逢えたら」93や「ギルバート・グレイプ」など多くの傑出した作品の撮影監督をつとめました。

「叫びとささやき」と「ファニーとアレクサンデル」によって、2度アカデミー賞撮影賞を受賞しています。
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by sentence2307 | 2006-09-24 00:25 | 映画 | Comments(0)
【セレブリティ】98
有名人の間で揺れ動く一組の元夫婦の人生模様をユーモラスに描き出した群像劇。監督・脚本は「地球は女で回ってる」のウディ・アレン。製作のジーン・ドゥーマニアン、製作総指揮のJ・E・ボーケーア、美術のサントロクアスト、編集のスーザン・E・モース、衣裳のスージー・ベルリンガーはアレン作品の常連。撮影は「ウディ・アレンの重罪と軽罪」などアレン作品は4作目となるスヴェン・ニクヴィスト。出演は「ヴァージン・フライト」のケネス・ブラナー、「地球は女で回ってる」のジュディ・デイヴィス、「エイリアン4」のウィノナ・ライダー、「パラサイト」のファムケ・ヤンセン、「アルビノ・アリゲーター」のジョー・マンテーニャ、「仮面の男」のレオナルド・ディカプリオ、「アナザー・デイ・イン・パラダイス」のメラニー・グリフィス、「マイティ・ジョー」のシャーリーズ・セロン、「パラサイト」のベベ・ニューワース、「GODZILLA ゴジラ」のハンク・アザリアとマイケル・ラーナーほか。

【愛に迷った時】95
夫の浮気というシビアな現実に、怒り、傷つき、悩みながらも、自分らしい行き方を模索し、新しい愛の形を追求するヒロインの姿を描いた女性映画。ユーモラスで味わい深い語り口の演出を見せた監督は「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレム。脚本は「テルマ&ルイーズ」のカーリー・クーリ、製作はアンシア・シルバートと「スモーク」のポーラ・ワインスタイン、エグゼクティヴ・プロデューサーは女優のゴールディ・ホーンと女性陣で固められている。撮影は「ギルバート・グレイプ」でも監督とコンビを組んだ名匠スヴェン・ニクヴィスト、音楽は「9か月」のハンス・ジマーとグラハム・プラスケット。美術は「フィッシャー・キング」のメル・ボーン、衣裳は「カラーパープル」のアギー・ゲイラード・ロジャースがそれぞれ担当。主演は「アイ・ラブ・トラブル」のジュリア・ロバーツ。共演は「ワイアット・アープ」のデニス・クエイド、「スカーレット・レター」のロバート・デュヴァル、「ナイト・オン・ザ・プラネット」のジーナ・ローランズ、「愛が微笑む時」のキーラ・セジウィックほか。

【きっと忘れない】94
名門大学のエリート大学生たちとユニークなホームレスの触れ合いを、涙と感動豊かに描いた青春映画。監督は「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」に続いて2作目の劇場用映画となるアレック・ケシシアン。脚本はウィリアム・マストロシモーネ、製作はポーラ・ワインスタインとエイミー・ロビンソン。エクゼクティヴ・プロデューサーは「レインマン」「バットマン(1989)」のコンビ、ジョン・ピータースとピーター・グーバー。撮影は一連のイングマール・ベルイマン作品や「めぐり逢えたら」などのベテラン、スヴェン・ニクヴィスト。音楽はパトリック・レナードで、大ヒットした主題歌は、マドンナの『アイル・リメンバー』。主演は「ホーム・アローン」2部作や「ブロンクス物語 愛に包まれた街」のジョー・ペシ。共演は「青春の輝き」「原始のマン」のブレンダン・フレイザー、「チャーリー」のモイラ・ケリー、「モブスターズ 青春の群像」のパトリック・デンプシー、作家のゴア・ヴィダルほか。

