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世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


by sentence2307
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第91回アカデミー賞ノミネーション発表(2019.01.22)

映画芸術科学アカデミーは1月21日、第91回アカデミー賞のノミネーションを発表しました。クメイル・ナンジアニとトレイシー・エリス・ロスのホストで発表イヴェントは進行しました。

是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画部門で、また、細田守監督の『未来のミライ』がアニメ長編映画部門でノミネートされました。

『万引き家族は』アカデミー賞前哨戦として注目を集める第44回ロサンゼルス映画批評家協会賞で外国語映画賞に輝き、1月13日に発表となったパームスプリングス映画祭でも、外国語映画に贈られるFIPRECI賞(国際批評家連盟賞)を受賞しています。昨年12月に映画芸術科学アカデミーは、外国語映画賞の候補対象となる9作を選出しており、その中にはコロンビアの『Birds of Passage』、デンマークの『THE GUILTY/ギルティ』、ドイツの『Never Look Away』(原題)、カザフスタンの『Ayka』(原題)、レバノンの『Capernaum』、メキシコの『ROMA/ローマ』、ポーランドの『COLD WAR あの歌、2つの心』、韓国の『バーニング 劇場版』が対象作として挙げられていましたが、発表では『万引き家族は』のほかにレバノンの『Capernaum』、ポーランドの『COLD WAR あの歌、2つの心』、ドイツの『Never Look Away』(原題)、メキシコの『ROMA/ローマ』の5作品がノミネートされました。

また、長編アニメーション部門では細田守監督『未来のミライ』のほか『インクレディブル・ファミリー』、『犬ヶ島』『シュガー・ラッシュ:オンライン』『スパイダーマン:スパイダーバース』がノミネートを果たしました。

今年度作品賞候補は8本。アルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』が作品、監督、主演女優、助演女優ほか最多10部門でノミネートされ、『女王陛下のお気に入り』が9部門10ノミネートを果たしました。

『ROMA/ローマ』は昨年9月にヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞。モノクロ映像でキャストも無名ながら、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞ほか、前哨戦で健闘しています。

レディー・ガガの初主演作『アリー/スター誕生』は作品賞や主演女優賞、歌曲賞ほか8部門、ジョージ・W・ブッシュ政権のディック・チェイニー副大統領を描く『バイス』も作品、監督、主演男優、助演男優、助演女優ほか8部門でノミネートを獲得しました。

『ブラックパンサー』がアメコミ原作のヒーロー映画として初めて作品賞候補となったのをはじめ7部門でノミネートされ、スパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』が6部門ノミネートで続き、『ボヘミアン・ラプソディ』が作品賞、主演男優賞など5部門、『グリーンブック』も同じく5部門で候補になりましたが。

授賞式は2月25日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催されるそうです。

そうそう、このノミネートから授賞式のあいだにいつも思っていて、いざ授賞式になってしまうと、すっかり忘れてしまうことのひとつに、「アカデミー賞」と「ゴールデン・グローブ賞」との相関関係ってよく言われているじゃないですか。

今年こそ、絶対検証してやるぞと思っています。ですので、今年1月7日に発表されたゴールデン・グローブ賞受賞作とノミネート作品を下の方に添付しておきました。


◆作品賞
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『女王陛下のお気に入り』
『グリーンブック』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』
『バイス』

◆監督賞
ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)
アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
スパイク・リー(『ブラック・クランズマン』)
アダム・マッケイ(『バイス』)
パヴェウ・パヴリコフスキ(COLD WAR/あの歌、2つの心)

◆主演男優賞
クリスチャン・ベイル(『バイス』)
ブラッドリー・クーパー(『アリー/スター誕生』)
ウィレム・デフォー(永遠の門 ゴッホの見た未来)
ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)
ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)

◆主演女優賞
ヤリツァ・アパリシオ(『ROMA/ローマ』)
グレン・クローズ(『天才作家の妻 40年目の真実』)
オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)
レディー・ガガ(『アリー/スター誕生』)
メリッサ・マッカーシー(『Can You Ever Forgive Me?』原題)

