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世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


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カテゴリ:映画( 453 )

教誨師

前回のブログでドキュメンタリー映画「マーロン・ブランドの肉声」の感想を書いた際、オードリー・ヘップバーンのデビューまでのエピソードを主題の導入部として迷わず使いました。

自分的には、この「迷わずに」という選択はごく普通の感覚だったので、そのことについて特に説明することもないと思っていたのですが、しかし、あらためて読み返してみると、やはり、この部分の「唐突感」はまぬがれません。

ヘップバーンもブランドも同時期に彗星のように現れ、同じように衝撃的なデビューをはたした稀有なスターという印象が強かったので、2人をつなぐためのことさらな「接続詞」など、ハナから不要と考えていたというのが、説明を端折った主たる理由です。

しかも、その生涯と、そして生涯の最後も、ともに、決して平穏だったり幸福だったりしたわけではなかったにしろ、生育したシビアな境遇と環境に精一杯あがらい、その生き難さを、あえて自ら求めて生きた部分は、同じ人間として尊敬に値するものと考え、どうしてもこのふたりの生きざまを並列的に書いてみたかったのだと思います。

それらは、ともに、あえて求めなければ、波乱にも不運にも見舞われることもなかったはずのもので、だから一層無残な思いにさせられたのですが、その一方で、(自分もふくめて)そのような困難などあえて求めることなく、無難な場所で平穏に幸福に暮らしている人なら幾らでもいることの理不尽さに反発を感じた部分も確かにありました。

しかし、この「マーロン・ブランドの肉声」という作品に出会ったのは、そもそも録画の予約を間違えての偶然(それにしては、ずいぶん不甲斐ない「偶然」ですが)から見ることになった映画なので、それを思えば最初からモチベーションなど不在の不甲斐ない経緯であったことには間違いなく、それについては猛省しているところです。

なにしろ、その期間で、意識的に見たまともな作品といえば、ジャ・ジャンクーの「一瞬の夢」1997くらいだったので、いかに自分が、いま現在の同時代映画に嫌気がさし始めていて「現実ばなれ」をおこしているかが分かろうというものです。

そんな感じでいたときに、早世した大杉漣の遺作「教誨師」をまだ見ていないことがずっと前から気に掛かっていたので、この機会に見てみることにしました。

この映画、終始、拘置所の面会室において、死刑囚たちとの会話のやり取りだけで展開する教誨師のお話です、まあ、異色と言えば異色の作品ですが、「映画なら、もうひとつ、そのさきを見せてほしい」という正直な感想を持ちました。

ここには、6人の死刑囚が登場し、日々それぞれに何気ない会話が交わされる場面が延々と続いていくわけですが、しかし、演出にしても観客にしても、緊迫感を欠いたその「何気なさ」に流されてしまうと、そこには単なる「なにものでもない映画」を見てしまうことになるのではないかという危惧を感じました。

ここに登場する6人の人間は、かつて(その切っ掛けが不運か凶悪かはともかく)殺人事件を起こし、裁判で死刑判決を受けて拘置所に拘禁され、いつ不意に死刑執行を言い渡されるかも分からない不安な極限状態に身を置いていて、日々「その瞬間」がやってくるのを恐れながら、その恣意的な「確実」をじっと待つしかないぎりぎり日常生活のなかで、日常的行事のひとつとして「教誨師」との面談があり、その「局面」(教誨師との面談)を自分の生き延びる数少ない、いや、もしかするとこれが唯一の突破口=手立てかもしれない「彼」を、いかに取り込み利用できるかと必死になって考えているはずです。

自己中心的な若者・高宮(玉置玲央)、おしゃべりな関西の中年女・野口(烏丸せつこ)、お人よしのホームレス・進藤(五頭岳夫)、家族思いで気の弱い父親・小川(小川登)、心を開かない無口な男・鈴木(古舘寛治)、気のいいヤクザの組長・吉田(光石研)。

おもねるとか、泣き落すとか、だますとか、脅し付けるとか、奇策としては虚を突いて真情を吐露するとか、あるいは駄弁によって主題をはぐらかし、韜晦をもって相手を篭絡するとか(おっと、これはわがブログの基本方針でした)。

一方の教誨師は、「受刑者の心の救済につとめ、彼らが改心できるように導く」という職務の大前提があって(映画ではそう言っていました)、したたかな死刑囚たちが秘める前述の企みとのその乖離のなかで、虚々実々とまではいいませんが、彼らの「命の利害」がかかった土壇場の必死の駆け引き(この次元で、もはやこの設定自体が「軋轢」です)にさらされ、あるいは挑まれたとき、教誨師はどう対応するのか、はたして「受刑者の心の救済に務め、彼らが改心できるように導く」というきれいごとのタテマエだけで対応して課せられた職務が全うできるだろうかというのが、この作品を見ながらずっと考え続けたことでした。

そして、作品を見終わったあと、やはり、これは教誨師という仕事を誠実に対応しようとしたひとりの男の困難を描いた映画なのだろうなという最終的な印象を持ちかけたとき、いや、待てよと、自分の中でその印象を拒む思いを払拭できないものがあることにも気が付きました。

この教誨師の主人公が為したこの映画で描かれている一連のいきさつを、たとえ「困難」と描かれていたとしても、なにも「失敗」したわけではありません、たとえ、面談したそれぞれの死刑囚たちにやり込められ、なにもコクらなくてもいいような過去まで思わず告白し、恫喝されておびえ、戸惑い、うろたえながらも、この教誨師の主人公は実に立派に、これら不特定な「彼」の死刑執行の時までどうにか間を持たせ、とにかく時間を稼ぎ、死刑台に送ることができたのですから、彼の仕事は「成功」したと言ってもいいのではないかと思えてきたのです。

それこそが、死刑囚たちのしたたかな「手練手管」に対する教誨師の精一杯の、そして、計算しつくされたしたたかな「手練手管」だったのではないかと。

しかし、この映画自体は残念ながら、そこまで描いていたわけではありませんでした。というか、そういう終わり方はしていませんでした。

お守りのように大切に持っていたグラビアページ(水着アイドル)の片隅に書き込まれた死刑囚のメッセージ、それは文字を書けなかった彼が、生れてはじめて書いたメッセージで、「あなたがたのうち、だれがわたしに、つみがあるとせめうるのか」と書かれていて、しかし、それをどのように解釈したらいいのか、呆然として歩み去るその場面の教誨師の表情をどうしても読みとれず、「残念」だけが残ってしまった自分には、判断できようはずもありませんでした。

死刑執行に失敗し、心神喪失状態におちいった死刑囚に、彼自身(そもそも自分がなにものであるのか)と彼の犯した「犯罪」を思い出させるために(「心神喪失状態」だと死刑執行は停止されます)、その犯罪を犯さなければならかった無残な「過去」へとたどり、日本の抑圧と差別の爛れた歴史をあからさまにして、国家権力の支配と抑圧のシステムを巧みにあばいた大島渚の「絞死刑」が自分の中に強く刻印されているかぎり、これからもずっと、この手の中途半端に不全な作品には、同意できようはずもありません。

(2018)監督・脚本・原案・佐向大、エグゼクティブプロデューサー・大杉漣、狩野洋平、押田興将、プロデューサー・松田広子、撮影・山田達也、照明・玉川直人、録音・整音・山本タカアキ、美術・安藤真人、衣装・宮本茉莉、ヘアメイク・有路涼子、編集・脇本一美、助監督・玉澤恭平、制作・古賀奏一郎、製作会社・TOEKICK☆12、ライブラリーガーデン、オフィス・シロウズ
出演・大杉漣(教誨師・佐伯保、少年時代・杉田雷麟)、玉置玲央(高宮真司)、烏丸せつこ(野口今日子)、五頭岳夫(進藤正一)、小川登(小川一)、古舘寛治(鈴木貴裕)、光石研(吉田睦夫)、青木柚(佐伯健一)、藤野大輝(長谷川陽介)、




【参考 日本編「著名教誨師」列伝】 by wiki

★留岡 幸助(とめおか こうすけ、1864年4月9日(元治元年3月4日) - 1934年(昭和9年)2月5日)は、日本の社会福祉の先駆者で、感化院(現在の児童自立支援施設のこと)教育の実践家。牧師、教誨師。東京家庭学校、北海道家庭学校の創始者として知られる。石井十次、アリス・ペティ・アダムス、山室軍平とともに「岡山四聖人」と呼ばれる。
留岡自身は「感化」という呼称や概念を「不遇ゆえに触法に追い込まれてしまった子どもに対する、大人と子どもという力の上下関係を元にした、卑しい意味での慈悲のあらわれ」と嫌っており、自身の事業は「個人の考え方を論も無く押し付けて変えさせる『感化』などではなく、子どもに家族の在り方や人としての愛情を対等の立場から共に論を立てて教え学び合うための『家庭教育』である」としている。
<生涯>
備中国高梁(現・岡山県高梁市)に生まれる。吉田万吉、トメの子の6人兄妹の次男として生まれ、生後まもなく、留岡家の養子となる。留岡家は、米屋を営んでいた。子供同士の喧嘩で武家の子供を怪我させ、商いに支障が出て、養父から厳しい折檻を受け、家出。高梁にある日本基督組合教会のキリスト教会に逃げ込み、その伝で福西志計子の元に匿われ、さらに福西により岡山市にいた金森通倫の元に保護され、のち18歳で上代知新牧師より正式な洗礼を受ける。
徴兵検査は不合格、1885年(明治18年)同志社英学校別科神学科邦語神学課程に入学。新島襄の教えを受ける。京都での学生時代、徳富蘆花と交友を結ぶ。彼の小説『黒い眼と茶色い眼』の中に登場する「邦語神学の富岡君」は留岡がモデルだといわれる。1888年(明治21年)卒業後、福知山で教会牧師となる。
1891年(明治24年)北海道市来知(いちきしり)の空知集治監の教誨師となる。1894年(明治27年)から1897年(明治30年)にかけてアメリカに留学。コンコルド感化監獄で実習、その後、エルマイラ感化監獄ではブロックウェーに直接指導を受ける。
帰国後、国内でも感化院(家庭学校)の設立のために奔走する。1899年(明治32年)、ようやく資金の目処もつき、巣鴨に土地を購入し、家庭学校を設立。留岡は、また牧会者として霊南坂教会に所属し、「基督教新聞」の編集を行った。
感化院としては、これ以前に1885年に高瀬真卿の東京感化院、その翌年1886年の千葉県仏教各宗寺院連合の千葉感化院がある。前者は神道、後者は仏教精神によるもの。(それ以前にも池上雪江の活動も挙げられる)ただし上述の通り留岡自身は「感化」という概念を嫌い、それとは異なる感化概念の構築を目指したため、それ以前の「感化教育」と家庭学校以降の「感化教育」(家庭教育ないしは児童自立支援教育)を同一のものとして扱うべきかは意見が分かれる。
1900年(明治33年)、最初の妻であった夏子と死別。のち高梁時代の伝で順正女学校卒業後、巣鴨家庭学校に就職していた寺尾きく子と結婚。
1914年(大正3年)、北海道上湧別村字社名淵(かみゆうべつむら、あざしゃなぶち)に国有地の払い下げを受けて、家庭学校の分校と農場を開設。1915年(大正4年)11月9日、藍綬褒章を受章(『官報』第993号、大正4年11月23日)。
1922年(大正11年)には神奈川の茅ヶ崎にも家庭学校の分校を作るがこちらはまもなく関東大震災で建物が倒壊して、1933年(昭和8年)閉校となる。留岡はこの間、北海道と巣鴨を行き来しながら、二つの学校を指導監督する。
1931年(昭和6年)巣鴨の家庭学校本校で、奉教五十年を祝う感謝の会が開かれ、彼は徳富蘇峰と会談中に脳溢血で倒れる。1933年(昭和8年)にきく子夫人が死去。留岡は家庭学校の名誉校長に就任し、現場から退く。二代目の校長に就任したのは、牧野虎次である。1934年(昭和9年)2月5日、旧友・徳富蘆花の住まいに程近い東京・上祖師谷の自宅で死去。
留岡の死後34年経って北海道家庭学校は、1968年(昭和43年)社会福祉法人の認可を受け、東京の家庭学校から分離、独立した施設となった。
<親族>
三男 留岡幸男(内務官僚・警視総監・北海道庁長官)
四男 留岡清男(北海道大学教授・北海道家庭学校長)
<留岡幸助を扱った作品>
『大地の詩 -留岡幸助物語-』2011年4月9日公開の日本映画。留岡幸助を村上弘明が演じる。監督は山田火砂子。
<参考文献>
同志社大学人文研究所編『留岡幸助著作集』全5巻、同朋舎、1978年
高瀬善夫『一路白頭ニ到ル 留岡幸助の生涯』岩波新書、1982年
室田保夫『留岡幸助の研究』不二出版、1998年
二井仁美『留岡幸助と家庭学校 近代日本感化教育史序説』不二出版、2010年
兼田麗子『福祉実践にかけた先駆者たち-留岡幸助と大原孫三郎』藤原書店、2003年
倉田和四生『留岡幸助と備中高梁 石井十次・山室軍平・福西志計子との交友関係』吉備人出版、2005年

★藤井恵照(ふじい えしょう、1878年〈明治11年〉1月11日 - 1952年〈昭和27年〉12月26日)は 浄土真宗本願寺派僧侶、教誨師(東京監獄〈のちの市ヶ谷刑務所〉の教誨師。更生保護施設の創設に尽力した。刑務教誨事業研究所〈刑務教誨司法保護事業研究所の前身〉の設立・育成もその一つである)。広島県福山市(旧沼隈郡)の正光寺出身。
<経歴>(『真宗人名辞典』290頁)
1878年(明治11年)広島県福山市の浄土真宗本願寺派正光寺生れ。
1900年(明治33年)本願寺大学林(現在の龍谷大学)卒業。
1902年(明治35年)京都監獄での教誨実習生に任ぜられ、その後、本願寺派遣の内務省警察監獄学校留学生となる。市谷監獄の教誨師であった河野純孝を訪ね、大きな感化を受ける 
1904年(明治37年)台南監獄教誨師事務嘱託に就き、1909年(明治42年)以降、高松(1909年〈明治42年〉)、小菅(1915年〈大正4年〉)、東京(1918年〈大正7年〉)、豊多摩、市谷の監獄や刑務所の教誨師を歴任。
1936年(昭和11年)東京保護観察所の保護司。
1938年(昭和13年)東京保護観察所の保護司退官。
1939年(昭和14年)法務大臣官房保護課事務嘱託(司法保護委員の指導)。
1940年(昭和15年)司法大臣表彰。
1950年(昭和25年)藍綬褒章受章。
この間、保護施設の台南累功舎の創立、高松讃岐修正会と東京の小菅真哉会の整備。1926年(大正15年)、両全会、帝国更新会と和敬会母子寮の創立に当たる(『真宗人名辞典』290頁)。刑務所内の売店の権利を獲得して保護事業の資金にするなどのアイデアマンの一方、自宅官舎の一室を事務所兼施設代わりで母子寮を創始し、逝去するまで家族と共に施設内に住み込むなどこの道に献身した(山下存行『更生保護史の人びと』275-281頁、『教誨百年』下巻 浄土真宗本願寺派本願寺 真宗大谷派本願寺112頁、『龍谷大学論集』242-243頁)。1952年(昭和27年)、東京信濃町両全会において還化。行年77歳(『死刑囚物語』1951年、160頁)。
<更生保護施設の創設>
a)両全会(現、更生保護法人 両全会)
日本を代表する更生保護施設のひとつ。1917年(大正6年)、東京監獄(後の市ヶ谷刑務所)の教誨師であった藤井恵照により創設された女性のための更生保護施設。女子釈放者のために自分の官舎自室を事務所として解放。収容保護も自室をあてる。更生のための収容保護と指導を始めたのが起源。1926年(昭和元年)に新宿区信濃町に2階建て木造一棟を購入し収容保護施設を開設。家族と共に入居し、1952年(昭和27年)還化まで施設にとどまる。(『教誨百年』下巻 浄土真宗本願寺派本願寺 真宗大谷派本願寺 112-124頁)1998年(平成10年)、現在の渋谷区代々木神園町に新築、移転。
b)帝国更新会(現、更生保護法人 更新会)
1926年(大正15年)、「起訴猶予者・執行猶予者の更生保護団体」として大審院検事の宮城長五郎と教誨師の藤井恵照によって、起訴猶予者と執行猶予者を対象に、東京芝区(現港区)田村町に創設。経営責任者。日本刑事政策史としても大書に値する画期的保護事業。1931年(昭和6年)、思想部を併置して、思想事犯者の保護開始。1945年(昭和20年)、西早稲田に本部を統合(『教誨百年』下巻 浄土真宗本願寺派本願寺 真宗大谷派本願寺 124-125頁)。1996年(平成8年)、更生保護事業法施行に伴い「財団法人」から「更生保護法人」に法人名を変更。
c)和敬会(現、社会福祉法人 和敬会)
両全会の姉妹団体。1937年(昭和12年)に和敬会母子寮と和敬保育園の創設。刑務所在所中の者の家族に対する保護。
d)刑務教誨事業研究所
設立育成。のちに刑務教誨司法保護事業研究所を発足。
<信念>保護の裏付けなくして刑務教誨の徹底は期し得ない(『教誨百年』下巻 浄土真宗本願寺派本願寺 真宗大谷派本願寺120頁)。
<その他>両派本願寺は何かにつけ、ややもすると対立的傾向にあったとみなされるなかにあって、刑務教誨に関する限り、同心一体の姿で事に当たり、業績を上げたことも、同氏の宗我を離れた政治的手腕によるものである(『教誨百年』下巻 浄土真宗本願寺派本願寺 真宗大谷派本願寺 120頁)。
<著作>『死刑囚物語』(百華苑)、月刊誌「刑務教誨」発行

★本多まつ江(ほんだ まつえ、1889年(明治22年)12月25日 - 1969年(昭和44年)4月26日。教師であり、僧侶夫人、司法保護司、教誨師(名古屋拘置所の教誨師。晩年は『死刑囚の母』と讃えられた)。旧姓は赤羽。
<来歴>
長野県東筑摩郡神林村字下神(現・松本市)に赤羽吉弥の五女として誕生する。神林尋常小学校卒業。長野県立松本高等女学校を卒業したのち、東京九段の和洋女子専門学校(現和洋九段女子中学校・高等学校)に進学。卒業後は、市立松本女子職業学校、新潟県立長岡高等女学校経て、埼玉県立久喜高等女学校に奉職。久喜高女時代は、国立療養所多磨全生園で、見習い看護婦として勤労奉仕をしている。
川島芳子の養父で、同郷の川島浪速に請われ、1916年(大正5年)4月に芳子の家庭教師となる。当時、東京・赤羽(現在の十条あたり)にあった川島邸に、まつ江は住み込みで芳子の教育にあたった。家庭教師を始めた頃、芳子は、豊島師範附属小学校に入学している。
1921年(大正10年)川島一家が東京の家を引き払い、浪速の故郷である信州松本に転居した年の3月、まつ江は名古屋市中村区岩塚町「林高寺」の住職・本多恵孝と結婚。本多まつ江となる。しかし、挙式後1ヶ月した頃にアメリカのコロンビア大学に単身留学をし、3年後の1924年(大正13年)に帰国するまで、夫とは別居生活をする。
1933年(昭和8年)「大日本連合女子青年団満州視察団員」として中国大陸へ渡り、芳子と再会している。日中戦争の間は、アジアからの留学生の援助をしていた。1938年(昭和13年)司法保護司を委嘱される。
1960年(昭和35年)名古屋拘置所の教誨師となり、晩年は『死刑囚の母』として讃えられた。癌性腹膜炎のため79歳で逝去。
<人物とエピソード>
川島芳子に対し、利害関係なく愛情を注いだ数少ない人物である。
芳子からは『赤羽のお母様』と呼ばれて親しまれ、芳子が甘えられる数少ない人物であった。
利発な芳子のことを考え、単なる家庭教師には終わりたくない気持ちもあり、まつ江は謝金を断ったという。
芳子は食事の時、まつ江の好物が膳に乗っていると、「わたし、これ嫌いだから赤羽のお母様召し上がって」と言って押し付けたという。芳子は何でも気のつく優しい子供だったそうが、ひねくれた愛情を見せる子だったのであろう。
まつ江は、当時にしてはインテリな女性であり、また国際的視野を持つ人物と思われる。
結婚直後に3年間の留学生活に入るという、行動力の裏には、僧侶である夫の絶大な信頼関係があったからであり、その信頼関係は終生変わらなかったという。
1933年(昭和8年)の再会の時は、芳子は事前にまつ江に手紙を出し、「久しぶりにお母様に会へると思ふと、飛びあがりたくなるようにうれしゅうございます。お出での時には、栄泉堂の最中と甘納豆をドッサリ買って来てね」と書いている。
戦後、逮捕された芳子の獄中からの書簡の中に、「このわたしが死んだと聞いて、悲哀の涙にかきくれ、心から歎いて下さるのは、赤羽のお母様だらう」という、赤羽まつ江に関する記述がある。
蒋介石夫人の宋美齢とは、コロンビア大学で同じ留学生クラブだった。
芳子が戦後、軍事裁判で漢奸として処させると知るや、芳子の助命活動を始める。まずは松本の浅間温泉にいた芳子の養父・川島浪速を訪ね、散在している松本高女の卒業生を訪ね、東奔西走ののち、3千名以上の署名を集めた。その趣旨は「芳子はすでに日本人であるから、漢奸として扱うべきではない」というものだった。食糧難、交通難の中、親戚友人から寄せられた資金で上京。長年親交のある大妻コタカを訪ねて落ち着くと、政界の各方面に足を運んで援助を要請した。まず社会党の松岡駒吉、長野・愛知県選出の国会議員、川島浪速と懇意の頭山満の三男・頭山秀三、GHQの幹部などに再三訪問した。しかし、多大な協力によりいよいよ北京へ飛ぶ段取りがついた時、ラジオ放送で芳子の処刑を聞いて、精根尽き果てたまつ江は卒倒したという。
<栄典・表彰>
1962年(昭和37年)11月 日本宗教連盟理事長より表彰
1966年(昭和41年)7月 名古屋矯正管区長により感謝状授与
1969年(昭和44年)4月26日 勲六等瑞宝章
<関連文献>
本多まつ江顕彰会『松風の跡』本多まつ江顕彰会(非売品)1971年
渡辺龍策『川島芳子 その生涯 見果てぬ滄海』番町書房 1972年(単行本)
渡辺龍策『川島芳子 その生涯 見果てぬ滄海(うみ)』徳間文庫1985年
上坂冬子『男装の麗人・川島芳子伝』文藝春秋1984年(単行本)
上坂冬子『男装の麗人・川島芳子伝』文春文庫1988年 
上坂冬子『女たちが経験したこと 昭和女性史三部作』中央公論新社(新版)2000年

★田嶋 隆純(たじま りゅうじゅん、1892年〈明治25年〉1月9日 - 1957年〈昭和32年〉7月24日)は、チベット語に訳された仏教文献の精査解読とそれに基づくチベット訳と漢訳の仏典対照研究の先駆けとなった仏教学者。大正大学教授。真言宗豊山派大僧正。教誨師(花山信勝の後を受けて巣鴨プリズンの教誨師になる。『代受苦』〈地蔵菩薩の身代りの徳〉の活動が多くの戦犯者から感謝され、『巣鴨の父』と慕われた)。
大正末期、日本におけるチベット語の先駆者河口慧海に師事しチベット語を修得。昭和初期にフランスに渡りソルボンヌ大学に留学。チベット訳の『大日経』や曼荼羅の研究に学績を残した。
また大戦後、花山信勝の後を受けて巣鴨拘置所の教誨師となり、刑場に臨む戦犯に寄り添い処刑に立ち会うとともにBC級戦犯の助命減刑嘆願にも奔走した。その「代受苦」(地蔵菩薩の身代りの徳)の活動が多くの戦犯から感謝され、「巣鴨の父」と慕われた。
田嶋が出版に尽力した『世紀の遺書』(1953、巣鴨遺書編纂会)は大きな反響を呼び、その益金の一部によって東京駅前広場(丸の内南口)に「愛(アガペ)の像」が建てられ、巣鴨で処刑された戦犯らの平和への想いの象徴となった。「愛の像」のなかには本書が納められた。
<経歴>
1892年(明治25年)1月9日、栃木県下都賀郡(現在の栃木県栃木市都賀地域)で農家の四男に生れ、13歳の時、栃木市満福寺(当時、新義真言宗智山派)の長澤泰純のもとに入室。生来頭脳明晰で、常用経典の読誦や、弘法大師の主著『十巻章』や漢籍の素読に目を見張るものがあった。14歳の時、永見快賢(後の護国寺貫首)に随い得度。
1911年(明治44年)上京し、護国寺の豊山中学(現・日本大学豊山中学校・高等学校)・豊山派尋常学院に学ぶ。豊山中学を卒業後、護国寺の援護のもと、1919年(大正8年)豊山大学(現・大正大学)本科を卒業。同時に研究科(今の大学院)に進み、教授・荻原雲来の薦めにより河口慧海に師事しチベット語並びにチベット訳仏教文献を学び、『大日経』のチベット訳と漢訳の対照研究に励んだ。
1922年(大正11年)研究科を修了。その時の論文が後に出版される『蔵漢対訳大日経住心品』である。同年、豊山大学講師。1925年(大正14年)、満福寺の新師・長澤泰隆の長女フミと結婚。1927年(昭和2年)、大正大学助教授。1928年(昭和3年)、同大学教授。折しも『中外日報』紙上で、師の河口慧海が高野山大学教授・栂尾祥雲の『曼荼羅の研究』(1927、高野山大学出版部)の問題点を指摘。師の後を受け論拠を挙げて批評したところ、栂尾も田嶋の『蔵漢対訳大日経住心品』を厳しく批判。お互いに譲らず真摯な学術論争が半年続いた。
1931年(昭和6年)ソルボンヌ大学に留学。1934年(昭和9年)3月、弘法大師1100年御遠忌を機に、パリ東洋語学校のポール・ドミエヴィルやハーバード大学のセルゲイ・エリセーエフなどの協力のもと、ギメ東洋美術館新講堂で記念講演を行い、続いて「弘法大師の教義と両部曼荼羅」と題しての連続講演を行った。これを縁に東洋学のシルヴァン・レヴィやアルフレッド・フーシェと知遇を得、その指導のもとで仏文の『大日経の研究』を上梓し学位論文とした。4年10ヵ月の留学中、折からパリに滞在していた『放浪記』の林芙美子や考古学者の森本六爾たちとの交遊もあった。
1936年(昭和11年)帰国し、師・長澤泰隆の後継として高平寺(現・栃木市岩船地域)に入る。1941年(昭和16年)、宗教関係者や代議士らとともに渡米し、日米開戦回避と平和維持をアメリカ各地で訴える。1942年(昭和17年)、東京江戸川区小岩の正真寺(真言宗豊山派)に移る。
戦後、1945年(昭和20年)から、大正大学文学部長・図書館長・仏教学部長・真言宗研究室主任などを歴任。1949年(昭和24年)、花山信勝の後を受け巣鴨拘置所の教誨師となる。大学の講義中、突然会いに来たアメリカ兵から受諾を要請されたという。
1951年(昭和26年)教誨活動・助命減刑嘆願・戦犯遺族との連絡・世界宗教者会議への提訴・国連軍への輸血協力等々による過労のため巣鴨拘置所で倒れ、以後亡くなるまで肢体言語不自由の闘病生活となる。
1952年(昭和27年)巣鴨拘置所において田嶋の還暦祝賀会が行われ、「教誨師の還暦を祝う会が獄舎で行われたことがあるだろうか」「日夜、死と対決して生きる苦しみに悶える死刑の友を、生きる喜びに導いた<菩薩の変化(へんげ)>と思われる最高の師」といわれた。
1953年(昭和28年)田嶋の尽力により、戦犯と家族の遺書・遺稿701篇を集めた『世紀の遺書』が刊行され、その益金によって、1955年(昭和30年)、東京駅丸の内南口広場に「愛(アガペ)の像」が建てられた。「愛」の字を田嶋が揮毫している。
1957年(昭和32年)65歳で遷化。葬儀には旧戦犯やその家族、巣鴨プリズン関係者らが多く参列した。
弟子に柴崎徳純(栃木市太山寺)、釈昭純(東京葛飾区普賢寺、葛飾区議会議員)、義弟に長澤實導(仏教学者、大正大学教授、智山教化研究所初代所長、文博、真言宗智山派満福寺第29世)がいる。
<関連資料>
田嶋隆純『蔵漢対訳 大日経住心品』新興社(1927年)
田嶋隆純『仏文 両部曼荼羅及密教教理』田嶋隆純遺著刊行会(1959年)。新版1984年
『世紀の遺書』巣鴨遺書編纂会(1953年)
大岡昇平『ながい旅』新潮社(1982年)。新潮文庫、角川文庫で再刊
田嶋信雄『田嶋隆純の生涯』隆純地蔵尊奉賛会(正真寺、2006年)。著者は後任の住職