【オンリー・ユー】94
古都ローマを舞台に、運命の糸に結ばれた男女の恋を描く、ロマンティックなラヴ・ストーリー。「ローマの休日」など古き良き恋愛映画をアレンジした“おとぎ話"風のテイストが特色。古都イタリアに11週間のロケを敢行し、ローマ、ベニス市内などの景観も見どころの一つ。監督は「夜の大捜査線」「華麗なる賭け」「月の輝く夜に」など幅広いジャンルで活躍するノーマン・ジュイソン。脚本はシドニー・ポラック・プロの副社長から単身し、これが処女作となるダイアン・ドレイクのオリジナル。製作はジュイソン、ケアリー・ウッズ、ロバート・N・フライド、チャールズ・B・マルヴェヒルの共同。撮影は「めぐり逢えたら」の名手スヴェン・ニクヴィスト、美術はルチアーナ・アリジが担当。音楽は「妹の恋人」「ジョイ・ラック・クラブ」のレイチェル・ポートマンがスコアを書き、ルイ・アームストロングの表題曲『オンリー・ユー』で幕を開け、マイケル・ボルトンの『Once in a Lifetime』が効果的に締めくくる。主演は「チャーリー」に続いての共演となるマリサ・トメイとロバート・ダウニー・ジュニア 。共演は「ベートーベン」シリーズのボニー・ハント、「今そこにある危機」のジョアキム・デ・アルメイダ、「山猫は眠らない」のビリー・ゼインら。

【ギルバート・グレイプ】93
肉体的、精神的に傷つきやすい家族を守って生きる青年の姿を通して、家族の絆、兄弟の愛憎、青春の痛み、そして未来への希望を描いた心優しきヒューマン・ドラマ。劇作家ピーター・ヘッジス初の小説を自身が脚色し、「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」『ワンス・アラウンド』(V)などで知られるスウェーデン出身のラッセ・ハルストレムが監督。製作はメイア・テペル、バーティル・オールソン、デイヴィッド・マタロンの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーはハルストレムと「真実の瞬間」のアラン・C・ブロンクィスト。撮影はイングマール・ベルイマン監督とのコンビや「めぐり逢えたら」で知られる名手スヴェン・ニクヴィスト、音楽はアラン・パーカーとビョルン・イスファルトが担当。出演は「アリゾナ・ドリーム」のジョニー・デップ、「カリフォルニア(1993)」のジュリエット・ルイス、「ボーイズ・ライフ」のレオナルド・ディカプリオ、原作者に見いだされ、これが映画初出演のダーレーン・ケイツ、「フィラデルフィア」のメアリー・スティーンバージェンら、

【めぐり逢えたら】93
目前の幸せに迷うキャリアウーマンと、愛する妻に先立たれたシングルファーザーの運命的な恋を描いた、ハートフルな恋愛ドラマ。監督・脚本は「恋人たちの予感」などで脚本家として活躍し、「ディス・イズ・マイライフ」で監督に進出したノーラ・エフロン。ジェフ・アーチの原案を、アーチとエフロン、「スティング」のデイヴィッド・ウォードが共同で脚色。製作は「ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5」のゲイリー・フォスター。エグゼクティヴ・プロデューサーは「フィッシャー・キング」のリンダ・オスト。撮影は「チャーリー」のスヴェン・ニクヴィストが担当。「スターダスト」などのスタンダード曲を散りばめた音楽は「ア・フュー・グッドメン」のマーク・シャイマン。また、レオ・マッケリー監督、ケーリー・グラント主演1957年の名作「めぐり逢い(1957)」がドラマ全体のモチーフとなっているのをはじめ、「打撃王」「特攻大作戦」などに言及した映画ネタが随所に盛り込まれているのも見どころのひとつ。主演は「キスへのプレリュード」のメグ・ライアンと「プリティ・リーグ」トム・ハンクス。共演は「ジャック・サマースビー」のビル・プルマン、「プリティ・リーグ」のロージー・オドネル、ハンクス夫人のリタ・ウィルソン、「007消されたライセンス」のレーリー・ローウェル、「ア・フュー・グッドメン」の監督、ロブ・ライナーなど。なお、日本での上映に当たり、ポップスグループ、ドリームズ・カム・トゥルーの短編映画「WINTER SONG」(監督ジュリアン・テンプル)がオープニング映画として併映された。
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by sentence2307 | 2006-09-24 00:24 | 映画 | Comments(0)
【チャーリー】92
サイレント映画の時代から赤狩りでハリウッドを追われるまで世界の喜劇王として活躍したチャールズ・チャップリンの半生を描く伝記ドラマ。監督・製作は「遠い夜明け」のリチャード・アッテンボローで、彼の「ガンジー」を10回以上観たというチャップリンの未亡人ウーナの許諾を得て実現した企画である。共同製作は「氷の微笑」のマリオ・カサール。アッテンボローの製作会社に所属するダイアナ・ホーキンスの原案で、チャップリン自身の手による「チャップリン自伝」(新潮社・刊)と、この作品の歴史顧問も務めるデイヴィッド・ロビンソンの、徹底した調査に基づいて全生涯を再現したドキュメント「チャールズ・チャップリン」(文藝春秋・刊)を原作に、小説家でもあるウィリアム・ボイドと、ブランアン・フォーブス、「ミザリー」のウィリアム・ゴールドマンが共同で脚本を執筆した。撮影は「存在の耐えられない軽さ」のスヴェン・ニクヴィスト、音楽は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のジョン・バリーが担当。主演は「エア・アメリカ」のロバート・ダウニー・ジュニア。チャップリンの娘で、「モダーンズ」のジェラルディン・チャップリンが自身の祖母にあたるハンナを演じている。他に「スニーカーズ」のダン・エイクロイド、「冬の恋人たち」のモイラー・ケリー、「ワンダとダイヤと優しい奴ら」のケヴィン・クライン、「ストリート・オブ・ファイヤー」のダイアン・レインらが共演している。