◆助演男優賞
マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)
アダム・ドライヴァー(『ブラック・クランズマン』)
サム・エリオット(『アリー/スター誕生』)
リチャード・E・グラント(『Can You Ever Forgive Me?』原題)
サム・ロックウェル(『バイス』)

◆助演女優賞
エイミー・アダムス(『バイス』)
マリーナ・デ・タビラ(『ROMA/ローマ』)
レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)
エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)
レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)

◆オリジナル脚本賞
デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ(『女王陛下のお気に入り』)
ポール・シュレイダー(『魂のゆくえ』)
ブライアン・ヘイズ・カリー、ピーター・ファレリー、ニック・ヴァレロンガ(『グリーンブック』)
アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
アダム・マッケイ(『バイス』)

◆脚色賞
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン(『バスターのバラード』)
バリー・ジェンキンス(『ビール・ストリートの恋人たち』)
ブラッドリー・クーパー、ウィル・フェッターズ、エリック・ロス(『アリー/スター誕生』)
ニコール・ホロフスナー、ジェフ・ウィッティ(『Can You Ever Forgive Me?』原題)
スパイク・リー、デヴィッド・ラビノウィッツ、チャーリー・ウォッチェル、ケヴィン・ウィルモット(『ブラック・クランズマン』)

◆撮影賞
ルーカス・ザル(『COLD WAR あの歌、2つの心』)
ロビー・ライアン(『女王陛下のお気に入り』)
カレブ・デシャネル(『Never Look Away』原題)
アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
マシュー・リバティーク(『アリー/スター誕生』)

◆編集賞
『ブラック・クランズマン』(バリー・アレクサンダー・ブラウン)
『ボヘミアン・ラプソディ』(ジョン・オットマン)
『女王陛下のお気に入り』(ヨルゴス・ランティモス)
『グリーンブック』(パトリック・J・ドン・ヴィト)
『バイス』(ハンク・コーウィン)

◆美術賞
『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』
『ファースト・マン』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『ROMA/ローマ』

◆衣装デザイン賞
『バスターのバラード』
『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

◆メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『Border』(原題)
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
『バイス』

◆視覚効果賞
『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』
『プーと大人になった僕』
『ファースト・マン』
『レディ・プレイヤー1』
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

◆録音賞
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ファースト・マン』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』

◆音響編集賞
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ファースト・マン』
『クワイエット・プレイス』
『ROMA/ローマ』

◆作曲賞
『ブラックパンサー』(ルドウィグ・ゴランソン)
『ブラック・クランズマン』(テレンス・ブランチャード)
『ビール・ストリートの恋人たち』(ニコラス・ブリテル)
『犬ヶ島』(アレクサンドル・デスプラ)
『メリー・ポピンズ リターンズ』(マーク・シャイマン)

◆歌曲賞
All the Stars(『ブラックパンサー』)
I’ll Fight(『RBG』原題)
The Place Where Lost Things Go(『メリー・ポピンズ』)
Shallow(『アリー/スター誕生』)
When a Cowboy Trades His Spurs for Wings(『バスターのバラード』)

◆長編アニメーション映画賞
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
『スパイダーマン:スパイダーバース』

◆外国語映画賞
『Capernaum』(原題/レバノン)
『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)
『Never Look Away』(英題/ドイツ)
『ROMA/ローマ』(メキシコ)
『万引き家族』(日本)

◆長編ドキュメンタリー賞
『Free Solo』(原題)
『Hale County This morning, This evening』(原題)
『Minding the Gap』(原題)
『Of fathers and sons』(原題)
『RBG』(原題)

◆短編ドキュメンタリー映画賞
Black Sheep
End Game
Lifeboat
A Night at the Garden
Period. End of Sentence.