★花山 信勝(はなやま しんしょう、1898年(明治31年)12月3日 - 1995年(平成7年)3月20日)は、日本の仏教学者、浄土真宗本願寺派の僧侶。東京大学名誉教授。教誨師(1946年〈昭和21年〉2月から巣鴨プリズンの教誨師となり、東條英機ら7名のA級戦犯の処刑に立ち会った)。

<概要>
石川県金沢市生まれ。第四高等学校卒、東京帝国大学印度哲学科卒。大学院で日本仏教史を専攻し、東洋大学教授、東京大学文学部教授、國學院大學教授等を歴任する。1935年(昭和10年)、『聖徳太子御製法華経義疏の研究』で学士院恩賜賞を受賞。
1946年(昭和21年)2月から巣鴨拘置所の教誨師となり、東條英機ら七人のA級戦犯の処刑に立ち会い、その時の模様を『平和の発見-巣鴨の生と死の記録』に記した。東條は、「米国憲兵と一緒に合掌するのも仏縁だね」と笑っていた、と語った。なお被告の重光葵の手記『巣鴨日記』には、長期間の収監で精神的に消耗していた被告たちにとって、花山との接触はひとつの救いでもあった、という旨の記述がある。(『文藝春秋』1952年(昭和27年)8月号掲載、翌年に文藝春秋新社刊)
<家族>
長男の花山勝道は、金沢で浄土真宗本願寺派「宗林寺」の住職を務めた。
次男の花山勝友は仏教学者、武蔵野女子大学副学長を務めたが、父の後を追う形で同じ年に病没した。なお次男勝友や門下生達との座談会での回想が、『東方学回想 Ⅵ 学問の思い出〈2〉』(刀水書房、2000年)に収録。
<著書>
『聖徳太子御製法華義疏の研究』 東洋文庫, 1933
『聖徳太子の仏教』 仏教年鑑社, 1936
『聖徳太子と日本文化』 日本文化協会、1937
『日本の仏教 内閣印刷局』(国体の本義解説叢書), 1942
『憲法十七条の精神』 厚徳書院, 1943
『日本仏教』 三省堂, 1944
『勝鬘経義疏の上宮王撰に関する研究』 岩波書店, 1944
『白道に生きて』 北方出版社, 1948 (顕真叢書 ; 1)
『平和の発見 巣鴨の生と死の記録』 朝日新聞社, 1949
『「巣鴨の生と死 ある教誨師の記録」』 中公文庫, 1995
『万世を照らすもの-仏教学徒の記録』 酣灯社, 1949
『永遠への道 わが八十年の生涯』 日本工業新聞社, 1982
『聖徳太子と憲法十七条』 大蔵出版, 1982
『太平洋戦争とお念仏』 国際真宗学会, 1986
<訳註・校訂>
『法華義疏 聖徳太子』 岩波文庫上下, 1931-33 改版 1975
『往生要集 源信』 小山書店,1937 岩波文庫(旧版),1942、復刊1988、復刻版一穂社,2004 
『勝鬘経義疏 聖徳太子』 岩波文庫, 1948、復刊1988ほか/改訂新版吉川弘文館 1977
『維摩経義疏 聖徳太子』 百華苑, 1971 改訂版 1980
『上宮聖徳法王帝説』 狩谷エキ斎(棭齋)證註、岩波文庫(共注),1941 復刊1988

★加賀尾 秀忍(かがお しゅうにん、1901年1月5日 - 1977年5月14日)は、昭和期に活躍した真言宗の僧侶。フィリピン・モンテンルパの戦犯刑務所で教誨師として尽力したので『モンテンルパの父』と慕われた。
<概要>
1901年1月5日、岡山県真庭郡落合町の極楽寺に生まれる。落合尋常小学校を卒業後、おなじ落合にある木山寺に入り、住職の高藤秀本に師事し漢籍・経文を習った。1929年、真言宗京都大学を卒業して真言宗の僧侶となる。宝蔵院の住職をつとめたのち、高野山東京別院の副主監となる。
1949年11月4日、フィリピン・マニラ郊外のモンテンルパにある、当時、戦犯刑務所だったニュー・ビリビット刑務所に、病気のため早期帰国した安達本識(あだち・ほんじき)教誨師の後任として赴任する。当初、6ヶ月の任期であったが、自ら無給で残ることを決め、死刑判決を受けて、処刑の瀬戸際に立つ日本人戦犯の助命活動にたずさわる。ダグラス・マッカーサー元帥などの、当時の日本の指導者たちに助命嘆願書を提出するも、1952年1月19日には、明らかに無実の者もいる日本人BC級戦犯14名の処刑に立ち会う。3月半ばのある日、戦犯たちと会議をもち日本への世論喚起のため、歌の作成を提案する。こうして完成した歌は、死刑囚である代田銀太郎作詞で、同じく死刑囚の伊藤正康作曲の『モンテンルパの歌』と題がつけられて日本へ郵送された。
そして、この歌はNHKラジオ「陽気な喫茶店」で紹介され、たまたまゲストとして出演していた歌手の渡辺はま子の目にとまった。そして当時、鎌倉にあった自宅に帰ると、すぐにピアノで試し弾きをやってみて、望郷と帰国の念に駆られる感じ漂う哀しいリズムの歌であることを知った。そして、自分がかつて、戦争協力者として台湾や中国大陸各地の前線や基地、軍の病院を歌で慰問して巡っていた頃の自分を責め、生涯をかけてこの歌を歌っていこうと心に決めると、さっそく曲の手直しと編曲にとりかかった。具体的には当初、5番から成っていたものを2番削除して3番構成とした。そして曲名も『あゝモンテンルパの夜は更けて』と改められて発表された。レコードも宇津美清とのデュエットで吹き込んだものがビクターレコードから発売され、20万枚の売り上げを記録するなど大ヒットする。当時のローマ法王のピウス12世に協力要請を行い、フィリピン大統領へのメッセージが実現し、フィリピン大統領との会見が実現する。1953年5月、当時のフィリピン大統領エルピディオ・キリノと面会した。そして、このときに『あゝモンテンルパの夜は更けて』のオルゴールをプレゼントする。大戦末期に行われたマニラ市街戦で、妻や子を日本軍に殺害されていたキリノ大統領も、オルゴールの中の曲の作詞作曲が2人の日本人戦犯であることを加賀尾氏より知る。そして、会見から1ヶ月後の6月27日、日本人戦犯の釈放が決定される。こうして1953年7月7日、フィリピン独立記念日の日、晴れて日本人戦犯の全員特赦と帰国が実現し、7月15日、処刑された戦犯兵士の遺骨17柱と、戦犯としてニュー・ビリビッド刑務所に収容されていた108名の元日本人兵士同胞とともに、現地時間の午後2時過ぎに帰還船「白山丸」(日本郵船所属の貨客船)でマニラを出港し、7日後の7月22日朝、横浜港大桟橋着で日本に帰国する。
その後、日本国内で僧侶として活躍しながら、『13階段と平和』と題して講演活動を行う。1973年には、日比親善に功労があったとして、勲三等旭日中綬章を授与された。
1977年5月5日朝、岡山県井原市の自坊で3度目の脳出血を発症して倒れる。倉敷市の倉敷中央病院に入院するも、5月11日重篤に陥り、3日後の5月14日午前12時22分、死去する、享年76歳。
<演じた人物>テレビドラマ・・・小日向文世『戦場のメロディ 〜108人の日本軍兵士の命を救った奇跡の歌〜』(2009年9月12日、フジテレビ)薬師丸ひろ子演じる渡辺はま子が主人公となっているものの、処刑立会いのシーンや歌作り提案の場面など、加賀尾秀忍が登場する重要な場面も少なからずある。
<著作>
モンテンルパに祈る 1953年 富士書苑

★道城 重太郎(どうじょう じゅうたろう、1905年(明治38年)5月26日 - 1980年(昭和55年)2月6日)は、牧師、日本イエス・キリスト教団の第2代目委員長。教誨師(神戸刑務所教誨師)。
<生涯・初期>
福岡県京都郡蓑島村に生まれる。1923年(大正12年)に日本メソジスト教会行橋教会で求道を始め、梶原景虎牧師の指導を受ける。
<入信・献身>
伝道会で沢村五郎の説教を聞いて新生を体験する。1923年11月フィリップ宣教師より洗礼を受ける。1925年(大正14年)日本伝道隊御影聖書学舎(現、関西聖書神学校)に入学し、神学を学ぶ。
<日本伝道隊牧師>
1926年に神学校を卒業して岡山独立教会へ赴任する。1930年(昭和5年)に小林静英と結婚する。1935年(昭和10年)正教師の按手礼を受ける。翌年、明石人丸教会に赴任する。
<日本イエス・キリスト教団>
1951年(昭和26年)に日本イエス・キリスト教団が創設される時に教団の設立に参与する。1958年(昭和33年)まで教団の副委員長として、小島伊助委員長を補佐する。1958年より日本イエス・キリスト教団第2代目委員長として、1965年(昭和40年)まで教団を指導した。
1961年(昭和36年)には日本イエス・キリスト教団代表として新改訳聖書刊行協力会に加わる。
神戸刑務所教誨師、関西聖書神学校の講師としても活躍した。1980年(昭和55年)に現職のまま死去する。
<参考文献>『日本キリスト教歴史大辞典』教文館、1988年

★大谷 光照(おおたに こうしょう、1911年(明治44年)11月1日 - 2002年(平成14年)6月14日)は、日本の宗教家で浄土真宗本願寺派第23世宗主、伯爵。諱は光照。法名は勝如上人。院号は信誓院。 昭和天皇の従兄弟にあたる。教誨師。
<経歴>
第22世法主大谷光瑞(鏡如上人)の実弟大谷光明 (浄如上人)の長男として京都府京都市で誕生した。母は九条道孝の七女紝子(きぬこ)、紝子の姉は大正天皇皇后(貞明皇后)の節子。
1914年(大正3年)、西本願寺の疑獄事件に端を発して光瑞が法主の座を引退、弟の光明に継承権があったが、光瑞が遠慮を求めて光明も就任を辞退した。新々門であった光照は当時4歳であったため、大谷家側近(近松尊定、六雄澤慶など)が4代にわたり管長代理を務めた。1927年(昭和2年)に得度して第23世法主を継職。以後50年の間、本願寺派教団の陣頭指揮にあたった。
その後、旧制第一高等学校を経て1935年(昭和10年)に東京帝国大学文学部東洋史学科卒業。1937年(昭和12年)4月、徳大寺実厚長女の嬉子と結婚。1977年(昭和52年)、門主を引退し前門となる。
<戦前戦中の活動>
青年法主光照は、昭和の戦時下の教団を指導した。1933年(昭和8年)には声明集の改定に取り組むなどする一方で、1941年(昭和16年)に宗制を改定、従来神祇不拝を旨としていた宗風を放棄し、「王法為本ノ宗風ヲ顕揚ス是レ立教開宗ノ本源ナリ」と宣言。国家神道と結びついた「戦時教学」を推進した。
特に、親鸞の著作に皇室不敬の箇所があるとして該当部分を削除するよう命じたり(聖典削除問題)、門信徒に戦争協力を促す消息(声明)を発して戦時体制を後押しした。戦時中に発布された消息では、天皇のため命を捧げよと次のように説いている。 「凡そ皇国に生を受けしもの誰か天恩に浴せざらん、恩を知り徳に報ゆるは仏祖の垂訓にしてまたこれ祖先の遺風なり、各々その業務を格守し奉公の誠を尽くさばやがて忠君の本義に相契ふべし、殊に国家の事変に際し進んで身命を鋒鏑におとし一死君国に殉ぜんは誠に義勇の極みと謂つべし、一家同族の人々にはさこそ哀悼の悲しみ深かるべしと覚ゆれども畏くも上聞に達し代々に伝はる忠節の誉を喜び、いやましに報國の務にいそしみ其の遺志を完うせらるべく候」
光照自身も度々軍隊慰問を行い、南京攻略戦直後には自ら南京に入城し犠牲者追弔会を行った。教団も戦争協力の名目で大量の戦時国債を購入し、戦後の教団財政の危機を招くこととなった。今日、「戦時教学」を推し進め、その指導的立場にあった光照らの戦争責任を問う声もある。
西本願寺は敗戦後GHQの指導のもとで、宗制の改革を行い、宗主の権限を縮小し、西本願寺の象徴的存在へと変更となる。1945年(昭和20年)まで、法主または門跡と呼称されたが、1946年(昭和21年)より、門主と改称される。
<戦後の主な活動>
1946年(昭和21年)管長制廃止などの教団制度改革を実施
1948年(昭和23年)蓮如上人450回遠忌法要
1961年(昭和36年)親鸞聖人700回大遠忌法要
1973年(昭和48年)親鸞聖人誕生800年・立教開宗750年慶讃法要
<主な職歴>
1952年(昭和27年)第2回世界仏教徒会議名誉総裁
1955年(昭和30年)全日本仏教会会長
1956年(昭和31年)全国教誨師連盟総裁
1961年(昭和36年)全日本仏教会会長(2回目)
1962年(昭和37年)財団法人全国教誨師連盟総裁
1969年(昭和44年)全日本仏教会会長(3回目)
1970年(昭和45年)世界宗教者平和会議京都大会名誉総裁
<人物>
門主在任中には、正信偈の改譜をはじめ、法式規範などを着々と整備していったことからも伺えるように、儀式儀礼には非常に厳格な面があった。
趣味は切手収集、テニス、ゴルフ好きでも知られた。
<著書>
『唐代の仏教儀礼』(有光社、1937年)
『「法縁」抄 : 勝如上人の九十年』(本願寺出版社、2002年7月

★古川 泰龍(ふるかわ たいりゅう、1920年8月23日 - 2000年8月25日)は、日本の真言宗の僧侶。教誨師(福岡刑務所の死刑囚教誨師。死刑囚の冤罪撤回運動に尽力した)。
<生涯>
真言宗の僧侶の子として、佐賀県に生まれる。
高野山専修学院を卒業し、佐賀県藤津郡塩田町の真言宗常在寺の住職となる。1952年より福岡刑務所で死刑囚教誨師を務める。福岡事件の2人の死刑囚と面会する。現場に赴き検証を進め冤罪と判断する。1961年より彼らの無実を訴えるため本格的に助命運動をはじめる。1975年に、完全無罪を主張している1人は、死刑執行となり、実行したが防衛行為であると主張している1人については、無期懲役となり、1989年に仮釈放となるが、古川泰龍は身元引受人となる。40年近く、福岡事件の真相を求める運動で、先頭に立つ。真相究明書『白と黒のあいだ』を、河出書房から出版する。
熊本県玉名市の立願寺に転居。1964年1月2日、冤罪救済支援のため訪ねてきた自称「弁護士」を、当時11歳の娘が強盗殺人指名手配犯の西口彰と見破り、警察に通報、翌日の逮捕に協力する(西口彰事件)。このいきさつが、フジテレビで1991年にドラマ化される(amazon.co.jp実録犯罪史・恐怖の24時間~連続殺人鬼~西口彰の最後)。このドラマでは、古川泰龍がモデルの人物を河原崎長一郎が演じる。逮捕後も、西口彰と手紙のやりとりを行い、書物の差し入れもする。
1965年、ベトナム戦争の泥沼化で、アメリカの戦争介入に反対する市民運動が世界各地に起こるが、「ベトナムに平和を!市民連合」の玉名の運動、「玉名ベ平連」の結成に家族で参加する(旧「ベ平連」運動の情報ページ-元「玉名ベ平連」の古川泰龍さん、8月25日に逝去)。1969年4月のベ平連九州地区懇談会の場所を提供するなどする。
1969年、「神戸シュバイツァーの会」会長の牧師の向井正からアルベルト・シュヴァイツァーの遺髪を授かり、1973年、「生命山シュバイツァー寺」を開山する。1986年に、この寺で生活したイタリア人神父のフランコ・ソットコルノラとの話で、カトリックの別院を設ける(与えられた死-シュバイツァー寺住職・古川泰龍、福岡事件再審請求を支える古川龍樹・龍桃さんに聞く)。
1984年、「日中戦争強制労働殉難者の慰霊塔」を建立する。中国に行き、南京大虐殺記念館での犠牲者の慰霊法要を行う(中華人民共和国駐日大使館-日本の友人が南京大虐殺犠牲者の慰霊法要)。
仏教の僧侶として、キリスト教関係者との対話も重視している。ローマ教皇のヨハネ・パウロ2世とも3回面会している(福岡事件再審請求を支える古川龍樹・龍桃さんに聞く)。
2000年8月25日に死去。80歳没。
<著作>
『福岡、中国人闇ブローカー殺し殺人請負強盗殺人事件真相究明書 - 九千万人のなかの孤独』(コスモス社、1963年→花伝社、2011年)
『白と黒とのあいだ - 福岡誤殺事件』(河出書房新社、1964年)
『「死」は救えるか 医療と宗教の原点』(地湧社、1986年)
『歎異抄 - 最後の一人を救うもの』(地湧社、1988年)
『叫びたし寒満月の割れるほど - 冤罪死刑囚と歩む半生』(法蔵館、1991年)
『「他力」を明かす - 続歎異抄・念仏のこころ』(地湧社、1992年) 4-88503-093-5
<論文>CiNii>古川泰龍

★岡村 又男(おかむら またお、1931年 - )は、日本の牧師。横須賀中央教会担任牧師、日本聖書刊行会理事長、日本同盟基督教団顧問、久里浜少年院教誨師。群馬県生まれ。教誨師(久里浜少年院教誨師)。
1931年、群馬県出身。舟喜麟一が牧した福音伝道教団前橋キリスト教会が母教会。同盟聖書学院(第三期生)卒業後の1955年、日本同盟基督教団横須賀中央教会牧師となる。その後日本同盟基督教団理事、同理事長、東京基督教短期大学非常勤講師、東京基督教大学非常勤講師などを歴任。東京基督教大学教授の岡村直樹は息子。
2007年日本福音功労賞を受賞する。
<著書>
「主に喜ばれる教会生活」、「主に喜ばれる結婚と家庭生活」「教会員の手引き」「式文」

★鈴木 啓之(すずき ひろゆき、1955年11月-)は日本の牧師、ミッション・バラバ伝道者、NPO「人生やりなおし道場」の道場長、「ふるさと志絆塾」の塾長、教誨師(府中刑務所教誨師)。元暴力団員。2001年(平成13年)製の日韓合作映画『親分はイエス様』のコンセプトモデルとなった「ミッション・バラバ」(暴力団組員等の過去をもつ牧師を中心に結成されたキリスト教宣教団体)の代表者。
<経歴・初期>
1955年(昭和30年)11月大阪市天王寺区の病院で、製薬工場の経営者を父として生まれ、生野区で幼少期を過ごす(鈴木の父は、明治大学で考古学を専攻し、新聞記者などを務める。鈴木が生まれたころは製薬会社を経営していた。両親は創価学会の会員の教学の最高位の『教授』であり、鈴木も幼少期から大石寺の例会などに行っていた熱心な創価学会会員だった。
天王寺区の私立高興国高校商業科に進学する。中退して、ラーメン屋でバイトを始める、翌4月に経理学校に入学するが、半年で退学して、建設関係の仕事をする。
<暴力団員時代>
1972年(昭和47年)頃、暴力団とのトラブルに巻き込まれたことがきっかけになり、酒梅組5代目組長谷口正雄の甥の紹介で、酒梅系の組織に入会する。有名な博打打ちとして、大阪で暗躍し年間20億円以上を稼こともあり、週刊誌で紹介されたこともあった。
1975年(昭和50年)頃、暴力団同士の抗争の後に、警察の捜査を逃れるために瀬戸内海岸に潜伏し、砂利船の作業に従事する。半年後大阪に戻り、最初の結婚をする。1980年頃、警察に出頭し、暴行と器物損壊、ひき逃げの罪で実刑判決を受け、奈良少年刑務所で服役する。1985年頃、3回の抗争に関連して、凶器準備集合、暴力行為で2回目の実刑判決を受けて、大阪刑務所に収監される。
<博打打ち時代>
賭博で3億の借金を負ったことで、組に迷惑をかけまいと思い組に破門状を出してもらい、フリーの博打ちになる。組長から3000万を預けられ、抗争資金の捻出を依頼される。
2度目の、懲役刑が終わって出所した直後に、大坂のコーリャン・クラブで働いていた韓国人女性(現在の鈴木夫人)に出会う。その韓国人女性が不慮の事故で、膝の皿を割り全治三カ月と診断された。しかし、彼女自身と教会のいやしの祈りにより奇跡的に回復する。この奇跡を見て、キリストの力を博打で生かそうと思い自ら教会に出席するようになる。そして、1988年(昭和63年)12月5日の教会で結婚式を挙げる。
奇跡的に3億の借金を清算することができたが、1990年(平成2年)3月、他の組の親分から預かった活動資金を博打に使い込んだことから再び命を狙われる身となる。
大阪から逃亡し、東京都新宿の歌舞伎町に愛人と共に潜伏するようになる。逃亡生活のストレスで不整脈、慢性疲労症候群、自律神経失調症などを患い、通院するが、自殺を考えるほどに追い詰められる。逃亡生活から9か月目の12月に近所の新大久保にある東京中央教会という韓国人系の教会に駆け込む。駆け込んで3日目の礼拝でに日本人副牧師の平塚正弘から「誰でも変わることができる」と声をかけられて回心する。すぐに、新幹線で大阪に戻り妻と再会する。
<神学生時代>
1991年(平成3年)1月東京渋谷区本町の家で妻子と同居し、東京中央教会に通うようになる。
1991年4月に東京中央教会の東京中央神学院に入学する。神学の学びを続けながら、6月からは生活費のために神学校同級生と共に工事現場で働くようになる。7月に『ジェリコ・ジャバン』の聖歌隊に参加する。その時、メッセンジャーだったアーサー・ホーランドと松沢秀章の影響を受けて、新宿で路傍伝道をするようになる。その時、同じく新宿で伝道をしていたアーサー・ホーランドと親しくなり、十字架行進の話が決まる。1992年春の神学校2年生の時に、半年間の休学届を出し沖縄から十字架行進を始める。北海道宗谷岬まで行き、1992年のジェリコ・ジャパンの大阪集会で十字架行進は終了する。その後、杉並区下井草のマンションに住み、建設現場に復帰し、神学校の学びを再開する。
1993年(平成5年)の夏休みに韓国を訪問し、釜山から板門店まで十字架行進を行う。行進中に毎日韓国の教会で集会を開く。元従軍慰安婦などにも謝罪をする。また、夫人の実家にも訪れる。
1993年の暮れに、鈴木ら7人の元ヤクザとアーサー・ホーランドと松沢秀章らが「ヤクザ・フェローシップ」という聖書研究会を始める。それが、改称しミッション・バラバという伝道団体になる。2007年まで鈴木が代表を務める。
<牧師時代>
1994年(平成6年)3月神学校を卒業すると錦糸町にある韓国系教会『ハレルヤ東京教会』に牧師に迎えられる。1994年11月にはミッション・バラバのメンバーと北米の伝道旅行に出かける。その活動がアメリカ合衆国の日系人新聞『羅府新報』や『オークデール・リーダー』などのマスコミに取り上げられ、日本でも毎日新聞などで取り上げられる。
船橋市東船橋で支教会の開拓伝道を始め、ハレルヤ所望(ソマン)教会を発足させる。ハレルヤ教会の活動が軌道に乗ると、1995年頃から開拓伝道を始め、1995年10月31日にシロアム・キリスト教会が設立され、アーサー・ホーランド、小坂忠らに按手礼を受ける。
1998年3月アメリカ合衆国ワシントンD.C.のヒルトンホテルで開催された、ビル・クリントン大統領(当時)も出席する『朝食祈祷会』(英:National prayer breakfast)に出席し昼餐会でスピーチをする。
2001年に劇場公開された映画『親分はイエス様』では、鈴木がモデルの一人になった。2003年には、進藤龍也(現在・[罪人の友]主イエス・キリスト教会牧師)ら元暴力団員が住みこむ。そのことがきっかけになり、もと暴力団員らが、人生をやり直すための共同生活所の『やりなおしハウス』が誕生する。
2004年3月に鈴木は府中刑務所の教誨師に任命される。2008年9月にシロアム・キリスト教会は会堂を船橋市東船橋より千葉県柏市へと移転する。2009年3月にはNPO法人「人生やり直し道場」を設立し、道場長になり、2010年9月には柏市五條谷に新会堂を建設し、教会堂を移転する。
現在、シロアム・キリスト教会主任牧師、「人生やりなおし道場」の道場長、ふるさと志絆塾の塾長などで幅広い活動を行っている。
<教会のアクセス>
シロアム・キリスト教会は、千葉県柏市あけぼの3-9-3(国道6号水戸街道沿い呼塚交差点近く)にあり、同施設には「人生やりなおし道場」を併設している。そこから巣立った牧師・宣教師も多数いる。
また分教会として、北海道札幌市のすすきのに「シロアムクリストチャーチ」をオープンしている。
<著書>
「愛されて、許されて」(2000年10月、雷韻出版刊。
「誰だって人生をやり直せる」(2001年4月、飛鳥新社刊。
<参考文献>
アーサー・ホーランド『親分はイエス様』PHP研究所、1996年
鈴木『愛されて、許されて』雷韻出版、2000年
金沢泰裕『イレズミ牧師とツッパリ少年達』集英社、2000年
進藤龍也『極道牧師の辻説法』学研パブリッシング、2010年