【ニューヨーク・ストーリー】89
ニューヨークを舞台にした3つのストーリーから成るオムニバス映画。作品全体の製作はロバート・グリーンハットが担当。<第1話/ライフ・レッスン>の製作はバーバラ・デ・フィーナ、監督は「最後の誘惑」のマーティン・スコセッシ、脚本はリチャード・プライス、撮影はネストール・アルメンドロスが担当。出演はニック・ノルティ、ロザンナ・アークェットほか。<第二話/ゾイのいない生活>の製作はフレッド・ルースとフレッド・フックス、監督・脚本は「タッカー」のフランシス・フォード・コッポラ、共同脚本はソフィア・コッポラ、撮影はヴィットリオ・ストラーロ、音楽はカーマイン・コッポラが担当。出演はヘザー・マコブ、タリア・シャイアほか。<第3話/エディプス・コンプレックス>のエグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・ローリンズとチャールズ・H・ジョフィ、製作はグリーンハット、監督・脚本・主演は「私の中のもうひとりの私」のウディ・アレン、撮影はスヴェン・ニクヴィストが担当。出演はほかにミア・ファローなど。

【ウディ・アレンの重罪と軽罪】89
人間の愛と欺瞞、成功と挫折をふたつのストーリーから描く人間ドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・ローリンズとチャールズ・H・ジョフィ、製作はロバート・グリーンハット、監督・脚本・主演は「ニューヨーク・ストーリー」のウディ・アレン、撮影はスヴェン・ニクヴィストが担当。出演はほかにマーティン・ランドー、ミア・ファローほか。

【私の中のもうひとりの私】89
失われたもうひとつの自己を求め、苦悩し彷徨するひとりの女性の姿を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・ローリンズとチャールズ・H・ジョフィ、製作はロバート・グリーンハット、監督・脚本は「セプテンバー」のウディ・アレン、撮影は「存在の耐えられない軽さ」のスヴェン・ニクヴィストが担当。出演は「ラヴ・ストリームス」のジーナ・ローランズ、ミア・ファロー、イアン・ホルム、ジーン・ハックマンほか。

【存在の耐えられない軽さ】87
激動の68年のプラハを舞台に有能な脳外科医の若者が体験する波乱の人生を描く。製作はソウル・ゼインツ、エグゼクティヴ・プロデューサーはバーティル・オールソン、監督は「ライトスタッフ」のフィリップ・カウフマン、ミラン・クンデラの原作を基にジャン=クロード・カリエールが脚色。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はアラン・スプレット、編集はB・シアーズ、ヴィヴィアン・ヒルグローヴ、ステファン・A・ロッターが担当。出演はダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュほか。

