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世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


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カテゴリ:フランス映画( 4 )

【ローラ Lola】
『シェルブールの雨傘』の監督が描く、甘く切ない恋の物語。
新たに2012年に制作されたデジタル修復完全版でスクリーンに登場!
港町ナントでの生活に退屈していた青年ローランは、幼なじみのローラに10年ぶりに再会する。ローランは彼女への愛に気づいて生きる希望を抱くが、キャバレーの踊り子をしているローラは7年前に街を去った恋人のミシェルを忘れられない...。
さまざまな登場人物がすれ違いながらも再び出会う巧みな構成の物語を、クラシックやミシェル・ルグランの音楽にのせて、みずみずしく軽やかな演出で描いたドゥミの長編処女作。脚本も手がけたドゥミは、アヌーク・エーメの個性と魅力の新たな一面を引き出すべく、彼女を思い浮かべながら踊り子ローラを作り出した。時に陽気で時にメランコリックなこのヒロインを、アヌーク・エーメは魅力たっぷりに演じ、見るものを虜にする。
故郷ナントを舞台にした本作でデビューしたドゥミは、2年後に『シェルブールの雨傘』でローランを再び登場させ、7年のちにローラのその後の生活を『モデル・ショップ』で描くなど、作品を超えて登場人物が行き交う世界を作り出してゆく。こうしたジャック・ドゥミの作品群の原点ともいえる『ローラ』。今回は、ジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』の修復プロジェクトなどを手がけた仏・米の団体による2012年のデジタル修復完全版での上映となり、撮影のラウール・クタールが美しく捉えたナントの光が、再び、スクリーンによみがえる。
監督・ジャック・ドゥミ、撮影・ラウール・クタール、音楽・ミシェル・ルグラン、歌詞・アニエス・ヴァルダ、美術・衣装・ベルナール・エヴァン、出演:アヌーク・エーメ、マルク・ミシェル、ジャック・アルダン、アラン・スコット、エリナ・ラブールデット、アニー・デュペルー
1961年/フランス/85分/DCP/白黒/シネマスコープ/モノラル *協力:シネタマリス
★監督:ジャック・ドゥミ Jacques DEMY
1931年、フランス・ポンシャトー生まれ。ナントで少年時代を過ごし、『ブローニュの森の貴婦人たち』を見て映画作家を志す。長編デビュー作『ローラ』はジャン=リュック・ゴダールやジャン・コクトーらからも賛辞を得た。台詞が全て歌という実験的な『シェルブールの雨傘』(63)でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞。その後も『ロシュフォールの恋人たち』(67)や『ロバと王女』(70)などの明るく陽気な作品から、ダークな童話『ハメルンの笛吹き』(71)やストライキを描く『都会のひと部屋』(82)などシリアスな題材まで、徹底して音楽・美術にこだわった独自の映画作家である。1990年10月27日死去。
★出演:アヌーク・エーメ Anouk AIMÉE
1932年、フランス・パリ生まれ。14歳で映画デビュー。『火の接吻』(49)や『恋ざんげ』(53)などを経て、『モンパルナスの灯』(58)でモディリアニの妻役を演じる。60年代に入り、フェリーニの傑作『甘い生活』(60)や『8 1/2』(63)に出演。世界的に大ヒットしたクロード・ルルーシュの『男と女』(66)で、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞し名実共に大スターとなる。その他、ベロッキオの「Salto nel vuoto」(カンヌ国際映画祭女優賞)や豪華キャストの中で大御所デザイナーに扮した『プレタポルテ』(95)などの出演作がある。2012年の欧州での『ローラ』デジタル完全修復版上映時には、ドゥミ一家とともに登壇。美しさだけでなく、着こなしや話し方などを含め、フランス女優の象徴的な存在であり続けている。


以下 短編

【全てを失う前にAvant que de tout perdre】2012年/フランス/30分
監督:グザヴィエ・ルグラン、出演:レア・ドリュケール、アンヌ・ブノワ、ミリヤン・シャトラン
学校をさぼって橋の下に隠れている少年。恋人との別れを惜しみ、バス停で涙にくれている少年の姉。彼らを順番に車に乗せていく母親。3人はスーパーマーケットの駐車場に到着し、急いで店内に入っていく。夫の暴力から逃げるため、子供をつれて他の土地へ逃げることを決めた彼女は、勤務先に給料の精算を頼みに来たのだ。ようやく未払い分の一部を手にしたものの、店内や周辺で彼女を待ち伏せる夫を避けて店から出ていかなくてはならないが。グザヴィエ・ルグランはこの家庭内暴力についての作品を通し、時間との闘い、社会的スリラーを描く。クレルモンフェラン国際短編映画祭で4部門を受賞した話題作。
<受賞歴>2013年 クレルモンフェラン国際短編映画祭 国内コンペティション部門 最優秀作品賞ほか 4部門受賞


【妻の手紙 Lettres de femme】2013年/フランス/15分11秒
監督・オーギュスト・ザノヴェッロ、声の出演・コンスタンタン・パッパス、アデリーヌ・モロー、ジェローム・ポヴエルズ
大戦の前線で、看護士のシモンは負傷兵の壊れた体を彼らの恋人や妻、故郷で待つ女性たちの手紙を使って「修理」していく。女性からの手紙には治療の力があるのだ。しかし、予期せぬ死に襲われても紙に書かれた言葉はまだ人を救えるのだろうか。


【からっぽの家 La Maison vide】2012年/フランス/19分
監督・マチュー・イポー、出演・フランク・ファリーズ、ミレイユ・ペリエ、フィリップ・フォコニエ
17歳のヴァンサンは、1人で夏休みを過ごしている。お金を稼ぐ為に、錠前屋の父親を手伝っている。ある日ヴァンサンは誰もいない家に空き巣に入るが...


【日本への旅:捕縄術 Portraits de voyages Japon : Hôjô Jutsu】2013年/フランス/3分
監督・バスティアン・デュボワ、声の出演・サヤカ・ヒサダ
捕縄術は人を紐で縛る日本の伝統武術。緊縛はいわゆるボンデージで、セクシーな大人の遊び。作者が日本を旅して知った、幅広い捕縄術の使用法がイラストとともに紹介される。


【オマール海老の叫び Le Cri du homard】2012年/フランス、ベルギー/30分
監督・ニコラ・ギオ、出演・クレール・トゥムルー、アントン・クズマン、タチアナ・ゴンチャロヴァ、ミグレン・ミルチェフ
ロシア出身の6歳のナタリアは両親とともにフランスに移住したばかり。チェチェンに闘いにいった兄ボリスの帰りを心待ちにしている。そして遂にその日がやってくるが、ナタリアは戸惑い、いぶかしがる。これが本当に兄のボリスなのか...?
<受賞歴>2013年 セザール賞 短編映画賞受賞、2012年 ブレストヨーロッパ短編映画祭 最優秀賞 俳優賞(クレール・トゥムルー)受賞


【移民収容 Rétention】2012年/フランス/14分32秒
監督・トマ・クルイトフ、出演・アンヌ・アズレー、ミグレン・ミルチェフ、フアッド・アウニ
フランスの移民収容所。マチルドは、そこに閉じ込められた外国人たちの権利を守るために奮闘している。ある日、ウクライナからユリがやってくる。彼の強制退去を防ぐため、マチルドの時間との闘いが始まる。


【次で最後(63年秋)Next to last (Automne 63)】2012年/フランス/5分36秒
監督・マチュー・アマルリック、ナレーション:フレデリック・ワイズマン、デヤ・ケント
アメリカテキサス州のアーリントンにあるプライベートコレクションを訪れたマチュー・アマルリックが、エドワード・ホッパーの最後から2番目の作品、開かれた窓から田舎の風景が広がる「Sun in an empty room」(1963年制作)を映し出す。 フレデリック・ワイズマンによって演じられるホッパーの声と妻のジョセフィーヌの声が流れる中、アマルリックのカメラが絵の隅々を追い、そこに隠された謎を追って行く。8人の監督、俳優、アーティストたちが、"ホッパー"をテーマにそれぞれの作品を制作するプロジェクトの内の1作。このプロジェクトには、他にヴァレリー・ムレジャンやドミニク・ブランなどが参加している。


