世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


by sentence2307
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我が家は楽し

1951年度作品、中村登監督の「我が家は楽し」を検索していると必ず「ようやく戦争直後の混乱も収束し、松竹大船らしいホームドラマが作られた。『我が家は楽し』は、その記念碑的な作品である。」という文言に出会います。

イメージとして実感が伴わないので、この1951年に松竹大船で撮られた作品というのを時系列順にリストアップしてみました。

時系列順なので同じ監督の名前が繰り返し出てきます。

原研吉監督「女の水鏡」、大庭秀雄監督「ザクザク娘」、池田忠雄監督「乾杯!若旦那」、木下恵介監督「善魔」、瑞穂春海監督「父恋し」、中村登監督「我が家は楽し」、木下恵介監督「カルメン故郷に帰る」【キネ旬4位】、原研吉監督「美しい暦」、岩間鶴夫監督「男の哀愁」、斎藤寅次郎監督「初恋トンコ娘」、池田忠雄監督「天明太郎」、渋谷実監督「自由学校」、木下恵介監督「少年期」、黒澤明監督「白痴」、瑞穂春海監督「虎の牙」、岩間鶴夫監督「母恋草」、瑞穂春海監督「東京のお嬢さん」、原研吉監督「若い季節」、長島豊次郎監督「憧れのホームラン王」、佐々木康監督「離婚結婚」、佐々木啓祐監督「母待草」、大庭秀雄監督「純白の夜」、川島雄三監督「天使も夢を見る」、岩間鶴夫監督「南風」、瑞穂春海監督「飛び出した若旦那」、小津安二郎監督「麦秋」【キネ旬1位】、佐々木康監督「夢多き頃」、木下恵介監督「海の花火」、瑞穂春海監督「あの丘越えて」、池田忠雄監督「あわれ人妻」、川島雄三監督「適齢三人娘」、大庭秀雄監督「命美わし」【キネ旬9位】、佐々木啓祐監督「母化粧」ということになります。

こうしてみると、小津安二郎監督が「麦秋」を撮っていたり、若き木下恵介監督が精力的に映画作りに取り組んでいることや、古巣東宝で映画が撮れなかった黒澤明監督が大作「白痴」を撮ったり(「白痴」が松竹作品だったとは、そぐわないこと甚だしい違和感に満ちています)、大庭秀雄監督が着実な仕事をしている傍らで、仕事師・川島雄三監督が軽々しい作品を量産していたなんて、考えただけで微笑ましくなってきます。

そして、なるほど、こう見てくると「我が家は楽し」が、多くの解説書に書かれていたとおり、戦後の混乱期を脱却しようとしていた日本にあって、ようやく松竹大船撮影所らしい健全なホームドラマが作られたという評価を得、日本映画史において、いわば記念碑的作品という位置を獲得したとされたことが、このラインナップを見るとよく分かります。

価値観の大転換によって人の気持も荒廃した戦後すぐのこの混乱期に、観客は殺気立ったエロ・グロ・ナンセンスの3点セットを求め、「惚れた腫れた、切った張った」の満艦飾の作品ばかりが作られていたなか(きっと他社作品をもリストに加えたとしたら、さらに切羽詰ったなげやりで露悪的な作品傾向が顕著になることと思います)この作品「我が家は楽し」は、なんのけれんみもない、実に素朴で微笑ましい、ほんとうに慎ましい正真正銘の小市民映画であることが分かります。

きわめて善良でうだつのあがらない万年課長の平凡なサラリーマンの父親(笠智衆でなくほかの俳優が演じたら、どう抑制しても変な生活感が生々しく出てしまったかもしれません)と、苦しい家計を影で支える健気な妻(山田五十鈴)、そしてその家計の苦しさや母親の苦労を十分に知りながら職に付くことも無く絵の勉強をさせてもらっている長女(展覧会に落選し続けることで深刻に葛藤します)を含めた4人の子供たちの一家が描かれます。

父親は、会社から勤続25年を表彰され、金一封を貰ったものの電車の中で掏られてしまいます。

この場面でも、中村監督は、ふがいない自分を責めて落胆する父親を描いていますが、しかしそれは、失った金額に対してではなく、その「金一封」に込められた家族のささやかな希望を失わせてしまった自分のふがいなさに自分を責める怒りに煩悶する善良さにまで視野が届いていることが、「記念碑的な良質のホームドラマ」にふさわしい作品と実感できます。