【サクリファイス】86
言葉を話せなかった少年が話せるようになるまでの1日を、その少年の父の行動を通して描く。製作はカティンカ・ファラゴー、エグゼキュティヴ・プロデューサーは、アンナ・レーナ・ウィボム、監督・脚本は「ノスタルジア」のアンドレイ・タルコフスキーで、これが彼の遺作(86年死去)となった。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はJ・S・バッハ(マタイ受難曲BWV244第47曲)他スウェーデン民族音楽と海音道宗祖の法竹音楽 、美術はアンナ・アスプ、編集はタルコフスキーとミハウ・レシチロフスキーが担当。出演はエルランド・ヨセフソン、スーザン・フリートウッドほか。

【アグネス】85
男子禁制の修道院で出産した尼憎をめぐって、女医と院長との葛藤を描く。製作はパトリック・パーマー、監督は製作も担当している「ソルジャー・ストーリー」のノーマン.ジェイソン、脚本はジーン・パイエルマイヤーの戯曲を自らが脚色、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はジョルジュ・ドルリューが担当。出演はジェーン・フォンダ他。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は戸田奈津子。メトロカラー、ビスタサイズ。1985年作品。

【スター80】83
1980年の『プレイボーイ』誌のプレイメイト・オヴ・ザ・イヤーに選ばれた金髪グラマー女性ドロシー・ストラットンの衝撃的な死を基に、その死の真相を描く。製作はウォルフガング・グラッテスとケネス・アット、監督・脚本は「オール・ザット・ジャズ」のボブ・フォッシー、原作はテレサ・カーペンター、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はラルフ・バーンズ、編集はアラン・ハイムが担当。出演はマリエル・ヘミングウェイ、エリック・ロバーツ、クリフ・ロバートソン、キャロル・ベイカー、ロジャー・リースなど。パナビジョンで撮影。
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by sentence2307 | 2006-09-24 00:23 | 映画 | Comments(0)
【スワンの恋】83
19世紀末のパリの社交界を舞台に、一人のユダヤ系ブルジョワの若者の愛の彷徨を描く。製作はマルガレット・メネゴス、監督は「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ。マルセル・プルーストの原作「失われた時を求めて」を基にピーター・ブルック、ジャン・クロード・カリエール、マリ・エレーヌ・エスティエンヌが脚色。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はハンス・ヴェルナー・ヘンツェ、編集はフランソワーズ・ボノー、美術はジャック・ソルニエ、衣装はイヴォンヌ・サシノー・ド・ネスルが担当。出演はジェレミー・アイアンズ、オルネラ・ムーティ、アラン・ドロン、ファニー・アルダン、マリー・クリスティーヌ・バローなど。

【ファニーとアレクサンデル】82
スウェーデンの古い大学町ウプサラを舞台にブルジョワ階級エクダール家の人々の姿を1970年のクリスマスから約2年間の流れの中で描く。全5部より構成されている。エグゼキュティヴ・プロデューサーはヨルン・ドンナー。監督・脚本は「秋のソナタ」のイングマール・ベルイマン。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はダニエル・ベル、美術はアンナ・アスプが担当。出演はグン・ヴォールグレーン、エヴァ・フレーリングなど。

【郵便配達は二度ベルを鳴らす】81
1930年代のロサンゼルスを舞台に暗うつな時代に生きる男と女の情欲と運命を描く。製作総指揮はアンドリュー・ブラウンズバーク、製作はチャールズ・マルベヒルとボブ・ラフェルソン、監督は「ファイブ・イージー・ピーセス」のボブ・ラフェルソン。ジェームズ・M・ケインの原作を基にデイビッド・マメットが脚色。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はマイケル・スモール、編集はグリーム・クリフォード、製作デザインはジョージ・ジェンキンス、衣裳はドロシー・ジーキンズが各々担当。出演はジャック・ニコルソン、ジェシカ・ラング、ジョン・コリコス、マイケル・ラーナー、ジョン・P・ライアン、アンジェリカ・ヒューストン、ウィリアム・トレイラー、トム・ヒルなど。