【春 Le Printemps】2012年/フランス/15分13秒
監督・ジェローム・ブルベス 
森の奥深くの神殿。マスクをかぶった人形たちが春の祭を待ちわび、準備をしている。音楽が鳴りだす。生け贄がつながれた檻が一つ運ばれてくる。そして春を祝う祭りが始まる。
by sentence2307 | 2013-06-09 18:28 | フランス映画 | Comments(54)
【黒いスーツを着た男 Trois mondes】
本年度パトリック・ドベール賞受賞、新星ラファエル・ペルソナーズ主演作日本初上陸。
犯すつもりのなかった罪を背負った美しき犯罪者と二人の女の運命を描く本格派サスペンス。本年度のフランスの最優秀男優に与えられるパトリック・ドベール賞に輝き、アラン・ドロンの再来と話題の演技派俳優ラファエル・ペルソナーズ主演作。『彼女たちの時間』の実力派カトリーヌ・コルシニ監督が描く、犯すつもりのなかった罪を背負った美しき犯罪者を巡り、目撃者の女と被害者の妻の運命が交差する本格派クライム・サスペンス。『ミステリーズ 運命のリスボン』のクロチルド・エスム、『ロルナの祈り』のアルタ・ドブロシが主人公を取り巻く2人の女性を熱演。
アランは自動車ディーラーの社長令嬢との結婚を10日後に控え人生の成功を手にする直前だったが、友人たちと騒いだ帰り道、深夜のパリの街角で男を轢いてしまう。友人たちに促され、茫然自失のまま男を置き去りにして逃走したアラン。その一部始終を、向かいのアパルトマンからジュリエットは偶然目撃する。翌日、被害者の容態が気になり病院を訪れたジュリエットは、そこで男の妻ヴェラに会う。ヴェラと夫はフランスの滞在許可証を持たないモルドヴァ人だった。そして、ジュリエットは病院の廊下で若い男の後ろ姿に目を留める。その男こそ、罪の意識に駆られて様子を確かめに来たアランだった。ジュリエットはアランを追いかけるが。
監督・カトリーヌ・コルシニ、出演・ラファエル・ペルソナーズ、クロチルド・エスム、アルタ・ドブロシ、レダ・カデブ
2012年/フランス=モルドヴァ/101分/スコープ/5.1ch 配給:セテラ・インターナショナル
<受賞歴>2012年 カンヌ国際映画祭 ある視点部門正式出品作品、2013年 パトリック・ドベール賞(将来有望な若手に贈られる賞)受賞
★監督・脚本:カトリーヌ・コルシニ Catherine CORSINI
1956年、フランス北部のドルー生まれ。18歳のときにパリに出、パリ第3大学で学ぶ。アントワーヌ・ヴィテーズが主宰する演技コースを受講して演技を学ぶが、脚本の執筆をはじめ、短編作品をいくつか制作。1988年に最初の長編『魅了されたミニマリストの破綻』を撮る。その後もテレビ用作品など撮り続け、98年カリン・ヴィヤールをヒロインに迎えて撮った『ヌーヴェル・イヴ』が、新たな女性像を提示する作品として高い評価を得る。さらに2000年の『彼女たちの時間』では、エマニュエル・ベアールを迎えカンヌ映画祭に正式招待。また2006年に『Les Ambitieux』を、さらに2009年にはクリスティン・スコット・トーマスの主演で『旅立ち』をと、これまで女性を主人公にした作品を数多く発表し、評価を高めてきた。
★出演:ラファエル・ペルソナ-ズ Raphaël PERSONNAZ
1981年、パリ生まれ。12歳のときに見た舞台劇に衝撃を受けて俳優を志し、コンセルヴァトワールとフロランの演劇学校で本格的に演技を学ぶ。16歳のころからTV用作品に顔を見せるようになり、18歳のとき、TVシリーズ「Un homme à la maison」の主役の座を射止め、一躍注目される。2000年のピエール=オリヴィエ・スコット監督の「Le Roman de Lulu」を皮切りに映画へ積極的に出演し、ジュリー・ガヴラスの『ぜんぶ、フィデルのせい』(06)などで次第に注目を集める。2010年、ベルトラン・タヴェルニエの「La Princesse de Montpensier」で主役に抜擢。その後も、アフガニスタンを舞台にした戦争ドラマ「Forces spéciales」(11)でダイアン・クルーガーと共演、本作『Trois mondes(原題)』のあとも、話題のコスチューム劇『アンナ・カレーニナ』(12)をはじめ、恋愛コメディ「La Stratégie de la poussette」(12)、ジュリー・ガイエと共演した恋愛劇「After」(12)と、主演作が目白押し。
★出演:クロチルド・エスム Clotilde HESME
1979年、フランス北部のトロワに生まれ。ふたりの姉エロディーとアンネリーズも女優として活躍中。コンセルヴァトワールでダニエル・メスギッシュとカトリーヌ・イジェルのもと演技を学び、卒業後は舞台を中心に活動。やがて、短編作品に出演するようになるが、2002年、ジェローム・ボネルの「La Chignon d'Olga」で長編劇映画デビューを飾る。その後、クリストフ・オノレの『愛のうた、パリ』(07)での演技により、セザール賞の有望若手女優賞にノミネートされ、続くオノレ作品『美しい人』(08)にも主演。さらに、ラウル・ルイス『ミステリーズ 運命のリスボン』(10)、アリックス・ドラポルトの「Angèle et Tony」(11)などで好演、念願のセザール賞有望若手女優賞にも輝く。
★出演:アルタ・ドブロシ Arta DOBROSHI
1979年、ユーゴスラヴィア(現コソヴォ)のプリシュティナに生まれ。プリシュティナ舞台芸術アカデミーに学んだのち、舞台を中心に活躍。映画には、2005年、アルバニアのクイティム・チャシュク作品「Syri magjik(Magic Eye)」に初出演したのを皮切りに、2008年に同じくアルバニア映画「Smutek paní Snajdrové(The Sadness of Mrs. Snajdrova)」に出演。同年、ダルデンヌ兄弟の『ロルナの祈り』のヒロインに抜擢されたことをきっかけに国際的な注目を集める。2011年にはジュリー・ガヴラスの「Trois fois 20 ans」に出演ののち、本作でヴェラ役を好演。


【椿姫ができるまで Traviata et nous】
名作は舞台の度に生まれ変わる。世界最高峰のオペラ歌手ナタリー・デセイの創り上げる「椿姫」の世界 2011年春、フランスのオペラ歌手ナタリー・デセイは、演出家のジャン=フランソワ・シヴァディエとともに、エクサン・プロヴァンス音楽祭で上演されるヴェルディの傑作オペラ「椿姫」の製作に臨んだ。演奏はルイ・ラングレ指揮によるロンドン交響楽団。才能豊かな2人の芸術家の感性のせめぎ合いが、時に繊細に時に流麗に、名作を新たに蘇らせる。練習の合間に茶目っ気を見せるデセイ、シヴァディエの演出の下、一つ一つのシーンを積み上げてゆく舞台の製作風景は観る者を魅了する。ステージの幕が上がる前に始まっているオペラの豊饒さを、ヴェルディ生誕200年記念の年に味わえる貴重な機会。デセイの伸びのあるソプラノで聞かせる『椿姫』の名場面も堪能できるオペラ・ファンのみならず、すべてのクラシック・ファンに贈られた貴重なドキュメンタリーである。
監督・フィリップ・ベジア、出演・ナタリー・デセイ、ジャン=フランソワ・シヴァディエ、ルイ・ラングレ
2012年/フランス/112分/ビスタ/ドルビーデジタル 配給:熱帯美術館
<受賞歴>2012年 ニューヨーク映画祭 公式招待作品
★監督:フィリップ・ベジア Philippe BÉZIAT 
アニメーション作品のアシスタントを経て、TVやラジオの制作、演出に携わる。東京オペラシティなどで来日公演を行っているフランスの指揮者・マルク・ミンコフスキのドキュメンタリーを手がけたこともある。今回の椿姫のほかに、2009年にドビュッシーのオペラ『ペレアスとメリザンド』を、2011年にストラヴィンスキーのバレエ・カンタータ『結婚』の上演するまでを映像化するなど、音楽と映画を見事に融合させた新たな映像監督として、近年フランスを中心に注目を集めている。 (フランス映画祭 執筆)
★出演:ナタリー・デセイ Natalie DESSAY
1965年、リヨン出身。コロラトゥーラソプラノの役柄を中心にキャリアをスタートさせ、いまや歌唱力と美貌を兼ね備えた世界最高のオペラ歌手の一人。元は女優だったが声楽を奨められボルドー国立音楽院やパリ・オペラ座の声楽教室で学び、ウィーン国立歌劇場でのモーツァルト国際コンクールで優勝。初めてシカゴでルチア(ドニゼッティ/『ラメンモールのルチア』)を演じた後、メトロポリタン歌劇場やパリ国立オペラ座、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスなど、世界の蒼々たる劇場の舞台で活躍。2010年にはウィーン国立オペラ座においてフランス人で初めて"オーストリア宮廷歌手"の称号を与えられた。トリノ王立歌劇場のツアーの一環として、ヴィオレッタ役(『椿姫』)で来日公演も行っている。(フランス映画祭 執筆)
★出演:ジャン=フランソワ・シヴァディエ Jean-Francois SIVADIER
ストラスブール国立劇場高等演劇学校で学び、俳優として、ローラン・ペリー、スタニスラス・ノルデ、ジャック・ラサール、アラン・フランソン、ドミニク・ピトワゼ等の監督、演出家の元で様々な役を演じる。1996年には自身の脚本・演出による「Italienne et Orchestre」を上演。この作品はその後、オデオン座やシャトレ劇場などで200回近く上演された。2000年にはブルターニュ国立劇場の客員アーティストとなり、『フィガロの結婚』などを演出。2003年には脚本、演出を手がけた「Italienne scène et orchestre」で批評家協会のグランプリを獲得。また2005年にゲオルク・ビューヒナーの『ダントンの死』の演出で、フランスの演劇賞であるモリエール賞を受賞。その後もヨーロッパの劇場を中心に、俳優、演出家として活躍している。


【遭難者(仮)/女っ気なし(仮)Le Naufragé / Un monde sans femmes】 
シルヴァンを巡る2つの物語。フランスで注目される若手、ギヨーム・ブラック監督のデビュー作。
『遭難者』(仮)フランス北部の小さな町で、自転車がパンクしたリュック。それを見て近づいてきた地元の青年シルヴァン。シルヴァンはリュックを助けようとするが。
『女っ気なし』(仮)短篇『遭難者』(仮)と対をなす作品。夏の終わり。バカンスに来た若い母親と娘に、アパートを貸すシルヴァン。3人は海水浴や買い物をして仲良く過ごしていたが、そこに友人ジルが現れる。
フランスでロングランとなり、エリック・ロメールやジャック・ロジエを引き合いに出され高い評価を得た、新人ギヨーム・ブラック監督初の劇場公開作。
監督:ギヨーム・ブラック
『遭難者』(仮)出演:ジュリアン・リュカ、アデライード・ルルー、ヴァンサン・マケーニュ/2009年
『女っ気なし』(仮)出演:ヴァンサン・マケーニュ、ロール・カラミー、コンスタンス・ルソー/2011年
フランス/83分/ビスタ/5.1ch  配給:エタンチェ
<受賞歴>『女っ気なし』(仮)2011年 フランス批評家組合 最優秀短篇賞 受賞、2012年 AlloCiné スタッフ部門 年間ランキング第1位
★監督:ギヨーム・ブラック Guillaume BRAC
1977年生まれ。フェミス(フランス国立映画学校)卒業。
2008年、少ない資金で素早く映画を撮るため、友人と映画製作会社Année Zéroを設立。
<フィルモグラフィー>
2009:短篇『遭難者』(仮)
2011:中篇『女っ気なし』(仮)
2013:長篇第一作「Tonnerre」公開予定。
★出演:ヴァンサン・マケーニュ Vincent MACAIGNE
1978年生まれ。コンセルヴァトワール(フランス国立高等演劇学校)卒業。映画出演のほか、映画監督、舞台演出家としても活躍。主な出演作に、フィリップ・ガレル監督の『灼熱の肌』がある。