あるいは、画家志望で展覧会に何度も落選を繰り返している長女の元に、肺結核で療養していた恋人(許婚者かもしれません、佐田啓二が薄幸の画学生をきわめて印象的に演じています)の死が知らされます。

気落ちし、一度は画家の道を諦めようとしていた長女に、母親は、実は自分も若い頃画家志望だったことを彼女に告白し、自分のためにも頑張って欲しい、生活のことなど何も気にせず、あなたが絵の勉強を続けることがわたしの夢でもあるのだと励まします。

母親の励ましに感動し心を開いた長女は、「描きたいものを描くのだ」という啓示を受けて、敬愛する母の絵を描くことに気が付き、母親にモデルを頼みます。

心をこめて描いた絵を展覧会に提出したあとに、突然、父親の会社の部下でもある家主から、一家の住むその借家に買い手がついたので立ち退いてくれと、立退きを迫られますが、長女の描いた絵が契機となって立退きがまぬがれるというラストの大団円が用意されています。

サラっと流して見てしまえば、どうということもないこの部分に、自分にはどうしても引っ掛かるところがありました。

僕たちの前には、長女・高峰秀子が精魂傾けて描いた母親の肖像画(展覧会に入選しました)と、隣家に住む偏屈な老人の家を描いた屋敷の絵(かつて展覧会で落選した作品です)の2枚の作品が存在します。

もちろん、精魂傾けて描いた母親の肖像画の展覧会入選の知らせは、この落胆の極みにあった一家に喜びをもたらしはしますが、その入選は単に一家に喜びをもたらしただけのことで、現在この家族にとっての深刻な事態は、なにも変化させているわけではありません。

むしろ、立退きの回避に力があったのは落選した絵の方であって、しかもその絵は、母親がひそかに、長女が心から尊敬するとかいう画家の所まで出向いて、落選した娘の絵を見せて出来具合を鑑定してもらった時ですら、やはり大先生に首を傾げられ、否定の念押しをされてしまった不出来な絵だったことを僕たちは忘れていません。

しかし、その不出来なシロモノこそ、一家の窮状と危機を救ったのです。

きっと今でも長女が信頼を寄せているに違いないアノ大先生が否定し、あるいは「立退きの危機」から家族を救った絵を何度も落選させたような展覧会に対して、この家族はどのように思っているのかまで多分知る必要がないのがホームドラマたるユエンなのかもしれませんが、しかし、どうしてもこの大団円の描き方には落ち着くことができませんでした。

はっきりいうと、自分の不注意から家族の切実な夢が託された大切な「金一封」を、あたかも傘や帽子と同じようにいとも簡単に失い、さらに「我が家」を失おうという局面にあっても為すすべも無く悄然としながら、なんの手当ても抵抗もできずに、ただ「運命」を受け容れ、粛々と引越しの準備を進めているこの父親にこれから先も付き従っていかなければならない家族の絶望が画面の背後に透けて見えてしまって仕方ありませんでした。

この映画の結末について、ある解説書には、こんなふうに記されていました。

「さまざまな困難もあったが、愛と信頼の強い絆で結ばれた一家は、様々な障害を乗り越えていく。」

う~ん、事態がたまたま好転しただけで「乗り越えた」とは、どうしても見えません。

僕の感覚からすると「障害を乗り越える」というのは、例えばデ・シーカの「屋根」1956のような?自分の力で閉ざされた運命を切り開いていくことだと思うけどなあ。

それとも、この作品、そういうこともすべて含めて、描いているということか?