【結婚ゲーム】79
突然妻に離婚を宣言された中年男の戸惑いと新たな愛への出発を描く。製作はアラン・J・バクラとジェームズ・L・ブルックス、監督は「大統領の陰謀」のアラン・J・パクラ。ダン・ウェイクフィールドの原作を基にジェームズ・L・ブルックスが脚色。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はマービン・ハムリッシュ、編集はマリオン・ロスマン、美術はジョージ・ジェンキンス、衣裳はジョン・ボクサーが各々担当。出演はバート・レイノルズ、ジル・クレバーグ、キャンディス・バーゲン、チャールズ・ダーニング、フランセス・スターンヘイゲン、オースティン・ペンドルトン、メアリー・ケイ・プレイスなど。

【ハリケーン】79
37年に製作されたジョン・フォード監督の「ハリケーン(1937)」のリメイクで、南海の孤島を舞台に許されぬ愛に命を賭けた男と女の苦悩とハリケーンの恐怖を描く。製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督はヤン・トロエル、脚本はロレンツォ・センブル・ジュニア、撮影はシュヴンン・ニクヴィスト、音楽はニーノ・ロータ、編集はサム・オースティン、特殊効果はグレン・ロビンソン、アルド・プッチーニ、ジョー・デイ、レイモンド・ロビンソンが各々担当。出演はミア・ファロー、デイトン・ケイン、ティモシー・ボトムズ、ジェイソン・ロバーズ、マックス・フォン・シドー、トレヴァー・ハワード、ジェームズ・ギーチ、コートネイ・プラウン、アリロー・テクラレール、ウイリー・マイヤーズ、ニック・ラッジョーズ、ナンシー・ホール、マヌ・トゥプー、サンプレット・テファーヌなど。

【キング・オブ・ジプシー】78
ニューヨークに実在したジプシー一族の最高の名誉である"キング・オブ・ジプシー"をめぐる三世代間の愛憎を描く。製作はフェデリコ・デ・ラウレンティス、監督は「スター誕生(1976)」のフランク・R・ピアソン、ピーター・マースの原作「ジプシー・キング」(読売新聞社)を基にピアソン自らが脚色。撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はデイヴィッド・グリスマンが担当。出演はエリック・ロバーツ、ブルック・シールズ、スターリング・ヘィッン、シェリー・ウィンターズ、ジャド・ハーシュ、スーザン・サランドン、アネット・オトゥールなど。

【プリティ・ベビー】78
1910年代のニューオリンズの赤線地区を舞台に、淫売の子として生まれ、育った12歳の少女が、頽廃にまみれながらも、愛情を求めて生きてゆく姿を描く。製作・監督は「ルシアンの青春」のルイ・マル、脚本は「スター誕生」のポリー・プラット、原案はポリー・プラットとルイ・マル、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はジェリー・ウェクスラー、編集はスザンヌ・フェンが各々担当。出演は「ナッシュビル」のキース・キャラダイン、スーザン・サランドン、ブルック・シールズ、フランセス・フェイ、アントニオ・ファーガス、マシュー・アントンなど。

【秋のソナタ】78
異なった環境で生活をする母と娘の微妙な絆を描く。監督・脚本は「ある結婚の風景」のイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、編集はシルヴィア・イングマーシッドッテルが各々担当。出演はイングリッド・バーグマン、リヴ・ウルマン、レナ・ニーマン、ハルヴァール・ビョルク、エルランド・ヨセフソン、グンナール・ビヨルンストランドなど。

【鏡の中の女】75
恵まれた生活を送っていた一人の女医が突然精神的な病いに陥りはじめて絶望的な苦悩を経験するという、生と死と愛をテーマにした人間ドラマ。製作・監督・脚本は「秋のソナタ」のイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、モーツアルトの『幻想曲』ハ短調のピアノ演奏はチェービー・ラレテイ、編集はシブ・ラングレン、製作デザインはアンネ・ハーゲゴード、メークアップはセシリア・ドロットが各々担当。出演はリヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、アイノ・トーベ・ヘンリクソン、グンナール・ビヨルンストランド、カリ・シルバン、シフ・ルード、スヴェン・リンドベルイなど。