【アナタの子供 Un enfant de toi】
情熱は戦争よ、でもいつも闘っているわけじゃないわ。ジャック・ドワイヨン監督が愛娘ルーと共に作り上げた愛すべきラブコメディ
7歳の娘リナと暮らすアヤは、歯科医の恋人ヴィクトールがいるにも関わらず、3年前に別れた前夫でリナの父親のルイと時々会っている。今は若い恋人ガエルとつきあっているルイは、アヤがヴィクトールとの子供を作りたがっていると聞き、嫉妬を隠せない。一方、アヤがルイと会っていることを知ったヴィクトールも心中穏やかでない。そんな時、ルイの発案で4人は一緒に夕食をとるが、食事会は微妙な雰囲気となり、事態は一層錯綜する。恋愛のもつれを描かせれば右に出る者のいないドワイヨンだが、従来の作品に比べると軽いタッチで撮られた本作においてもその手腕は際立っている。アヤが誰を選ぶのか、登場人物たちとともに観客も最後の瞬間まで振り回されるだろう。奔放なヒロイン、アヤを演じたのはドワイヨンとジェーン・バーキンの娘ルー・ドワイヨン。ルイを演じたサミュエル・ベンシェトリは『歌え!ジャニス☆ジョプリンのように』を監督し、舞台演出や小説も手がける才人。大人の諍いの目撃者となり、物語上でも重要な役割を担うリナを演じたオルガ・ミシュタンの素晴らしい演技も見逃せない。撮影は名手レナート・ベルタと『皇帝ペンギン』のロラン・シャレ。
監督・ジャック・ドワイヨン、出演:ルー・ドワイヨン、サミュエル・ベンシェトリ、マリック・ジディ、オルガ・ミシュタン
2012年/フランス/136分/ビスタ/ドルビーDTS
<受賞歴>2012年 ローマ国際映画祭コンペティション部門 正式出品作品
★監督:ジャック・ドワイヨン Jacques DOILLON
1944年、フランス・パリ生まれ。編集助手として映画界入り。占領下のパリを描く『小さな赤いビー玉』(75)が評価され、『La Drolesse』(79)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞。ジェーン・バーキン主演の濃密なドラマ『ラ・ピラート』(84)では、カンヌ国際映画祭コンペに出品され、話題を呼ぶ。1990年には『ピストルと少年』で、ベルリン国際映画祭国際評論家連盟賞、ルイ・デリュック賞を受賞。その後も、母を突然失う4歳の少女が主人公の『ポネット』(96)でヴェネチア国際映画祭で国際評論家連盟賞および史上最年少の女優賞を受賞するなど、人間関係のドラマの機微や、子供や思春期の少年少女を描くことに高い評価を得ている名匠である。今回の『アナタの子供』(12)で主役を務めるルー・ドワイヨンは、ジェーン・バーキンとの間に生まれた愛娘。
★主演:ルー・ドワイヨン Lou DOILLON
1982年生まれ。父親は映画監督のジャック・ドワイヨン、母親は女優・歌手のジェーン・バーキン。異父姉妹に写真家ケイト・バリー、女優のシャルロット・ゲンズブールという芸能一家に育つ。1988年、母ジェーン主演の『カンフー・マスター』(監督:アニエス・ヴァルダ)で映画デビュー。その後、父ドワイヨン監督のコメディ「あまりにも大きな(小さな)愛」(98)の初主演を経て、ジャン=ピエール・アメリス監督の「デルフィーヌの場合」(99)、ドワイヨン監督の「フリーキー・ラブ!(イカれた一夜)」(01)などで個性を発揮。抜群のスタイルとユニークな美しさでジバンシィの広告をはじめ、ファッション・モデルとして人気を博すほか、2012年には自身で作詞・作曲も手がけるアルバム「Places」で歌手デビューを果たしている。


【恋のときめき乱気流 Amour & turbulences】
忘れたい男と偶然、飛行機で隣り合わせになってしまったら。『スイミングプール』で注目を浴びたリュディヴィーヌ・サニエ主演のラブコメディ。
アーティストのジュリーはニューヨークで彫刻の個展を終え、パリに帰国するために空港に向かう。ビジネスクラスにアップグレードされて喜んだのも束の間、隣の席に駆け込んできたのは3年前にひどい別れ方をした元恋人のアントワーヌだった。席を移ろうにも、あいにく機内は満席。気まずい雰囲気の中、言葉を交わし始める二人。だが、まだヨリを戻したがっているアントワーヌに対し、結婚を控えているジュリーは、できれば口も聞きたくない。アントワーヌの窮状を見かねて必死に助言する周囲の乗客たち。到着まで7時間、乱気流に巻き込まれながらも飛行機はパリへと向かう。
今年4月にフランスで公開されたばかりのロマンチックなラブ・コメディ。機内での会話の合間に出会いから別れまでのエピソードがフラッシュバックされ、二人の間に何が起こったかを徐々に観客にわからせる構成が面白い。脚本はアメリカのテレビドラマで俳優として活躍するヴィンセント・アンゲルのオリジナル。女性関係にだらしないアントワーヌを演じたニコラ・ブドスは脚色・台詞にも参加した。巧みな会話のみならず、エッフェル塔やオルセー美術館などを美しくとらえたロケ撮影も見どころだ。
監督・アレクサンドル・カスタネッティ、出演・リュディヴィーヌ・サニエ、ニコラ・ブドス、ジョナタン・コーエン、アルノー・デュクレ
2012年/フランス/96分/スコープ/ドルビーデジタル
★監督:アレクサンドル・カスタネッティ Alexandre CASTAGNETTI
子供の頃からコンセルバトワールで音楽を学び、通信関係の勉強をした後、音楽活動と平行して脚本の執筆を始める。2004年に映画「L'incruste 」を共同監督。2007年、友人のクレモン・マルシャンと共に、弾き語りのデュオ "La Chanson du dimanche(日曜の歌)"を結成。毎週土曜日に様々な場所で批評精神にあふれたユーモラスな歌を収録、それを日曜日にインターネットに投稿すると人気を博し、ニュースサイトでの紹介、数々のライブへの招聘を経て、テレビで特集が組まれるほどになる。2010年、テレビドラマ「Les Invincibles」の第1シーズンの演出および音楽を手がける。これまでのコメディの経験が生かされた『恋のときめき乱気流』(12)が、単独監督デビュー作となる。
★出演:リュディヴィーヌ・サニエ Ludivine SAGNIER
1979年、パリ郊外生まれ。子供の頃から演技を学び、9歳で映画デビュー。フランソワ・オゾンの『焼け石に水』(00)の奔放な少女役で一躍知られるようになる。同監督の『8人の女たち』で大スターにまじって最年少で出演。『スイミング・プール』(03)ではシャーロット・ランプリングと堂々と共演し、国内外の映画界の注目を集めた。オゾン作品ばかりでなく、ハリウッドに『ピーターパン』(03)で進出するほか、フランスの巨匠クロード・シャブロルの『引き裂かれた女』(07)やクロード・ミレールの『ある秘密』(07)などに出演。2013年5月、カンヌ国際映画祭のある視点部門で審査員をつとめる。フランス若手女優のなかで、もっとも次回作が気になる女優のひとりである。
★出演:ニコラ・ブドス Nicolas BEDOS
1980年生まれ。父親は俳優、コメディアン、脚本家のギイ・ブドス。若くしてテレビ番組の演出や父の舞台演目の脚本を手がける。舞台では、最優秀創作賞候補となった「Sortie de scène」(05)、メラニー・ロラン主演「Promenade de santé」(10)を執筆・演出。テレビドラマの「Ni reprise, ni échangée」(10)やジャンヌ・モロー主演「Bouquet Final」(11)では、脚本と出演を兼ねる。映画では、オムニバス『プレイヤー』(12)の脚本のほか、俳優としてルイーズ・ブルゴワン主演の「L'amour dure trois ans 」(12)やフランス映画祭2013の上映作『Populaire(原題)』(12)に出演。『恋のときめき乱気流』(12)のプレイボーイ役が映画初主演作となる。