う~ん、分かりません。う~ん、う~ん。

(1951松竹大船)監督:中村登、製作:小出孝、原案:田中澄江、脚本:柳井隆雄、田中澄江、撮影:厚田雄春、美術:熊谷正雄、照明:高下逸男、録音:大村三郎、音楽:黛敏郎、録音技術:鵜沢克己、装置:佐須角三、装飾:守谷節太郎、工作:三井完義、衣裳:濱野正太郎、結髪:岸村いく、床山:吉沢金五郎、スチール:西田俊造、記録:磯崎金之助、編集:濱村義康、現像:林龍次、焼付:秋元治枝、擬音:斎藤六三郎、企画事務:保住一之助、演技事務:赤松昭太郎、撮影事務:田尻丈夫、経理担当:武藤鐵太郎、進行担当:安田健一郎、監督助手:西河克己、番匠義彰、高田哲男、有本正、撮影助手:井上晴二、川又昂、老川元薫、内海収六、竹村博、編集助手:羽太みきよ、録音助手:平松時夫、吉田庄太郎、鈴木正男、佐藤廣文、照明助手:八鍬武、石渡健蔵、佐藤勇、美術助手:関根帝夫、装置助手:西山嘉一、装飾助手:石井勇
出演・笠智衆、山田五十鈴、高峰秀子、岸恵子、岡本克政、福井和子、佐田啓二、櫻むつ子、高堂國典、楠田薫、青山杉作、増田順二、水上令子、奈良真養、南進一郎、太田恭二、志賀眞津子、新島勉、後藤泰子、佐々木恒子、谷崎純、山本多美、諸角啓二郎、島村俊雄、鈴木彰三、人見良二、長谷部朋香、折田衣子、アダロ号(犬)
1951.03.21 国際劇場 一般封切 24日 10巻 2,490m 91分 白黒
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by sentence2307 | 2011-09-04 08:35 | 映画 | Comments(8)

怪奇と幻想の文学

ここのところ、高原英理という人が書いた「ゴシックハート」(講談社)という本を読んでいました。

別段、これが特に読みたいということで読み始めた本ではありませんが、もともと、そこら辺にある本を手当たり次第に読みまくる節操のない雑食タイプなので(考えてみれば、見る映画を選択する方法と同じアバウトなところが残念です)、その中から、もしたまたま「これ」という本に出会ったとしても、ちょっぴり系統的に読みたいという気持ちだけはあるのですが、せいぜいほんの上っ面を撫でる程度でいつも終わってしまう情けない現状です。

さて、この「ゴシックハート」、作者は、ゴシックという言葉の定義は抽象的に語ることはできないとして、個々のイメージを具体的にあげています。こんな感じです。

「色ならば黒、時間なら夜か夕暮れ。
場所は文字通りゴシック建築の中か、それに準ずるような荒涼感と薄暗さを持つ廃墟や古い建築物のあるところ。
現代より過去。
ヨーロッパの中世。
古めかしい装い。
温かみより冷たさ。
怪物・異形・異端・悪・苦痛・死の表現。
損なわれたものや損なわれた身体。
身体の改変・変容。
物語として描かれる場合には暴力と惨劇。
怪奇と恐怖。猟奇的なもの。
頽廃的なもの。
あるいは一転して無垢なものへの憧憬。
その表現としての人形。
少女趣味。
様式美への尊重。
両性具有、天使、悪魔など、西洋由来の神秘的イメージ。
驚異。崇高さへの傾倒。
終末観。
装飾的・儀式的・呪術的なしぐさや振る舞い。
夢と幻想への耽溺。別世界への夢想。
アンチ・キリスト。アンチ・ヒューマン。」

そして、さらに「ゴシック・ロマンスとはなにか」というと「中世風な古城や修道院、古い屋敷、廃墟、納骨堂、地下迷宮といった閉ざされた場所を舞台として、悪魔・魔女・吸血鬼・呪われた人造人間・獣人・怪物・亡霊・分身・暴君などが登場し、悪・暴力・死・惨劇・狂気・陰謀・瀆神・流離・超自然などが描かれる小説ということとなる」と述べてから、それらは以下にあげるゴシック・ロマンスの代表作に含まれている要素をただあげつらっただけだとして、その代表作なるものを列挙しています。

ホレス・ウォルポール「オトラントの城」
クレアラ・リーヴ「老英男爵」
ウィリアム・ベックフォード「ヴァセック」
ウィリアム・ゴドウィン「ケレイヴ・ウィリアムズ」
アン・ウォード・ラドクリフ「ユードルフォの謎」
マシュー・グレゴリー・ルイス「マンク」
チャールズ・ブロックデン・ブラウン「ウィーランド」
メアリ・ウルストンクラフト・シェリー「フランケンシュタイン」
ジョン・ウィリアム・ポリドリ「吸血鬼」
チャールズ・ロバート・マチューリン「放浪者メルモス」
ジェイムズ・ホッグ「悪の誘惑」
エドガー・アラン・ポー「アッシャー家の崩壊」
エミリ・ブロンテ「嵐が丘」
ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ「吸血鬼カーミラ」
ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」
小栗虫太郎「黒死館殺人事件」