【ブラック・ムーン】75
近未来の非現実的世界を『不思議の国のアリス』のように彷徨う少女の姿を、ほとんど台詞のないまま描く異色作。製作はクロード・ネジャール、監督・脚本は「五月のミル」のルイ・マル、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はディエゴ・マッソンが担当。出演はキャスリン・ハリソンほか。

【ダブ】74
一本マストの“ダブ号"に乗って世界一周の航海に挑戦する若者の姿を描く。製作はオスカー・スターのグレゴリー・ペック、監督は「クイン・メリー 愛と悲しみの生涯」のチャールズ・ジャロット、脚本はピーター・ビーグルとダム・ケネディ、原作はロビン・リー・グレアム、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はジョン・バリーが各々担当。出演はジョセフ・ボトムズ、デボラ・ラフィン、ジョン・マクリアム、ジョン・アンダーソン、ダブニー・コールマンなど。
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by sentence2307 | 2006-09-24 00:22 | 映画 | Comments(3)
【ある結婚の風景】74
ある一組の夫婦の結婚と離婚を通じ人間の真の結びつき、コミュニケーションとは何かを描く人間ドラマで、当初スウェーデン国営放送のもとで各50分6エピソード全5時間のTVシリーズとして企画・製作されたもの。製作はラース・オウェ・カールズベルイ、監督・脚本は「叫びとささやき」のイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はオーヴェ・スヴェンソン、編集はイングマール・ベルイマンとシブ・ラングレン、製作デザインはビヨルン・チューリン、衣裳はインガー・ペルソンが各々担当。出演はリヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、ビビ・アンデショーン、ヤン・マルムシェーなど。

【オスロ国際空港 ダブル・ハイジャック】74
オスロ空港を舞台に、ハイジャックと対決する保安部長の活躍を描く。製作はピーター・ローリー、監督は「イワン・デニーソヴィチの一日」のキャスパー・リード、脚本はポール・ホイーラー、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はジェリー・ゴールドスミス、編集はセルマ・コネルが各々担当。出演はショーン・コネリー、イアン・マクシェーン、ノーマン・ブリストー、ジョン・コーディング、イザベル・ディーン、ロバート・ハリス、ウィリアム・フォックスなど。

【魔笛】74
スウェーデン放送協会の創立50周年を記念して製作されたTVムーヴィ。シカネダーの台本、モーツァルトの音楽によるオペラ「魔笛」をイングマル・ベルイマンがアダプトしたもの。監督、脚本はイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はエリック・エリクソン指揮のスウェーデン・ラジオ・シンフォニーが演奏を各々担当。出演はヨゼフ・コストリンガー、イルマ・ウリラなど。

【シッダールタ】72
文豪ヘルマン・ヘッセの世界的ベストセラーの同名小説を原作に、シッダールタ(釈迦)の悩める一生を描く、25年間公開されることのなかった幻の作品。監督・製作・脚本は、ビートニクたちと交流し東洋思想に傾倒していたコンラッド・ルークス。初監督作品は『チャパクア』で、今作は2作目である。撮影は、イングマール・ベルイマン作品で知られるスベン・ニクヴィスト。音楽はインドで人気のあったシンガー・ソング・ライター、ヘマン・クマール。出演は、シャシ・カプール、シミ・ガーレワール、ロメーシュ・シャールマー、ピンチョー・カプール、アムリク・シン、シャーンティ・ヒラーナンド、クナル・カプールほか。72年ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。

【つかの間の情熱】72
家庭の主婦の離婚をめぐって女性にとっての家庭のあり方を描く。監督は「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ、脚本はフォルカー・シュレンドルフとマルガレーテ・フォン・トロッタ、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はスタンリー・マイヤーズ、編集はシュザンヌ・バロンが各々担当。出演はマルガレーテ・フォン・トロッタ、フリートヘルム・プトーク、マルティン・リュットゲ、ワルター・ゼドルマイヤー、ゲオルク・マリシュカなど。