【テレーズ・デスケルウ Thérèse Desqueyroux】
自由を模索する女の運命。『アメリ』から10年、オドレイ・トトゥがひとりの女性のダークサイドを熱演。ノーベル賞作家フランソワ・モーリアックの代表作にして、フランスのカトリック文学史上の不朽の名作と言われる同名小説の映画化。舞台は1920年代、フランス南西部のランド県。テレーズは家同士が決めた結婚により、広大な松林を所有するデスケルウ家の当主ベルナールの妻となる。このような政略結婚が当たり前だったこの時代、何の疑問も持たずに結婚したテレーズだったが、愛のない結婚生活と旧態依然とした家族制度に次第に息苦しさを感じ始める。ベルナールの妹で、幼馴染みの親友でもあるアンヌが家族の反対にも関わらず若い青年ジャンと恋に落ちたことは、テレーズの心の中に今置かれている状態から逃れたいという思いを芽生えさせる。本作が惜しくも遺作となった名匠クロード・ミレールは、思いもかけぬ方法で自らを取り巻く世界を打破しようとするヒロインの姿を一切の感傷を排して描く。当時の雰囲気を徹底的に再現した美術、あるいは牢獄のように冷たい室内空間と開放的な屋外のコントラストを効果的に表現した撮影は、台詞で説明する以上の説得力をもってヒロインの行動の意味を見る者に伝えるだろう。この難役に挑戦したオドレイ・トトゥの演技も素晴らしい。
監督・クロード・ミレール、出演・オドレイ・トトゥ、ジル・ルルーシュ、アナイス・ドゥムスティエ
2011年/フランス/110分/シネマスコープ/ドルビーステレオ
<出品歴>2012年 カンヌ国際映画祭 クロージング作品
★監督:クロード・ミレール Claude MILLER
1942年、フランス・パリ生まれ。仏高等映画学院を卒業後、マルセル・カルネ監督の助監督として映画界入り。その後、ブレッソン、ゴダール、ドゥミなど巨匠たちの助監督を経て、トリュフォーの製作主任を約10年間務める。1976年、長編デビュー作『いちばんうまい歩き方』でセザール賞で監督賞、作品賞など6部門にノミネートされる。1985年にシャルロット・ゲンズブールを主演に抜擢した『なまいきシャルロット』や、1988年にトリュフォーが遺した脚本を映画化した『小さな泥棒』で、シャルロットを一躍スターにするとともに、「トリュフォーの後継者」と言われるようになる。また、リュディヴィーヌ・サニエ主演の『リリィ』(03)など、思春期の微妙な心理を繊細なタッチで描いた作品が多い。1998年には『ニコラ』でカンヌ映画祭 審査員特別賞を受賞。その他、『死への逃避行』(83)、『伴奏者』(92)、『ある秘密』(07)などがある。2012年4月4日逝去、70歳。
★出演:オドレイ・トトゥ Audrey TAUTOU
1978年、フランス・ボーモン生まれ。幼い頃から女優を志し、1996年にテレビ番組でデビュー。その後もTVや短編映画へ出演し、1999年に『エステサロン/ヴィーナス・ビューティー』での演技が評価され、セザール賞 有望若手女優賞を受賞。そして、2001年に主演した『アメリ』が世界中で大ヒットし、リュミエール賞を受賞したほか、BAFTAやセザール賞など多数の賞にノミネートされ、一躍スター女優となる。2006年には『ダ・ヴィンチ・コード』でハリウッドに進出するなど、着実に活躍の場を広げている。その他出演作に『ロング・エンゲージメント』(04)、『ココ・アヴァン・シャネル』(09)などがある。 最新作は、ボリス・ヴィアン原作の「L' Ecumes des jours (うたかたの日々)」(12/監督:ミシェル・ゴンドリー)
★出演:ジル・ルルーシュ Gilles LELLOUCHE
1972年、フランス・カーン生まれ。演劇学校を卒業した後、2005年に出演した「Ma vie en l'air」でセザール賞 有望若手男優賞にノミネートされ、注目される。2010年にはギヨーム・カネ監督の『君のいないサマーデイズ』で、セザール賞 助演男優賞にノミネートされている。その他の出演作に『唇を閉ざせ』(06)、『アデル/ファラオと復活の秘薬』(10)、『この愛のために撃て』(10)などがある。また、俳優として活動を始めた当初から監督や脚本などの製作の活動も始め、自身が監督、脚本を担当した短編、長編作品を製作しており、『プレイヤー』(12)ではジャン・デュジャルダンとともに出演だけでなく監督としても参加している。
by sentence2307 | 2013-06-09 18:27 | フランス映画 | Comments(3)
新聞記事で今年も有楽町朝日ホールやマリオンで、フランス映画祭が行われることを知りました。6月21日から24日までの4日間、全14プログラムの上映だそうですね。なにしろフランス映画の現在を時間差なしのホカホカ状態で、コテコテの最新作を見ることができるという貴重な機会なわけですから、この期間に是非できるだけ多くの作品を見たいと(毎年)思ってはいるのですが、なにしろこちらは勤めのある身なので、時間が自由になりません、いざ映画祭が始まるとなると、なにやかやと仕事ができて(たまに土曜出勤などという凄絶なこともあるので、映画祭がわざわざ土日を挟んでの開催だとしても楽観できません)、実際に見ることのできた作品が、たったの1本なんてことは、しょっちゅうでした。月末に送られてくる「wowow」のプログラムにしても、ただ録画のために印をつけておくための予定表でしかなく、自分にとっては鑑賞するためのプログラムという役割をとうに失ってしまっています。ですので、見ていない録画ばかりがどんどん溜まる一方というジリ貧な現状です。
しかし、プログラムから見たい作品を選び出し、どんな映画かと想像しながら、印をつけていくという楽しみはありますので、「2013 フランス映画祭」でもそのデンで作品の情報だけでも筆者してみました。これだけでもじっくり読み込んで、想像をめぐらして愉しむことにしようと思います。


【Dans la maison (英題)In the House】
個人授業は、いつしか息詰まる心理戦に変わる。フランソワ・オゾン監督史上、最高傑作、ついに日本解禁。
かつて作家を志していたジェルマンは、今は高校で国語の教師をしていた。凡庸な生徒たちの作文の採点に辟易していたとき、才気あふれるクロードの文章に心をつかまれる。それは、あるクラスメイトとその家族を皮肉な視点で綴ったものだが、羨望とも嫉妬ともつかない感情に満ちた文章に、ジェルマンは危険を感じ取りながらも文章の才能に魅せられ、クロードに小説の書き方を手ほどきしていく。やがて才能を開花させたクロードの書く文章は、次第にエスカレートして行く。若き作家と教師の個人授業は、いつしか息詰まる心理戦に変わっていく。
第60回サン・セバスチャン国際映画祭で最優秀作品賞と最優秀脚本賞をダブル受賞、第37回トロント国際映画祭では国際映画批評家連盟賞を受賞するなど、ますます国際的に評価が高まっているフランソワ・オゾンのスリリングな最新作。フランスを代表する名優ファブリス・ルキーニと、これが本格的なデビューながら一歩も引かないエルンスト・ウンハウワーとの手に汗握る駆け引きに、一瞬たりとも目が離せない。
監督・フランソワ・オゾン、出演・ファブリス・ルキーニ、クリスティン・スコット・トーマス、エマニュエル・セニエ、ドゥニ・メノーシェ、エルンスト・ウンハウワー、バスティアン・ウゲット
2012年/フランス/105分/ビスタ/5.1ch 配給:キノフィルムズ
<受賞歴>2012年 サン・セバスチャン国際映画祭 最優秀作品賞&最優秀脚本賞、2012年 トロント国際映画祭 国際映画批評家連盟賞
★監督:フランソワ・オゾン Francois OZON
1967年フランス・パリ生まれ。1990年、国立の映画学校フェミスの監督コースに入学、次々に短編作品を発表し、『サマードレス』(96)でロカルノ国際映画祭短編セクショングランプリを受賞。1999年の『クリミナル・ラヴァーズ』がベネチア国際映画祭に正式出品され、続く『焼け石に水』(00)で、ベルリン国際映画祭 テディ2000賞を受賞。
2001年『まぼろし』がセザール賞の作品賞と監督賞にノミネートされ国際的にも高い注目を集め、翌年『8人の女たち』で、ベルリン映画祭銀熊賞を受賞。その後『スイミング・プール』(03)、『エンジェル』(07)、『しあわせの雨傘』(10)など多種多様な作品を発表し続けている。
★出演:ファブリス・ルキーニ Fabrice LUCHINI
1951年フランス・パリ生まれ。イタリア移民の一家に生まれる。美容室に勤める一方、文学や音楽に親しみ、1969年に『Tout peut arriver』で映画デビュー。続いてエリック・ロメール監督の『クレールの膝』(70)に出演。以後、同監督の常連俳優として、『聖杯伝説』(78)、『飛行士の妻』(80)、『満月の夜』(84)などに出演している。1991年には、クリスチャン・ヴァンサン監督の『恋愛小説ができるまで』(90)で、セザール賞主演男優賞にノミネート、そして1994年には、クロード・ルルーシュ監督の『Tout ça... pour ça !』で、同賞の助演男優賞に輝いた。その他の主な出演作品には『百貨店大百科』(92)、『親密すぎるうちあけ話』(04)、『PARIS(パリ)』(08)、『屋根裏部屋のマリアたち』(10)などがある。オゾン作品は『しあわせの雨傘』(10)に続き、2度目の出演となる。
★出演:エルンスト・ウンハウワー Ernst UMHAUER
1989年フランス・シェルブール生まれ。2011年、短編映画"Le Cri"で初めての役を得る。続いてドミニク・モル監督の『マンク~破戒僧~』(11)でヴァンサン・カッセルと共演。本作でフランソワ・オゾン監督にクロード役に抜擢され、リュミエール賞の新人男優賞を受賞し、セザール賞にもノミネートされる。今後の活躍が期待される若手俳優の一人である。
★出演:クリスティン・スコット・トーマス Kristin SCOTT THOMAS
1960年イギリス・コーンウォール生まれ。19歳で、演技を学ぶためにパリに移住。1986年、プリンスが監督を務めた『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』で映画デビュー。大ヒット作『フォー・ウェディング』(94)の演技で絶賛され、英国アカデミー賞助演女優賞を受賞。さらにアンソニー・ミンゲラ監督の『イングリッシュ・ペイシェント』(96)でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、演技力への評価を確実なものとする。その後、『ずっとあなたを愛してる』(08)に主演し、ヨーロッパ映画賞最優秀賞女優賞他、数々の賞を受賞。また2003年には大英帝国勲章を、2005年にレジオン・ドヌール勲章を受けている。最近の主な出演作には、『ブーリン家の姉妹』(08)、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(09)、『サラの鍵』(10)、『砂漠でサーモン・フィッシング』(11)、『ベラミ 愛を弄ぶ男』(12)、待機中の作品に、レイフ・ファインズがメガホンをとる『The Invisible Woman』(13)、ニコラス・ウィンディング・レフン監督作、ライアン・ゴズリングと共演する『Only God Forgives』(13)などがある。
★出演:エマニュエル・セニエ Emmanuelle SEIGNER
1966年フランス・パリ生まれ。祖父は俳優のルイス・セニエ、父は写真家で母はジャーナリスト。14歳からモデルとして活躍。ヨーロッパの有名誌の表紙を飾り、シャネルのCMにも抜擢された。1985年にジャン=リュック・ゴダール監督の『ゴダールの探偵』で映画デビュー。その後ロマン・ポランスキー監督の『フランティック』(88)でハリソン・フォードを惑わす謎の美女を好演。翌年ポランスキーと結婚。以降『赤い航路』(92)や『ナインズ・ゲート』(99)とポランスキー監督作に出演し、妖艶な美貌を醸し出している。その他の作品として、オリヴィエ・ダアン監督『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』(07)、ジュリアン・シュナーベル監督『潜水服は蝶の夢を見る』(07)、イエジー・スコリモフスキ監督『エッセンシャル・キリング』(10)などがある。


