世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


by sentence2307
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

ストームライダー

僕が退屈な夏休みを送っているのを見兼ねた友人が、ディズニーシーに誘ってくれました。

本当に久しぶりです。

ダイのおとなが一人では、なかなか行きにくい場所です。

それに、初めて知ったのですが、ディズニーシーは開業してから今年で5周年になるそうで、TVのコマーシャルでも盛んに宣伝しているあのアトラクション「レジェンド・オブ・ミシカ」がそうだったのかと、ウカツにもやっと点と点が繋がった始末で、ちょっとズレた話なのですが、なんかすっきりした気分になりました。

あのコマーシャル、映像的にもなかなか斬新な印象を受けていたので、そちらの方の興味もあり、ふたつ返事で同行させてもらいました。

ディズニーシーの湾を大きく使った「レジェンド・オブ・ミシカ」のパレードのスケールの壮大さは、噂どおりなかなかのものだったのですが、その手の「壮大さ」に瞬間的には感動しても、その感動を持続させることがいかに難しいかも、なんか同時に実感した次第です。

実は、以前ディズニーシーに来たとき、物凄い豪雨にたたられた最悪の日で、定番のアトラクションをほんの一部しか見ることができなかったこともあって、今回内心では、時間の許すかぎりできるだけ多くのアトラクションを乗り潰してやろうという気持ちで出かけました。

「センター・オブ・ジ・アース」・「海底2万マイル」・「クリスタルスカルの魔宮」など、いい年こいてキャッキャ、キャッキャと本当に面白くて堪能したのですが、僕の今回のお勧めはなんと言っても「ストームライダー」です。

ミサイルだかなんだかが水しぶきを散らして天井を突き破ってきたときには、思わず驚天動地の叫び声を上げてしまいました。

実は、「ストームライダー」が印象に残ったのには、もうひとつ別な理由がありました。

友人の彼女の女友達という人が実に献身的な人で、先々の「フリーパス」を先回りして効率よく確保してくれたので、どのアトラクションも並ぶことなくスムーズに乗ることができたのですが、予約をとらずに最初から列に並ぶとすると、それはもう大変な騒ぎです。

多分そういう待ちくたびれた親子連れが、疲れ切った様子で僕たちの前にいました。

そして、いよいよお目当ての「ストームライダー」に乗り込もうというとき、その家族の4~5歳くらいの女の子がお父さんを見上げて言いました。

「お父さん、オシッコ」

何十分も散々待たされて、やっとこれからというときの「お父さん、オシッコ」です。

それはないだろうというお父さんだったでしょうが、努めて表情を和らげながら、たった5分の我慢だからねと幼い娘を励ましています。

娘は悲痛な声で訴えています。

「漏れそう」

しかし、無情にも扉がサッと開いてお客たちがぞろぞろ乗り込み始めました。

僕たちの前をその家族も進んでいきました。

僕は、まず友人と友人の彼女に先を譲り、そして、友人の彼女の友達に続いてアトラクションの部屋に入りました。

さあ、アトラクションの開始です。

なにしろ巨大竜巻の中心にミサイルをぶち込んで爆発させ、竜巻を消滅させてしまうという超科学的な巨大プロジェクトです。

この作戦には、少女の差し迫った尿意に配慮した繊細な穏やかさなど望むべくもありません。

アトラクション中、椅子は矢鱈滅多ら揺すぶられ、突き上げられ、水を浴びせかけられ続けました。

自分の席からは、あの少女が果たしてどうなっているか見えませんでしたが、反面、至近距離なんかに座わらなくってホントよかったと内心では思いました。

アトラクションが終わり、出口から外にでるとき、何気なくあたりを見回してみましたが、あの家族の姿はありませんでした。

友人の彼女が夢中になって話している内容にも、差し迫った尿意に七転八倒していた少女の話などなかったので、多分なにごともなくコトは済んだのだと思います。

あるいは、いまごろあの少女の座っていた床あたりに小さな黄色い湖が出来ているのかも。

しかし、なにしろ「水」を浴びせかけられるアトラクションのことですから、綺麗好きなディズニーシーもきっと許してくれるに違いないと信じています。

そうそう、同行した友人というのが、むかしマンションのモデルルームの見学に行ったとき、突然尿意をモヨオシタので、そこのトイレを借りたところ、そのトイレも単なるモデルだったので水が出てこず、黄色い湖をこしらえてしまった前科のある男です。

彼の場合は、猛ダッシュで逃げたのですが、僕の見た限りあの場所から猛ダッシュで逃げていく親子連れはありませんでした。
[PR]
Commented by clonecd819 at 2011-05-10 17:07 x
His money burns a hole in his pocket.
Commented by buy diflucan 100mg at 2014-04-22 15:53 x
Fantastic article.Really thank you! Awesome.
<a href="http://buycheapdoxycyclineonline.yolasite.com/">doxyclicne</a>
<a href="http://pharmdiflucrx.webstarts.com/">buy diflucan online</a>
by sentence2307 | 2006-08-04 21:59 | 映画 | Comments(2)