【叫びとささやき】72
前世紀末のスウェーデンの大邸宅を舞台に、四人の女性たちの時間の流れの中で各人の心底にひそむ愛、孤独、性、死の断片をえぐる。監督は「ペルソナ」のイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、編集はシブ・ラングレン、美術はマリク・ボスが各各担当。音楽はシャーリ・ラレテイ演奏のショパン作曲「マズルカ・イ短調/作品17-4」とピエール・フルニエ演奏のバッハ作曲「組曲第五番ハ短調よりサラバンド」を使用。なおこれはわが国で公開されたベルイマン作品の中で初めてのカラー作品。出演はイングリッド・チューリン、ハリエット・アンデルソン、リヴ・ウルマン、カリ・シルバン、ヨールイ・オーリン、ヘニング・モリッツェン、エルランド・ヨセフソン、アンデルス・エクなど。

【ラスト・ラン】71
かつては犯罪人の名運び屋が、平穏で孤独な生活に耐えきれず、命を賭けた最後の脱出行を試みるアクション映画。製作はカーター・デ・ヘブン、監督は「トラ・トラ・トラ!」のリチャード・フライシャー、脚本はアラン・シャープ、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はジェリー・ゴールドスミスがそれぞれ担当。出演は「パットン大戦車軍団」のジョージ・C・スコット、トニー・ムサンテ、トリッシュ・ヴァン・デヴァー、コリーン・デューハースト、アルド・サンブレルなど。

【イワン・デニーソヴィチの一日】71
国外追放処分を受けたソビエト文学の闘う作家ソルジェニーツィンが、スターリン批判の急先鋒作家としてフルシチョフ政権下のソ連文壇雪どけ時代にノーヴィ・ミール誌に発表した処女作の映画化。製作・監督はキャスパー・リード、脚本はロナルド・ハーウッド、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はアーン・ノーディム、編集はセルマ・コネルが各々担当。出演はトム・コートネイ、アルフレッド・バーク、ジェームズ・マックスウェル、エリック・トンプソン、エスペン・スクジョンバーグ、アルフ・マルランド、マシュー・ギネス、ジョン・コーディングなど。

【初恋】71
ロシアの文豪イワン・ツルゲーネフの名作『初恋』の映画化。製作はマクシミリアン・シェルとバリー・レヴィンソン、監督はマクシミリアン・シェル、脚本はシェルとジョン・グールドの共同執筆、撮影はイングマル・ベルイマンとの名コンビといわれるスヴェン・ニクヴィスト、音楽は「傷だらけのアイドル」のマーク・ロンドンが各々担当。出演は「チップス先生さようなら」のジョン・モルダー・ブラウン、「悲しみの青春」のドミニク・サンダ、監督のマクシミリアン・シェル、「栗色のマッドレー」のヴァレンティナ・コルテーゼ、ダンディ・ニコラス、『怒りをこめてふり返れ』などの戯曲で知られるジョン・オズボーンなど。

【夜の儀式】69
ベルイマンが初めて手がけたテレビ作品だが、好評を博したので三五ミリの劇場用フィルムにブローアップされた作品。監督・脚本はイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、美術はレナルト・ブロムクビスト、音楽はレナルト・エングホルムが各々担当。出演はイングリッド・チューリン、アンデルス・エク、グンナール・ビヨルンストランド、エリック・ヘルなど。

【年上の肌】68
イングマル・エーベの脚本を、「蛇」のハンス・アブラムソンが監督、「仮面ペルソナ」のスーベン・ニクビストが撮影を、「蛇」のゲオルク・リーデルが音楽を担当した。出演は「夜のたわむれ」のケーベ・イエルム、「蛇」のハンス・エルンバック、ベンテ・デッソーほか。製作はトーレ・ショーベルイ。
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by sentence2307 | 2006-09-24 00:21 | 映画 | Comments(3)
【仮面ペルソナ】67
「沈黙」のイングマール・ベルイマンが製作・脚本・監督した。撮影はコンビのスヴェン・ニクヴィスト、音楽はラーシュ・ヨハン・ワーレが担当した。出演は「砦の29人」のビビ・アンデショーン、舞台俳優で、映画には初登場のリヴ・ウルマン、「愛のレッスン」のグンナール・ビヨルンストランドほか。