【わたしはロランスLaurence Anyways】
彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。弱冠23歳のグザヴィエ・ドラン監督が描く"スペシャル"な、愛の物語。
モントリオール在住の国語教師ロランスは、恋人のフレッドに「女になりたい」と打ち明ける。それを聞いたフレッドは、ロランスを激しく非難するも、彼の最大の理解者であろうと決意する。あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応に果敢に挑む長い年月。その先に待ち受けるものは? 弱冠23歳にしてカンヌ国際映画祭に3作品を出品し話題となったグザヴィエ・ドラン監督による、10年に渡る美しく切ない愛を描いたラブ・ストーリー。ロランス役をメルヴィル・プポー、ロランスの母をナタリー・バイが演じる。フレッド役のスザンヌ・クレマンは、2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門で最優秀女優賞を受賞した。
監督・グザヴィエ・ドラン、出演・メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・バイ
2012年/カナダ=フランス/168分/スタンダード/5.1ch 配給:アップリンク
<受賞歴>2012年 カンヌ国際映画祭 ある視点部門正式出品作品 最優秀女優賞受賞、2012年 トロント国際映画祭 最優秀カナダ映画賞受賞
★監督:グザヴィエ・ドラン Xavier DOLAN
1989年カナダ生まれ。6才で子役としてデビュー。2008年に処女作『マイ・マザー/青春の傷口』を制作。カンヌ映画祭監督週間部門出品、セザール賞外国映画部門ノミネートなど、高く評価を得た。その後、監督、脚本のみならず、プロデューサー、出演、編集、その他、衣装と美術の監修も務めた第二作『空想の恋』(09)はカンヌ映画祭「ある視点」部門に出品され、"非常にエキサイティングな新世代の一人"と紹介された。本作『わたしはロランス』では、再びカンヌの「ある視点」部門で上映され、その気鋭ぶりが話題を集めている。
★出演:メルヴィル・プポー Melvil POUPAUD
1972年フランス生まれ。母親がキャスティング・ディレクターだったことから、子役としてラウル・ルイス監督作品に度々出演。その後学業に専念するが15歳の時ジャック・ドワイヨン監督作『15歳の少女』にて再デビュー。セザール賞の有望若手男優賞にノミネートされる。以後、主な出演作に『愛人(ラマン)』(92)、『おせっかいな天使』(93)、『いちばん美しい年齢』(94)、『エリザ』(95)、『夏物語』(96)、『ぼくを葬る』(05)、『ブロークン・イングリッシュ』(07)などがある
★出演:スザンヌ・クレマン Suzanne CLÉMENT
1969年カナダ生まれ。
主な出演作に、TVシリーズ「Watatatow」、「Sous le signe du lion」、「Jean Duceppe」、「Cover Girl」、 「Les hauts et les bas de Sophie Paquin」、「Unité 9」、 映画作品に「The Confessional」(94)、「L'Audition」(05)、「C'est pas moi, je le jure!」(08)、「Tromper le silence」(10) などがある。グザヴィエ・ドラン監督作品への出演は『マイ・マザー/青春の傷口』(94)に続き二回目。本作ではカンヌ映画祭ある視点部門主演女優賞を受賞した。
★出演:ナタリー・バイ Nathalie BAYE
1948年フランス生まれ。代表作に、フランソワ・トリュフォー監督『映画に愛をこめて アメリカの夜』(73)、『緑色の部屋』(78)、ジャン=リュック・ゴダール監督『勝手に逃げろ/人生』(79)、『ゴダールの探偵』(85)など。近年の出演作に、クロード・シャブロル監督『悪の華』(03)、ギョーム・カネ監督『唇を閉ざせ』(06)などがある。受賞歴は 1980 年『勝手に逃げろ/人生』でセザール賞助演女優賞、1982 年『愛しきは、女/ラ・バランス』ではセザール賞主演女優賞、1999 年『ポルノグラフィックな関係』でヴェネチア国際映画祭女優賞を獲得。


【Populaire (原題)Populaire】
"ローズの夢は、パリ、ニューヨーク、そして世界をつかむことー。"50年代フランスを舞台に、タイプライター世界大会に全てをかけるヒロインを描く、カラフルなサクセス・エンターテインメント!
世界がドラマティックに変化した、1950年代末。女性たちは自由を求めて社会へ飛び出し、夢に向かって羽ばたいた。スターになれる道は色々あったが、今では想像もつかないのが、〈タイプライター早打ち大会〉。オリンピックさながらの各国代表による激戦を勝ち抜いた女王は、国民のアイドルだった。そんな時代のフランスを舞台に、早打ち以外は何ひとつ取り柄のない女の子が、世界大会を目指す姿を描くサクセス・ストーリーが完成した。敏腕コーチが伝授する、メンタルを鍛え、駆け引きに強くなるコツは、ハードな今を生き抜く私たちにも役立つアイディアでいっぱい。さらに『アパートの鍵貸します』『シェルブールの雨傘』など、当時の傑作へのオマージュに溢れ、フランスのマスコミも大絶賛、本年度セザール賞5部門にノミネートされた。ロマンティックな女の子の夢と、興奮と感動のスポ根が不思議にマリアージュ、50年代カルチャー満載のポップなエンターテインメントが誕生した!
監督・レジス・ロワンサル、出演・ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ
2012年/フランス/111分/シネマスコープ/5.1ch 配給:ギャガ
<受賞歴>2013年 セザール賞 5部門ノミネート
★監督・脚本:レジス・ロワンサル Régis ROINSARD
映画制作を学んだ後、スタッフとして制作現場全体を経験するために、撮影アシスタントやセット、音響などを務める。1998年、短編「Madame Dron」で監督デビュー。続いて短編「Simon」(01)、ジェーン・バーキン、マリアンヌ・フェイスフルらが出演するドキュメンタリービデオ「Rendez-vous avec Jane」(05)、短編「Belle, enfin possible」(05)を監督する。劇映画は全作、脚本も担当している。その他、フランスのシンガー、ジャン・ルイ・ミュラのPVも手掛ける。長編映画監督デビュー作となる本作で、セザール賞 作品賞にノミネートされ、今国内外で最も注目されている監督の一人である。
★出演:デボラ・フランソワ Déborah FRANÇOIS
1987年、ベルギー、リエージュ生まれ。2005年、ダルデンヌ兄弟監督の『ある子供』でデビュー。この作品はカンヌ国際映画祭パルムドールに輝き、フランソワもセザール賞有望若手女優賞にノミネートされ、たちまち注目される。その後、『譜めくりの女』(06)でも同賞にノミネートされ、「Le premier jour du reste de ta vie」(08)で同賞受賞を果たす。2010年には、フランス人女性監督が阪神・淡路大震災の被災者のその後を描いた『メモリーズ・コーナー』に出演し、西島秀俊、阿部寛と共演する。その他、ソフィー・マルソー主演の『レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち』(08)、『21番目のベッド』(09)、ヴァンサン・カッセル共演の『マンク ~破壊僧~』(11)などに出演、今最も期待されている若手女優の一人。