★塩谷 直也(しおたに なおや、1963年(昭和38年)-)は、日本の神学者、青山学院大学法学部教授。教誨師(府中刑務所教誨師)。
<学歴>
1987年、国際基督教大学教養学部卒業
1992年、東京神学大学修士課程修了
<職歴>
日本基督教団中京教会副牧師
梅ヶ丘教会牧師・府中刑務所教誨師
青山学院大学法学部教授
<研究分野>
宗教学、組織神学
<著書>
迷っているけど着くはずだ(新教出版社 2000年)
忘れ物のぬくもり―聖書に学ぶ日々(女子パウロ会 2007年)

★進藤 龍也(しんどう たつや、1970年(昭和45年)12月23日- )は牧師、教誨師。元暴力団員。刑務所伝道になどに従事する。
<経歴・初期>
1970年(昭和45年)に埼玉県蕨市に生まれる。1973年(昭和48年)3歳の時、交通事故に会い、脳挫傷、脳内出血、頭蓋骨骨折の重傷を負うが九死に一生を得る。中学1年の頃から非行に走る。地元の暴力団の草野球チームに入団する。
<暴力団員時代>
17歳頃から池袋の暴力団の事務所に出入りして、1988年(昭和63年)にスカウトを受け、盃をいただいて正式に暴力団員になり、その後広域指定暴力団の武闘派の暴力団の組員になり、池袋をテリトリーとする覚醒剤密売人になる。18歳で西川口で傷害事件を起こして逮捕される。埼玉県警南警察署に留置所に拘留される。その後、浦和少年鑑別所(現さいたま少年鑑別所)に入れられるが、情状酌量を引き出し短期間で出所する。
1989年(平成元年)に、かまぼこ工場の社長の債権の取り立てをしている際に、不渡りを出した社長の自宅を占拠した理由で逮捕され、鑑別所送りを免れ、20日間、四谷警察署の留置場に拘留された後、処分保留で釈放される。
1992年(平成4年)に、執行猶予中に覚醒剤使用の容疑で逮捕される。浦和拘置所支所に収容された後、刑事裁判で1年2カ月の判決を受け、川越少年刑務所に収監される。3カ月の分類審査の後に、松本少年刑務所に懲役刑で収監される。執行猶予が付いていた1年2カ月を含めて2年4カ月収監される予定であったが、2カ月早く茨城の叔父が身元引受人になり、仮釈放される。
1994年(平成6年)に覚醒剤の譲り渡しの容疑で逮捕され、秋田刑務所に2年8カ月収監される。秋田刑務所内の受刑者向けの「キリストクラブ」で初めて福音を聞く。ミッション・バラバに関する鈴木啓之の著作と差し入れられた聖書を読み、キリスト教に興味を持つようになる。 秋田刑務所を出所後に、「ミッション・バラバ」の本を見つけ、鈴木牧師に電話をする。鈴木牧師に「ヤクザにつまづかないように祈っていて下さい」とお願いする。
1998年(平成10年)には、28歳で同系の他の組に移籍して組長代行になる。しかし、覚醒剤中毒で破門になる。
<回心>
2001年(平成13年)5月13日東京都日本橋で覚醒剤所持の容疑で逮捕され東京拘置所に留置される。その時鈴木啓之牧師から減刑の嘆願書を書いてもらう。また、内縁の妻から差し入れられた聖書を読み、旧約聖書のエゼキエル書33章11節を読んで回心する。刑務所の中では、月岡世光に手紙を書いて聖書の教えを学ぶ。その後、裁判で2年4カ月の実刑判決を受け松江刑務所で懲役刑に服する。月岡に紹介された国際聖書通信講座で聖書を学ぶようになる。
<神学生時代>
2003年(平成15年)に2年4カ月の松江刑務所での服役が終わると鈴木啓之牧師のシロアム・キリスト教会に住みこむ。鈴木牧師より洗礼を受けてクリスチャンになる。シロアム・キリスト教会に鈴木牧師を慕い、進藤ら元暴力団員らが住みこむようになり、教会の祈りと献金で「やりなおしハウス」ができる。そして、JTJ宣教神学校に入学して、牧師を目指す。
<開拓伝道・牧師時代>
2005年(平成17年)2年で全科目を終了しJTJ宣教神学校を卒業する。神学校の恩師中野雄一郎の紹介で、中野雄一郎、岸義紘、鈴木啓之、安田眞の4人の牧師に按手礼を受けて牧師になる。
川口の公民館を借りて土曜日に聖書研究を始めながら、単独で開拓伝道を始める。母親のスナックを会場に、土曜日に礼拝をすることになる。その教会をマタイの福音書9章13節に基づいて、「[罪人の友]主イエス・キリスト教会」と命名する。
<参考文献>
進藤龍也『人はかならず、やり直せる』中経出版
進藤龍也『極道牧師の辻説法』2010年
『クリスチャン情報ブック』いのちのことば社
鈴木啓之『イレズミ牧師どん底からの再出発方法』

★兼松 一二(かねまつ かつじ)生年不明。1971年(昭和46年)より活動歴あり。友愛キリスト教会の牧師。JTJ神学校講師、東海神学塾講師、教誨師(笠松刑務所の教誨師。中部教誨師会理事)。 友愛グループ牧会長
<経歴>
1971~1994岐阜県の同盟福音キリスト教会。 
笠松キリスト教会で牧師を務める。
1994 岐阜県各務原市にて開拓伝道を始め、今に至る。
2002法務大臣賞をいただく。
2006長年にわたる教誨師として奉仕した功績により、藍綬褒章を受章。
<現在>
宗教法人 友愛キリスト教会牧師。
JTJ宣教会神学部長として、講師を務める。
東海神学塾講師。
笠松刑務所で教誨師を務める。
中部教誨師会理事を務める。
岐阜県教誨師会副会長を務める。



by sentence2307 | 2019-04-11 10:42 | 映画 | Comments(0)
今朝のmsnのホームページに「世界の名作ベスト100」という記事がアップされていました。この手の記事があると、「またか」という思いも勿論ありますが、ついつい見入ってしまうというのも事実です、そのまま見ないでいると、結局は、あとあとまでもそれが気になって尾を引くということになるので、ここは「きっぱり、見る」というのが自分にとっての正解ということになります。

しかし、世の中には、それこそ、いろいろの団体、あるいは個々人がそれぞれの「世界の名作ベスト100」を持っているので、ひとつには、その多様性と個性をどこまで楽しむことができるかということに掛かってくると思うのですが、ここにある問題が発生します。

例えば、第1位「市民ケーン」、第2位に「東京物語」を選ぶという通念とか良識?というものがある一方で、当然、意表を突くような個性的な第1位もあるわけで、スタンリー・キューブリックが選ぶ第1位なら、その意外性に驚き、さすがキューブリックだ、なるほどなと個性に感心し、楽しむということもできるのでしょうが、今回msnにアップされた「米映画批評サイトが選んだ『不朽の名作』ベスト100」というタイトルの記事で、出典は「英語圏の映画ファンの間で人気の高い批評サイト/データベースのロッテントマトRotten Tomatoe」なのだそうです。

そういえば、ここのところ、msnのホームページに「オズの魔法使」のジュリー・ガーランドのスチール写真がやたらにアップされていたのは、このことかと思い当たりました。

まあ、「いろいろの団体、あるいは個々人がそれぞれ自分なりの『世界の名作ベスト100」を持ってもいい』わけなのですから、なんでもありは当然なのでしょうが、しかし、ざっと見たところ、このベスト100、黒澤明が4本入っているのに、いまどきのベスト100にはめずらしく小津監督の作品がどこにも見当たりません。

そこでこの「ロッテントマトRotten Tomatoe」がどういった批評サイトだか知りませんが、ちょっとこの小津監督作品を欠落させたベスト100位というものが如何なるものか、分析したくなりました。

分析プランとしては、まず、ベスト100位の作品を掲げ、次に、そこに掲げられた作品が、その監督にとって最良な作品と言えるのか、をチェックするとともに、選ばれなかった監督の最良の作品をあげて比較してみようと考えました。

(注)表中「RT評価〇〇%」と記載されている意味が分かりませんが、ただ「90%」が「100%」よりも先んじて表示されているところを見ると、一定の水準を満たしている予備選考の通過した作品と理解しました。


【米映画批評サイトが選んだ「不朽の名作」ベスト100】

1位:『オズの魔法使』(1939年)RT評価:98%
監督:ヴィクター・フレミング 出演:ジュディ・ガーランド、フランク・モーガン、レイ・ボルジャー

2位:『市民ケーン』(1941年)RT評価:100%
監督:オーソン・ウェルズ 出演:オーソン・ウェルズ、ジョゼフ・コットン、ドロシー・カミンゴア

3位:『第三の男』(1949年)RT評価:99%
監督:キャロル・リード 出演:オーソン・ウェルズ、ジョゼフ・コットン、アリダ・ヴァリ、トレヴァー・ハワード

4位:『カリガリ博士』(1920年)RT評価:100%
監督:ローベルト・ヴィーネ 出演:ヴェルナー・クラウス、コンラート・ファイト、フリードリッヒ・フェーエル

5位:『メトロポリス』(1927年)RT評価:99%
監督:フリッツ・ラング 出演:ブリギッテ・ヘルム、アルフレート・アーベル、グスタフ・フレーリッヒ

6位:『イヴの総て』(1950年)RT評価:100%
監督:ジョセフ・L・マンキーウィッツ 出演:ベティ・デイヴィス、アン・バクスター、ジョージ・サンダース

7位:『或る夜の出来事』(1934年)RT評価:98%
監督:フランク・キャプラ  出演:クラーク・ゲーブル、クローデット・コルベール、ウォルター・コノリー

8位:『モダン・タイムス』(1936年)RT評価:100%
監督:チャールズ・チャップリン 出演:チャールズ・チャップリン、ポーレット・ゴダード、ヘンリー・バーグマン

9位:『カサブランカ』(1942年)RT評価:97%
監督:マイケル・カーティス 出演:ハンフリー・ボガート、イングリッド・バーグマン、ポール・ヘンリード

10位:『大いなる幻影』 (1937年)RT評価:97%
監督:ジャン・ルノワール 出演:ジャン・ギャバン、ディタ・パルロ、ピエール・フレネー

11位:『雨に唄えば』 (1952年)RT評価:100%
監督:スタンリー・ドーネン、ジーン・ケリー 出演:ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー

12位:『サイコ』 (1960年)RT評価:97%
監督:アルフレッド・ヒッチコック出演:アンソニー・パーキンス、ジャネット・リー、ヴェラ・マイルズ

13位:『ローラ殺人事件』 (1944年)RT評価:100%
監督:オットー・プレミンジャー 出演:ジーン・ティアニー、ダナ・アンドリュース、クリフトン・ウェッブ

14位:『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』 (1964年)RT評価:98%
監督:リチャード・レスター 出演:ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター

15位:『白雪姫』 (1937年)RT評価:98%
監督:デイヴィッド・ハンド、ウィルフレッド・ジャクソン、ラリー・モリー、パース・ピアース、ベン・シャープスティーン、ウィリアム・コトレル 声の出演:アドリアナ・カセロッティ、ハリー・ストックウェル、ルシル・ラ・ヴァーン

16位:『キングコング』 (1933年)RT評価:98%
監督:メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザック 出演:フェイ・レイ、ブルース・キャボット、ロバート・アームストロング

17位:『吸血鬼ノスフェラトゥ』 (1922年)RT評価:97%
監督:F・W・ムルナウ 出演:マックス・シュレック、グスタフ・フォン・ヴァンゲンハイム、アレクサンダー・グラナック

18位:『ロビンフッドの冒険』 (1938年)RT評価:100%
監督:マイケル・カーティス、ウィリアム・ケイリー 出演:エロール・フリン、イアン・ハンター、オリビア・デ・ハバランド

19位:『サンセット大通り』 (1950年)RT評価:98%
監督:ビリー・ワイルダー 出演:ウィリアム・ホールデン、グロリア・スワンソン、エリッヒ・V・シュトロハイム

20位:『反撥』 (1965年)RT評価:100%
監督:ロマン・ポランスキ 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、イアン・ヘンドリー、ジョン・フレイザー

21位:『北北西に進路を取れ』(1959年)RT評価:99%
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ケーリー・グラント、エヴァ・マリー・セイント、ジェームズ・メイソン

22位:『裏窓』 (1954年)RT評価:100%
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ジェームズ・ステュアート、グレース・ケリー、ウェンデル・コーリイ

23位:『フランケンシュタインの花嫁』 (1935年)RT評価:100%
監督:ジェイムズ・ホエール 出演:ボリス・カーロフ、コリン・クライヴ、エルザ・ランチェスター

24位:『フィラデルフィア物語』 (1940年)RT評価:100%
監督:ジョージ・キューカー 出演:キャサリン・ヘプバーン、ケーリー・グラント、ジェームズ・スチュワート

25位:『黒い罠』 (1958年)RT評価:96%
監督:オーソン・ウェルズ 出演:チャールトン・ヘストン、ジャネット・リー、オーソン・ウェルズ

26位:『七人の侍』 (1954年)RT評価:100%
監督:黒澤明 出演:三船敏郎、志村喬、津島恵子ほか

27位:『西部戦線異状なし』 (1930年)RT評価:100%
監督:ルイス・マイルストン 出演:リュー・エアーズ、ルイス・ウォルハイム、ジョン・レイ

28位:『十二人の怒れる男』 (1957年)RT評価:100%
監督:シドニー・ルメット 出演:ヘンリー・フォンダ、マーティン・バルサム、リー・J・コッブ

29位:『めまい』 (1958年)RT評価:96%
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ジェームズ・ステュアート、キム・ノヴァク、バーバラ・ベル・ゲデス

30位:『大人は判ってくれない』 (1959年)RT評価:100%
監督:フランソワ・トリュフォー 出演:ジャン=ピエール・レオ、アルベール・レミー、クレール・モーリエ

31位:『黄金』 (1948年)RT評価:100%
監督:ジョン・ヒューストン 出演:ハンフリー・ボガート、ウォルター・ヒューストン、ウォルター・ヒューストン

32位:『博士の異常な愛情』 (1964年)RT評価:99%
監督:スタンリー・キューブリック 出演:ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット、スターリング・ヘイドン

33位:『レベッカ』 (1940年)RT評価:100%
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演: ローレンス・オリヴィエ、ジョーン・フォンテイン、 ジョージ・サンダース

34位:『欲望という名の電車』 (1951年)RT評価:98%
監督:エリア・カザン 出演:ヴィヴィアン・リー、マーロン・ブランド、 キム・ハンター

35位:『アラビアのロレンス』 (1962年)RT評価:98%
監督:デヴィッド・リーン 出演:ピーター・オトゥール、オマー・シャリフ、アレック・ギネス、アンソニー・クイン

36位:『ローズマリーの赤ちゃん』 (1968年)RT評価:99%
監督:ロマン・ポランスキー 出演:ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン

37位:『フランケンシュタイン』 (1931年)RT評価:100%
監督:ジェイムズ・ホエール 出演:コリン・クライヴ、メイ・クラーク、ジョン・ボリス

38位:『羅生門』 (1950年)RT評価:98%
監督:黒澤明 出演:三船敏郎、森雅之、京マチ子、志村喬

39位:『波止場』(1954年)RT評価:98%
監督:エリア・カザン 出演:マーロン・ブランド、カール・マルデン、リー・J・コッブ

40位:『怒りの葡萄』 (1940年)RT評価:100%
監督:ジョン・フォード 出演:ヘンリー・フォンダ、ジェーン・ダーウェル、ジョン・キャラダイン

41位:『三つ数えろ』 (1946年)RT評価:97%
監督:ハワード・ホークス 出演:ハンフリー・ボガート、ローレン・バコール、ジョン・リッジリー

42位:『ローマの休日』 (1953年)RT評価:98%
監督:ウィリアム・ワイラー 出演:グレゴリー・ペック、オードリー・ヘップバーン、エディ・アルバート

43位:『ラスト・ショー』 (1971年)RT評価:100%
監督:ピーター・ボグダノヴィッチ 出演:ティモシー・ボトムズ、ジェフ・ブリッジス、シビル・シェパード

44位:『バルカン超特急』 (1938年)RT評価:98%
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:マーガレット・ロックウッド、マイケル・レッドグレイヴ、ポール・ルーカス

45位:『暴力脱獄』 (1967年)RT評価:100%
監督:スチュアート・ローゼンバーグ 出演:ポール・ニューマン、ポール・ニューマン、 ストローザー・マーティン

46位:『山猫』 (1963年)RT評価:100%
監督:ルキノ・ヴィスコンティ 出演:バート・ランカスター、アラン・ドロン、クラウディア・カルディナーレ、ジュリアーノ・ジェンマ

47位:『戦艦ポチョムキン』 (1925年)RT評価:100%
監督:セルゲイ・エイゼンシュテイン 出演:アレクサンドル・アントノフ、ウラジミール・バルスキー、G・アレクサンドロフ

48位:『捜索者』 (1956年)RT評価:100%
監督:ジョン・フォード 出演:ジョン・ウェイン、ジェフリー・ハンター、ナタリー・ウッド

49位:『チャイナタウン』 (1974年)RT評価:98%
監督:ロマン・ポランスキー 出演:ジャック・ニコルソン、フェイ・ダナウェイ、ジョン・ヒューストン

50位:『或る殺人』 (1959年)RT評価:100%
監督:オットー・プレミンジャー 出演:ジェームズ・ステュアート、リー・レミック、ベン・ギャザラ

51位:『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』 (1956年)RT評価:98%
監督:ドン・シーゲル 出演:ケヴィン・マッカーシー、ダナ・ウィンター、ラリー・ゲイツ

52位:『巴里のアメリカ人』 (1951年)RT評価:95%
監督:ヴィンセント・ミネリ 出演:ジーン・ケリー、レスリー・キャロン、オスカー・レヴァント

53位:『風と共に去りぬ』 (1939年)RT評価:92%
監督:ヴィクター・フレミング 出演:ヴィヴィアン・リー、クラーク・ゲーブル、トーマス・ミッチェル

54位:『黄金狂時代』 (1925年)RT評価:100%
監督:チャールズ・チャップリン 出演:チャールズ・チャップリン、マック・スウェイン、トム・マレイ

55位:『三十九夜』 (1935年)RT評価:96%
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ロバート・ドーナット、マデリーン・キャロル、ルーシー・マンハイム

56位:『リオ・ブラボー』 (1959年)RT評価:100%
監督:ハワード・ホークス 出演:ジョン・ウェイン、ディーン・マーティン、リッキー・ネルソン

57位:『成功の甘き香り』 (1957年)RT評価:98%
監督:アレクサンダー・マッケンドリック 出演:バート・ランカスター、トニー・カーティス、スーザン・ハリソン

58位:『生きるべきか死ぬべきか』 (1942年)RT評価:98%
監督:エルンスト・ルビッチ 出演:キャロル・ロンバード、ジャック・ベニー、ロバート・スタック

59位:『赤い靴』 (1948年)RT評価:96%
監督:マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー 出演:モイラ・シアラー、アントン・ウォルブルック、マリウス・ゴーリング

60位:『メリー・ポピンズ』 (1964年)RT評価:100%
監督:ロバート・スティーヴンソン 出演:ジュリー・アンドリュース、ディック・ヴァン・ダイク、デヴィッド・トムリンソン

61位:『アフリカの女王』 (1951年)RT評価:98%
監督:ジョン・ヒューストン 出演:キャサリン・ヘプバーン、ハンフリー・ボガート

62位:『街の灯』 (1931年)RT評価:98%
監督:チャールズ・チャップリン 出演:チャールズ・チャップリン、ヴァージニア・チェリル、フローレンス・リー

63位:『2001年宇宙の旅』 (1968年)RT評価:93%
監督:スタンリー・キューブリック 出演:キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター

64位:『三十四丁目の奇蹟』 (1947年)RT評価:96%
監督:ジョージ・シートン 出演:モーリン・オハラ、ジョン・ペイン、エドマンド・グウェン、ナタリー・ウッド

65位:『ヒズ・ガール・フライデー』 (1940年)RT評価:98%
監督:ハワード・ホークス 出演:ケーリー・グラント、ロザリンド・ラッセル、ラルフ・ベラミー

66位:『素晴らしき哉、人生!』 (1946年)RT評価:93%
監督:フランク・キャプラ 出演:ジェームズ・ステュアート、メアリー・ハッチ、ライオネル・バリモア

67位:『フレンチ・コネクション』 (1971年)RT評価:98%
監督:ウィリアム・フリードキン 出演:ジーン・ハックマン、ロイ・シャイダー、フェルナンド・レイ

68位:『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』 (1968年)RT評価:97%
監督:ジョージ・A・ロメロ 出演:デュアン・ジョーンズ、ジュディス・オーディア、カール・ハードマン

69位:『裁かるるジャンヌ』 (1928年)RT評価:98%
監督:カール・テオドール・ドライヤー 出演:ルネ・ファルコネッティ、ウジェーヌ・シルヴァン、モーリス・シュッツ

70位:『地獄の逃避行』 (1973年)RT評価:98%
監督:テレンス・マリック 出演:マーティン・シーン、シシー・スペイセク、ウォーレン・オーツ

71位:『蜘蛛巣城』 (1957年)RT評価:98%
監督:黒澤明 出演:三船敏郎、志村喬、山田五十鈴ほか

72位:『紳士は金髪がお好き』 (1953年)RT評価:98%
監督:ハワード・ホークス 出演:ジェーン・ラッセル、マリリン・モンロー、チャールズ・コバーン

73位:『影なき狙撃者』 (1962年)RT評価:98%
監督:ジョン・フランケンハイマー 出演:フランク・シナトラ、ローレンス・ハーヴェイ、ジャネット・リー


74位:『フリークス』 (1932年)RT評価:94%
監督:トッド・ブラウニング 出演:ウォーレス・フォード、リーラ・ハイアムス、オルガ・バクラノヴァ

75位:『國民の創生』 (1915年)RT評価:98%
監督:D・W・グリフィス 出演:リリアン・ギッシュ、メエ・マーシュ、ヘンリー・B・ウォルソール

76位:『禁断の惑星』 (1956年)RT評価:98%
監督:フレッド・マクラウド・ウィルコックス 出演:ウォルター・ピジョン、アン・フランシス、レスリー・ニールセン

77位:『スパルタカス』 (1960年)RT評価:96%
監督:スタンリー・キューブリック 出演:カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ、ジーン・シモンズ

78位:『007 ゴールドフィンガー』 (1964年)RT評価:97%
監督:ガイ・ハミルトン 出演:ショーン・コネリー、ゲルト・フレーベ、オナー・ブラックマン

79位:『我等の生涯の最良の年』 (1946年)RT評価:96%
監督:ウィリアム・ワイラー 出演:マーナ・ロイ、フレドリック・マーチ、ダナ・アンドリュース

80位:『101匹わんちゃん』 (1961年)RT評価:98%
監督:ウォルフガング・ライザーマン、ハミルトン・ラスク、クライド・ジェロニミ 声の出演:ロッド・テイラー、J・パット・オマリー、ベティ・ルー・ガーソン

81位:『赤ちゃん教育』 (1938年)RT評価:95%
監督:ハワード・ホークス 出演:キャサリン・ヘプバーン、ケーリー・グラント

82位:『突撃』 (1957年)RT評価:95%
監督:スタンリー・キューブリック 出演:カーク・ダグラス、ラルフ・ミーカー、アドルフ・マンジュウ

83位:『お熱いのがお好き』 (1959年)RT評価:96%
監督:ビリー・ワイルダー 出演:マリリン・モンロー、ジャック・レモン、トニー・カーティス

84位:『我輩はカモである』 (1933年)RT評価:94%
監督:レオ・マッケリー 出演:グルーチョ・マルクス、ハーポ・マルクス、チコ・マルクス

85位:『ファンタジア』 (1940年)RT評価:96%
監督:ベン・シャープスティーン 演奏:レオポルド・ストコフスキー指揮 フィラデルフィア管弦楽団

86位:『サンライズ』 (1927年)RT評価:98%
監督:F・W・ムルナウ 出演:ジョージ・オブライエン、ジャネット・ゲイナー、マーガレット・リビングストン

87位:『乱』 (1985年)RT評価:96%
監督:黒澤明 出演:仲代達矢、寺尾聰、隆大介、根津甚八

88位:『地球の静止する日』 (1951年)RT評価:94%
監督:ロバート・ワイズ 出演:マイケル・レニー、パトリシア・ニール、ヒュー・マーロウ

89位:『荒野の用心棒』 (1964年)RT評価:98%
監督:セルジオ・レオーネ 出演:クリント・イーストウッド、マリアンネ・コッホ、ジャン・マリア・ヴォロンテ

90位:『血を吸うカメラ』(1960年)RT評価:96%
監督:マイケル・パウエル 出演:カールハインツ・ベーム、アンナ・マッシー、モイラ・シアラー

91位:『理由なき反抗』(1955年)RT評価:96%
監督:ニコラス・レイ 出演:ジェームズ・ディーン、ナタリー・ウッド、サル・ミネオ、デニス・ホッパー

92位:『アパートの鍵貸します』(1960年)RT評価:94%
監督:ビリー・ワイルダー 出演:ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ

93位:『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(2001年)RT評価:95%
監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン

94位:『鳥』(1963年)RT評価:96%
監督:アルフレッド・ヒッチコック 出演:ロッド・テイラー、ティッピ・ヘドレン、ジェシカ・タンディ、スザンヌ・プレシェット

95位:『ロシュフォールの恋人たち』(1967年)RT評価:98%
監督:ジャック・ドゥミ 出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリス

96位:『カッコーの巣の上で』(1975年)RT評価:94%
監督:ミロス・フォアマン 出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、ブラッド・ドゥーリフ

97位:『007 ドクター・ノオ』(1962年)RT評価:96%
監督:テレンス・ヤング 出演:ショーン・コネリー、ウルスラ・アンドレス、ジョセフ・ワイズマン

98位:『戦場にかける橋』(1957年)RT評価:94%
監督:デヴィッド・リーン 出演:ウィリアム・ホールデン、アレック・ギネス、早川雪洲

99位:『007 ロシアより愛をこめて』(1963年)RT評価:96%
監督:テレンス・ヤング 出演:ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキ、ロッテ・レーニャ

100位:『ミーン・ストリート』 (1973年)RT評価:96%
監督:マーティン・スコセッシ 出演:ロバート・デ・ニーロ、ハーヴェイ・カイテル、デヴィッド・キャラダイン


ということなのですが、ちょっと整理しますね。

とりあえず複数本アップされている監督から見ていくと、なんといってもダントツは、ヒッチコックの8作品です、12位に「サイコ」、21位「北北西に進路を取れ」、22位「裏窓」、29位「めまい」、33位「レベッカ」、44位「バルカン超特急」、54位「三十九夜」、94位「鳥」とアップされています。

順位はともかく、このラインアップを見ていると、なんだか物足りない気持ちになってきました。だって「汚名」も「疑惑の影」も「見知らぬ乗客」も「私は告白する」も「海外特派員」も欠けているじゃないですか。

「サイコ」「裏窓」「めまい」は、まあ残すとしても、あとの作品は、「汚名」「疑惑の影」「見知らぬ乗客」「私は告白する」と差し替えたほうがいいような気がします。

1934年から撮られた伝説の4作品にそれほどごだわらなくともいいのではないかと。

つぎは、ハワード・ホークス作品が5本あげられています。41位「三つ数えろ」、56位「リオ・ブラボー」、65位「ヒズ・ガール・フライデー」、72位「紳士は金髪がお好き」、81位「赤ちゃん教育」ですね。

ここだけの話ですが、自分は中学生になるまで、「赤い河」と「リオ・ブラボー」は、ジョン・フォード作品だとずっと思い込んで見ていたのですが、だんだんその違いが分かるにつれて、ジョン・フォード作品の抒情性と深い郷愁とを理解しはじめたとともに、職人ハワード・ホークスの男っぽくてセクシーな作品がたまらなく好きになりました。

ホークスが育て女優たち、キャロル・ロンバート、リタ・ヘイワーズ(「ショーシャンクの空に」では思わず笑ってしまいました)、バージニア・メイヨ、ジョーン・コリンズ、そしてマリリン・モンロー、そういえば、ビリー・ワイルダーの演出するモンローよりも、ハワード・ホークスの作り出すモンロー像の方がはるかにピュアなお色気と可愛らしさが際立っていたように感じました。しかし、やはり「暗黒街の顔役」と「ハタリ!」が欠けているとなるとハワード・ホークスを語り切ることはできないように思います。

つづいて黒澤明の4本、26位「七人の侍」、38位「羅生門」、71位「蜘蛛巣城」、87位「乱」ですね。ほかの巨匠がほぼ2本ずつですので、黒澤作品が4本も入ればそれで十分ですが、「七人の侍」が26位とは、ずいぶん見くびられたものだと思います。

念のために、もう一度、1位~25位にランクされた作品をおさらいしときますと・・・

1位:『オズの魔法使』(1939年)
2位:『市民ケーン』(1941年)
3位:『第三の男』(1949年)
4位:『カリガリ博士』(1920年)
5位:『メトロポリス』(1927年)
6位:『イヴの総て』(1950年)
7位:『或る夜の出来事』(1934年)
8位:『モダン・タイムス』(1936年)
9位:『カサブランカ』(1942年)
10位:『大いなる幻影』 (1937年)
11位:『雨に唄えば』 (1952年)
12位:『サイコ』 (1960年)
13位:『ローラ殺人事件』 (1944年)
14位:『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』 (1964年)
15位:『白雪姫』 (1937年)
16位:『キングコング』 (1933年)
17位:『吸血鬼ノスフェラトゥ』 (1922年)
18位:『ロビンフッドの冒険』 (1938年)
19位:『サンセット大通り』 (1950年)
20位:『反撥』 (1965年)
21位:『北北西に進路を取れ』(1959年)
22位:『裏窓』 (1954年)
23位:『フランケンシュタインの花嫁』 (1935年)
24位:『フィラデルフィア物語』 (1940年)
25位:『黒い罠』 (1958年)

となるのですが、果たしてこれらの作品のいったいどれが、「七人の侍」を上回る作品といえるでしょうか、考えてみなくとも、おのずから答えは明らかです。

こんなヘタレなランキングなど相手にするのも片腹痛いわ、バカヤロー(いま、ちゃぶ台をひっくり返したところです)

なわけなのですから、もうこれ以上なにをかいわんやです、小津監督作品の不在など怒る気にもなれません。もう一回、国際連盟脱退!

