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世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


by sentence2307
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2021 カーリング日本選手権

カーリングの日本選手権を予選から見ていて、無敗で勝ち上がったロコ・ソラーレが、当然優勝かと思っていた決勝戦、最後の最後のラウンドで北海道銀行に支配権を奪われ、ちょっとあっけない意外な結果で終わってしまいました。

それまでの全試合を無敗で快調に勝ち進んできただけに、自分の肩入れ・身びいきを差し引いても、最後のたった一投・1敗でいままでの実績がフイになってしまうなどというこの決勝ラウンドというシステムの「いままでの連勝は、いったいなんだったんだ」と思わずにいられない理不尽な思いが、どうしても付きまといます。

しかし、逆の側に立てば、これって起死回生のチャンスに満ちた希望の制度ともいえるわけで、「見る側の面白さ」を盛り上げる意味からすれば、あるいは、そういうこともあるのかもしれませんが、これって「興行」を長引かせて二重も三重も稼ごうという興行サイトの企みとかじゃないのかと勘ぐってみたくもなります。

しかし、反面、ロコ・ソラーレにしても、後半、随所でロコ・ソラーレのショットとスウィープの精度を欠いたちぐはぐさというのも確かにありましたし、そもそもあのオリンピックで「銅メダル」を獲得できたのも、このシステムのお陰だったと言えなくもないので、まあ、それを思うと、やっぱりなんとも言えませんか。

とにかく、今日の新聞記事によると「北海道銀行と前年優勝のロコ・ソラーレは、2022年北京五輪代表の座をかけて代表決定戦を行う」とありますから、まあ、心機一転、そちらで頑張ってもらうしかありません。

今度は必ず、やってくれると思います(って、これが彼女たちに常勝を過剰に意識させてメンタルを圧し潰した「エールの重圧」ってやつか、スマソ)。

実は、あの「五輪銅メダルフィーバー」のとき、関連記事を自分もブログに幾つか書いていて、べつに「ヨイショ記事」ではないのですが、それが今頃になって、(この結果で)ふたたび読まれていることについて、少し照れくさいというか(明らかに当時、ロコ・ソラーレのサクセス・ストーリーにすっかりはまって、酔っていたことは事実なので)、なんだか具合の悪い思いで過ごしています。


by sentence2307 | 2021-02-16 10:05 | カーリング | Comments(0)