作者の列挙した作品を書き写しているうちに、不意に、ごくむかし、手元に置いて結構入れ込んで読んでいた本のことを思い出しました。

それは確か「怪奇幻想の文学」という怪奇幻想小説ばかりを集めたアンソロジーの全集みたいなものだった記憶があります。

世界の怪奇小説ばかりを集めたなかなか趣味のいいシリーズだったという印象が残っています。

しかし、どこの出版社だったか、まったく記憶には残っていません。そこでさっそく検索してみました。

ありました、ありました。

やはり、『怪奇幻想の文学』というタイトルで、出版社は新人物往来社、全部で7巻出版されており、刊行年は、1969年11月。

なるほどなるほど、やっばりそうですか、1969年なんですか。

なんだか最近、自分が夢中になってこだわっていた部分の根をたどっていくと、この年に突き当たることが多くなってきたような気がします。

そういえば、友人で、いまでも「あの年」で自分の時間は止まってしまったのかもしれないと言っていたヤツがいましたっけ。

もし台風がひどくなければ、今日にでも神保町の古本屋街に足をのばして『怪奇幻想の文学』でも探してみますか。

怪奇小説など読んで、久しぶりのワクワクドキドキを満喫しますか。


★参考★

【怪奇幻想の文学〔Ⅰ〕真紅の法悦】
Tales of Horror and the Supernatural: The Vampire
新人物往来社(1969/11/10)(342頁)[26×21×2]
編:平井呈一、中島河太郎、紀田順一郎、訳:平井呈一、他 

種村季弘・吸血鬼小説考
ジォン・ポリドリ・吸血鬼
S・F・レファニュ吸血鬼カーミラ
E・F・ベンソン・塔のなかの部屋
F・G・ローリング・サラの墓
マリオン・クロフォード・血こそ命なれば
カール・ジャコビ・黒の告白
M・W・ウェルマン・月のさやけき夜
リチャード・マチスン・血の末裔
D・H・ケラー・月を描く人
ジョン・メトカーフ・死者の饗宴
荒俣宏・「真紅の法悦」解題


【怪奇幻想の文学〔Ⅱ〕暗黒の祭祀】
Tales of Horror and the Supernatural: The Dark Magic
新人物往来社(1969/12/10)(331頁)[26×21×2]
編:平井呈一、中島河太郎、紀田順一郎、訳:平井呈一、他

澁澤龍彦・黒魔術考
W・F・ハーベイ・サラー・ベネットの憑きもの
アーサー・マッケン・変身
リチャード・バーハム・ライデンの一室
M・R・ジェイムス・呪いをかける
マーガレット・アーウィン・暗黒の蘇生
シンシア・アスキス・シルビアはだれ?
ロード・ダンセイニ・オットフォードの郵便夫
デュボス・ヘイワード・半パイント入りのビン
C・A・スミス・魔術師の復活
H・P・ラヴクラフト・暗黒の秘儀
オーガスト・ダレット・求める者
ロバート・ブロック・呪いの蝋人形
R・E・ハワード・鳩は地獄からくる
アルジャーノン・ブラックウッド・邪悪なる祈り
荒俣宏・「暗黒の祭祀」解題


【怪奇幻想の文学〔Ⅲ〕戦慄の創造】
Tales of Horror and Supernatural:The Gothic Flame
新人物往来社(1970/03/10)(327頁)[26×21×2]
編:平井呈一、中島河太郎、紀田順一郎、訳:平井呈一、他

紀田順一郎・ゴシックの炎
ホレス・ウォルポール・オトラント城綺譚
ブラム・ストーカー・判事の家
M・R・ジェイムス・十三号室
H・P・ラヴクラフト・チャールズ・ウォードの奇怪な事件
荒俣宏・「戦慄の創造」解題