【ウェリントン将軍~ナポレオンを倒した男~(仮) Linhas de Wellington】
世界の巨匠ラウル・ルイス監督最後のプロジェクト。超豪華キャストで贈る美しき"戦争絵巻"。
1810年、ナポレオン皇帝はマッセナ元帥にポルトガル征服を命じる。フランス軍は難なくポルトガルへの進攻に成功したが、それはウェリントン将軍の罠だった。本作はウェリントン将軍率いる、イギリス・ポルトガル連合軍が、ナポレオンを破るまでの戦いの中で巻き起こる、数々のドラマを詩情豊かに描く壮大なる大河ロマンである。本作は一昨年この世を去った、名匠ラウル・ルイスの最後のプロジェクト。シューティング前に亡くなったため、生涯のパートナー、バレリア・サルミエントがメガフォンをとり、ジョン・マルコヴィッチ、マチュー・アマルリックほか、特別出演としてカトリーヌ・ドヌーヴ、ミシェル・ピコリ、イザベル・ユペール、キアラ・マストロヤンニ、メルヴィル・プポー等、豪華キャストの出演が話題を呼んだ。新たなる出会い、切ない別れ、大切な人との死別、そして育まれる愛― さまざまな人間ドラマが、混乱の時代の中で繰り広げられる、美しき"戦争絵巻"。 監督・バレリア・サルミエント、出演・ジョン・マルコヴィッチ、マチュー・アマルリック、カトリーヌ・ドヌーヴ、ミシェル・ピコリ、イザベル・ユペール、キアラ・マストロヤンニ、メルヴィル・プポー
2012年/フランス=ポルトガル/152分/16:9/ステレオ 配給:アルシネテラン
<受賞歴>2012年 ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門 正式出品作品
★監督:バレリア・サルミエント Valeria SARMIENTO
1948年チリ、バルパライソ生まれ。チリ大学で哲学と映画製作を学ぶ。1969年にバルパライソ・カトリック教大学芸術院の映画学科教授となったラウル・ルイスと出会い、結婚。以後、「Que hance!」(70)などでルイスの助監督を務め、「Los minuteros」(72)といった短篇をルイスと共同監督し、編集も担当。1972年には短篇「Un sueño como de colores」を単独で監督。73年にはルイスと「La expropiación」の追加撮影をパリで行った後、パリに亡命。その後はルイス監督作「Dialogo de Exilados」(74)の編集を担当すると共に、夫以外の作品でも編集を担当。79年にはベルギーで「Gens de nulle part, gens de toutes parts」を監督。以後、ドキュメンタリー作家として活動すると共に、ルイス共同脚本「Notre mariage」(84)で劇映画の監督としてもデビュー。以後『アメリア・ロペス・オニール』(91)、「Elle」(95)、「ストラスブールの見知らぬ人」(98/CS放映)、「Rosa la China」(02)、「Secretos」(08)といった劇映画を、夫の作品の編集を担当しながらも監督。そして「Linhas de Wellington」(12)を完成させた。
★出演:ジョン・マルコヴィッチ John MALKOVICH
1953年、アメリカ・イリノイ州生まれ。1976年にゲイリー・シニーズと設立したステッペンウルフ・シアター・カンパニーで数々の舞台に出演、ブロードウェイでも活躍。デビュー作『プレイス・イン・ザ・ハート』(84)でアカデミー賞助演男優賞ノミネート。個性的な演技派として『シェルタリング・スカイ』(90)、『二十日鼠と人間』(92)、『ザ・シークレット・サービス』(93)や、自身が題材になった『マルコヴィッチの穴』(99)にも出演。『ゴーストワールド』(01)、『JUNO/ジュノ』(07)を送り出すなど、プロデューサーとしても活躍。
★出演:マチュー・アマルリック Mathieu AMALRIC
1965年、フランス生まれ。「Les Favoris de la lune」(84)でデビュー。『そして僕は恋をする』(96)で、セザール賞有望若手男優賞を受賞。『キングス&クイーン』(04)と『潜水服は蝶の夢を見る』(07)で、セザール賞主演男優賞を受賞。近年はアメリカ映画にも出演し、スピルバーグの『ミュンヘン』(05)の情報屋ルイや、『007 慰めの報酬』(08)の悪役ドミニク・グリーンを演じた。監督としては『Mange ta soupe』(97)でデビューし、『さすらいの女神たち』(10)で、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にエントリーされ、監督賞を受賞した。
★出演:メルヴィル・プポー  Melvil POUPAUD
1972年、フランス・パリ生まれ。9歳の時にラウル・ルイスの『海賊の町』(83)でデビューし、『15才の少女』(88)で一躍脚光を浴び、『愛人/ラマン』(91)、『おせっかいな天使』(93)などに出演。『ファドの調べ』(94)でルイス作品に再び主演し、以降『ミステリーズ 運命のリスボン』(10)ほか計12本のルイス作品に出演。その他『いちばん美しい年令』(95)、『夏物語』(96)、『ぼくを葬る』(05)『イノセント・ライズ』(94)、『ル・ディヴォース』(03)、『ブロークン・イングリッシュ』(07)など多数出演し、現代フランス映画に欠かせない存在となる。


【母の身終い Quelques heures de printemps】
不治の病に自分の最後の日を決めようとする母親と出所したばかりの一人息子。永遠の別れに直面した母と息子の絆を静かな眼差しで描いた感動ドラマ。
48歳のアランは、長距離トラックのドライバーだったが、麻薬の密輸に加担したため服役し、出所したばかりだ。彼は母親が一人暮らす実家で人生のやり直しをしようとしている。だが几帳面な母親とは昔から折り合いの悪いアランは、なかなか希望しているような仕事につけない焦燥感もあり、事あるごとに母親とぶつかり合う。ボウリング場で知り合い一夜を過ごした女性ともちゃんとした恋愛関係を深める事ができない。しかし、ある時アランは、母親の脳腫瘍が進行しており、母親がスイスの会社と契約を交わし尊厳死を実行しようとしていることを知る・・・。そしていよいよ母親がスイスに出発する朝が来た。アランは母親の選択にどう対処するのか。息子役に個性派俳優ヴァンサン・ランドン、母親役に『人生は長く静かな河』でセザール賞助演女優賞を受賞したエレーヌ・ヴァンサン。共演に『潜水服は蝶の夢を見る』のエマニュエル・セニエ。監督に『愛されるために、ここにいる』のステファヌ・ブリゼ。お互いにきちんと向き合ったことがない、愛情表現に不器用な母と息子の絆を描いた感動ドラマ。
監督・ステファヌ・ブリゼ、出演・ヴァンサン・ランドン、エレーヌ・ヴァンサン、エマニュエル・セニエ
2012年/フランス/108分/ビスタ/ドルビーデジタル 配給:ドマ/ミモザフィルムズ
<受賞歴>2013年 セザール賞 4部門(主演男優賞・主演女優賞・監督賞・脚本賞)ノミネート
★監督・脚本:ステファヌ・ブリゼ Stéphane BRIZÉ
1966年フランス、レンヌ出身。工科大学で電子工学のディプロマ(DUT)を取得。1993年「Bleu dommage」で短篇映画の監督と脚本デビューで主演もする。これが94年のコニャック映画祭短篇グランプリを獲得。95年には役者として『パリのレストラン』と同作の撮影監督リュック・パジェスの短篇「Ada sait pas dire non」に出演。96年の短篇監督、脚本第二作目「L'oeil qui traine」で同年のヴァンドーム映画祭グランプリを受賞、翌年のレンヌ、マメール、アレスの短篇映画祭などでも賞を獲得。「L'oeil qui traine」の評価から99年長篇映画「Le bleu des villes」を監督、脚本。同年のカンヌ映画祭「監督週間」部門に選出され注目を浴びる。ドーヴィル映画祭ではミシェル・ドルラノ賞(脚本賞)を受賞。その後、中篇ドキュメント「Le bel instant」(03)、「Une vie de rêves」(05)を撮る。2005年の『愛するために、ここにいる』で、孤独に生きる初老の男が、タンゴのレッスンで知り合った女性との交流を通して輝きを取り戻すまでを繊細に紡ぎ上げ、セザール賞で3部門(主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞)にノミネートされる。
<フィルモグラフィー>
1999:Le bleu des villes (監督、脚本)

2005:愛されるために、ここにいる
(監督、脚本)
2006:Entre adultes(監督、脚本)
2009:Mademoiselle Chambom(監督、脚本) セザール賞 脚色賞受賞/インディペンデント・スピリット賞 外国映画賞ノミネート 2012:Quelques heures de printemps セザール賞監督賞、脚本賞ノミネート
★出演:ヴァンサン・ランドン Vincent LINDON
1959年フランス、オー・ド・セーヌ出身。裕福な家庭で育つ。アラン・レネの『アメリカの伯父さん』(80)に衣装のアシスタントとして参加。その後渡米。フランスに戻ってからル・マタン紙の記者として働きながら俳優を志すようになる。1983年「Le Faucon」で映画デビュー。セザール賞の主演男優賞に『女と男の危機』(92)、「Ma petite entreprise」(99)、「Ceux qui restent」(07)の演技で三度ノミネートされた。98年に俳優サンドリーヌ・キベルランと結婚し一女をもうけた。
<主なフィルモグラフィー>
1986:ハーフムーン・ストリート Half Moon Street
1988:僕と一緒に幾日か
1990:ガスパール/君と過ごした季節(とき)
1990:セ・ラ・ヴィ
1992:女と男の危機
1998:パパラッチ
1998:肉体の学校
2001:女はみんな生きている
2005:チャーリーとパパの飛行機
2008:すべて彼女のために
2009:君を想って海をゆく
★出演:エレーヌ・ヴァンサン Hélène VINCENT
1943年フランス、パリ出身。舞台女優、また舞台監督としてのキャリアが長い。
<主なフィルモグラフィー>
1988:人生は長く静かな河、セザール賞助演女優賞受賞
1988:夫たち、妻たち、恋人たち
1993:トリコロール/青の愛
1996:ベルニー
1997:ぼくのバラ色の人生
by sentence2307 | 2013-06-09 18:24 | フランス映画 | Comments(574)
 いま東京国立近代美術館フィルムセンターで、「フランス古典映画への誘い」と題し、所蔵作品のなかから、23本の長篇と11本の短篇(作品の詳細は、下記のリストを参照してください)が特集上映されています。

映画のごく初期の頃のサイレント映画時代に、まずアヴァンギャルド映画が模索されたことは、映画芸術にとって象徴的なスタートだったかもしれません。

この上映会では、ルネ・クレール、ジャック・フェデー、マルセル・カルネ、ジュリアン・デュヴィヴィエといった日本でも知名度の高い監督たちの1930年代という重要な時期の作品から、繊細な言葉遣いが洗練されていく、いわばトーキーの成熟を反映するかのような戦後の芳醇な文芸映画、そして、アンリ=ジョルジュ・クルーゾーやジャン=ピエール・メルヴィルに代表されるサスペンス映画と犯罪映画と、さらに若き批評家たちが表現者として映画の常識をひっくり返して、世界の映画人を震撼させたヌーヴェル・ヴァーグの監督たちの諸作品が連続して上映されています。

しかし、フランス映画に関して、実は、長い間、疑問に思っていたひとつのことがありました。

日本におけるジュリアン・デュヴィヴィエの知名度の高さと、まるでそれに匹敵するかのような、すこぶる付きの評判の悪さです。

一見矛盾した言い回しのように思われるかもしれませんが、これは渾然一体となっている事実です。

1930年代、日本の映画ファンにとってジュリアン・デュヴィヴィエは、「フランス映画」の代名詞といっても過言ではなかった、いわばシンボリックなカリスマ的存在だったと思います。

「にんじん」32、「商船テナシチー」34、「白き処女地」34、「地の果てを行く」35、「我等の仲間」36、「巨人ゴーレム」36、「望郷」36、「舞踏会の手帖」37、「旅路の果て」39、1930年代に為された充実の仕事ぶりと、日本における評価の高さ(これらの作品は、常にキネマ旬報ベスト10の上位を占め続けたのですから、日本の映画批評家たちの「総意」の結果でもあったわけですよね。)の一体どこに、現在のデュヴィヴィエに対する「評判の悪さ」の入り込める余地があったのか、本当に不思議でした。

