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世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


by sentence2307
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チャーチルの「毒薬とスカート」

1月31日午後、NHK・BS1放送のドキュメンタリー「鷲とライオン ヒトラーVSチャーチル」(前編)の中でチャーチルのエッジの効いた名言を紹介していました。

議会で女性議員がチャーチルに罵声を浴びせます。
アスター夫人「あなたが私の夫だったら、あなたに毒を盛るでしょうね」
チャーチル「私が君の夫なら、喜んでその毒を飲むだろうね」
(それほど夫人が悪妻だというユーモア交じりの皮肉)

チャーチルの名言として知られているものとして、ほかに、

「私は豚が好きだ。猫は人を見下し、犬は人に従う。しかし、豚は人にこびることなく、自分と同等のものとして人を扱う」
(酒を飲まないヒトラーが、酒好きのチャーチルを「酔っぱらいの豚」と罵った言葉をそのまま返した皮肉。ヒトラーが強圧と恐怖とによって部下に絶対的な服従を求めたため、側近にはヒトラーにおもねり媚びる人間しか残らなかったためナチス政権は崩壊したといわれる。)

もすごく素敵だし、

「上手な演説というのは、女性のスカートのようでなければならない。大事な点をカバーするだけの十分な長さが必要だが、興味をかき立てる程度に短くなくてはならない」

とか、

「個人的には、私はいつも学ぶ準備ができている。教えられるのは嫌いだがね」

とか、

「(労働党のライバル)アトリー氏はとても謙虚な男だ。実際、彼には誇るべき点が何もないのだけどね」

とかも嫌みたっぷりでとても好きな言葉、

まあ、「成功は終わりではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ」なんかよりは余程ね。

今日の後編の放送が楽しみです。


鷲とライオン ヒトラーVSチャーチル
(2016フランスROCHE PRODUCTIONS)Hitler VS. Churchill The Eagle and The Lion
人類史上かつてない惨劇をもたらした戦争の時代に鋭く対峙したヒトラーとチャーチル。その対照的な生い立ちから決戦の舞台裏まで、全編オールカラー化した映像で描く。
前編では2人の生い立ちから第二次大戦開戦まで。上流階級に生まれたチャーチルは騎兵将校となり、インドや南アフリカに従軍した後、26歳で議員に当選する。一方、オーストリアの貧しい家庭に生まれたヒトラーは、画家を志すが挫折。第一次大戦では兵士として従軍し、ドイツ敗戦後は極端な愛国思想を唱えて政界へ進出、首相に上り詰める。チャーチルは早くからヒトラーの台頭を警戒していた。時代は第二次大戦に突入して行く。
後編は、激しい空中戦が繰り広げられた1940年の「バトル・オブ・ブリテン」から始まる。ナチスによるフランス侵攻が始まったこの年の5月、チャーチルは首相に就任していた。ヒトラーは「日独伊三国条約」を締結するもソ連侵攻で惨敗。更にノルマンディー作戦、ドレスデンへの爆撃で追い詰められ、ついに自ら命を絶つ。一方のチャーチルも戦後は選挙で大敗し、歴史の表舞台から去る。時代と絡み合った二人の数奇な運命を描く。



by sentence2307 | 2019-02-01 10:37 | ドキュメンタリー映画 | Comments(0)