とはいっても、まあ、ついでなので、残りの分だけでも表示しておきますね。せっかく調べたので・・・

スタンリーキューブリックの4本、32位「博士の異常な愛情」、63位「2001年宇宙の旅」、77位「スパルタカス」、82位「突撃」
ビリー・ワイルダーの3本、19位「サンセット大通り」、83位「お熱いのがお好き」、92位「アパートの鍵貸します」
ヴィクター・フレミングが、1位「オズの魔法使」、53位「風と共に去りぬ」
ウィリアム・ワイラーは、42位「ローマの休日」、79位「我等の生涯の最良の年」
エリア・カザンの34位「欲望という名の電車」、39位「波止場」
オーソン・ウェルズの2位「市民ケーン」、25位「黒い罠」
オットー・プレミンジャーの13位「ローラ殺人事件」、50位「或る殺人」
ジェイムズ・ホエールの23位「フランケンシュタインの花嫁」、37位「フランケンシュタイン」
ジョン・ヒューストンの31位「黄金」、61位「アフリカの女王」
ジョンフォードの40位「怒りの葡萄」、48位「捜索者」
チャールズ・チャップリンの54位「黄金狂時代」、62位「街の灯」
デヴィッド・リーンの35位「アラビアのロレンス」、98位「戦場にかける橋」
テレンス・ヤングの97位「007 ドクター・ノオ」99位「007 ロシアより愛をこめて」
フランク・キャプラの7位「或る夜の出来事」、66位「素晴らしき哉、人生!」
マイケル・カーティスの9位「カサブランカ」、18位「ロビンフッドの冒険」
マイケル・パウエルの59位「赤い靴」、90位「血を吸うカメラ」
F・W・ムルナウの17位「吸血鬼ノスフェラトゥ」、86位「サンライズ」
ロマン・ポランスキーの20位「反撥」、36位「ローズマリーの赤ちゃん」、49位「チャイナタウン」



by sentence2307 | 2019-03-01 20:50 | 映画 | Comments(0)
全米撮影監督協会(ASC)は100周年を記念して、20世紀において優れた撮影を誇る映画作品100本を発表した。
トップ10以下は順位づけされていない。


ASC Unveils List of 100 Milestone Films in Cinematography of the 20th Century

1.アラビアのロレンス(1962・撮影フレディ・ヤング)
2.ブレードランナー(1982・撮影ジョーダン・クローネンウェス)
3.地獄の黙示録(1979・撮影ヴィットリオ・ストラーロ)
4.市民ケーン(1941・撮影グレッグ・トーランド)
5.ゴッドファーザー(1972・撮影ゴードン・ウィリス)
6.レイジング・ブル(1980・撮影マイケル・チャップマン)
7.暗殺の森(1970・撮影ヴィットリオ・ストラーロ)
8.天国の日々(1978撮影ネストール・アルメンドロス)
9.2001年宇宙の旅(1968・撮影ジェフリー・アンスワース/ジョン・オルコット)
10.フレンチ・コネクション(1971・撮影オーウェン・ロイズマン)


Titles 11–100 (in order of release):

メトロポリス(1926・撮影カール・フロイント)
ナポレオン(1927・撮影レオン・アンリ・ブュレル、ジュール・クルージェほか)
サンライズ(1927・撮影チャールス・ロシャー)
風と共に去りぬ(1939・撮影アーネスト・ホラー)
オズの魔法使い(1939・撮影ハロルド・ロッソン)
怒りの葡萄(1940・撮影グレッグ・トーランド)
我が谷は緑なりき(1941・撮影アーサー・C・ミラー)
カサブランカ(1942・撮影アーサー・エディスン)
偉大なアンバースン(1942・撮影スタンレイ・コルテズ)
黒水仙(1947・撮影ジャック・カーディフ)
自転車泥棒(1948・撮影カルロ・モンテゥオーリ)
赤い靴(1948・撮影ジャック・カーディフ)
第三の男(1949・撮影ロバート・クラスカー)
羅生門(1950・撮影・宮川一夫)
サンセット大通り(1950・撮影ジョン・サイツ)
波止場(1954・撮影・ボリス・カウフマン)
七人の侍(1954・撮影・中井朝一)
狩人の夜(1955・撮影スタンリー・コルテス)
捜索者(1956・撮影ウイントン・C・ホック)
戦場にかける橋(1957・撮影ジャック・ヒルドヤード)
黒い罠(1958・撮影ラッセル・メティ)
めまい(1958・撮影ロバート・バークス)
北北西に進路をとれ(1959・撮影ロバート・バークス)
勝手にしやがれ(1960・撮影ラウール・クタール)
去年マリエンバードで(1960・撮影サッシャ・ヴィエルニー)
8 ½(1963・撮影ジャンニ・ディ・ヴェナンツィオ)
ハッド(1963・撮影ジェームズ・ウォン・ハウ)
博士の異常な愛情(1964・撮影ギルバート・テイラー)
怒りのキューバ(1964・撮影セルゲイ・ウルセフスキー)
ドクトルジバゴ(1965・撮影フレディ・A・ヤング)
アルジェの戦い(1966・撮影マルチェロ・ガッティ)
バージニアウルフなんて怖くない(1966・撮影ハスケル・ウエクスラー)
暴力脱獄(1967・撮影コンラッド・ホール)
卒業(1967・撮影ロバート・サーティーズ)
冷血(1967・撮影コンラッド・ホール)
ウエスタン(1968・撮影トニーノ・デリ・コリ)
明日に向かって撃て!(1969・撮影コンラッド・ホール)
ワイルドバンチ(1969・撮影ルシアン・バラード)
時計仕掛けのオレンジ(1971・撮影ジョン・オルコット)
コールガール(1971・撮影ゴードン・ウィリス)
ラスト・ショー(1971・撮影ロバート・サーティーズ)
ギャンブラー(1971・撮影ヴィルモス・ジグモンド)
キャバレー(1972・撮影ジェフリー・アンスワース)
ラストタンゴ・イン・パリ(1972・撮影ヴットリオ・ストラーロ)
エクソシスト(1973・撮影オーエン・ロイズマン)
チャイナタウン(1974・撮影ジョン・アロンゾ)
ゴッドファーザーPart II(1974・撮影ゴードン・ウィリス)
バリーリンドン(1975・撮影ジョン・オルコット)
カッコーの巣の上で(1975・撮影ハスケル・ウエクスラー)
大統領の陰謀(1976・撮影ゴードン・ウィリス)
タクシードライバー(1976・撮影マイケル・チャップマン)
未知との遭遇(1977・撮影ヴィルモス・ジグモンド)
デュエリスト/決闘者(1977・撮影フランク・タイディ)
ディアハンター(1978・撮影ヴィルモス・ジグモンド)
エイリアン(1979・撮影デレク・ヴァンリット)
オール・ザット・ジャズ(1979・撮影ジョゼッペ・ロトゥンノ)
チャンス(1979・撮影キャベル・デシャネル)
ワイルド・ブラック/少年の黒い馬(1979・撮影キャベル・デシャネル)
マンハッタン(1979・撮影ゴードン・ウィリス)
シャイニング(1980・撮影ジョン・オルコット)
炎のランナー(1981・撮影デヴィット・ワトキン)
U・ボート(1981・撮影ヨリス・バカーノ)
レッズ(1981・撮影ヴットリオ・ストラーロ)
ファニーとアレクサンダー(1982・撮影スヴェン・ニクヴィスト)
ライトスタッフ(1983・撮影キャベル・デシャネル)
アマデウス(1984・撮影ミロスラフ・オンドリチェク)
ナチュラル(1984・撮影キャベル・デシャネル)
パリ、テキサス(1984・撮影ロビー・ミューラー)
未来世紀ブラジル(1985・撮影ロジャー・プラット)
ミッション(1986・撮影クリス・メンゲス)
太陽の帝国(1987・撮影アレン・ダビュー)
ラストエンペラー(1987・撮影ヴットリオ・ストラーロ)
ベルリン・天使の詩(1987・撮影アンリ・アルカン)
ミシシッピーバーニング(1988・撮影ピーター・ビジウ)
JFK(1991・撮影ロバート・リチャードソン)
紅夢(1991・撮影チャオ・フェイ)
許されざる者(1992・撮影ジャック・グリーン)
バラカ(1992・撮影ロン・フリック)
シンドラーのリスト(1993・撮影ヤヌス・カミンスキー)
ボビー・フィッシャーを探して(1993・撮影コンラッド・ホール)
トリコロール/青の愛(1993・撮影スラヴォミール・イジャック)
ショーシャンクの空に(1994・撮影ロジャー・ディーキンズ)
セブン(1995・撮影ダリウス・コンジ)
イングリッシユ・ペイシェント(1996・撮影ジョン・シール)
L. A.コンフィデンシャル(1997・撮影ダンテ・スピノッティ)
プライベート・ライアン(1998・撮影ヤヌス・カミンスキー)
シン・レッド・ライン(1998・撮影ジョン・トール)
アメリカンビューティ(1999・撮影コンラッド・ホール)
マトリックス(1999・撮影ビル・ポープ)
花様年華(2000・撮影クリストファー・ドイル)



by sentence2307 | 2019-01-14 14:36 | 映画 | Comments(0)

人はなんで生きるか

自分は、子どものころに、「ちょっと、おかしな子」と言われていました、どこがどうおかしいのかは、もちろん自分では分かりませんし、大人になったいまでは、お陰様で世間知に長けたごくフツーの常識人として人並な成長をとげ平穏な生活もできていますので、たぶん、あれは、誰もが子ども時代に持ったであろう一般的な特徴としての「おかしさ」の範囲内のものにすぎなかったのだなと思います。

しかし、「おかしな子」と言われていた当時でも、本人としては、これと思い当たることもありませんし、当然、その自覚もありませんでした。

しかし、あるとき、テレビを見ていたら、なにやらの専門家とかいう大学教授の先生が出てきて、この「おかしな子」の特徴として、特定な分野や事象に対して「異常なこだわり」を持つことがあげられ、それが芸術分野だったなら、偉大な芸術家となる素地になるというようなことを話していました。

なるほど、映画「gifted/ギフテッド」2017じゃありませんが、天才数学者だとか、天才物理学者だとかは、もしかするとギリこれだなと、だいたい、ああいう賢さはどこか異常なものがなければ在り得ないことだよな、などと妙に納得しながら、そのテレビを見ていました。

つまり、そのときはまだ、自分とはなんの関係もない、まったくの他人事として聞いていたわけですが、自分は少し前のブログで、黒澤明監督の「デルス・ウザーラ」について、黒澤監督らしからぬ作品であると非難を込めて書いたことがあります。黒澤監督の作品として「あれはないだろう」という感じです。

実は、そのことがずっと気になっていました、いえいえ、非難しすぎて後悔しているとか、疚しいとか罪悪感ということではありません、むしろ、当初これだけは言ってしまおうと考え用意していたものを、書き進む勢いに酔っているうちに、肝心な「これ」の部分をすっかり失念して、コラムを完結させてしまった、その「言い足りなさ」がいまでも気持ちのどこかに引っかかっていて、モヤモヤがずっと晴れなかったのです。

口論をしているうちに、次第に激してしまい、当初考えていた「これだけはどうしても言わなければ」と用意していた重要で決定的なキモの部分を失念し提示できなかったという不完全燃焼のモヤモヤ感です。

そんなふうにウダウダ考えているときに、テレビのあの「おかしな子の異常なこだわり」の解説に遭遇し、そして、かつて自分が「おかしな子」といわれていたことも同時に思い出しました。

しかし、いま自分が囚われているウダウダのこだわりが、もし「それ」なら、それはそれで仕方ないじゃないか、むしろそういうのは優れた資質ではないかという気分になり、なんだかだんだん安らかな気持ちになっていくのが実感できました。「こだわり? あった方がいいでしよう、そりゃあ」という感じでしょうか。

なので、あのとき、失念してしまって「言い足りなかった」ものをストレス解消の意味を込めて書いてみますね。

あのとき、自分は、ロシア文学には、黒澤監督が映画化するのにもっとふさわしい土俗的・土民的な粗野で野蛮で残忍な題材が山ほどあることを具体例(ドイツや満州での暴虐もそのひとつでした)をあげて証明するつもりでした。

横暴な地主は農奴を徹底的に酷使し、彼らが命令に従わなければ足腰が立たなくなるまで殴りつけ、駈りあげ、皮膚が破れ、血が噴き出し、肉が裂けて、骨が見えるまで鞭打ちます。もとより同じ人間などとはハナから考えておらず、2本足で歩く薄汚いただの家畜としか思っていない地主は、強情な家畜のなまけ癖は骨身にしみてぶちのめして分からせなければ示しがつかないと、死ぬほど打擲します、そのためにたとえ死んでも、こんな食い詰めた農奴など代わりならそこらに幾らでもいると嘯きます。

農奴は農奴で、ただ従順に鞭打たれているわけではなく、ひそかに寄り集まっては、自分たちが殺されるよりも先に、横暴で残忍な地主をなぶり殺すことばかりを憎悪と憤怒のなかで謀議しています。

これじゃあ、そのうち革命だって起こるわな、という感じです。

それにこの憎悪の深さは、革命後の反革命勢力にたいする執拗で残忍な徹底弾圧を納得させるものがあるかもしれません、そんな例ならソヴィエトでも中国でもゴマンとあります。

自分が、ロシア文学のなかでこれらの残忍な描写を具体的に意識しだしたのは、実はトルストイ後期の民話集「人はなんで生きるか」(岩波文庫)でした。

トルストイの後期というのは、その特徴として、宗教性・道徳性・社会教化性が顕著になり、宗教家・道徳家の側面が高まり強調されていく時期です、とくにその時期に書かれた「人はなんで生きるか」は、虐げられている下層社会であえぐ民衆の、その救いを描いた作品として夙に知られています。

しかし、その高貴な宗教性にもかかわらず、小説においては、結局最後には否定され、救済されはするものの、核になるその悲惨で無残な「エピソード」というのが、実にリアリティがあるのです。

どういうことかというと、「バカまぬけオタンチン、お前の母さんデベソ、デブ、ブス、インポ、つるっぱげのゲジゲジ野郎」と罵ったあとで、「というのは全部うそ」と否定して澄ましているようもので、つまり、最後には全否定するものの、「全部、言っちゃったじゃん!!」という感じを持ったのです、あとで否定するからといって、そこまで言っちゃっていいのか、という感じです。

とにかく、その「悲惨すぎてむごたらしい」箇所に付箋を付けまくりました。

その前にコラムを書くときに自分がよくやることなのですが、amazonで一般的な「感想文=世評」というのを幾つかチラ見してみることにしています。いわば書く前の「世評」のカンニングというやつですね。

つまり、「世評」に従って添い寝するなり、受けねらいで意表をつくなり、無視するなりと、そこはいろいろ作戦というものがありますから。

ひととおり読んでみて、はは~ん、という気持ちになりました。

やっぱ公式的な「神の愛」とか「隣人愛」とか「心を洗うような作品」ですかね。

こうして大方の感想を読んでみて、なんか予想したままなので、いささか失望してしまいました。

Aと書かれていたら、そのままAとしか読むことも理解することもできないとしたら、そういう人は読書の面白さなんて永遠に味わえないと思いますよ、きっとね。

そりゃあ、「愛」は「愛」でいいですよ、よく分かりましたから。

しかし、トルストイの説く神の愛が、結局は貴族で地主の上から目線の角度で説かれている限界と「姿勢」とを、うまい具合にシンクロさせているだけということも見逃すわけにはいきません、偽善者とまでは言いませんが、農奴の扮装で仮装してひとり悦にいっている貴族地主の変態野郎という思いからどうしても自由になれません、少なくとも本当の農奴ではなかったわけですから。

「人はなんで生きるか」に収録されている作品は5作品、その中で地主・管理人と農奴の確執を描いた「ろうそく」という小説を紹介しますね。

まず、地主に管理人として雇われた男の描写

≪地主がほかの領地で使っていた屋敷つき農奴を抜擢して、その土地の管理人になおした。・・・金もだいぶこしらえていたので、罪なことをしないでも暮らしに心配はなかったのであるが、人を羨む心の強い男だったので、いつでも罪からはなれることが出来なかった。手はじめに、彼はまず百姓たちを、きまりの日数以上の賦役労働に追い立てはじめた。煉瓦工場をはじめて、男女の百姓を酷使し、作った煉瓦を売りに出した。百姓たちは、モスクワにいる地主のところに嘆願に出かけたが、それはなんにもならなかった。地主は百姓たちをただ追い返して、管理人の頭を抑えようとはしなかった。管理人は、百姓たちが嘆願に行ったことを知ると、それを根にもって彼らに仕返しをはじめた。百姓たちの生活はますます悪くなった。百姓たちのなかにも不信なものが出てきて、管理人に自分の仲間を密告したり、互いに告げ口をしたりしはじめた。それで、百姓たちはみんな混乱するし、管理人はいっそう我意をふるうようになった。
こうして進んでいくうちに、管理人はついに人々から、まるで、狂暴な野獣かなんぞのように恐れはばかられるようになった。彼が馬で村を通ると、百姓たちはみな、まるで狼でも来たように彼を避けて、彼に見られないように、ところきらわずどこへでも隠れるのだった。管理人はそれに気がつくと、みんながそんなに自分を恐れることに対して、いっそうひどく腹を立てた。そして打擲と仕事とで、いよいよますます百姓たちを苦しめたので、この男のために百姓たちは、日増しに多くの苦しみを受けなければならなかった。≫

そして、

≪世には、こうした悪者をそっと殺してしまったことがよくあった。そして、この百姓たちのあいだでも、よりよりこんな話が出るようになった。どこかわきのほうでこっそり寄り合うと、その中の血気な者がこう言いだす。「わしらはいつまであの悪党を我慢しなきゃなんねえだ。どうせ破れかぶれじゃねえか。あんな奴はいくらぶち殺したって罪にもなんにもなるもんじゃねえ」
一度、百姓たちが、復活祭の前に森へ集まったことがあった。管理人から主人の森の下生えを刈るように言いつけられたので、昼弁当に集まった時に彼らは相談をはじめた。
「こんなことでわしらはどうして生きていけよう? あいつはわしらの骨までしゃぶっちまうだろう。仕事ばかりむやみに押しつけくさって、昼も夜も、おれたちだって女どもだって、ちっとも休む暇なんてありゃしねえ。ちょっとでもあいつの言い分にさからったが最後、難癖つけてぶちのめしゃがる。セミョーンはあいつにぶん殴られたおかげで死んだし、アニーシムは手枷足枷でへとへとにされちまった。このうえわしらに何を待つことがあるだ。今日だって、夕方ここへやってきて、またひでえことをやりだしたら、かまうこたあねえ、奴を馬から引きずりおろして、斧でたたき切っちまや、それで事はおしまい。そして犬のようにどこかへ埋めて、証拠を水に流してしまうまでのこんだ。ただ申し合わせが大切だ。みんなが心をひとつに合わせて、裏切りなんかしちゃならねえ」≫


激烈な言葉群を一字ずつタイプしているうちに、これって「七人の侍」の利吉のセリフではないかと錯覚してしまうほどでした。

この小説群が書かれたのは1885年ですが、やがて1910年に家庭不和からトルストイが家出を決行して地方の小駅で、野垂れ死に同然で死亡します。

しかし、トルストイの描き夢見た階級融和も神の奇跡も一向に示されることなく、階級対立はますます悪化し、激化し、深刻化して、死の数年後には、ついに同じ民族が凄惨に殺し合うロシア革命が勃発しました。

これらの小説に書かれている「隣人愛」や「神の愛」を多くの善良な読者と同じように額面通り受け取っていいものかどうか、かすかな戸惑いを感じているところです。


by sentence2307 | 2019-01-05 17:28 | 映画 | Comments(0)

樺太脱獄記

書評は、新聞各社にとって看板記事、いわば、その新聞の「顔」ともいい得るものなのではないかと思います。

読売新聞日曜版の朝刊にも、毎週「書評」の特集が掲載されていて、いつの間にかそれを読むのが日曜日の朝の自分の楽しみのひとつになっています、いわば欠かせない日曜日のルーティンと言っても過言ではありません。

でも、つねにのんびりと新聞を読んでいられるようなときばかりではないので、朝から多忙でワサワサしているようなときもあります、そんな忙しさに取り紛れて、新聞などあとでゆっくり読めばいいかと後回しにしたりすると、そのことがいつまでも気に掛かって、気分的になんだか落ち着きません。

というか、言い方としては、ちょっと奇異に聞こえるかもしれませんが、「気持ちが悪い」という感じが、いちばん近いような気がします。

最近でも、大いにインスパイアされた書評があったので、その記事を読み直しながら要所に線を引いていたら、全体のほぼ五分の四を傍線で埋め尽くしてしまいました。

こういうすぐれた書評を、以前なら切り抜いてノートに貼り込んだり保存箱に仕舞っていたりしたのですが、結局、仕舞いっぱなしで、そのまま読み返すこともなくゴミになってしまうことが多いので、それは止めて、そういう記事に出会ったら、即「文字化」することに決めました。

つまり、そのとき受けた感興を、自分の文章にして「消化」してしまうことにしたのです。

そして、それが無理なく実行できるいちばん相応しい場所が、このブログに書き込んでしまうことだと思いつきました。

思い立ったが吉日ということで、最近気になった書評からさっそく実行しようと思います。

書評に紹介されている書籍の書名は、「ヒトラーのモデルはアメリカだった」(みすず書房)という本で、著者は、ジェイムズ・Q・ウィットマン(米国、イェール・ロー・スクール教授)、そしてこの書評の執筆者は藤原辰史准教授(京大)です。

こんな感じです。

≪本書は、こうしたナチスの暴力の根拠となった人種主義のアイディアの最大の源泉がアメリカであると主張する。私たちがいまなお政治、経済、軍事的に強く依存し、その文化を存分に味わっている、好感度の高い国である。ヒトラーは、「数百万人ものインディアンを銃で撃ち殺して数十万人まで減らした」としてアメリカへの賛美を惜しまなかった。ナチスは、人種法を制定するにあたって、アメリカの移民法や異人種間の結婚に重罰を与える法律、黒人の選挙権の制限、移動の自由の制限、職業の選択を制限する制度を学び、それを人種法構築に応用したのだった。

ナチスの著述家たちはアメリカを「移民立法を通じてその血をよみがえらせようとしている」と褒めたり、「自身の至上性を維持」しそれを未来永劫確保するために「外国人種分子の流入を防ぐ」ことに共感を示したりする。アメリカの白人至上主義がなければ、ナチスはこれほどまでにエスカレートしなかったかもしれない、と思ってしまうほどだ。

本書の分析のなかで重要なのは、こうした民主主義国家と独裁国家の法的な親和性だけではない。アメリカとナチスを支える社会心理的基盤の共通性を分析していることだ。階級意識の強いヨーロッパと異なり、「最下層の者でも才能さえあれば」上り詰めることができるアメリカン・ドリームは「白人の平等主義」と表裏一体だったが、実はヒトラーもまたアーリア人であれば貧困から救出することを約束した。民主主義とナチズムの相違点と類似点。現代史の核心を衝く論点である。≫

なるほど、なるほど。

アメリカの白人至上主義と人種差別が、ナチズムの思想的基盤を形作り支えていたとは、実に驚くべき明晰な分析じゃないですか。感心しました。いやいや、これだけの傑出した書評を読めば、もう一冊の本を読了したのとナンラ変わりません。いやいや、たとえ一冊の本を読んだとしても、自分がこれだけ簡潔に理解できるかどうか、どう考えても無理な話です。

とまあ、こんな感じで書評をアレコレいじりまわして楽しんでいるわけですが、本当のところをいえば、そりゃあ新聞に掲載されている書評ですから、いまこの瞬間に世界で起こっている問題を取り上げている最新刊の書籍の紹介や書評もそれなりに貴重で魅力的なのですが、自分としてはむしろ、ある程度時間が経過して評価が定着している明治から昭和初期にかけての名作小説の記事とか、かつての文豪たちの紹介など幾分古びた話題の方がどちらかというと好ましいので、そちらの方の記事を積極的に読んでいます。