それが、ある本を読んでいて一挙に分かりました。

岡田晋という人(映画評論家だと思います)の書いた一文にこんな箇所があったのです。

デュヴィヴィエの活躍のピークを示す「我等の仲間」、「望郷」、「舞踏会の手帖」、「旅路の果て」(いずれの作品も日本では、高く評価されたものばかりです。)をとりあげ、

「主人公は、夢を破られ、観客は人生の悲しさを味わう。
この2作は、特に日本で有名になり、大衆的にも成功した。
『大いなる幻影』(ジャン・ルノワール)はそのイデオロギーゆえに輸入禁止となったため、なおさら1937年のフランス映画は、デュヴィヴィエによって代表された感があった。
しかし、両作品とも、30年代フランス映画のパターン、「逃亡」と「絶望」をただ絵にしただけで、ドラマの計算もラフで、思想的バックボーンが通っていなかった。
デュヴィヴィエはむしろ商業作家としての腕を発揮し、逃亡と絶望をフランスの現実から切り離して商品化した、一種の大衆映画だったのである。」

人民戦線のイデオロギーを高らかに謳い上げたルノワール作品『大いなる幻影』に最大級の賛辞が捧げられながら、逆にデュヴィヴィエに対しては全フランス国民が苦闘している時代に、「絶望と逃亡」の現象だけを巧みに切り取り商品化した、小手先だけの作品を撮った商人根性・いわば「調子のよさ」に対する非難と嫌悪が感情的に語られているように思われます。

これはそのまま、「小市民性」を嫌悪し、「潔い政治的行為=革命」が誇りでもあり大好きなフランス人の偏屈な道義的な雰囲気に同調し、そのまま反映しているだけの、いわば一種の太鼓持ち的な「おフランス映画批評」でしかないように思われてなりません。

「絶望と逃亡」の現象だけを巧みに切り取って商品化することが、どうしていけないのか、さっぱり分からないのです。

「芸術的」でなく、おまけに政治的でもないということのために、ましてや器用・巧みに映画化できる才能であるがゆえに、何故非難されねばならないのかが分からないのです。

まさにこれこそ、「おフランス・コンプレックス」以外のなにものでもありません。世界がどうあれ日本人は日本人の感性で、「独自に」作品を評価していけばいいのだと思います。

こうした「エセ識者」の批評を鵜呑みにする一部の悪しき慣習は、観客それぞれの独自の判断で打ち砕いていかなければ、僕たちが最初に抱いた「感動」も、あとからあれこれ難癖をつけられて変質させられてしまう恐れがありますものね。

デュヴィヴィエ批判は、そのいい例かもしれません。

まあ、とにかく、最近は、古典作品を専門的に上映する名画座も減ってしまい、見る機会も少なくなってしまったので、僕も、できるだけ都合をつけて足を運びたいと思っています。

【青い麦】 LE BLÉ EN HERBE
1953(監督脚本)クロード・オータン=ララ(原作)コレット(脚本)ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト(撮影)ロベール・ル・フェーヴル(美術)マックス・ドゥーイ(音楽)ルネ・クロエレック
(出演)エドウィージュ・フイエール、ニコル・ベルジェ、ピエール=ミシェル・ベック、ルイ・ド・フュネス、ルネ・ドヴィレル、シャルル・デシャン
(108分・35mm・白黒)

【赤い風船】 LE BALLON ROUGE
1955(監督脚本)アルベール・ラモリス(撮影)エドモン・セシャン(音楽)モーリス・ルルー
(出演)パスカル・ラモリス、シュザンヌ・クルーチエ
(33分・35mm・カラー)

【惡魔のような女】LES DIABOLIQUES
1954(監督脚本)アンリ=ジョルジュ・クルーゾー(原作)ピエール・ボワロー、トーマ・ナルスジャック(脚本)ジェローム・ジェロニミ(撮影)アルマン・ティラール、ロベール・ジュイヤール(美術)レオン・バルザック(音楽)ジョルジュ・ヴァン・パリス
(出演)シモーヌ・シニョレ、ヴェラ・クルーゾー、ポール・ムーリッス、シャルル・ヴァネル、ピエール・ラルケ、N・ロクヴェル、ジョルジュ・プージェリー、アンリ・クレミウ、ジャン・プロシャール、モーリス・セロー
(117分・35mm・白黒)

【雨のしのび逢い】 MODERATO CANTABILE
1960(監督)ピーター・ブルック(原作脚本)マルグリット・デュラス(脚本)ジェラール・ジャルロ(撮影)アルマン・ティラール(美術)ジャン・アンドレ(音楽)アントニオ・ディアベリ
(出演)ジャンヌ・モロー、ジャン=ポール・ベルモンド、ディディエ・オードパン、ヴァレリー・ドブジンスキ
(93分・35mm・白黒)

【居酒屋】GERVAISE
1956(監督)ルネ・クレマン(原作)エミール・ゾラ(脚本)ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト(撮影)ロベール・ジュイヤール(美術)ポール・ベルトラン(音楽)ジョルジュ・オーリック
(出演)マリア・シェル、フランソワ・ペリエ、アルマン・メストラル、シュジー・ドレール、マチルド・カザドシュ、アルマン・メストラル、ジャック・アルダン、L・ユベール、アメデ、アリア・ヌランセル、ジャンニ・オルト
(116分・35mm・白黒)

【イタリアの麦藁帽子】 UN CHÂPEAU DE PAILLE D'ITALIE
1927(監督脚本)ルネ・クレール(原作)ウジェーヌ・ラビッシュ、マルク・ミシェル(撮影)モーリス・デファシオ、ニコラ・ルーダコフ(美術)ラザール・メールソン(助監督)ジョルジュ・ラコンブ
(出演)アルベール・プレジャン、オルガ・チェホヴァ、マリーズ・マイア、アリス・ティッソ、アレクシス・ボンディレフ、イヴォネック、プレ・フィス、P・オリヴィエ、J・ジェラール、リュシエンヌ・ボガエル、スタッケ、アレクシス・アラン、ヴィタル・ゲモン、
(122分・16fps・35mm・無声・白黒)

【いぬ】 LE DOULOS
1963(監督脚本)ジャン=ピエール・メルヴィル(原作)ピエール・ルズー(撮影)ニコラ・エイエ(美術)ダニエル・ゲレ(音楽)ポール・ミズラキ
(出演)ジャン=ポール・ベルモンド、セルジュ・レジアニ、ジャン・ドザイ、ミシェル・ピコリ、モニク・エネシー、ファビエンヌ・ダリ
(108分・35mm・白黒)

【貝殻と僧侶】 LA COQUILLE ET LE CLERGYMAN
1927(監督)ジェルメーヌ・デュラック(脚本)アントナン・アルトー(撮影)ジョルジュ・ペリナル、ポール・ギシャール
(出演)アレックス・アラン、ジェニカ・アタナシウ、リュシアン・バタイユ
(14分・24fps・35mm・無声・白黒)

【外人部隊】 LE GRAND JEU
1933(監督脚本)ジャック・フェデー(脚本)シャルル・スパーク(撮影)アリ・ストラドリング、M・フォルステル(美)ラザール・メールソン(音楽)ハンス・アイスラー(助監督)マルセル・カルネ
(出演)マリー・ベル、ピエール・リシャール=ヴィルム、シャルル・ヴァネル、フランソワーズ・ロゼー、ジョルジュ・ピトエフ、カミーユ・ベール、リーヌ・クレヴェール
(104分・35mm・白黒)

【可愛い惡魔】EN CAS DE MALHEUR
1958(監督)クロード・オータン=ララ(原作)ジョルジュ・シムノン(脚本)ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト(撮影)ジャック・ナトー(美術)マックス・ドゥーイ(音楽)ルネ・クロエレック
(出演)ブリジット・バルドー、ジャン・ギャバン、エドウィージュ・フイエール、フランコ・インテルレンギ、N・ペルジェ、マチルド・カザデシュ、ガブリエル・フォンタン、ジュリアン・ベルトゥ
(122分・35mm・白黒)

【顔のない眼】LES YEUX SANS VISAGE
1960(監督)ジョルジュ・フランジュ(原作)ジャン・ルドン(脚本)ピエール・ボワロー、トーマ・ナルスジャック、J・ルドン、ピエール・ガスカール、クロード・ソーテ(撮影)オイゲン・シュフタン(美術)オーギュスト・カプリエ(音)モーリス・ジャール
(出演)アリダ・ヴァリ、ピエール・ブラッスール、エディット・スコッブ、ジュリエット・メニエル、フランソワ・ゲラン、ベアトリス・アルタ・リバ、
(88分・35mm・白黒)

【最後の億万長者】 LE DERNIER MILLIARDAIRE
1934(監督脚本)ルネ・クレール(撮影)ルドルフ・マテ、ルイ・ネエ、(美術)リュシアン・アゲタン、リュシアン・カレ(音楽)モーリス・ジョベール(助監督)A・ヴァランタン
(出演)マクス・デアリー、ルネ・サン=シール、マルト・メロ、ジョゼ・ノゲロ、レイモン・コルディ、ポール・オリヴィエ、ジャン・エーム、シノエル、シャルル・レジー、R・エーモス、マルセル・カルパンティエ
(89分・35mm・白黒)

【ジェニイの家】 JENNY
1936(監督)マルセル・カルネ(原作)ピエール・ロシェ(脚本)ジャック・プレヴェール、ジャック・コンスタンタン(撮影)ロジェ・ユベール(美術)ジャン・ドーボンヌ(音楽)ジョゼフ・コスマ、リオネル・カゾー
(出演)フランソワーズ・ロゼー、アルベール・プレジャン、シャルル・ヴァネル、ジャン=ルイ・バロー、ローラン・トゥータン、リゼット・ランヴァン、マルゴ・リオン、シルヴィア・バターユ、ロベール・ル・ヴィガン、ルネ・ジェナン、ロジェ・ブラン、J・コスマ
(89分・35mm・白黒)

