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世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


by sentence2307
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批評家協会賞その他

全米映画批評家協会賞

作品賞:『カポーティ』
監督賞:デヴィッド・クローネンバーグ『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
主演男優賞:フィリップ・シーモア・ホフマン『カポーティ』
主演女優賞:リース・ウィザースプーン『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』
助演男優賞:エド・ハリス『ヒストリー・オブ・バイオレンス』
助演女優賞:エイミー・アダムス『Junebug』
脚本賞:『The Squid and the Whale』
外国語映画賞:『HEAD ON』(ドイツ)

歴史ある全米映画批評家協会賞ですが、オスカーとの直結度は高くない、というよりも、むしろそのことを自負して作品の選出にあたっているといった方がいいかもしれません。
今回高く評価されている作品(カポーティ、ヒストリー・オブ・バイオレンス、2046など)を見れば、オスカーとは違う価値観によって選出していることが分かります。
まあ、前哨戦でやや苦戦を強いられているとはいえ、こういう賞に選出されたということは、クローネンバーグにとっても監督冥利に尽きる嬉しいことなのではないかと思います。
意外だったのは、助演男優賞のエド・ハリス。同作品からは、いままではウィリアム・ハートの方が高い評価を受けてきており、前哨戦で二人の優先順位が逆転したのはこれが初めての例かもしれません。
オスカー候補には難しい位置だとしても、チャンスがないわけではありません。


セントルイス映画批評家協会賞

作品賞:『ブロークバック・マウンテン』
監督賞:アン・リー『ブロークバック・マウンテン』
主演男優賞:ヒース・レジャー『ブロークバック・マウンテン』
主演女優賞:ジュディ・デンチ『Mrs. Henderson Presents』
助演男優賞:ジョージ・クルーニー『シリアナ』
助演女優賞:レイチェル・ワイズ『The Constant Gardener』
脚本賞:『ブロークバック・マウンテン』
外国語映画賞:『Tsotsi』(南アフリカ)

「シン・シティ」が監督賞部門をはじめ多くの部門で候補に挙がっており、この作品が高い評価を受けているのが特徴でしょうか。
選出された顔ぶれを見ると、各部門でのノミネートでユニークな名前があげられているのが特徴でしょうか。


USCスクリプター賞

脚色賞
ラリー・マクマートリー、ダイアナ・オサナ (ブロークバック・マウンテン)
ダン・フッターマン (カポーティ)
ジェフリー・ケイン (The Constant Gardener)
ジョシュ・オルソン (ヒストリー・オブ・バイオレンス)
スティーブン・ギャガン (シリアナ)

原作を持つ映画の脚色作業に対して贈られる賞で、昨年はオスカーとの直結度が低かったのですが、だいたいはオスカー候補を占う上で重要なファクターとなっていました。今年の場合は候補作すべてが脚本家組合賞と一致しているだけに、オスカー・ノミネートとの関係性が緊密になっているように思えます。
by sentence2307 | 2006-01-10 00:40 | 映画 | Comments(0)