思えば、「映画」についても、そういうことが言えるかもしれませんよね。

wowowなどで2016年~2018年あたりの最新作ばかりを毎日毎日追いかけて見ていると、なんだか目まぐるしくって、それなりの「感動」というものは、もちろんあるのですが、そのうちになんだか気持ち的にパサパサに乾いてしまうような飢餓感みたいな強迫観念を抱いてしまい、その切迫感に追い立てられるのに耐えられず、そんなときは少し古い時代の名作映画を見て癒されるというか、充電して気分を一新させています。

例えば、つい最近も、久しぶりに清水宏監督の「信子」1940(神保町シアターで「清水宏と小津安二郎」の特集上映をしていますよね)を見て、「当時にあって、現在にないもの」を実感しました、こういう気分はささくれだった最近の映画からは決して得られるものではありません。

地方出身の若い女性教師(高峰三枝子)が、その方言を都会の洗練された生意気な女生徒(三浦光子)から嘲笑され、いびられて、その悔しさのあまり泣き崩れるのですが、それが意外にも見た目ほどのダメージではないらしく、むしろ継母に心を開けないまま荒んでしまった女生徒の孤独を理解してあげて逆に改心させてしまうという、現在から見るとなんとも無防備で超楽天的な不思議な映画でした(獅子文六の原作で、漱石の「坊ちゃん」の逆バージョンらしいことは分かるのですが、なにせ設定に無理があってホコロビが見えてしまい苦笑するような場面もあちこちにあります)、いまならもっと陰湿で深刻な感情問題とか人権問題が絡んできて、とてもじゃありませんが、こういう軽い結末には到底なりようがないと思う反面、現代のすっかり歪みきってしまった人間関係というものを逆に痛感した次第です。

たぶん、そう感じてしまうのも、自分の考え方とか価値観が、いまの時代の「それ」と少しずつズレ始めているからだと思いますけれども、だからなおさら「信子」みたいな、清水宏監督作品の安心できる映画が必要なのだなと自分的には考えています。

いまさら映画に社会悪をえぐったり、深刻な怒りで絶叫したりするような内容を求めようとも思っていませんし。なんだか最近、小津監督の晩年の境地に近づいているんじゃないかと我ながら思うこともあります。

しかし、このプログラムの冒頭によりにもよって清水監督の最高傑作とはいいがたい「信子」持ってきた神保町シアターの姿勢にはある意味感心するものがありました。

だって、プログラムの最初を飾る作品なのですから、ここは一発ガツンと「有りがたうさん」とか「風の中の子供」とか「按摩と女」とか「みかへりの搭」とか「簪」とか「女医の記録」とかを持ってくるのが普通じゃないですか。それをよりにもよって、フィルム状態だって万全とはいいがたい「信子」を持ってくるなんて、意外性を突いた見上げた見識だと思いました。

ちょっと寄り道をしてしまいました、例の書評の話に戻りますね。

先月末、脇に退けて置いた例の「読めないまま、後回しにした書評欄」というのが、ずっと気に掛かっていたのを遂に引っ張り出して読みはじめました。

なぜ、その新聞を忘れずに覚えていたかというと、≪「夏目漱石と森鴎外」のどちらが好みか≫という見出しがとても気になっていたからです、あとで是非とも読まなければなと思ったからでした。

自分は、漱石も好きですし、鴎外のものも「文学全集」などに掲載されている作品くらいなら、ひととおり読んでいるつもりです。

ということで、楽しみにその記事を読み始めたのですが、その内容というのが、どの図書目録にも掲載されているような、なんとも新鮮味のない代表作の羅列に過ぎないので、少しがっかりしてしまいました。

舞姫、文づかひ、山椒大夫、高瀬舟、最後の一句、寒山拾得、雁、阿部一族

なるほど、なるほど、こうしてラインアップすると、鴎外の作品というのは、ずいぶんと生真面目で堅苦しい小説ばかりなんだなあと、いまさらながら思います。

映画化された作品「山椒大夫」「雁」「阿部一族」は、なんといっても巨匠たちの名作映画ばかりなので、映画の方は繰り返し見ていますが、しかし小説自体は、たぶんその重厚な堅苦しさもあって自分も二度まで読んだ小説は、たぶんないと思います。

しかし、ただ、それだけなら、「夏目漱石と森鴎外」という見出しから、それがどういう内容の記事かとか、あるいはどういう作品が取り上げられているかなど、わざわざ確認する気にもならなかっただろうと思います。

実は、自分は、むかしから鴎外の翻訳ものをとても面白く読んでいて、いまでも折に触れて読んでいるという意味では、愛読書と言ってもいいかもしれません。

手元にある岩波書店刊「鴎外選集」でいえば、第14巻、第15巻の「諸国物語」というのがそれに該当します。

「えっ!! そりゃあダメだわ、翻訳なんか、いわば他人の作品の紹介にすぎないわけでしょう。そういうのはオリジナルとはいわないから。だめだ、だめだめ」

まあ、そりゃあそうかもしれませんが、鴎外が、欧米のもろもろの社会情勢や文学事情を紹介した「椋鳥通信」として書き続けた仕事は、まだまだ海外の事情に疎かった日本の民衆や作家たちに与えた影響は計り知れないものがあって(芥川龍之介なんかにね)、それは同時に、当時の欧米の世紀末的な文学状況を紹介し、日本の社会に多大な影響を与えたことを考えれば、この貴重な仕事の考慮と評価を欠くとすれば、森鴎外という作家の位置と役割と見損なうことにはならないかと危惧しているくらいです。

ちょっと、その内容というのを紹介しますね。


「鴎外選集 第14巻 諸国物語・上」(岩波書店)
尼(グスタアフ・ヰイド)
薔薇(グスタアフ・ヰイド)
クサンチス(アルベエル・サマン)
橋の下(フレデリツク・ブテエ)
田舎(マルセル・プレヲオ)
復讐(アンリ・ド・レニエエ)
不可説(アンリ・ド・レニエエ)
猿(ジユウル・クラルテエ)
一疋の犬が二疋になる話(マルセル・ベルジエエ)
聖ニコラウスの夜(カミイユ・ルモンニエエ)
防火栓(ゲオルヒ・ヒルシユフエルド)
己の葬(ハンス・ハインツ・エヱルス)
刺絡(カルル・ハンス・ストロオブル)
アンドレアス・タアマイエルが遺書(アルツウル・シュニツツレル)
正体(カルル・フオルミヨルレル)
祭日(ライネル・マリア・リルケ)
老人(ライネル・マリア・リルケ)
駆落(ライネル・マリア・リルケ)
破落戸の昇天(フランツ・モルナル)
辻馬車(フランツ・モルナル)
最終の午後(フランツ・モルナル)
襟(オシツプ・デユモツフ)
パアテル・セルギウス(レオ・トルストイ)


「鴎外選集 第15巻 諸国物語・下」(岩波書店)
★樺太脱獄記(コロレンコ)
鰐(ドストエフスキー)
センツァマニ(マクシム・ゴルキイ)
板ばさみ(オイゲン・チリコフ)
笑(アルチバシエツフ)
死(アルチバシエツフ)
フロルスと賊と(クスミン)
★馬丁(アレクセイ・トルストイ)
うずしホ(エドガア・アルラン・ポオ)
病院横町の殺人犯(エドガア・アルラン・ポオ)
十三時(エドガア・アルラン・ポオ)


と、こうあるのですが、読んでいて思わず「黒澤明」を思い描いたロシア小説が2作ありました、「★」印を付けた作品です。

コロレンコの「樺太脱獄記」は、定職も住む家もない貧しい乞食同然の流れ者たちが、ロシア本土で犯罪をおかし、樺太の監獄に囚人として送られてくるのですが、厳寒の地での看守たちの過酷な扱いに堪えられず、ついに集団脱獄を果たして、数々の要所を警戒する官憲の手を辛うじてのがれながら、遂に逃げ延びるという波乱万丈のストーリーです。たとえロシア本土に帰っても、しょせんは無一文の流れ者の身にすぎず、また犯罪を重ねなければ生きていけないことは十分に分かっていても、それでも自由の身になりたいと過酷な脱出をやりとげるその姿には、なにか神聖なものを感じてしまいました。

アレクセイ・トルストイの「馬丁」は、ある日、自分の牧場から自慢の名馬が盗まれ(見張りの男は居眠りをしていたから気づかなかったと証言します)、どうしても諦めきれない牧場主は、ある土地で大きな「馬市」が開かれると聞き込み、その市には各地で盗まれた馬が持ち寄られるという噂話を頼りに、馬を探す旅にでます。そして、その市で牧場主は自分の馬を見つけます。盗んだ男は、その土地でも数々の悪さを重ねていて、タチの悪い盗人として反感をかっていることから、この事件を切っ掛けにして土地の百姓たちになぶり殺しにされてしまいます。牧場主は自分の馬を引いて牧場に戻ってきますが、そこで見張り番をしながら馬を盗まれた男を問い詰めます。問い詰められた男は逆上し、あの馬市で百姓たちになぶり殺されたのは自分の息子で、自分が手引きして馬を盗ませたのだと叫び、憎しみに燃えて牧場主を殺そうと襲い掛かってきます。二人の争う声を聞きつけて牧場の人間が駆けつけ、牧場主はかろうじて助かります。牧場主を殺しそこなった男は、憎悪と殺意にみちた叫び声をあげながら、裸馬に乗って脱兎のごとく走り去っていきました。

どうにか要約してみたのですが、この小説の荒々しさと広大さとが、うまく表現できないので、「解説」の該当箇所をちょっと引用させてもらいますね。

≪コロレンコによる樺太と東シベリアの描写からは極寒の北陬の荒い風土とそこに生きる囚人や半ば流人であるともいふべき寂しい開拓者たちの、あきらめに裏打ちされた深いため息が立ち昇ってくる。また、アレクセイ・トルストイはロシアの大平原に文明の秩序も社会通念も無視し蹂躙して野獣のやうに生きる土民の、恐るべき生活力を容赦のないリアルな筆致で描いている。ともにロシアの途方もない大きさと底知れぬ険しさ荒っぽさを如実に体現し得た作品である。これがロシアなのだ、といふ鴎外の感嘆と、その感嘆をなんとかして日本の読者に伝へてみたいといふ熱情が堅く凝縮したやうな剛直の文体であると評してよいだらう。(小堀桂一郎)≫

この2作品の解説を読みながら、自分は、黒澤監督の「デルス・ウザーラ」のことを考えていました。

「七人の侍」のような豪快な作品を撮っていた黒澤監督が、果たしていつから、撮るべき作品を選び誤ったのか、とその晩年にはつい考えてしまう時期が続きました。

思い返せば「赤ひげ」も「どですかでん」も、明らかに素材の選択を誤ったと感じました。

「ヒューマニズム」も「市井に生きる庶民の哀歓」もその「色彩」でさえも、別に黒澤明が撮らなくたって、もっと器用に上手に撮ることのできる映画監督なら日本にはたくさんいるわけだし、黒澤明は、黒澤明でなければ撮れない映画だけをどうして撮れないのかと考えたものでした。

粗野で荒々しい野獣のような小説、「樺太脱獄記」や「馬丁」を読みながら、黒澤監督は、なんでよりにもよってあまりにも静謐なあの友情物語「デルス・ウザーラ」なんかを選んだのだろうかと、ちょっと疑問を感じてしまいました。



by sentence2307 | 2018-12-18 23:28 | 映画 | Comments(0)
デッド・エンド (1937)ウィリアム・ワイラー監督
オズの魔法使 (1939)ビクター・フレミング監督
マルタの鷹 (1941)ジョン・ヒューストン監督
カサブランカ (1942)マイケル・カーティス監督
無防備都市 (1945)ロベルト・ロッセリーニ監督
戦火のかなた (1946)ロベルト・ロッセリーニ監督
自転車泥棒 (1948)ビットリオ・デ・シーカ監督
黄金 (1948)ジョン・ヒューストン監督
赤い靴 (1948)マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー監督
白熱 (1949)ラウール・ウォルシュ監督
勇者の家 (1949)マーク・ロブソン監督
忘れられた人々 (1950)ルイス・ブニュエル監督
羅生門 (1950)黒澤明監督
地獄の英雄 (1951)ビリー・ワイルダー監督
巴里のアメリカ人 (1951)ビンセント・ミネリ監督
ミラノの奇蹟 (1951)ビットリオ・デ・シーカ監督
雨に唄えば (1952)ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督
裏窓 (1954)アルフレッド・ヒッチコック監督
波止場 (1954)エリア・カザン監督
道 (1954)フェデリコ・フェリーニ監督
狩人の夜 (1955)チャールズ・ロートン監督
炎の人ゴッホ (1956)ビンセント・ミネリ監督
突撃 (1957)スタンリー・キューブリック監督
戦場にかける橋 (1957)デビッド・リーン監督
群集の中の一つの顔 (1957)エリア・カザン監督
めまい (1958)アルフレッド・ヒッチコック監督
黒い罠 (1958)オーソン・ウェルズ監督
黒いオルフェ (1959)マルセル・カミュ監督
お熱いのがお好き (1959)ビリー・ワイルダー監督
大人は判ってくれない (1959)フランソワ・トリュフォー監督
北北西に進路を取れ (1959)アルフレッド・ヒッチコック監督
甘い生活 (1960)フェデリコ・フェリーニ監督
勝手にしやがれ (1960)ジャン=リュック・ゴダール監督
スパルタカス (1960)スタンリー・キューブリック監督
ウエスト・サイド物語 (1961)ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス監督
用心棒 (1961)黒澤明監督
アラビアのロレンス (1962)デビッド・リーン監督
アラバマ物語 (1962)ロバート・マリガン監督
8 1/2 (1963)フェデリコ・フェリーニ監督
大列車作戦 (1964)ジョン・フランケンハイマー監督
怒りのキューバ (1964)ミハイル・カラトーゾフ監督
博士の異常な愛情 (1964)スタンリー・キューブリック監督
パリは燃えているか (1966)ルネ・クレマン監督
アルジェの戦い (1966)ジッロ・ポンテコルボ監督
俺たちに明日はない (1967)アーサ・ペン監督
暴力脱獄 (1967)スチュアート・ローゼンバーグ監督
夜の大捜査線 (1967)ノーマン・ジュイソン監督
真夜中のカーボーイ (1969)ジョン・シュレシンジャー監督
M★A★S★H マッシュ (1970)ロバート・アルトマン監督
パットン大戦車軍団 (1970)フランクリン・J・シャフナー監督
暗殺の森 (1970)ベルナルド・ベルトルッチ監督
ラストタンゴ・イン・パリ (1972)ベルナルド・ベルトルッチ監督
ゴッドファーザー (1972)フランシス・フォード・コッポラ監督
チャイナタウン (1972)ロマン・ポランスキー監督
ゴングなき戦い (1972)ジョン・ヒューストン監督
ミーン・ストリート (1973)マーティン・スコセッシ監督
地獄の逃避行 (1973)テレンス・マリック監督
さらば冬のかもめ (1973)ハル・アシュビー監督
映画に愛をこめて アメリカの夜 (1973)フランソワ・トリュフォー監督
ゴッドファーザー PartII (1974)フランシス・フォード・コッポラ監督
カッコーの巣の上で (1975)ミロス・フォアマン監督
狼たちの午後 (1975)シドニー・ルメット監督
Cooley High (1975)マイケル・シュルツ監督
マラソンマン (1976)ジョン・シュレシンジャー監督
未知との遭遇 (1977)スティーブン・スピルバーグ監督
Killer of Sheep (1977)チャールズ・バーネット監督
天国の日々 (1978)テレンス・マリック監督
ブルーカラー/怒りのはみだし労働者ども (1978)ポール・シュレイダー監督
マッドマックス (1979)ジョージ・ミラー監督
レイジング・ブル (1980)マーティン・スコセッシ監督
ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー (1981)マイケル・マン監督
マッドマックス2 (1981)ジョージ・ミラー監督
ストレンジャー・ザン・パラダイス (1984)ジム・ジャームッシュ監督
カメレオンマン (1984)ウッディ・アレン監督
乱 (1985)黒澤明監督
赤ちゃん泥棒 (1987)ジョエル・コーエン監督
太陽の帝国 (1987)スティーブン・スピルバーグ監督
黒い雨 (1989)今村昌平監督
ボーイズ’ン・ザ・フッド (1991)ジョン・シングルトン監督
バッド・ルーテナント 刑事とドラッグとキリスト (1992)アベル・フェラーラ監督
フープ・ドリームス (1994)スティーヴ・ジェームズ監督
堕天使のパスポート (2002)スティーブン・フリアーズ監督
シティ・オブ・ゴッド (2002)フェルナンド・メイレレス監督
カンフーハッスル (2004)チャウ・シンチー監督
アポカリプト (2006)メル・ギブソン監督
第9地区 (2009)ニール・ブロンカンプ監督





★ハリウッド業界人が選ぶお気に入り映画・100本
HOLLYWOOD’S 100 FAVORITE FILMS -

オズの魔法使(1939)ビクター・フレミング監督
風と共に去りぬ(1939)ビクター・フレミング監督
市民ケーン(1941)オーソン・ウェルズ監督
カサブランカ(1943)マイケル・カーティス監督
素晴らしき哉、人生!(1946)フランク・キャプラ監督
イヴの総て(1950)ジョセフ・L・マンキーウィック監督
サンセット大通り(1950)ビリー・ワイルダー監督
雨に唄えば(1952)ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督
波止場(1954)エリア・カザン監督
裏窓(1954)アルフレッド・ヒッチコック監督
七人の侍(1954)黒澤明監督
十二人の怒れる男(1957)シドニー・ルメット監督
戦場にかける橋(1957)デビッド・リーン監督
めまい(1958)アルフレッド・ヒッチコック監督
お熱いのがお好き(1959)ビリー・ワイルダー監督
北北西に進路を取れ(1959)アルフレッド・ヒッチコック監督
サイコ(1960)アルフレッド・ヒッチコック
ウエスト・サイド物語(1961)ロバート・ワイズ監督
アラビアのロレンス(1962)デビッド・リーン監督
アラバマ物語(1962)ロバート・マリガン監督
メリー・ポピンズ(1964)ロバート・スティーヴンソン監督
博士の異常な愛情(1964)スタンリー・キューブリック監督
ドクトル・ジバゴ(1965)デイヴィッド・リーン監督
サウンド・オブ・ミュージック(1965)ロバート・ワイズ監督
俺たちに明日はない(1967)アーサ・ペン監督
卒業(1967)マイク・ニコルズ監督
2001年宇宙の旅(1968)スタンリー・キューブリック監督
明日に向って撃て! (1969)ジョージ・ロイ・ヒル監督
時計じかけのオレンジ(1971)スタンリー・キューブリック監督
ゴッドファーザー(1972)フランシス・フォード・コッポラ監督
チャイナタウン(1974)ロマン・ポランスキー監督
ゴッドファーザー Part II(1974) フランシス・フォード・コッポラ監督
ブレージングサドル(1974)メル・ブルックス監督
JAWS/ジョーズ(1975)スティーブン・スピルバーグ監督
ヤング・フランケンシュタイン(1975)メル・ブルックス監督
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル(1975)テリー・ギリアム監督
カッコーの巣の上で(1975)ミロス・フォアマン監督
ロッキー(1976)ジョン・G・アビルドセン監督
タクシードライバー(1976)マーティン・スコセッシ監督
大統領の陰謀(1976)アラン・J.パクラ、ジョン・ブアマン監督
スター・ウォーズ / EP4 新たなる希望(1977)ジョージ・ルーカス監督
アニー・ホール(1977)ウディ・アレン監督
未知との遭遇(1977)スティーブン・スピルバーグ監督
ディア・ハンター(1978)マイケル・チミノ監督
エイリアン(1979)リドリー・スコット監督
地獄の黙示録(1979)フランシス・フォード・コッポラ監督
シャイニング(1980)スタンリー・キューブリック監督
レイジング・ブル(1980)マーティン・スコセッシ監督
フライング・ハイ(1980)ジム・エイブラハムズ監督
スター・ウォーズ/帝国の逆襲(1980)アービン・カーシュナー監督
レイダース/失われた聖櫃(1981)スティーブン・スピルバーグ監督
E.T. (1982)スティーヴン・スピルバーグ監督
ブレードランナー(1982)リドリー・スコット監督
ゴーストバスターズ(1984)アイバン・ライトマン監督
アマデウス(1984)ミロス・フォアマン監督
バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)ロバート・ゼメキス監督
ブレックファスト・クラブ(1985)ジョン・ヒューズ監督
フェリスはある朝突然に(1986)ジョン・ヒューズ監督
プリンセス・ブライド・ストーリー(1987)ロブ・ライナー監督
ダイ・ハード(1988)ジョン・マクティアナン監督
恋人たちの予感(1989)ロブ・ライナー監督
グッドフェローズ(1990) マーティン・スコセッシ監督
羊たちの沈黙(1991)ジョナサン・デミ監督
美女と野獣(1991)ゲーリー・トゥルースデイル、カーク・ワイズ監督
レザボア・ドッグス(1991)クエンティン・タランティーノ監督
テルマ&ルイーズ(1991)リドリー・スコット監督
ジュラシック・パーク(1993)スティーヴン・スピルバーグ監督
恋はデジャ・ブ(1993)ハロルド・レイミス監督
シンドラーのリスト(1993)スティーヴン・スピルバーグ監督
フォレスト・ガンプ / 一期一会(1994)ロバート・ゼメキス監督
ショーシャンクの空に(1994)フランク・ダラボン監督
パルプ・フィクション(1994)クエンティン・タランティーノ監督
ライオン・キング(1994)ロジャー・アラーズ, ロブ・ミンコフ監督
ユージュアル・サスペクツ(1995)ブライアン・シンガー監督
ブレイブハート(1995)メル・ギブソン監督
トイ・ストーリー(1995)ジョン・ラセター監督
セブン(1995) デヴィッド・フィンチャー監督
ファーゴ(1996)ジョエル・コーエン監督
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997)ガス・ヴァン・サント監督
タイタニック(1997)ジェームズ・キャメロン監督
プライベート・ライアン(1998)スティーブン・スピルバーグ監督
ビッグ・リボウスキ(1998)ジョエル・コーエン監督
ファイト・クラブ(1999)デイビッド・フィンチャー監督
アメリカンビューティー(1999)サム・メンデス監督
マトリックス(1999)アンディ&ラリー・ウォシャウスキー監督
メメント(2000)クリストファー・ノーラン監督
グラディエーター(2000)リドリー・スコット監督
あの頃ペニー・レインと(2000)キャメロン・クロウ監督
アメリ(2001)ジャン=ピエール・ジュネ監督
ロード・オブ・ザ・リング(2001)ピーター・ジャクソン監督
ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2003)ピーター・ジャクソン監督
エターナル・サンシャイン(2004)ミシェル・ゴンドリー監督
ブロークバック・マウンテン(2005)アン・リー監督
パンズ・ラビリンス(2007)ギレルモ・デル・トロ監督
ウォーリー(2008)アンドリュー・スタントン監督
スラムドッグ$ミリオネア(2008)ダニー・ボイル監督
ダークナイト(2008)クリストファー・ノーラン監督
カールじいさんの空飛ぶ家(2009)ピート・ドクター監督
アバター(2009)ジェームズ・キャメロン監督
インセプション(2010)クリストファー・ノーラン監督



by sentence2307 | 2018-12-12 12:42 | 映画 | Comments(0)
以前、会話していた成り行きから、友人とアメリカのアカデミー賞について、お互いの雑学らしきものを披露し合ったことがありました。いわば他愛ない時間つぶしです。

そうそう、その話の切っ掛けというのは、自分が「ビリー・ワイルダーとウィリアム・ワイラーの区別がつかないよ」という問い掛けから始まりました。

しかし、それは、ただ単にふたりの名前のカタカナ表記がなんとなく似ているので混乱するというだけの発想からつい口にしたものだったのですが、友人はそれを言葉通りに真に受けて深読みして、「それぞれの作風の違い」という感じで、いろいろな作品を挙げつらいながら一生懸命この話に乗ってきてくれました。

しかしながら、このふたりの作風は、比べるまでもなく明らかに天と地ほども異なるものなので議論の余地などあろうはずもなく(「お熱いのがお好き」と「ローマの休日」では、あまりにも清濁が違いすぎます)、議論として成立することも発展することもなく、結局、お互いの選んだ個々の作品の好き嫌いというレベルにまで尻すぼみして話は落ち着きました。

自分がそのとき挙げた作品は、ワイラーの「コレクター」1965でした。テレンス・スタンプとサマンタ・エッガーの名演が忘れられません。たしかこのふたり、この演技でカンヌ映画祭の演技賞をそれぞれ受賞したと記憶しています。そうそう、最近でいえば、ティム・バートンの「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」でテレンス・スタンプの懐かしいご尊顔を拝したばかりでした、そうですか、もう79歳になるのですか。時の経つのは実に早いものですね。

さて、「コレクター」ですが。

主人公は真面目で小心な銀行員の青年、たまの休日には郊外に出かけて蝶を採集し、それを丹念に蒐集箱に整理することを唯一の趣味としています。野原でひとり楽し気に蝶を追う姿をカメラは執拗に捉えて、青年のその無心の懸命さのなかに、逆に孤独の痛ましさを巧みに捉えて伝えることに成功しています。

ある日、サッカーくじに当たった彼は、その大金で郊外に地下室付きの家を購入し、そして、その地下室にベッド、衣装ダンス、女性服、下着、化粧品と買い揃えていきます。というのも、通勤途中で見掛ける美術学校の清楚で美しい女子学生・ミラーダに長いあいだ思いを寄せていて、かねてからいつかは自分のものにしたいとねらっていたからでした。ほどなくその夢は実現します。

ある日、人気の絶えた街路でミラーダを誘拐し、地下室に閉じ込め、家畜を飼いならすように飼育しますが、そのような関係から愛情など芽生えるはずもなく(しかし、いままであまりにも孤独に生きてきた男には、「そのこと」がどうしても理解できません)、ミラーダは奇策を巡らせ偽りの好意をちらつかせ男を騙し、スキを見て逃げようとしますが、彼女のハカリゴトを見透かした男は、彼女の前に立ちふさがり、彼女の裏切りに対する失望と怒りによって警戒は厳重になり、その過酷な監禁によって、彼の異常な強制に屈服することなく、ついにミラーダは死んでしまいます。

男は、彼女からの「愛」を得ることなく死なせてしまったことに対して一時的には落胆しますが、すぐに気を取り直し「新たな獲物」を求めて(あたかも新たな蝶を物色するかのように)再び街をさまようという衝撃のラストが付け足されていました。

目の前にある美しいものを我がものにせずにいられないコレクター(収集狂)の異常心理と、手に入れてしまえば、たちまち野原を舞っていたときのあの生命力の美しさと生気を失い朽ち果てるしかない生命の定めを理解することも受け入れることもできないまま、新たな「美」をさらに追い求めずにはいられないという異常者の限りない心理を描いた名作でした。

実は、余談ですが、このブログのタイトルもそのコレクターの果てしのない収集欲と、その後の落胆という、追い求める行為の空しさも含めて(「蝶」を「映画」に引っ掛けました)「映画収集狂」と命名したわけですが、その発想のベースには、このウィリアム・ワイラー作品「コレクター」がありました。