【怪奇幻想の文学〔Ⅳ〕恐怖の探究】
Tales of Horror and the Supernatural:Hauntings
新人物往来社(1970/04/10)(325頁)[26×21×2]
編:平井呈一、中島河太郎、紀田順一郎、訳:平井呈一、他

種村季弘・恐怖美考
M・R・ジェイムス ・“若者よ、笛吹かばわれ行かん”
J・D・ベリスフォード・のど斬り農場
W・W・ジェイコブズ・無言の裁き
A・E・コッパード・不幸な魂
W・デ・ラ・メア・なぞ
アンブローズ・ビアス・死闘
F・M・クロフォード・死骨の咲顔
H・S・ホワイトヘッド・わな
M・P・シール・音のする家
シンシア・アスキス・鎮魂曲
アルジャーノン・ブラックウッド・木に愛された男
荒俣宏・「恐怖の探究」解題
荒俣宏・編 世界怪奇幻想文学関係年表


【怪奇幻想の文学〔Ⅴ〕怪物の時代】
Tales of Horror and the Supernatural: Monsters
新人物往来社(1977/11/20)(354頁)[26×22×2]
編:紀田順一郎、荒俣宏

小宮卓・想像の見世物箱
E・F・ベンスン・恐怖の山
M・P・シール・青白い猿
H・S・ホワイトヘッド・ウイリアムスン
メアリ・シェリー・換魂譚
H・P・ラヴクラフト・レッドフック街怪事件
エイブラム・デヴィッドスン・ゴーレム
ジェラール・ド・ネルヴァル・緑色の怪物
M・W・ウェルマン・ヤンドロの山小屋
E・L・ホワイト・セイレーンの歌
W・H・ホジスン・難破船
J・P・ブレナン・沼の怪
フィッツ=ジェイムズ・オブライエン・ワンダースミス
ゲアハルト・ハウプトマン・海魔
荒俣宏・解題
入沢康夫・月報・文学以前の怪物


【怪奇幻想の文学〔Ⅵ〕啓示と奇蹟】
Tales of Horror and the Supernatural: Signs & Wonders
新人物往来社(1977/11/20)(352頁)[26×21×2]
編:紀田順一郎、荒俣宏

由良君美・〈始源の時間〉に回帰するおとぎ話
ギュスターヴ・フローベール・ジュリアン聖人伝
アナトール・フランス・聖母の軽業師
ジュール・シュペルヴィエル・沙漠のアントワーヌ
ゴトフリート・ケラー・破壊の聖僧ヴィターリス
イェレミーアス・ゴットヘルフ・黒い蜘蛛
シーベリイ・クイン・道
ダンテ・ガブリエル・ロセッティ・手と魂
J・D・ベリスフォード・啓示と奇蹟
A・E・コッパード・郵便局と蛇
アーサー・マッケン・N
エルゼ・ラスカー=シューラー・白いダリア
ウォルター・デ・ラ・メア・トランペット
フィオナ・マクラウド・屍衣を洗う女
ロード・ダンセイニ・サルニダクの慈悲
チャールズ・ラム・夢の子供
荒俣宏・解題
窪田般彌・月報・シュペルヴィエルのこと


【怪奇幻想の文学〔Ⅶ〕幻影の領域】
Tales of Horror and the Supernatural: Madness & Deseases
新人物往来社(1978/02/20)(362頁)[26×21×2]
編:紀田順一郎、荒俣宏

日夏響・鏡のなかにおぼろに
ロバート・リンドナー・宇宙を駆ける男
マルセル・エーメ・死んでいる時間
A・E・コッパード・キルシーランから来た男
D・H・ケラー・死んでいる女
トーマ・オウエン・黒い玉
パウル・エルンスト・奇妙な町
フリオ・コルタサル・続いている公園
メアリー・E・ウイルキンズ=フリーマン・遠く遙かな調べ
アルジャナン・ブラックウッド・古い衣
フランシス・ホジスン・バネット・白いひと
オリヴァー・オニオンズ・ローウムの狂気
E・ホフマン・プライス・ラジャの贈りもの
M・P・シール・ゼリュシャ
荒俣宏・解題
荒俣宏編・世界怪奇幻想文学年表
怪奇幻想の文学 作者別索引
大林宣彦・月報・いつか見たドラキュラ
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by sentence2307 | 2011-09-03 07:15 | 徒然草 | Comments(67)