◆短編実写賞
『Detainment』(原題)
『Fauve』(原題)
『Marguerite』(原題)
『Mother』(原題)
『Skin』(原題)

◆短編アニメーション映画賞
『Animal Behaviour』(原題)
『Bao』
『Late Afternoon』(原題)
『One Small Step』(原題)
『Weekends』(原題)







★ゴールデン・グローブ賞『ボヘミアン・ラプソディ』が作品賞&男優賞の2冠!
2019年1月7日 13時41分

ゴールデン・グローブ賞 The Golden Globe Awards
January 06, 2019 in Los Angeles

<ドラマ部門>

◆作品賞(☆は受賞、ほかノミネート、以下同)
☆ボヘミアン・ラプソディ(ブライアン・シンガー監督)
ブラック・パンサー(ライアン・クーグラー監督)
ブラック・クランズマン(スパイク・リー監督)
ビール・ストリートの恋人たち(バリー・ジェンキンス監督)
アリー スター誕生(ブラッドリー・クーパー監督)

◆主演男優賞
☆ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)
ブラッドリー・クーパー(アリー スター誕生)
ウィレム・デフォー(永遠の門 ゴッホの見た未来)
ルーカス・ヘッジズ(ある少年の告白)
ジョン・デヴィッド・ワシントン(ブラック・クランズマン)

◆主演女優賞
☆グレン・クローズ(天才作家の妻 40年目の真実)
レディー・ガガ(アリー スター誕生)
ニコール・キッドマン(Destroyer)
メリッサ・マッカーシー(Can You Ever Forgive Me?)
ロザムンド・パイク(A Private War)


<ミュージカル/コメディ部門>

◆作品賞
☆グリーンブック(ピーター・ファレリー監督)
クレイジー・リッチ!(ジョン・M・チュウ監督)
女王陛下のお気に入り(ヨルゴス・ランティモス監督)
メリー・ポピンズ リターンズ(ロブ・マーシャル監督)
バイス(アダム・マッケイ監督)

◆主演男優賞
☆クリスチャン・ベール(バイス)
リン=マニュエル・ミランダ(メリー・ポピンズ リターンズ)
ヴィゴ・モーテンセン(グリーンブック)
ロバート・レッドフォード(The Old Man & the Gun)
ジョン・C・ライリー(Stan & Ollie)

◆主演女優賞
☆オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)
エミリー・ブラント(メリー・ポピンズ リターンズ)
エルシー・フィッシャー(Eighth Grade)
シャーリズ・セロン(タリーと私の秘密の時間)
コンスタンス・ウー(クレイジー・リッチ!)

<共通部門>

◆監督賞
☆アルフォンソ・キュアロン(ROMA ローマ)
ブラッドリー・クーパー(アリー スター誕生)
ピーター・ファレリー(グリーンブック)
アダム・マッケイ(バイス)
スパイク・リー(ブラック・クランズマン)

◆助演男優賞
☆マハーシャラ・アリ(グリーンブック)
ティモシー・シャラメ(ビューティフル・ボーイ)
アダム・ドライヴァー(ブラック・クランズマン)
リチャード・E・グラント(Can You Ever Forgive Me?)
サム・ロックウェル(バイス)

◆助演女優賞
☆レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)
エイミー・アダムス(バイス)
クレア・フォイ(ファースト・マン)
エマ・ストーン(女王陛下のお気に入り)
レイチェル・ワイズ(女王陛下のお気に入り)

◆脚本賞
☆グリーンブック
女王陛下のお気に入り
ビール・ストリートの恋人たち
ROMA ローマ
バイス

◆作曲賞
☆ファースト・マン
ブラックパンサー
犬ヶ島
メリー・ポピンズ リターンズ
クワイエット・プレイス

◆主題歌賞
☆「Shallow」(アリー スター誕生)
「All the Stars」(ブラック・パンサー)
「Girl in the Movies」(Dumplin')
「Requiem for a Private War」(A Private War)
「Revelation」(ある少年の告白)

◆アニメーション映画賞
☆スパイダーマン:スパイダーバース
インクレディブル・ファミリー
犬ヶ島
未来のミライ
シュガー・ラッシュ:オンライン

◆外国語映画賞
☆ROMA ローマ(メキシコ)
Capernaum(レバノン)
Girl(ベルギー)
Never Look Away(ドイツ)
万引き家族(日本)

◆セシル・B・デミル賞
☆ジェフ・ブリッジス




by sentence2307 | 2019-01-23 08:02 | アカデミー賞 | Comments(0)