さて、友人との雑談でアカデミー賞について雑学を披露し合っていたときに、なぜ自分がわざわざビリー・ワイルダーを持ち出したのかというと、以前、「深夜の告白」1943について関係資料を読み漁っていたとき、この完璧な仕上がりのワイルダー作品(アカデミーもそのことは認識していたと思います)に作品賞を与えられなかったツケを払うかのように、アカデミーは翌年、アルコール中毒者の底なしの酒への渇望と禁断症状の恐ろしさを描いた「失われた週末」に作品賞を与えたのだという評文を読み、アカデミー賞の「受賞するための傾向」みたいなものを知ったからでした。

そこには確かこんなふうに書かれていました。この作品の受賞によって「アル中、精神異常、身体障害者を演じること、そして描くことが、オスカーへの近道という伝説が生まれた」と。

個々の作品の質を無視して、このようにひとことで括られてしまうと、なんだか身も蓋もないような気もしますが、歴代の結果を比較的に見ていけば傾向として、たぶんそういうこともあるかもしれないなという気持ちになってきました。

その「受賞の傾向」のことを友人に話したところ、彼は逆に質問してきました「『エレファント・マン』のときは、どうだったっけ?」と。

さっそくタブレットを取り出して検索してみました。

なるほど、なるほど。

作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、美術監督賞、編集賞、作曲賞、衣装デザイン賞、いずれもノミネートどまりで、ことごとく受賞を逃していますね、そう伝えると友人は誇らしげに眉毛を挙げ下げして、まるで「ほら、な、ダメじゃん」と言っているようでした。

「あっ!」と、そのとき、はじめて気が付きました。「エレファント・マン」にかこつけながら、実は、かの無冠の帝王「グレイテスト・ショーマン」のことを彼はほのめかしているのだな、と。

念のためにさっそく、各賞をひとつひとつ検索してみました。

作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、メイキャップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞、録音賞、音響効果賞、作曲賞、アニメーション映画賞、外国語映画賞、ドキュメンタリー映画賞(長編)、ドキュメンタリー映画賞(短編)、短編映画賞(実写)、短編映画賞(アニメーション)

ふむふむ、なるほどね。

いや~、これを見ると、受賞どころかノミネートからさえ外されてしまっている壊滅状態です、これはもう「伝説」どころの騒ぎじゃない、もはや「忌避状態」じゃないですか(唯一のノミネートといえば主題歌賞の「This Is Me」くらいです。ちなみにこのとき受賞歌は「リメンバー・ミー」の主題歌「Remember Me」でした)。

いやはや、むしろ「メイキャップ賞」のノミネートも外したあたりは、「負けねえぞ」というアカデミーの強固な姿勢と見識さえ感じ取れます。逆に、これで受賞してしまったりしたら大変なことになっていたでしょうね。

あきらかにアカデミーは、この作品を「嫌がってんじゃん」という感じです。

自分は以前「エレファント・マン」のコラムを書いたことがありました。そのコラムの中で比較のために引用した1本の映画があります。

それは≪伝説の映画、トッド・ブラウニング監督作品「フリークス (怪物團)」、1932≫です。

そこで自分は、こんなふうに書いています。

≪トッド・ブラウニング監督作品「フリークス (怪物團)」は、実に驚くべき映画ですが、しかし、見ていくうちに、その「実に驚くべき」は、実は自分が「常識」から一歩も抜け出せなかった硬直した感性の持ち主であることに次第に気づかされたからにすぎません。
いわば、そこには「奇形」を普通に撮り続けたために、狡猾非情な健常者たちからの侮蔑と虐待に対する怒りの報復が描かれていく過程で、人間の正常な在り方が示されているラストの爽快感が余韻として残るのに比べたら、いじめ抜かれて死んでいく「エレファント・マン」の救いのない無力で陰惨なデビッド・リンチの描き方は、逆に実在のジョン・メリックを、その最後まで人間性を放棄した惨めな小動物に貶めたというしかありません。≫

「エレファント・マン」を見たときに感じたあの違和感が、「グレイテスト・ショーマン」にも確かにありました、そのことを書きますね。

興行師P・T・バーナムの存在をこの映画で初めて知りました。

彼がどういう人物だったのか、ひととおりネットで読んで知識としては得ることができましたが、ショーマンだかなんだか知りませんが、そこには受け入れがたい山師的な嫌悪感はやはり残りました、市民の無知と偏見の激しかった当時、「人間動物園」だか「人間博覧会」だか「地上最大のショー」だかを逆手にとり「見世物」として奇形の者たちの姿を晒すことによって、木戸銭を取り、彼らの生き場所を確保し、そういう者たちも生活の糧を得られて命を長らえることができたのだということは認めなければならないとしても、人間の「奇形」を見世物にするという、とんでもない愚劣な行為を強引に正当化しようというアクロバット的論法に最低限組みするしかないのかという諦念の部分で、奇形の子を持った親たちがはたして皆が皆自分の子供の将来の行く末を考えてサーカスに売り渡さねばならないのかという、そういうことをずるずると際限なく容認してしまいかねない恐ろしさは、たしかにあります。

自分が調べた限りでは、あの映画には実際に以下の人たちが出演していました。

ハリー・アールス(ハンス(小人症))、デイジー・アールス(フリーダ(小人症))、オルガ・バクラノヴァ(クレオパトラ)、ロスコー・エイテス(ロスコー(吃音症))、ヘンリー・ヴィクター(ヘラクレス)、ローズ・ディオン(マダム・テトラリニ(団長))、デイジー&ヴァイオレット・ヒルトン(シャム双生児)、エドワード・ブロフィー(ロロ兄弟)、マット・マクヒュー(ロロ兄弟)、ピーター・ロビンソン(骨人間(るいそう))、オルガ・ロデリック(ひげの濃い女性)、ジョセフィーヌ・ジョセフ(半陰陽者)、クー・クー(クー・クー(ゼッケル症候群))、エルヴァイラ・スノー(ジップ(小頭症))、ジェニー・リー・スノー(ピップ(小頭症))、シュリッツ(シュリッツ(小頭症))、ジョニー・エック(ハーフボーイ(下半身欠損))、フランシス・オコナー(腕の無い女性)、プリンス・ランディアン(生けるトルソー(手足欠損))、アンジェロ・ロシェット(アンジェロ(小人症))、エリザベス・グリーン(鳥女)

そして自分は、あのコラムでこう書きました。

≪トッド・ブラウニング監督作品「フリークス (怪物團)」は、実に驚くべき映画ですが、しかし、見ていくうちに、その「実に驚くべき」は、実は自分が「常識」から一歩も抜け出せないでいる硬直した感性の持ち主でしかないこと(自分の限界)に次第に気づかされたからにすぎません。≫

不運にもたまたま身体の一部が変形し、欠損し、肥大し、歪曲したにすぎない自分たちと同じ人間のその「部分」だけを見世物として興行するといういかがわしい行為と観念を乗り越えるには、普通の隣人として生活を共にして敬意をもって「見慣れてしまうこと」以外にはないのかもしれません。同じ人間としてね。

実際に、たまたま奇形に生まれついてしまった人々の姿形を、器用に真似たメイキャップによって健常者の俳優たちがそれっぽく演じたというそのいかがわしさ自体に「グレイテスト・ショーマン」が、同時代のどの作品、「君の名前で僕を呼んで」、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」、「ダンケルク」、「ゲット・アウト」、「レディ・バード」、「ファントム・スレッド」、「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」、「シェイプ・オブ・ウォーター」、「スリー・ビルボード」などの作品よりもはるかに劣るどころか、トッド・ブラウニング監督作品「フリークス」にさえ及びもつかない愚劣な映画だという印象を観客に与えたのだと思います。

(2017アメリカ)監督・マイケル・グレイシー、脚本・ジェニー・ビックス、ビル・コンドン、原案・ジェニー・ビックス、製作・ローレンス・マーク、ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、製作総指揮・ジェームズ・マンゴールド、ドナルド・J・リー・Jr、トーニャ・デイヴィス、音楽・ジョン・デブニー、ジョセフ・トラパニーズ、ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール、主題歌『ディス・イズ・ミー』キアラ・セトル、撮影・シェイマス・マクガーヴェイ、編集・トム・クロス、ロバート・ダフィ、ジョー・ハッシング、マイケル・マカスカー、、ジョン・ポル、スペンサー・サッサー、製作会社・チャーニン・エンターテインメント、シード・プロダクションズ、ローレンス・マーク・プロダクションズ、TSGエンターテインメント
出演・ヒュー・ジャックマン(P・T・バーナム)、ザック・エフロン(フィリップ・カーライル)、ミシェル・ウィリアムズ(チャリティ・バーナム)、レベッカ・ファーガソン(ジェニー・リンド)、ゼンデイヤ(アン・ウィーラー)




by sentence2307 | 2018-11-21 16:07 | 映画 | Comments(0)

ポーランド映画祭2018

ポーランド映画史に残る名作や傑作を特集する「ポーランド映画祭2018」が、11月10日~11月23日に東京都写真美術館ホールで開催される。
名匠ロマン・ポランスキー監督の85歳を記念し、ポーランド時代の「水の中のナイフ」(62)とドキュメンタリー「ロマン・ポランスキー 初めての告白」(2012)などの上映をはじめ、ポーランド独立回復100周年を記念し、名作映画から見るポーランド史の企画で、
「灰とダイヤモンド」(1958/アンジェイ・ワイダ監督)、
「夜と昼」(75/イエジー・アントチャック監督)、
「戦場のピアニスト」(2002/ロマン・ポランスキー監督)、
「大理石の男」(76/アンジェイ・ワイダ監督)、
「リベリオン ワルシャワ大攻防戦」(2014/ヤン・コマサ監督)、
「約束の土地」(74/アンジェイ・ワイダ監督)、
「ヴォウィン」(2016/ヴォイチェフ・スマジョフスキ監督)
の7作品を紹介する。
そのほか、本映画祭監修を務めるイエジー・スコリモフスキ監督の「ムーンライティング」(82)、「イレブン・ミニッツ」(2015)も上映される。

★ムーンライティングFucha監督:イエジー・スコリモフスキ
1982年/英語・ポーランド語/97分/カラー/デジタル・リマスター版
イギリスに不法滞在する4人のポーランド人。彼らは別荘の改修作業に励むが、ひとり英語を解するノヴァクだけは祖国に戒厳令が敷かれたことを知る。しかし作業の遅れを恐れた彼は、その事実を仲間にひた隠しにした。独立自主管理労組“連帯"を弾圧するため戒厳令が敷かれた事件を背景に、同時代の緊迫感が伝わる快作。第35回カンヌ国際映画祭で最優秀脚本賞受賞。

★イレブン・ミニッツ 11 Minutes監督:イエジー・スコリモフスキ
2015年/ポーランド語/81分/カラー/デジタル
午後5時から5時11分までの間にワルシャワ都心部で、互いを知らぬ人々の間に起こる11分間のドラマをモザイク状に構成した、リアルタイム・サスペンスの傑作。クライマックスまで緊張感溢れる映像。「11という数字は美しくて好きなんだ!」と語るスコリモフスキ監督の最新作を、今年は11月11日(日)11:00から上映する。

★水の中のナイフNóż w wodzie監督:ロマン・ポランスキー
1962年/ポーランド語/94分/モノクロ/デジタル・リマスター版
裕福な中年夫婦と貧しい青年が偶然に湖でバカンスを過ごすことになる。ボートの上で繰り広げられる人間模様から見える世代間の断絶や階層のギャップ。ポランスキーの名前を世界に広めた長編処女作。脚本はスコリモフスキとの初めての共同執筆、そこにクシシュトフ・コメダのモダン・ジャズがスパークする、今日でも全く色褪せない傑作。ヴェネチア国際映画祭批評家連盟賞受賞。

★ロマン・ポランスキー 初めての告白Roman Polański: moje życie監督:ローラン・ブーズロー
2012年/英語/94分/カラー/デジタル/提供:KADOKAWA
ポランスキー自身が、生い立ちから今に至るまでを自らの言葉で赤裸々に語ったドキュメンタリー。2009年から2010年にかけてスイスの自宅に軟禁中の彼に、長年のビジネス・パートナーである監督がロングインタビューを決行。親しい友人相手に自分の全てをさらけ出し、時には涙すら浮かべる彼の姿に心を奪われる。同時に、その偉大さが伝わる。

★メモリーズ・オブ・サマーWspomnienie lata監督:アダム・グジンスキ
2016年/ポーランド語/90分/カラー/デジタル/配給:マグネタイズ
1970年代の後半、小さな地方の町で暮らす12歳の少年ピョトレックは、母親と強い絆で結ばれていた。だが母親は、父親が去ってから毎晩のように外出し始め・・・。大人への階段を昇る過程の一瞬の季節を瑞々しいタッチで描き出し、青春の光と影をとらえた傑作。第32回ワルシャワ国際映画祭コンペティション部門入選。2019年日本公開予定。

★マリア・スクウォドフスカ=キュリーMaria Skłodowska-Curie監督:マリー・ノエレ
2016年/ポーランド語・フランス語/96分/カラー/デジタル(英語字幕付)
女性初のノーベル賞に輝いた“キュリー夫人”の波瀾万丈の人生を映画化。男性優位の風潮が根強い20世紀初頭のフランスを舞台に、最愛の夫を事故で失い2人の幼い娘を育てながら、再び栄冠をつかむ一人の科学者に迫る。キュリー役を演じたカロリナ・グルシュカは第20回ポーランド映画賞の主演女優賞にノミネートされた。

★ゴッホ~最期の手紙~Twój Vincent監督:ドロタ・コビエラ、ヒュー・ウェルチマン
2017年/英語/96分/カラー/デジタル/提供:パルコ
オランダ人画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。この不世出の天才を死に追いやったものは何だったのか? 全編、125名のアーティストが再現した動く“ゴッホの絵”によって表現された斬新なアニメーション作品。2017年のアヌシー国際アニメーション映画祭で観客賞を受賞した他、アカデミー賞やゴールデングローブ賞にもノミネートされた。

★クリスマスの夜にCicha noc監督:ピオトル・ドマレフスキ
2017年/ポーランド語/97分/カラー/デジタル
海外で働くアダムは、クリスマス・イヴに突然ポーランドへ帰ってくる。出迎える家族たちは、アダムが彼らの人生を変えてしまうほどの、ある計画を企んでいることなど知る由もなかった。主演は『幸せのありか』(13)『イーダ』(13)『イレブン・ミニッツ』(15)のダヴィド・オグロドニク。第20回ポーランド映画賞の作品賞、主演男優賞をはじめ多数受賞。

★ピウスツキ・ブロニスワフ~流刑囚、民族学者、英雄~Piłsudski Bronisław: zesłaniec, etnograf, bohater監督:ヴァルデマル・チェホフスキ
2016年/ポーランド語・日本語/53分/カラー/デジタル
弱者の側に立ち続けたポーランド人民族学者についてのドキュメンタリー。アレクサンドル3世の暗殺計画に巻き込まれサハリンへ流刑された後、アイヌをはじめとした少数民族の研究で偉大な功績を残し、日露戦争や第一次世界大戦を経て、最期はセーヌ川で水死したピウスツキ。彼に縁のあった人物や研究者の証言からその数奇な運命を紐解く。

★夜と昼Noce i dnie監督:イエジー・アントチャック
1975年/ポーランド語/170分/カラー/デジタル・リマスター版
全4巻からなるマリア・ドンブロフスカの長編小説の映画化。1863年から第一次世界大戦が勃発した1914年にかけての50年間を、歴史に翻弄されたある家族を通して壮大なスケールで描く。第49回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、ドラマシリーズ化もされた。監督は『ショパン 愛と哀しみの旋律』(02)のイエジー・アントチャック。

★灰とダイヤモンドPopiół i diament監督:アンジェイ・ワイダ
1958年/ポーランド語/103分/カラー/デジタル・リマスター版
ポーランド映画を代表する傑作として、映画史にその名を刻む金字塔的作品。第二次世界大戦末期のポーランド。誤ってターゲットとは別の人物を殺害してしまった若きテロリスト、マチェクが、翌朝、虫けらのごとく空しく死んでいく様を鮮烈に映し出す。『世代』『地下水道』と並ぶ、アンジェイ・ワイダの“抵抗三部作”の一本。

★戦場のピアニストPianista監督:ロマン・ポランスキー
2002年/英語・ドイツ語・ロシア語/149分/カラー/デジタル・リマスター版/提供:ブロードメディア・スタジオ
戦火を生き抜いたユダヤ系ポーランド人ピアニスト、ヴワディスワフ・シュピルマンの感動の実話。シュピルマンの実体験を記した『ある都市の死』が原作。自身もユダヤ人ゲットーで過酷な生活を送ったポランスキー監督の集大成として絶賛を浴び、カンヌ国際映画祭パルムドール、米アカデミー賞の主演男優賞、監督賞、脚色賞などを受賞した。

★大理石の男Człowiek z marmuru監督:アンジェイ・ワイダ
1976年/ポーランド語/161分/カラー/デジタル・リマスター版
スターリン時代に英雄として祭り上げられたある労働者の人生と、彼の真実を追う映画大学の女子学生。ポーランドの“過去”と“現在”を重層的に描き出す、ワイダ監督渾身の大作。ポーランド国内で大ヒットを記録、海外上映禁止処分を受けながらも第31回カンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を獲得するなど、世界中で高く評価された。

約束の土地Ziemia obiecana監督:アンジェイ・ワイダ
1974年/ポーランド語/169分/カラー/デジタル・リマスター版
19世紀末、ポーランドの工業都市ウッチ。民族・宗教の異なる3人の若者が大いなる野望を抱いて織物工場を建設するものの、事態は思わぬ方向へ・・・。旧世代に代わって街を支配しようとした男たちが辿る皮肉な運命がドラマチックに描かれる。ワイダの冷徹な洞察力が冴え渡る理想と挫折の物語。第48回アカデミー賞で外国語映画賞にノミネート。

★リベリオン ワルシャワ大攻防戦Miasto 44監督:ヤン・コマサ
2014年/ポーランド語/128分/カラー/デジタル/提供:ニューセレクト
第二次世界大戦の末期、ポーランドに侵攻したソ連軍は首都ワルシャワに迫っていた。ナチスドイツ占領からの解放を信じたポーランド地下抵抗組織(国内軍)は大規模な武装蜂起を決行。しかし突如進撃を止めたソ連の裏切りにより、彼らの戦いは絶望の地獄に突き落とされることになる。1944年8月のワルシャワ蜂起の全貌を描く大スペクタクル映画。

★ヴォウィンWołyń監督:ヴォイチェフ・スマジョフスキ
2016年/ポーランド語・ウクライナ語/150分/カラー/デジタル
ウクライナ人、ポーランド人、ロシア人、ユダヤ人らがモザイク状に共生していた地域ヴォウィン。現在はウクライナに位置するこの地で起こった民族相互の大虐殺は、第二次世界大戦最大の悲劇と言われた。エスカレートする民族主義に疑問を投げかける問題作。スマジョフスキ作品はポーランド国内で人気があり、日本でも過去作品が上映されている。

★ポコット 動物たちの復讐Pokot監督:アグニェシュカ・ホランド、カシャ・アダミック
2017年/ポーランド語・英語/128分/カラー/デジタル
第67回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した、アグニェシュカ・ホランドと娘のカシャ・アダミックの共同監督作。原作はポーランドの女流作家オルガ・トカルチュクの小説。山で連続殺人事件が起こる。大の動物好きで、今は教師として慎ましやかに暮らしている老女が事件の真相に迫るが、住民は誰も彼女を信じようとはしなかった…。

★顔Twarz監督:マウゴジャタ・シュモフスカ
2017年/ポーランド語/92分/カラー/デジタル
ドイツ国境に近い村の建設現場で働いていた男が事故に遭った。顔に大怪我を負った彼は、移植手術を受けて故郷に戻るが、誰も彼のことが分からず…。アイデンティティの喪失を激しい音楽とともに描いた意欲作。第68回ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作。監督は前作『君はひとりじゃない』が日本でも公開されたマウゴジャタ・シュモフスカ。

★ゆれる人魚Córki dancingu監督:アグニェシュカ・スモチンスカ
2015年/ポーランド語/92分/カラー/デジタル/提供:ハピネット
1980年代、共産主義時代のポーランドを舞台に、肉食人魚姉妹の少女から大人への成長を野生的に描いたホラーファンタジー映画。海から陸へ上がって来た人魚の姉妹がたどり着いたのはワルシャワのナイトクラブだった。一夜にしてスターとなる姉妹だが、次第にお互いの関係が壊れていく。

★お願い、静かにProszę o ciszę監督:水谷江里
2017年/ポーランド語/26分/カラー/デジタル
多摩美術大学卒業後ポーランドに渡り、ウッチ映画大学で現地のスタッフとともに映画を撮り続ける、京都出身の水谷江里監督作。とある寄宿制の聾唖学校で、音のない世界に生きる子供たちの日常を、1年間かけて丹念に追ったドキュメンタリー。子供たちの何気ない表情や仕草を通し、観る者をファンタジックな異世界へと誘い出す。

★こんな風景Taki pejzaż監督:ヤゴダ・シェルツ
2013年/ポーランド語/23分/カラー/デジタル
既成概念から飛び出し、実際の出来事を元に、死に対する恐怖から救ってくれる奇跡や贖罪、悔恨、祈り、赦しなどのテーマを詩的な映像で紡いだ渾身の一作。女性監督の中でもどこか力強さを感じるヤゴダ・シェルツの短編作品。ヤゴダは既に長編作品を2本発表し、ポーランドで最も注目される監督の一人。

★チプカCipka監督:レナータ・ゴンショロフスカ
2016年/ポーランド/9分/カラー/デジタル
若い女性が家で一人で過ごしている。彼女は一人で素敵なお風呂タイムを楽しもうとするが、思い通りには進まない。自慰についての新しいタイプの可愛らしいアニメーションの誕生。本作は2017年新千歳空港国際アニメーション映画祭でインターナショナルコンペティションにノミネートされた。

★サルトSalto監督:タデウシュ・コンヴィツキ
1965年/ポーランド語/106分/モノクロ/デジタル・リマスター版
昨年のポーランド映画祭で上映した『ズビシェク』でポーランドの名優ズビグニェフ・ツィブルスキが登場し、異様なダンスシーンを披露していたのが本作。戦争の暗い影から逃れられない民族の宿命を描いている。クラブでのダンスシーンは、ポーランド映画史に残る名シーンなので必見。

★イーダIda監督:パヴェウ・パヴリコフスキ
2013年/ポーランド語/82分/モノクロ/デジタル
2018年のカンヌ国際映画祭で最新作『Cold War』を発表し、見事、最優秀監督賞を受賞したパヴェウ・パヴリコフスキ。本作はポーランド映画初の米アカデミー賞外国語映画賞を受賞。1960年代初頭のポーランドを舞台に、孤児として育てられた少女が自身の出生の秘密を知るために叔母と旅に出るというロードムービー。

★ラブ・エクスプレス ヴァレリアン・ボロフチクについてLove Express. Przypadek Waleriana Borowczyka監督:クバ・ミクルダ
2018年/ポーランド語・英語・フランス語・イタリア語/79分/カラー/デジタル
比類のない感度を持つポーランド映画監督の一人ヴァレリアン・ボロフチク。1960年代には短篇映画が世界中の賞賛を集め、その後、エロティック映画を制作し続けたボロフチクを、テリー・ギリアム、ニール・ジョーダン、アンジェイ・ワイダ、パトリス・ルコントなど、彼に近い映画制作者、知人などのインタビューも含めて掘り下げて紹介する。

★罪物語Dzieje grzechu監督:ヴァレリアン・ボロフチク
1975年/ポーランド語/120分/カラー/デジタル・リマスター版
19世紀末のワルシャワ。誰もが息を呑むほど美しい娘エヴァは、実家が営む下宿に部屋を借りたウカシュに惹かれる。しかし彼は既婚者である上に離婚訴訟中、しかもとんでもなく破天荒な男だった。ひとりの純朴な女性が盲目の愛に溺れ、やがて転落していく様を濃密に描いたコスチューム史劇。原作はステファン・ジェロムスキ。



by sentence2307 | 2018-11-09 21:22 | 映画 | Comments(0)

【コンペティション】

東京グランプリ/東京都知事賞
★「アマンダ(Amanda)」監督・ミカエル・アース

審査委員特別賞
★「氷の季節」監督・マイケル・ノアー

最優秀監督賞
★エドアルド・デ・アンジェリス「堕ちた希望」

最優秀女優賞
★ピーナ・トゥルコ「堕ちた希望」

最優秀男優賞
★イェスパー・クリステンセン「氷の季節」

最優秀芸術貢献賞
★「ホワイト・クロウ(原題)」監督・レイフ・ファインズ

最優秀脚本賞
★ミカエル・アース、モード・アメリーヌ「アマンダ(原題)」

観客賞
★「半世界」監督・阪本順治

アジアの未来
作品賞
★「はじめての別れ」監督・リナ・ワン

国際交流基金アジアセンター特別賞
★ホアン・ホアン「武術の孤児」

日本映画スプラッシュ
作品賞
★「鈴木家の嘘」監督・野尻克己

監督賞
★「銃」監督・武 正晴一
★「メランコリック」監督・田中征爾

東京ジェムストーン賞
★木竜 麻生
★リエン・ビン・ファット
★カレル・トレンブレイ
★村上 虹郎



by sentence2307 | 2018-11-09 21:21 | 映画 | Comments(0)

東京国際映画祭の上映作品は、9 つの主要部門によって構成されています。


●コンペティティブ Competitive

1 コンペティション Competition
2018年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界各国・地域の応募作品の中から、厳正な予備審査を経た16本の作品を期間中上映します。今年は109の国と地域から1829本もの応募がありました。国際的な映画人で構成される審査委員のもと、アウォードセレモニーで各賞が決定されます。

◇「コンペティション」部門プログラミング・ディレクター
矢田部吉彦(やたべ よしひこ)
フランス・パリ生まれ。スイス育ち。日本興業銀行(現みずほ銀行)に勤務。退職後、映画の配給、宣伝を手がける一方、ドキュメンタリー映画のプロデューサーおよびフランス映画祭の運営に携わる。その後、東京国際映画祭に入り、上映作品の選定を行う作品部の統括を担当。同時に「日本映画・ある視点」(第17~25回)、「日本映画スプラッシュ」(第26回~)部門のプログラミング・ディレクターも務める。映画祭の生え抜きスタッフとして、2007年から「コンペティション」部門のプログラミング・ディレクターに就任。

◇「コンペティション」部門作品一覧

10/28[SUN] 21:20、10/29[MON] 14:55
★アマンダ(原題)監督:ミカエル・アース(アジアン・プレミア)
柔らかい光に悲しみが染みてゆく。自由に生きる青年ダヴィッドと親を失った姪のアマンダが、突然の悲劇をともに乗り越えようとする。美しい夏の陽光が降り注ぐ家族の愛と再生の物語。人気若手俳優V・ラコストと愛くるしい少女のコンビから目が離せない感動の話題作。
監督:ミカエル・アース、出演:ヴァンサン・ラコスト、イゾール・ミュルトゥリエ、オフィーリア・コルブ