【ジャンヌ・ダルク裁判】 PROCÈS DE JEANNE D’ARC
1962(監督脚本)ロベール・ブレッソン(撮影)レオンス=アンリ・ビュレル(美術)ピエール・シャルボニエ(音楽)フランシス・セイリグ
(出演)フロランス・カレ、ジャン=クロード・フルノー、ロジェ・オノラ、マルク・ジャキエ、ミシェル・エリュベル
(64分・35mm・白黒)

【純粋映画の五分間】 CINQ MINUTES DE CINÉMA PUR
1926(監督)アンリ・ショメット
(5分・18fps・35mm・無声・白黒)

【商船テナシチー】 LE PAQUEBOT TENACITY
(34ヴァンダル・エ・ドラッグ)(監督脚本)ジュリアン・デュヴィヴィエ(製作)マルセル・バンダル、シャルル・ドゥラク(原作脚本)シャルル・ヴィルドラック(撮影)ニコラ・エイエ、アルマン・ティラール、クリスチャン・マトラ(美術)ジャック・クロース(音楽)ジャン・ヴィエネール
(出演)マリー・グローリー、アルベール・プレジャン、ユベール・プレリエ、ピエール・ローレル、マディ・ベリ、マルシャン・レーブ、ニタ・アルバレス、ジャンヌ・デュク、ピエール・ラルケ、アンドレ・セルヴィランジュ、レーモン・エーモス
(73分・35mm・白黒、1934.11.1帝劇)

【スパイ】LES ESPIONS
1957(監督脚本)アンリ=ジョルジュ・クルーゾー(原作)エゴン・ホストフスキー(脚本)ジェローム・ジェロニミ(撮影)クリスチャン・マトラス(美術)ルネ・ルヌー(音楽)ジョルジュ・オーリック
(出演)クルト・ユルゲンス、ジェラール・セティ、ピーター・ユスティノフ、O・E・ハッセ、サム・ジャッフェ、ヴェラ・クルーゾー、ポール・カーペーター、サム、ジャッフェ、ルイ・セニエ、ガブリエル・ドルジア、P・ラルケ、サシャ・ピエトフ、
(126分・35mm・白黒)

【セーヌの詩】 LA SEINE A RENCONTRÉ PARIS
1957(監督脚本)ヨリス・イヴェンス(原作)ジョルジュ・サドゥール(撮影)アンドレ・ドゥメートル、フィリップ・ブラン(音楽)フィリップ・ジェラール(作詞)ジャック・プレベール(解説)セルジュ・レジアニ
(31分・35mm・白黒)

【たそがれの女心】MADAME DE…
1953(監督脚本)マックス・オフュルス(原作)ルイズ・ド・ヴィルモラン(脚本)マルセル・アシャール、アネット・ヴァドマン(撮影)クリスチャン・マトラス(美術)ジャン・ドーボンヌ(音楽)ジョルジュ・ヴァン・パリス、オスカー・ストラウス
(出演)ダニエル・ダリュー、シャルル・ボワイエ、ヴィットリオ・デ・シーカ、ジャン・ドビュクール、リア・ディ・レオ、ミエール・ペレ、ポール・アザイス、J・ガラン
(99分・35mm・白黒)

【チューブ博士の狂気】 LA FOLIE DU DOCTEUR TUBE
1915(監督)アベル・ガンス(撮影)レオンス=アンリ・ビュレル
(出演)アルベール・ディュドネ、ディ=ゴ
(14分・18fps・35mm・無声・白黒)

【塔】 LA TOUR
1928(監督)ルネ・クレール(撮影)ジョルジュ・ペリナール、ニコラ・ルーダコフ
(11分・24fps・35mm・無声・白黒)

【燈台守】 GARDIENS DE PHARE
1929(監督)ジャン・グレミヨン(原作)ポール・オーティエ、P・クロクマン(脚本)ジャック・フェデー(撮)ジョルジュ・ペリナールほか(美術助監督)アンドレ・バルザック
(出演)ジェニカ・アタナジウ、ガブリエル・フォンタン、ジェイモン・ヴィタル、ポール・フロメ
(82分・18fps・35mm・無声・染色)

【虎は新鮮な肉を好む】 LE TIGRE AIME LA CHAIR FRAÎCHE
1965(監督脚本)クロード・シャブロル(原作)アントワーヌ・フラショ(脚本)ジャン・アラン(撮影)ジャン・ラビエ(音楽)ピエール・ジャンセン
(出)ロジェ・アナン、ダニエラ・ビアンキ、マリオ・ダヴィド、ロジェ・デュマ、マリア・モーバン
(81分・35mm・白黒)

【ナポレオン】NAPOLÉON
1955(監督脚本)サシャ・ギトリ(撮影)ピエール・モンタゼル(美術)ルネ・ルヌー(音楽)ジャン・フランセ
(出演)ダニエル・ジェラン、レイモン・ペルグラン、ミシェール・モルガン、サシャ・ギトリ、ダニエル・ダリュー、イヴ・モンタン、ジャン・マレー、マリア・シェル、エーリッヒ・フォン・シュトロハイム、オーソン・ウェルズ、ミシュリーヌ・プレール、ピエール・ブラッスール、セルジュ・レジアニ
(119分・35mm・カラー)

【のらくら兵】 TIRE AU FLANC
1928(監督脚本)ジャン・ルノワール(原作)ムエジ=エオン、シルヴァーヌ、(脚本)クロード・エマン、アルベルト・カヴァンカンティほか(撮影)ジャン・バシュレ(美術)エーリク・アエス
(出演)ジョルジュ・ポミエ、ミシェル・シモン、フリデット・ファトン、フェリックス・ウーダール、ジャンヌ・エルプラン、J・ストルム、M・ラヴィノヴィッチ
(130分・16fps・35mm・無声・白黒)

【パシフィック231】 PACIFIC 231
1948(監督)ジャン・ミトリ(脚本)マルク・デュクーレ(撮影)アンドレ・タディエ(音楽)アルチュール・オネゲル
(9分・35mm・白黒)

【巴里の暗黒街】 AU NOM DE LA LOI
1932(監督脚本)モーリス・トゥールヌール(原作)ポール・ブランギエ(撮影)ジョルジュ・ブノワ、ビュジャール(美術)ジャック・コロンビエ
(出演)マルセル・シャンタル、ガブリエル・ガブリオ、シャルル・ヴァネル、ジャン・マルシャ、ジャン・ダクス、ジョゼ・ノゲロ、レジーヌ・ダンクール
(85分・35mm・白黒)

【バレエ・メカニック】 BALLET MÉCHANIQUE
1924(監督)フェルナン・レジェ(撮影)ダドリー・マーフィ
(11分・24fps・35mm・無声・白黒)

【ぶどう月】 VENDÉMIAIRE
1918(監督)ルイ・フイヤード(撮影)レオン・クロース、モーリス・シャンプルー
(出演)ルネ・クレステ、エドゥアール・マテ、ルイ・ルーバス、ガストン・ミシェル、ジョルジュ・ビスコ、マリー・ハラルド、ジャンヌ・ロレット、リュガーヌ
(149分・18fps・35mm・無声・白黒)

【ほほえむブーデ夫人】 LA SOURIANTE MADAME BEUDET
1923(監督)ジェルメーヌ・デュラック(原作)ドゥニ・アミエル(原作脚本)アンドレ・オベイ(撮影)アメデ・モラン
(出演)ジェルメーヌ・デルモズ、アレクサンドル・アルキリエール、マドレーヌ・ギティ、ジャン・ディド、マルト・ジャラベール、グリジェ嬢、パオリ、ティーラル
(28分・24fps・35mm・無声・白黒)

【幕間】 ENTR'ACTE
1924(監督脚本)ルネ・クレール(脚本美術)フランシス・ピカビア(撮影)ジミー・ベルリエ(音楽)エリク・サティー(助監督)ジョルジュ・ラコンブ
(出)マルセル・アシャール、ジャン・ボルラン、マン・レイ、マルセル・デュシャン、インゲ・フリース、ジョルジュ・オーリック、エリック・サティ、フランシス・ピカビア、ジョルジュ・シャランソル、
(19分・18fps・35mm・無声・白黒)

【陽気なドン・カミロ】LE PETIT MONDE DE DON CAMILLO
1953(監督脚本)ジュリアン・デュヴィヴィエ(原作)ジョヴァンニ・グアレスキ(脚本)ルネ・バルジャヴェル(撮影)ニコラ・エイエ(美術)ヴィルジリオ・マルキ(音楽)アレッサンドロ・チコニーニ
(出演)フェルナンデル、ジーノ・チェルヴィ、シルヴィー、ヴェラ・タルキ、フランコ・インテルレンギ
(107分・35mm・白黒)

【立派な詐欺師】 LE GRAND ESCROC
1964(監督脚本)ジャン=リュック・ゴダール(撮影)ラウール・クタール(音楽)ミシェル・ルグラン
(出演)ジーン・セバーグ、シャルル・デネル、ラズロ・サボー
(22分・35mm・白黒)

【リラの門】 PORTE DES LILAS
1957(監督脚本)ルネ・クレール(原作)ルネ・ファレ(脚本)ジャン・オーレル(撮影)ロベール・ルフェーヴル、アルベール、ミリトン(美術)レオン・バルザック(音楽)ジョルジュ・ブラッサンス(助監督)S・バラン
(出演)ピエール・ブラッスール、ジョルジュ・ブラッサンス、アンリ・ヴィダル、ダニー・カレル、レイモン・ビュシエール、アメデ、アンネット・ポワヴル、ガブリエル・ファンタン、アリス・ティッソ、アルベール・ミシェル
(98分・35mm・白黒)
by sentence2307 | 2006-06-17 10:47 | フランス映画 | Comments(213)