【歓喜のたわむれ】65
アグネス・フォン・クルセンチェルナの小説を、「夜のたわむれ」の女流監督マイ・セッタリングと彼女の夫デイヴィッド・ヒューズが脚色、セッタリングが監督にあたった。撮影は「愛する」のスヴェン・ニクヴィスト、音楽はロジャー・ウォリスが担当した。出演「蛇」のハリエット・アンデルソン、「断罪」のグンネル・リンドブロム、「沈黙の歓び」のジオ・ペトレ、「仮面ペルソナ」のグンナール・ビヨルンストランドほか。

【愛する】64
作家で映画評論家のヨルン・ドンナーが脚本・監督を担当した恋愛心理映画。撮影は「沈黙」のスヴェン・ニクヴィスト、音楽はボー・ニルソンが担当した。出演は「鏡の中にある如く」のハリエット・アンデルソン、「二十歳の恋」のズビグニエフ・チブルスキーほか。

【冬の光】62
ベルイマン作品の最高傑作といわれ、病を押して神の栄光を説き続ける牧師のうつろな姿を通して一貫したモティーフである“神の沈黙"を描き出す。原題は「聖体拝受者」という宗教用語で、「冬の光」は海外用の題名。一九六三年度OCIC国際カトリック映画局グランプリ、同年第八回ウィーン宗教映画週間で最優秀外国映画賞を受賞。

【沈黙】62
「第七の封印」のイングマール・ベルイマンが脚本を書き、自ら演出した人間存在の追求ドラマ。撮影のスヴェン・ニクヴィスト、美術のP・A・ルンドグレンはつねにベルイマンの協力技術者達。音楽はバッハの曲を象徴的に用いられている程度。製作はアラン・エーケルンド。出演は「野いちご」のイングリッド・チューリン、「第七の封印」のグンネル・リンドブロム、他に子役のヨルゲン・リンドストロム、ホーカン・ヤーンベルイ、ビルイェル・マルムステーン、リッシ・アーランド、レイフ・フォステンベルイ、小人のエドアルディニ一座など。

【鏡の中にある如く】61
「第七の封印」のイングマール・ベルイマンが脚本を執筆、自ら演出した心理ドラマ。撮影はスヴェン・ニクヴィスト。出演は「第七の封印」のグンナール・ビヨルンストランド、マックス・フォン・シドー、「不良少女モニカ」のハリエット・アンデルソン、ラルス・パッスガルドの四人。一九六一年にアカデミー外国映画賞を受賞している。

【処女の泉】60
中世の伝説バラードを映画化した「女はそれを待っている」のイングマール・ベルイマン監督作品。脚本を女流作家ウラ・イザクソンが執筆し、撮影を担当したのはスヴェン・ニクヴィスト。音楽はエリク・ノルドグレンである。出演するのは新人ビルギッタ・ペテルソン、マックス・フォン・シドー、グンネル・リンドブロム、ビルギッタ・ヴァルベルイなど。なおこの作品は一九六十年度カンヌ映画祭特別賞、アメリカのタイムス誌とサタデー・レビュー誌ベスト・テン入選などの栄誉を得ている。

【道化師の夜】53
「鏡の中にある如く」のイングマール・ベルイマンが脚本・監督したサーカスを舞台にした人間悲劇。撮影は「鏡の中にある如く」のスヴェン・ニクヴィストと「女たちの夢」のヒルディング・ブラド、音楽はカール・ビルゲル・ブロムダールが担当した。出演は「不良少女モニカ」のオーケ・グレンベルイ、「愛する」のハリエット・アンデルソン他。

【雪わり草】45
両親を失った七人の幼な子たちの、勇気と愛情に満ちた放浪の旅。監督・脚本はロルフ・フスベルク。原作は女流作家のラウラ・フィティングホフの「フロスモ山の子供たち」。撮影はオルレ・ノルドマーとスヴェン・ニクヴィストが担当。出演はハンス・リンドグレーン、シーヴ・ハンソン、アンデシュ・ニイストレーム、フィッフィ・ホーネット、ウルフ・ベルグレーン、パウラ・ヤーゲウス、クリスティーナ・ヤーゲウスなど。
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by sentence2307 | 2006-09-24 00:20 | 映画 | Comments(0)