10/30[TUE] 19:00、11/01[THU] 10:30
★半世界 監督:阪本順治(ワールド・プレミア)
描いた人生になってる? 日本映画界を代表する監督・阪本順治が、稲垣吾郎主演で贈る完全オリジナルストーリー。40歳目前という年齢の男3人の視点を通じて、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、希望を描くヒューマンドラマ。
監督:阪本順治、出演:稲垣吾郎、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦

10/29[MON] 21:15、10/31[WED] 10:20
★氷の季節 監督:マイケル・ノアー(アジアン・プレミア)
凍る大地に閉じ込められた死体の謎。19世紀デンマークの農村地。極貧にあえぐ農家の主は、娘を裕福な地主と結婚させて貧困からの脱却を図るが、思惑と運命が残酷に交差する。現代に通じる格差社会を描き、リアリズムに裏付けされた硬質のドラマ。
監督:マイケル・ノアー、出演:イェスパー・クリステンセン、マウヌス・クレッパー、グスタウ・ドゥケアー・ギーセ

10/31[WED] 16:55、11/01[THU] 21:30
★ブラ物語 監督:ファイト・ヘルマー(ワールド・プレミア)
ブラジャーは夏の風に乗って。のどかな町中を走る列車の機関士は車体に引っかかったブラジャーを見つけ、その持ち主を探し始める。まるでガラスの靴の持ち主を探すシンデレラの王子のように。微笑ましいエロティシズムが漂う、美しくタイムレスなおとぎ話。
監督:ファイト・ヘルマー、出演:ミキ・マノイロヴィッチ、パス・ヴェガ、チュルパン・ハマートヴァ

10/26[FRI] 16:55、10/29[MON] 18:10
★翳りゆく父 監督:ガブリエラ・アマラウ・アウメイダ(インターナショナル・プレミア)
少女の不思議な力は家族を救うか。母を亡くした少女は怪しいおまじないで願い事を叶えようとし、落ち込む父はリストラに怯え、次第に様子がおかしくなっていく。純真な少女と沈鬱な父親の家族物語にホラーが加わった、エモーショナルなスピリチュアルドラマ。
監督:ガブリエラ・アマラウ・アウメイダ、出演:ジュリオ・マシャード、ニナ・メデイロス、ルシアナ・パエス

10/31[WED] 18:00、11/01[THU] 13:50
★大いなる闇の日々 監督:マキシム・ジルー(インターナショナル・プレミア)
チャップリンものまね男の運命は!? 第2次大戦中。芸人の男が故郷カナダに帰ろうと試みるが荒れ地の中で交通手段を失う。親切な男に助けられるが、行く先には意外な落とし穴が待っていた。雄大な映像と不条理な物語が合わさり不穏な恐ろしさに満ちたダークスリラー。
監督:マキシム・ジルー、出演:マーティン・デュブレイユ、ロマン・デュリス、サラ・ガドン

10/31[WED] 21:10、11/01[THU] 16:55
★ヒズ・マスターズ・ヴォイス 監督:パールフィ・ジョルジ(ワールド・プレミア)
鬼才監督が送るシュールなトリップ。幼少時に去った父の行方を調べる兄弟の前に、米の巨大な陰謀が見え隠れする。果たして父は国家犯罪に関わっていたのだろうか? 宇宙と家族を繋ぎ、人類の創生に踏み込む、大胆にして崇高なパルフィ監督面目躍如の快作。
監督:パールフィ・ジョルジ、出演:ポルガール・チャバ、ペテルソン・エリク、キシュ・ディアーナ

10/27[SAT] 10:30、10/30[TUE] 10:20
★ヒストリー・レッスン 監督:マルセリーノ ・イスラス・エルナンデス(ワールド・プレミア)
堅物教師と反抗生徒のユニークな旅。ベテラン女性教師ヴェロは、転校生エヴァの反抗的な態度にうろたえる。エヴァは図々しくヴェロの生活に侵入し、やがてふたりの間に奇妙な友情が芽生えて行く。世代を越えた交流を描き、ふたりの女優が絶妙の相性を見せる感動作。
監督:マルセリーノ ・イスラス・エルナンデス、出演:ベロニカ・ランガー、レナータ・ヴァカ、フェルナンド・アルバレス・レべール

10/28[SUN] 14:20、10/31[WED] 13:25
★愛がなんだ 監督:今泉力哉(ワールド・プレミア)
好きになって、ごめんなさい。角田光代の小説「愛がなんだ」を、恋愛映画の旗手、今泉力哉監督が映画化。想いを寄せるマモルに人生のすべてを捧げるテルコ。完全なる一方通行の恋。「片思い」を徹底的に考察する、おかしく切ないラブストーリー。
監督:今泉力哉、出演:岸井ゆきの、成田 凌、深川麻衣

10/27[SAT] 13:45、10/29[MON] 10:50
★詩人 監督:リウ・ハオ(ワールド・プレミア)
時代の狭間で揺れる夫婦愛の行方。炭鉱で働く詩人の夫と彼を支える妻は将来を夢見て深く愛し合う。しかし炭鉱を訪れた高名な詩人が夫婦関係に微妙な影響を及ぼしていく。経済大国前夜の中国、変わりゆく時代の中で揺れ動く人々の愛憎を雄弁な映像で綴る人間ドラマ。
監督:リウ・ハオ(劉浩)、出演:ソン・ジア、チュー・ヤーウェン、チョウ・リージン

10/26[FRI] 13:35、10/28[SUN] 10:55
★ザ・リバー 監督:エミール・バイガジン(アジアン・プレミア)
少年たちは母なる河に秘密を託す。文明から隔絶された辺境の地で暮らす5人の兄弟。家の仕事を一緒にこなし仲良く河で遊ぶ。しかし平穏な日々は都会から来た少年の登場で崩れてゆく。カザフ注目のアーティスト監督がシャープな構図と独特の世界観で綴る映像詩。
監督:エミール・バイガジン、出演:ジャルガス・クラノフ、ジャスラン・ウセルバエフ、ルスラン・ウセルバエフ

10/27[SAT] 17:30、10/30[TUE] 15:20
★シレンズ・コール 監督:ラミン・マタン(ワールド・プレミア)
魔都イスタンブールの結界に挑む。再開発ラッシュが進む首都。建設会社勤務の男は醜い都会に疲れ果て、地方でオーガニックな生活を楽しむ女性シレンに会うべく脱出を図るが障害が相次ぐ。消費社会の矛盾や脱出幻想をあざ笑う、残酷でリアルなブラックコメディ。
監督:ラミン・マタン、出演:デニズ・ジェリオウル、エズギ・チェリキ、プナル・トレ

10/26[FRI] 18:00、10/29[MON] 21:15
★テルアビブ・オン・ファイア 監督:サメフ・ゾアビ(アジアン・プレミア)
「イスラエル映画の現在2018」テルアビブ炎上!燃え上がる愛! パレスチナの女スパイがイスラエル将校と恋に落ちる昼ドラが大ヒットしている。制作現場に入るパレスチナ人AD青年は、ふとしたことでイスラエルの検問官から脚本の着想をもらうが…。複雑な中東情勢をコメディで楽む極上のエンタメ。
監督:サメフ・ゾアビ、出演:カイス・ナーシェフ、ルブナ・アザバル、ヤニブ・ビトン

10/26[FRI] 21:15、10/28[SUN] 20:40
★三人の夫 監督:フルーツ・チャン(ワールド・プレミア)
HKインディーの雄による強烈な寓話。半人半魚伝説が残る香港の港。ボートで暮らし客を取る不思議な娼婦。人間離れした性欲を持つ女は3人の夫に愛され、ひたすら行為を続ける。セックスを通じて時代を風刺し激烈な生への希求で溢れるF・チャンにしか撮れない衝撃作。
監督:フルーツ・チャン(陳果)、出演:クロエ・マーヤン、チャン・チャームマン

10/26[FRI] 10:20、10/28[SUN] 18:10
★堕ちた希望 監督:エドアルド・デ・アンジェリス(アジアン・プレミア)
究極のどん底からの脱出。人身売買組織の手先として働くヒロインは、逃げた娼婦を必死に探す。しかし、自らの妊娠を機に人生を変える賭けに出る。ナポリ郊外、イタリア屈指の無法地帯と呼ばれる荒れた海辺を舞台とした、激しく美しいサバイバルドラマ。
監督:エドアルド・デ・アンジェリス、出演:ピーナ・トゥルコ、マッシミリアーノ・ロッシ、マリーナ・コンファローネ

10/27[SAT] 20:40、10/30[TUE] 12:45
★ホワイト・クロウ(原題)監督:レイフ・ファインズ(アジアン・プレミア)
伝説のバレエダンサーの誕生秘話。史上最高のダンサーのひとり、R・ヌレエフの半生をレイフ・ファインズが映画化。型破りの技術と性格を持つ彼のキャリア開花と、ソ連からの亡命劇をスリリングに描き、現役ダンサーO・イヴェンコが見事に天才ダンサーを再現している。
監督:レイフ・ファインズ、出演:オレグ・イヴェンコ、アデル・エグザルホプロス、ラファエル・ペルソナ

11/02[FRI] 20:15、11/03[SAT] 20:30
★東京グランプリ受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。

11/03[SAT] 19:05
★審査員特別賞受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。

11/03[SAT] 10:35
★最優秀監督賞受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。

11/03[SAT] 10:20
★最優秀女優賞受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。

11/03[SAT] 13:30
★最優秀男優賞受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。

11/03[SAT] 15:55
★最優秀芸術貢献賞受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。

11/03[SAT] 17:00
★最優秀脚本賞 Presented by WOWOW 受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。


★観客賞受賞作品
11/02[FRI] 19:45、11/03[SAT] 13:50
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。


2 アジアの未来 Asian Future
“アジア発、世界へ、未来へ!”長編映画3本目までのアジア新鋭監督の作品をいち早く上映するアジア・コンペティション部門。 日本から中東まで、いま最も活気に満ちたアジア圏のこれからの映画界をリードする作品を紹介します。また、選出された作品の監督やキャスト・スタッフを招聘して日本の観客や映像業界との交流を図り、アジアの才能を世界へ発信します。最優秀作品には「アジアの未来 作品賞」が贈られます。さらに、文化の違いを超えて国際的に活躍していくことが期待される監督に、「国際交流基金アジアセンター特別賞」が贈られます。

◇「アジアの未来」部門プログラミング・ディレクター
石坂健治(いしざか けんじ)
早稲田大学大学院で映画学を専攻し、アジア映画、ドキュメンタリー映画に関する研究・批評活動を開始。1990年より2007年まで国際交流基金専門員としてアジア中東映画祭シリーズを企画運営。2007年の第20回TIFFより現職。2011年開学の日本映画大学教授・映画学部長を兼職。著書に『ドキュメンタリーの海へ 記録映画作家・土本典昭との対話』(現代書館)など。

◇「アジアの未来」作品一覧

10/30[TUE] 21:30、11/01[THU] 10:40
★冷たい汗 監督:ソヘイル・ベイラギ(インターナショナル・プレミア)
フットサルにかける女たち。女子フットサルイラン代表チームの主将をつとめるアフルーズは、念願のアジア大会決勝進出を決める。しかし決戦の地マレーシアへ向かう空港で、彼女の出国を夫が許可せず書類にサインしていないことを知る。
監督:ソヘイル・ベイラギ、出演:バラン・コーサリ、アミル・ジャディディ、サハル・ドラトシャヒ

10/27[SAT] 17:20、10/29[MON] 15:40
★母との距離 監督:ペルシ・インタラン(インターナショナル・プレミア)
出奔した母が5年ぶりに帰還。5年前に夫と2人の娘を捨てて愛人のもとへ出奔したリザ。もう一度やり直そうとする夫は彼女を家に連れ戻すが…。『ダイ・ビューティフル』のプロデューサーであるインタランが監督した、新しい愛を模索する家族のドラマ。
監督:ペルシ・インタラン、出演:イザ・カルザド、ノニー・ブエンカミノ、テレース・マルバール

10/29[MON] 18:20、11/01[THU] 13:35
★はじめての別れ 監督:リナ・ワン(ワールド・プレミア)
新疆ウイグルからTIFF初登場! ムスリムの少年アイサは村の学校に通いながら聾唖の母の世話と農作業を手伝っている。やがて母は施設に入り、仲の良い少女カリビヌールも転校と次々に別れが訪れる。新人女性監督リナ・ワンが故郷に捧げた映像詩。
監督:リナ・ワン、出演:アイサ・ヤセン、カリビヌール・ラハマティ、アリナズ・ラハマティ

10/26[FRI] 18:00、10/27[SAT] 10:45
★海だけが知っている 監督:ツイ・ヨンフイ(インターナショナル・プレミア)
先住民の子らが舞踊大会をめざす。美しい海に囲まれた台湾東部の離島・蘭嶼(らんしょ)を舞台に、子どもたちと新任教師が高雄で行われる先住民児童の舞踊コンクールを目指す。教師役以外の出演者は島の人々。ツイ・ヨンフイ監督の劇映画デビュー作。
監督:ツイ・ヨンフイ(崔永徽)、出演:ホァン・シャンホー、ジョン・ジアジュン、リー・フォンイン

10/27[SAT] 14:20、10/30[TUE] 13:00
★ミス・ペク 監督:イ・ジウォン
児童虐待の連鎖を乗り越えよ。母親から虐待された過去を持つ女性が、かつての自分と同じ境遇の幼い少女ジウンと出会い、彼女を救おうとするが、ジウンの母親と衝突し…。『密偵』やTVドラマ「イ・サン」のハン・ジミン主演の実話ストーリー。
監督:イ・ジウォン、出演:ハン・ジミン、キム・シア、イ・ヒジュン

10/27[SAT] 21:10、10/31[WED] 14:05
★ソン・ランの響き 監督:レオン・レ(インターナショナル・プレミア)
大衆歌舞劇と男の友情の世界。1980年代のサイゴン。借金の取り立てをしているズンは、押しかけた家でカイルオン(ベトナム南部の大衆歌舞劇)の俳優リン・フンと出会う。反目するふたりは徐々に仲良くなるが…。歌と踊りと男の友情に魅せられる。
監督:レオン・レ、出演:リエン・ビン・ファット、アイザック、スアン・ヒエップ

10/28[SUN] 16:50、10/31[WED] 10:45
★トレイシー 監督:ジュン・リー(ワールド・プレミア)
50代男の新しい愛のかたちとは? 妻と円満に暮らす50歳のタイフンのもとに、高校時代の級友チンが亡くなったという電話が入る。その日からタイフンの隠された過去が徐々に露わになっていく。香港期待の新鋭ジュン・リー長篇デビュー作。
監督:ジュン・リー(李駿碩)、出演:フィリップ・キョン、カラ・ワイ、リバー・ホアン

10/26[FRI] 21:00、10/28[SUN] 10:20
★武術の孤児 監督:ホアン・ホアン(ワールド・プレミア)
新米の国語教師の奮闘記。1990年代後半の中国内陸部。武術を専門に教える中学校に国語の教員として赴任したルー・ヨンホンは、戸惑いながらも校風になじんでいくが、いじめられっ子で脱走を繰り返すツイシャンが心配のタネ。
監督:ホアン・ホアン(黄璜)、出演:ジン・ジンチェン、ホウ・ユンシャオ、リウ・ジーハン

11/03[SAT] 20:00
★アジアの未来 作品賞 受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。


3 日本映画スプラッシュ Japanese Cinema Splash
海外への飛躍を強く意識した部門。活況を呈する日本のインディペンデント映画から、とりわけ個性が強く、独創性とチャレンジ精神に溢れる作品を監督のキャリアを問わず紹介します。出品作品は、海外から招聘する国際映画祭プログラマーやプレス、バイヤーに積極的に紹介されます。

◇「日本映画スプラッシュ」作品一覧

10/27[SAT] 21:05、10/29[MON] 10:15
★あの日々の話 監督:玉田真也(ワールド・プレミア)
最悪で最高な夜。とある大学サークル、二次会のカラオケボックスを舞台にした若者たちの一夜。滑稽で無様な顛末を描いた青春群像劇。 玉田真也監督の主宰する劇団・玉田企画による同名舞台原作を完全映画化。
監督:玉田真也、出演:山科圭太、近藤 強、木下崇祥

10/27[SAT] 10:25、10/29[MON] 17:25
★海抜 監督:高橋賢成(ワールド・プレミア)
僕たちは大人になってしまった。城西国際大学メディア学部の四期生による卒業制作作品。高校時代に中学校の同級生が暴行されているのを目の当たりにしながら、何も行動できなかった男の12年間に及ぶ苦悩を描く。
監督:高橋賢成、出演:阿部倫士、松﨑 岬、佐藤有紗

10/28[SUN] 21:05、11/01[THU] 16:05
★銃 監督:武 正晴(ワールド・プレミア)
昨日、私は拳銃を拾った。芥川賞作家・中村文則のデビュー作「銃」を武正晴監督が映画化。モノクロ映像(一部カラー)表現により、日常に潜む人間の狂気を描く。主演は村上虹郎。他、広瀬アリス、リリー・フランキー。
監督:武 正晴、出演:村上虹郎、広瀬アリス、リリー・フランキー

10/28[SUN] 13:30、10/31[WED] 13:55
★鈴木家の嘘 監督:野尻克己(ワールド・プレミア)
笑いを交えて描かれる家族の再生。ある日突然に訪れた長男の死。ショックのあまり記憶を失った母のため、遺された父と長女は一世一代の嘘をつく。悲しみを抱えながら再生しようともがく家族の姿を、ユーモアを交えて丁寧に優しく紡ぐ感動作。
監督:野尻克己、出演:岸部一徳、原 日出子、木竜麻生、加瀬 亮

10/28[SUN] 10:30、10/30[TUE] 17:35
★月極オトコトモダチ 監督:穐山茉由(ワールド・プレミア)
恋愛感情を飛び越えろ。男女の友情はレンタルできるの? いくつになってもややこしい、オトコとオンナとオンガクの物語。初の長編映画単独主演となる徳永えりが主人公を熱演。穐山茉由監督の長編デビュー作。
監督:穐山茉由、出演:徳永えり、橋本 淳、芦那すみれ

10/27[SAT] 13:35、10/29[MON] 13:30
★僕のいない学校 監督:日原進太郎(ワールド・プレミア)
“僕“はどこへ向かえばいいのだろう。専門学校の映画学科を舞台に「学校とは教育かビジネスか」というアンタッチャブルなテーマに挑んだ意欲作。現職教員が監督を務め、在学生を演者として起用。教育現場の“今”をリアルにあぶり出す。
監督:日原進太郎、出演:嶺 豪一、矢柴俊博、岩谷健司

10/28[SUN] 17:25、10/30[TUE] 14:00
★漫画誕生 監督:大木 萠(ワールド・プレミア)
知られざる 漫画“誕生”の物語。「漫画」を職業として確立した男・北沢樂天。かつて一世を風靡した漫画家は、なぜ歴史から忘れられてしまったのか。イッセー尾形主演で“近代漫画の父”の波乱と謎に満ちた人生を描く。
監督:大木 萠、出演:イッセー尾形、篠原ともえ、稲荷卓央

10/27[SAT] 17:35、10/30[TUE] 10:30
★メランコリック 監督:田中征爾(ワールド・プレミア)
人生、こんなはずじゃなかった。名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた和彦は、とある銭湯でアルバイトを始める。ある日和彦は、その銭湯の風呂場が閉店後、“人を殺す場所”として貸し出されていることを知る。
監督:田中征爾、出演:皆川暢二、磯崎義知、吉田芽吹

11/01[THU] 19:50
★21世紀の女の子(特別上映)
80年代後半〜90年代⽣まれの新進映画監督14名+アニメーション監督1名が参加。全編に共通した“あるひとつのテーマ”を、各監督が8分以内の短編で表現するオムニバス作品。企画・プロデュース:山戸結希、エグゼクティブ・プロデューサー:平沢克祥、長井 龍、コプロデューサー:小野光輔、平林 勉、三谷一夫
◇回転てん子とどりーむ母ちゃん(監督:山中瑶子)
◇粘膜(監督:加藤綾佳)
◇projection(監督:金子由里奈)
◇恋愛乾燥剤(監督:枝 優花)
◇out of fashion(監督:東 佳苗)
◇君のシーツ(監督:井樫 彩)
◇Mirror(監督:竹内里紗)
◇セフレとセックスレス(監督:ふくだももこ)
◇ミ ューズ(監督:安川有果)
◇I wanna be your cat(監督:首藤 凜)
◇珊瑚樹(監督:夏都愛未)
◇reborn(監督:坂本ユカリ)
◇愛はどこにも消えない(監督:松本花奈)
◇離ればなれの花々へ(監督:山戸結希)
◇EDアニメーション(監督:玉川 桜)

11/03[SAT] 17:50
★日本映画スプラッシュ作品賞 受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。

11/03[SAT] 14:30
★日本映画スプラッシュ監督賞 受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。


●ショーケース Showcase

4 特別招待作品 Special Screenings
日本公開前の最新作をプレミア上映する特別招待作品は、オープニング、クロージング作品に加え、GALAスクリーニング作品の3作品を中心に大作や話題作が揃う、華やかな部門です。国内のみならず海外からもスターが来場し、会期中に開催されるイベントを大いに盛り上げます。

◇「特別招待作品」作品一覧

10/25[THU] 19:30
★アリー/ スター誕生 【オープニング】監督:ブラッドリー・クーパー
人生を変える“うた”に出会う。歌手を夢見るアリーは、世界的シンガーのジャクソンと出会う。才能を見いだされ瞬く間にスターダムを駆け上るアリー。激しい恋に落ちた2人だったが、全盛期を過ぎたジャクソンの栄光は徐々に陰り始めていて。
監督:ブラッドリー・クーパー、出演:レディー・ガガ、ブラッドリー・クーパー

10/29[MON] 18:45
★人魚の眠る家 【GALAスクリーニング】監督:堤幸彦(ワールド・プレミア)
娘を殺したのは、私でしょうか。愛するわが子の悲劇に直面し、究極の選択を迫られた夫婦。それは愛か、欲望か? 作家・東野圭吾のベストセラー小説を原作に、堤幸彦監督が挑む衝撃と感動のヒューマンミステリー。この愛の結末に涙が止まらない。
監督:堤 幸彦、出演:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎

11/03[SAT] 13:30
★GODZILLA 星を喰う者 【クロージング】監督:静野孔文/瀬下寛之(ワールド・プレミア)
その黄金は、絶望すら焼き尽くす。アニメーション映画『GODZILLA』が最終章を迎える。 三部作の最終章『星を喰う者』では、虚空の神〈ギドラ〉と破壊の王〈ゴジラ・アース〉がついに激突。主人公・ハルオが目にする未来とは。
監督:静野孔文、瀬下寛之、声の出演:宮野真守、櫻井孝宏、花澤香菜

10/30[TUE] 18:15
★あまのがわ 監督:古新 舜(ワールド・プレミア)
心を無くした私、体を無くした彼。主人公の史織は東京の女子高生。教育熱心な母親との葛藤を抱えながら生活をしている。ある日、祖母の入院を機に故郷の鹿児島に降り立ち、彼女の依頼で神秘の島・屋久島に旅立つ。その道中で、分身ロボットと出会うことになる。
監督:古新 舜、出演:福地桃子、柳 喬之、生田智子、水野久美

10/30[TUE] 20:30
★えちてつ物語~わたし、故郷に帰ってきました。~ 監督:児玉宜久
この街が、笑顔の始発駅。県民の力で復活した、福井県を舞台に、揺れる想いを乗せながらも家族の絆を取り戻していくアテンダントを描いた感動作。えちてつに乗せた笑顔と涙を、家族やふるさとを持つすべての人へ贈ります。
監督:児玉宜久、出演:横澤夏子、緒形直人、笹野高史、松原智恵子

10/28[SUN] 14:20- -
★華氏119 監督:マイケル・ムーア
マイケル・ムーア砲、トランプ直撃。2016年11月9日、トランプは米国大統領選の勝利を宣言。その日、米国ひいては世界の終りが始まった。なぜこうなった? どうしたら止められる? ムーア節炸裂! まさかのチェンジ・ザ・ワールド・エンターテインメント。
監督:マイケル・ムーア、出演:ドナルド・トランプ

11/01[THU] 19:00
★ギャングース 監督:入江 悠(ワールド・プレミア)
何があっても、生き抜け。人気コミックスの映画化! 最弱タタキ3人組VS最強の半グレ・カンパニー“六龍天”。殺るか殺られるか、壮絶なバトルの幕が上がる! 新時代のアウトローたちによる、青春エンタテインメント!
監督:入江 悠、出演:高杉真宙、加藤 諒、渡辺大知

10/27[SAT] 20:30
★PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰 & Case.2 First Guardian 監督:塩谷直義(ワールド・プレミア)
Next Project始動。人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台に、正義を問われる警察機構を描くオリジナルSFアニメーション、4年ぶりの新作。
監督:塩谷直義、声の出演:佐倉綾音、野島健児、東地宏樹

11/01[THU] 18:00
★jam 監督:SABU(ワールド・プレミア)
絡み合う物語はやがてひとつに。多くの作品を国際映画祭に出品してきたSABU監督作品に、LDH JAPAN主催、劇団EXILEのメンバーが総出演。SABU監督がオリジナルストーリーで贈る、疾走エンタテインメント・ムービーがここに完成。
監督:SABU、出演:青柳 翔、町田啓太、鈴木伸之

11/01[THU] 21:00
★女王陛下のお気に入り 監督:ヨルゴス・ランティモス
英国を揺るがす女王と淑女たちの物語。18世紀のイングランド、長いフランスとの戦時下、宮廷では虚弱な女王アンの傍で、親友のレディ・サラが権勢を握っていた。そこに新しい従順な召使い、アビゲイルが現れ、女王の寵愛と権力の行方が揺らぎ始める。
監督:ヨルゴス・ランティモス、出演:オリヴィア・コールマン、エマ・ストーン、レイチェル・ワイズ

10/25[THU] 10:30
★旅猫リポート 監督:三木康一郎
ぼくは、最後まで、サトルの猫でいる。有川浩の“一生に一本しか書けない物語”待望の映画化! 5年間幸せに暮らしていた悟と猫・ナナだったが、とある事情でナナの新しい飼い主を探す旅に出ることに。ひとりと1匹の旅の行方は。
監督:三木康一郎、出演:福士蒼汰、高畑充希(声の出演)、竹内結子、ナナ

10/31[WED] 18:00
★ハード・コア 監督:山下敦弘(ワールド・プレミア)
真っ直ぐ生きる男たちの人生活劇。平成の奇書! 伝説的コミックが遂に映画化! 山下敦弘監督最新作、山田孝之×佐藤 健×荒川良々競演で贈る、切なくて可笑しい、この平成末期に必見の、不器用だけど真っ直ぐ生きる男たちの人生活劇。
監督:山下敦弘、出演:山田孝之、佐藤 健、荒川良々

10/27[SAT] 13:30
★パッドマン 5億人の女性を救った男 監督:R.バールキ
愛する妻、そして全女性のために。現代のインドで、安全で安価な生理用ナプキンの普及に生涯をかけた男の感動の実話。「愛する妻を救いたい。」その一心でタブーを恐れず信念を貫いた彼の行動が、やがてインド5億人の女性たちの救済へ繋がっていく。
監督:R・バールキ、出演:アクシャイ・クマール、ソーナム・カプール、ラーディカー・アープテー

10/31[WED] 19:50
★Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~ 監督:バハラット・ナルルーリ
奇跡の感動ファンタジー。クリスマスを題材にした小説を思い付いたチャールズ・ディケンズは、執筆に没頭するあまり、小説の世界に入り込んでしまう。不朽の名作「クリスマス・キャロル」の誕生秘話を、ユニークに描いたファンタジー作品。
監督:バハラット・ナルルーリ、出演:ダン・スティーヴンス、クリストファー・プラマー、ジョナサン・プライス

11/02[FRI] 10:50、11/02[FRI] 14:00、11/02[FRI] 18:00、11/02[FRI] 21:10
★ROMA/ローマ 監督:アルフォンソ・キュアロン
アルフォンソ・キュアロン最新作。アカデミー賞®受賞監督兼脚本家のアルフォンソ・キュアロン最新作。物語はメキシコシティのローマという地区を中心に、自分を育ててくれた女性たちへの想いをこめた監督のラブレターともいうべき作品。
監督:アルフォンソ・キュアロン、出演:ヤリャッツァ・アパリシオ、マリーナ・デ・タビラ、マルコ・グラフ

10.31 Wed 13:20
★パリに舞う~万作・萬斎・裕基、未来へ(ノンフィクションW 野村家三代)[日本/フランス]伝統を未来へつなげる一家の物語。狂言六百五十年の歴史を担い未来へ伝える野村万作・萬斎・裕基の野村家三代が、パリで究極の難曲「三番叟」を舞う。それぞれ現役の今を生きる野村家三代の「挑戦」を追う。
監督:稲垣綾子、出演:野村万作、野村萬斎、野村裕基

11.3 Sat 18:00
★平昌2018冬季オリンピック公式映画:クロッシング・ビヨンド[韓国]
平昌からオリンピック精神を謳う。ドキュメンタリー監督として高く評価されているイ・スンジュンが、2018年平昌冬季オリンピックに参加するアスリートの闘志を追い、オリンピックの価値がいかに様々な境界を越えて通じ合うかを探る。
監督:イ・スンジュン
出演:ビリー・モーガン、アクワシ・フリンポン、ダニエラ・イラシュコ=シュトルツ

11.2 Fri 19:20
★熱狂宣言[ 日本]止まったら死ぬぞ! 難病・若年性パーキンソン病を抱える東証一部上場企業社長、松村厚久の実像に迫った、奥山和由15年ぶりのドキュメンタリー監督作品。
監督:奥山和由、出演:松村厚久


5 Japan Now
この1年の日本を代表する作品の数々を、映画祭独自の視点で選考した部門です。この部門を見れば、今日の日本映画を概観できるとともに、“日本の今”とそこに在る日本の美意識・文化が多面的に見えてきます。また、今年は日本を代表する国際的俳優・役所広司さんを特集しその魅力を堪能頂きます。

◇「Japan Now」部門プログラミング・アドバイザー
安藤紘平(あんどう こうへい)
青年時代、寺山修司に師事。繊細で独創的な表現力で知られる映 像 作家。ハイビジョンを使っての作品制作では世界的な先駆者。多数の作品で、ハワイ国際映画祭銀賞、モントルー国際映画祭グランプリなど数多く受賞。パリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、東京などの美術館に作品収蔵。2001、2005年パリにて安藤紘平回顧展開催。早稲田大学名誉教授。

「Japan Now」作品一覧

10/31[WED] 21:05
★カメラを止めるな! 監督:上田慎一郎
最後まで席を立つな! 無名の新人監督と俳優達が創った、“まだどこにもないエンターテインメント”「37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル!」を撮ったヤツらの話。
監督:上田慎一郎、出演:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ

11/01[THU] 19:30
★菊とギロチン 監督:瀬々敬久
同じ夢をみて闘った。瀬々敬久監督、構想30年の入魂作! 女相撲とアナキストをテーマに、木竜麻生、東出昌大、寛一郎、韓英恵ほか、フレッシュなキャスト陣で挑むアナーキー青春群像劇!
監督:瀬々敬久、出演:木竜麻生、東出昌大、寛 一 郎

11/01[THU] 12:55
★きみの鳥はうたえる 監督:三宅 唱
きらめきに満ちた、青春映画。静雄と同居している「僕」は、ある日職場の同僚の佐知子と関係を持つ。すぐに3人は仲良くなり、毎晩のように一緒に遊ぶようになる。だがそんな幸福な日々もやがて終わりを迎えるのだった。
監督:三宅 唱、出演:柄本 佑、石橋静河、染谷将太

11/01[THU] 10:10
★サイモン&タダタカシ 監督:小田 学
好きな人の、好きな人を探しに。高校卒業後は大学に進学するサイモンと、実家の工場を継ぐ親友のタダタカシ。サイモンの秘めた想いを知るよしもなく、男だらけの生活に焦ったタダは、サイモンと共に“運命の女”を探す旅に出る。
監督:小田 学、出演:阪本一樹、須賀健太、間宮夕貴

10/30[TUE] 16:50
★パンク侍、斬られて候 監督:石井岳龍
最後に斬られるのは誰だ? 最後に斬られるのは誰だ? ある隠密ミッションの発令によって始まる世紀のハッタリ合戦。10人の男たちとひとりの女とひとりの猿、クセもの12人たちが繰り広げる驚天動地の戦いを描く、前代未聞のエンタテインメント。
監督:石井岳龍/脚本:宮藤官九郎、出演:綾野 剛、北川景子

10/29[MON] 20:30
★ペンギン・ハイウェイ 監督:石田祐康
誰にでも、忘れられない夏がある。少し不思議で、一生忘れない、あの夏。無限の可能性を秘めた少年の瞳を通して描かれる、果てしない世界の謎と冒険。新世代の才能と日本屈指の実力派スタッフ・キャストが集結し、鮮やかに描き出す青春ファンタジー。
監督:石田祐康、声の出演:北 香那、蒼井 優

10/31[WED] 10:25
★万引き家族 監督:是枝裕和
盗んだのは、絆でした。家族を描き続けてきた是枝裕和監督が“家族を超えた絆”を描く。カンヌ映画祭最高賞<パルムドール>を受賞した衝撃の感動作。
監督:是枝裕和、出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林

10/26[FRI] 10:50
★モリのいる場所 監督:沖田修一
文句はあるけどいつまでもふたりで。伝説の画家・熊谷守一のエピソードをもとに、沖田修一監督が、どこか懐かしく温かいオリジナルストーリーを紡ぐ。94歳のモリと76歳の妻・秀子を名優・山﨑努と樹木希林が味わい深く演じる。
監督:沖田修一、出演:山﨑 努、樹木希林、加瀬 亮

10/31[WED] 17:45
★リバーズ・エッジ 監督:行定 勲
欲望と焦燥の青春ストーリー! 若者たちの心の揺らぎを鮮烈に描いた岡崎京子の最高傑作を実写映画化。2018年ベルリン国際映画祭にてパノラマ部門オープニング作品に選出され、国際批評家連盟賞を受賞した。
監督:行定 勲、出演:二階堂ふみ、吉沢 亮、森川 葵

10/26[FRI] 16:45
★孤狼の血 監督:白石和彌
映画俳優 役所広司。「警察小説×仁義なき戦い」と評される同名原作を映画化した本作。昨今コンプライアンスを過度に重視する日本の映像業界と現代社会に対する新たな挑戦により、超衝撃作が誕生した。
監督:白石和彌、出演:役所広司、松坂桃李、真木よう子

10/26[FRI] 13:15
★キツツキと雨 監督:沖田修一
映画俳優 役所広司。小さな山村で、無骨なキコリとゾンビ映画の撮影にやってきた気弱な映画監督が出会い、奇妙なコラボレーションを生み出していく。
監督:沖田修一、出演:役所広司、小栗 旬、高良健吾

10/27[SAT] 14:00
★CURE キュア 監督:黒沢 清
映画俳優 役所広司。連続殺人犯は奇妙な話術で刑事を翻弄する…。被害者の胸に文字が刻まれるという猟奇殺人事件の謎に迫る、ひとりの刑事の姿を描く。
監督:黒沢 清、出演:役所広司、萩原聖人、うじきつよし

10/27[SAT] 17:15
★うなぎ 監督:今村昌平
映画俳優 役所広司。カンヌ映画祭パルムドール受賞。第50回カンヌ映画祭パルムドール。最高賞を二度受賞した(「楢山節考」1983年)日本の映画監督は、現在まで今村昌平のみ。役所広司は、妻殺しの服役を終えた主人公・山下拓郎を見事に演じた。
監督:今村昌平、出演:役所広司、清水美砂、倍賞美津子

10/27[SAT] 10:20
★Shall we ダンス? 監督:周防正行
映画俳優 役所広司。真面目だが取り柄のない普通のサラリーマンの杉山は、ひょんなことから社交ダンスの世界に引き込まれ、生きがいを取戻していく…。笑って泣ける邦画エンタテインメント作品。
監督:周防正行、出演:役所広司、草刈民代、竹中直人


6 ワールド・フォーカス World Focus
世界各国・地域の映画祭受賞作や話題作、あるいは有名監督の新作から、日本公開が未決定の貴重な作品を取り上げます。欧米の作品に加え、アジアの有力作品も上映します。また、部門内特集としてイスラエル映画を取り上げます。TIFF 開催後に半数以上の作品の日本公開が決定する「ワールド・フォーカス」は世界の話題作のショーケースとしての役割を果たしていきます。

◇「ワールド・フォーカス」作品一覧

10/30[TUE] 20:35、10/31[WED] 18:25
★カーマイン・ストリート・ギター 監督:ロン・マン
ギター弾けなくても絶対欲しくなる。NYのカーマイン通りにあるギター店。昔気質の職人と、パンキッシュな女性の弟子がビルの古材でmade in NYのギターを作り、名だたるギタリストが日々訪ねてくる。音楽好き感涙必至の至福ドキュ。
監督:ロン・マン、出演:ジム・ジャームッシュ、ビル・フリゼール、レニー・ケイ

11/01[THU] 18:10、11/03[SAT] 17:25
★ある誠実な男 監督:ルイ・ガレル(アジアン・プレミア)
監督ルイ・ガレルの才能に刮目。かつて愛した女性とその息子に振り回される青年の困惑の日々を描く。トリュフォーをはじめとする珠玉の仏映画の伝統に沿った爽やかな傑作。リリー=ローズ・デップ共演。サンセバスチャン映画祭コンペ作。
監督:ルイ・ガレル、出演:ルイ・ガレル、レティシア・カスタ、リリー=ローズ・デップ

10/25[THU] 21:10、10/27[SAT] 10:10
★世界の優しき無関心 監督:アディルハン・イェルジャノフ
甘くて苦いファンタジー。身売りに出される名家のお嬢様に力持ちで心優しい使用人が付き添う。ふたりの最初で最後の旅。鮮やかな映像とスラップスティックなユーモア溢れる世界にうっとりする逸品。カンヌ映画祭「ある視点」部門出品。
監督:アディルハン・イェルジャノフ、出演:ディナラ・バクティバエヴァ、クアンディク・デュセンバエフ、クルジャミラ・ベルジャノヴァ

10/27[SAT] 17:20、11/02[FRI] 16:40
★ノン・フィクション 監督:オリヴィエ・アサイヤス
事実と小説はともに奇なり。書籍編集者と小説家を軸にした群像ドラマ。ネットと既存文化との関係が真正面から議論され、恋愛模様もふんだん。アサイヤス監督が肩の力を抜いて臨み、スター競演も楽しめる軽やかな作品。ヴェネチア映画祭コンペ出品作。
監督:オリヴィエ・アサイヤス、出演:ジュリエット・ビノシュ、ギョーム・カネ、ヴァンサン・マケーニュ

10/28[SUN] 20:25、11/01[THU] 13:00
★われらの時代 監督:カルロス・レイガダス(アジアン・プレミア)
C・レイガダス監督の集大成的傑作。広い牧場を持ち、詩人でもある男が妻の不貞に理性を示そうとするが…。美しい自然のなか、本能と知性のせめぎ合いが大スケールで描かれ男女関係の複雑さが露呈する。主演は監督本人。ベネチア映画祭コンペ作。
監督:カルロス・レイガダス、出演:カルロス・レイガダス、ナタリア・ロペス、エレアサル・レイガダス

10/30[TUE] 12:20、11/03[SAT] 11:15
★イングマール・ベルイマンを探して 監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ
生誕100年記念ドキュメンタリー。巨匠中の巨匠、イングマール・ベルイマンの功績をフォン・トロッタ監督が振り返る。直接の関係者の証言はもちろん、O・アサイアス、M・H・ラブ、R・オストルンドなど現役監督へのインタビューも嬉しい。
監督:マルガレーテ・フォン・トロッタ、出演:リヴ・ウルマン、ミア・ハンセン=ラヴ、オリヴィエ・アサイヤス

10/25[THU] 18:00、10/29[MON] 11:00
★彼ら 監督:パオロ・ソレンティーノ(アジアン・プレミア)
政治の天才か、俗物の極みか。鬼才監督が毀誉褒貶の激しいベルルスコーニ元首相を描く。 莫大な富に囲まれ、色欲も露わな元首相を名優T・セルヴィッロが鬼気迫る演技で再現。 アクの強い元首相に対抗するような濃い演出に注目の話題作。
監督:パオロ・ソレンティーノ、出演:トニ・セルヴィッロ、エレナ・ソフィア・リッチ、リッカルド・スカマルチョ

10/31[WED] 21:20、11/02[FRI] 11:50
★まったく同じ3人の他人 監督:ティム・ウォードル
サンダンス映画祭審査員特別賞受賞。大学新入生の青年が初対面の相手が自分を知っていることに戸惑う。僕は双子なのか? しかももうひとり? 数奇な運命を生きた青年たちを巡り次々に真実が明かされる驚天動地のドキュメンタリー。
監督:ティム・ウォードル

10/28[SUN] 22:00、11/02[FRI] 14:30
★トゥー・ダスト 監督:ショーン・スナイダー(アジアン・プレミア)
妻はいかにして塵に戻るのか? 妻を亡くした敬虔なユダヤ教信者の男。悲しみを癒す方法は、妻の“腐敗”の行方を知ることだった。哀しく優しい弔いの旅を描くM・ブロデリック主演の奇想天外コメディ。トライベッカ映画祭観客賞受賞。
監督:ショーン・スナイダー、出演:ゲザ・レーリヒ、マシュー・ブロデリック、サミー・フォイト

10/27[SAT] 19:30、11/01[THU] 10:30
★それぞれの道のり 監督:ブリランテ・メンドーサ、ラヴ・ディアス、キドラット・タヒミック
フィリピン映画100年記念オムニバス。フィリピン映画生誕100年を記念して、B・メンドーサ(『ローサは密告された』)、L・ディアス(『立ち去った女』)、K・タヒミック(『500年の航海』)の3巨匠が「旅」をテーマに競作した贅沢なオムニバス作品。
監督:ブリランテ・メンドーサ、ラヴ・ディアス、キドラット・タヒミック

10/28[SUN] 18:15、10/30[TUE] 20:25
★世界はリズムで満ちている 監督:ラージーヴ・メーナン(ワールド・プレミア)
A・R・ラフマーンが作曲を担当。不可触民ながら音楽の才能を持つ青年がムリダンガム(インドの打楽器)の修行に励むが、妨害にあって放浪の旅に出る。 A・R・ラフマーン(『スラムドッグ$ミリオネア』)が作曲を担当したインド音楽映画の傑作。
監督:ラージーヴ・メーナン、出演:G・V・プラカーシュ・クマール、ネドゥムディ・ヴェーヌ、アパルナー・バーラムラリ

10/26[FRI] 14:00、10/31[WED] 14:00
★プロジェクト・グーテンベルク 監督:フェリックス・チョン
チョウ・ユンファ久々の犯罪アクション。犯罪組織のトップ(チョウ・ユンファ)と偽金造りの天才(アーロン・クォック)がW主演で暴れまくる犯罪アクション大作。監督は「インファナル・アフェア」シリーズの脚本家として知られるフェリックス・チョン。
監督:フェリックス・チョン(莊文強)、出演:チョウ・ユンファ、アーロン・クォック、チャン・チンチュー

10/29[MON] 14:25、11/02[FRI] 19:10
★サラとサリームに関する報告書 監督:ムアヤド・アラヤン
民族を越えたダブル不倫の行方。西エルサレムでカフェを営むイスラエル人女性サラは、東イスラエルから毎日品物を届けにくるパレスチナ人男性サリームと秘密の情事を重ねるが、あるときそれが発覚してしまう。民族を越えた不倫の果ては。
監督:ムアヤド・アラヤン、出演:アディーブ・サファディ、シヴァン・クレッチナー、イシャイ・ゴラン

10/28[SUN] 13:45、11/02[FRI] 15:50
★十年 Ten Years Thailand 監督:アーティット・アッサラット、ウィシット・サーサナティヤン、チュラヤーンノン・シリポン、アピチャッポン・ウィーラセタクン
香港、日本、そしてタイの『十年』。香港の『十年』日本の『十年 Ten Years Japan』に続くのは、タイの『十年 Ten Years Thailand』。アピチャッポン(『ブンミおじさんの森』)を筆頭に気鋭の4監督が近未来の祖国を描き出す。カンヌ2018でプレミア上映。
監督:アーティット・アッサラット、ウィシット・サーサナティヤン、チュラヤーンノン・シリポン、アピチャッポン・ウィーラセタクン

11/01[THU] 14:30
★家族のレシピ 監督:エリック・クー
家族のレシピでつなぐ異国の地。シンガポールと日本の外交関係樹立50周年を機に製作された、鬼才・エリック・クー監督最新作。両国の「美味しい」がつなぐ家族の愛の物語。
監督:エリック・クー、出演:斎藤 工、マーク・リー、松田聖子

10/26[FRI] 18:35
★彼が愛したケーキ職人 監督:オフィル・ラウル・グレイツァ
「イスラエル映画の現在 2018」。悲しみが、甘い涙に変わるまで。悲しみから救ってくれたのは、夫が愛した男性だった――。哀愁漂うエルサレムを舞台に、国籍や文化、宗教や性差を超えてめぐり逢う男女の人間賛歌。
監督:オフィル・ラウル・グレイツァ、出演:ティム・カルクオフ、サラ・アドラー、ロイ・ミラー

10/28[SUN] 20:40、10/31[WED] 20:20
★靴ひも 監督:ヤコブ・ゴールドワッサー
「イスラエル映画の現在 2018」。老いた父と障害を持つ子が暮らす。母が急死し、発達障害のある50歳の息子があとに残された。 かつて家を出ていった父親が呼び出されて息子を引き取るが、父もまた腎不全で透析が欠かせない身。 笑いと涙を織り交ぜたビター・スイートな家族ドラマ。
監督:ヤコブ・ゴールドワッサー、出演:ネーボ・キムヒ、ドブ・グリックマン、エベリン・ハゴエル

10/27[SAT] 20:00、10/29[MON] 17:00
★赤い子牛 監督:ツィビア・バルカイ・ヤコブ
「イスラエル映画の現在 2018」少女同士の友情? 愛情? 自分を産んで母が亡くなった後、ユダヤ教聖職者の厳格な父とふたりで暮らす赤毛の少女ベニーは、 父の抑圧をかいくぐり、ひとりの女性と出会う。明るく行動的で自分と正反対な彼女に、恋心にも似た憧れを抱き始める。ベルリン2018のジェネレーション部門で上映された女性監督の初長編。
監督:ツィビア・バルカイ・ヤコブ、出演:アビガイル・コバーリ、ガル・トレン、モラン・ローゼンブラット

10/29[MON] 20:15、11/01[THU] 17:05
★ワーキング・ウーマン 監督:ミハル・アヴィアド
「イスラエル映画の現在 2018」。「#MeToo」の年のタイムリーな1本。夫と3人の子どもと暮らすオルナは建築関係のオフィスで働くが、有能な彼女を気に入った雇い主からの執拗なセクハラがエスカレートし…。「#MeToo」の年のタイムリーな女性映画。
監督:ミハル・アヴィアド、出演:リロン・ベン・シュルシュ、メナシェ・ノイ、オシュリ・コーエン


7 クローズアップ Close-up
国際交流基金アジアセンター presents
CROSSCUT ASIA #05 ラララ♪ 東南アジア
The Japan Foundation Asia Center presents CROSSCUT ASIA #05: What’s Next from Southeast Asia
国、監督、テーマなど様々な切り口のもとでアジア映画を特集していく「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUTASIA」部門。5年目を迎える今年は、フィリピン・ラップからタイ歌謡まで、音で旅する東南アジア映画を紹介します。東南アジア各国のロケーションを楽しみつつ、時間や時代の流れも感じながら、東南アジアの現在と歴史を紐解きます。

◇「CROSSCUT ASIA」作品一覧

10/29[MON] 21:10、10/31[WED] 11:20
★BNK48: Girls Don't Cry 監督:ナワポン・タムロンラタナリット
AKBの姉妹グループBNK48の活躍! AKB48の姉妹グループとして2017年に結成されたBNK48のドキュメンタリー。メンバーへのインタビューがそれぞれの個性を浮き彫りにする。監督は『マリー・イズ・ハッピー』(13)が話題を呼んだ、ポスト・アピチャッポン世代の筆頭格。
監督:ナワポン・タムロンラタナリット、出演:BNK48(1期生)

10/28[SUN] 16:40、10/29[MON] 14:20
★ブラザー・オブ・ザ・イヤー 監督:ウィッタヤー・トーンユーヨン
2PMのニックンが日本人役で出演! 冴えない兄チュットと才媛の妹ジェーンを中心に展開する軽快なラブコメ。イサーン音楽のバンドが彩りを添え、ジェーンの日本人婚約者を韓国のアイドルグループ2PMのニックンが演じている。
監督:ウィッタヤー・トーンユーヨン、出演:サニー・スワンメーターノン、ウッラサヤー・セパーバン、ニチクン・バック・ホラウェーチャクン

10/26[FRI] 14:00、10/27[SAT] 20:50
★めくるめく愛の詩 監督:ガリン・ヌグロホ
1970~90年代インドネシアの青春。幼馴染みのルーミーとユリアの恋の顛末を1970年代から90年代まで追い、それぞれの時代の社会情勢を背景に盛り込んだ巨匠ヌグロホの佳品。70年代の部分はポップ・ミュージカルの形式が挿入される。
監督:ガリン・ヌグロホ、出演:チコ・ジェリコ、ペフィタ・ピアース、ノファ・エリザ

10/29[MON] 18:00、10/31[WED] 14:50
★カンボジアの失われたロックンロール 監督:ジョン・ピロジー
カンボジア・ロックの黄金時代が甦る。クメール・ルージュによって弾圧されるまでのカンボジアのポピュラー音楽史を1950~70年代まで辿った貴重な音楽ドキュメンタリー。生存者へのインタビューやアーカイブ映像を駆使して歴史が甦る。
監督:ジョン・ピロジー、出演:シン・シサモット、ロ・セレイソティア、バイヨン・バンド

10/25[THU] 20:35、10/28[SUN] 10:00
★輝ける日々に(『サニー』ベトナム版)監督:グエン・クアン・ズン
韓国、日本に続く「サニー」。癌とたたかうミー・ズンのもとに女子高の同級生4人が20年ぶりに集合。再会した彼女らに懐かしい思い出が甦る。韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を日本に続いてリメイクしたベトナム版は歌ごころに溢れたミュージカル。
監督:グエン・クアン・ズン、出演:ホン・アィン、タィン・ハン、ミ・ウエン

10/26[FRI] 20:15、10/29[MON] 11:15
★音楽とともに生きて 監督:ヴィサル・ソック、ケイリー・ソー
3つの時代、1曲の歌。クメール・ルージュ以前の平穏な時代、真っ只中の過酷な時代、そして21世紀。激動の現代史をカンボジアの大歌手シン・シサモットの1曲でつなぎ、母から娘に祖国の魂を継承してゆく珠玉の音楽=物語。
監督:ヴィサル・ソック、ケイリー・ソー、出演:ヴァンダリス・ペム、スレイナン・チア、ソウナ・カニカ

10/30[TUE] 15:20、10/31[WED] 21:25
★リスペクト 監督:トレブ・モンテラスII
シネマラヤ映画祭グランプリ。犯罪と貧困に囲まれながらヒップホップにのめり込むヘンドリックスと仲間たちは、マルコス時代に傷を受けた老詩人ドクと出会い、世代を超えて詩作の力に共感しあう。ストリートのラップ合戦が見どころ!
監督:トレブ・モンテラスII、出演:アブラ、ディド・デ・ラ・パス、ルーニー

10/30[TUE] 18:20、11/01[THU] 13:40
★悪魔の季節 監督:ラヴ・ディアス
怪物監督のアカペラ・ロック・オペラ。1970年代後半のマルコス独裁政権下、村で医院を開設したロリーナが失踪し、夫のヒューゴが捜索を開始する。『立ち去った女』のディアスが「ロック・オペラ」と呼ぶ4時間のアカペラ歌唱劇。ベルリン2018コンペ出品。
監督:ラヴ・ディアス、出演:ピオロ・パスカル、シャイーナ・マグダヤオ、ピンキー・アマドア

10/28[SUN] 20:05、10/30[TUE] 11:20
★15Malaysia[ マレーシア]ピート・テオ特集
ヤスミン追悼以来のTIFF登場。ミュージシャンにして映画俳優(『ゴースト・イン・ザ・シェル』)・プロデューサー・監督もこなすマルチな活動歴から、テオが関わった映像作品を紹介。 ピート・テオが企画・統括した、15人の監督たちによるオムニバス作品。ヤスミン・アフマドの遺作『チョコレート』をはじめ、マレーシア社会をさまざまな角度から切り取った短編が並ぶ。Vote![ マレーシア]、 [Music Video][ マレーシア]、Malaysia Day: Slipstream[ マレーシア]、I Go [Music Video][ マレーシア]

8 日本映画クラシックス Japanese Classics
デジタル・リストアされた日本映画を上映する本部門では、日本が誇る名作の数々が鮮やかにスクリーンに蘇ります。

◇「日本映画クラシックス」作品一覧

11/02[FRI] 14:05
★女は二度生まれる[4Kデジタル修復版] 監督:川島雄三(アジアン・プレミア)
女の愛の姿を描いた文芸大作。はじめは女として、二度目は人間として…。芸者小えんの姿をとらえて人の心の美しさ醜さを描き、大きな感動を与える文芸巨篇。
監督:川島雄三、出演:若尾文子、藤巻 潤、フランキー 堺

10/27[SAT] 11:20
★雁の寺[4Kデジタル修復版] 監督:川島雄三(アジアン・プレミア)
直木賞受賞の水上文学の映画化。厳しい戒律の殿堂たる禅寺の僧堂で、住職とその愛人の昼夜を分かたず傍若無人に繰り広げられるただれきった愛欲と、それを冷たく見守る少年僧の反逆と恐るべき復讐を描く文芸大作。
監督:川島雄三、出演:三島雅夫、高見国一、若尾文子

10/29[MON] 12:20
★しとやかな獣[4Kデジタル修復版] 監督:川島雄三(アジアン・プレミア)
鬼才、川島雄三監督の代表作。芸能プロの会計係、三谷幸枝は肉体をエサに男たちから金を巻き上げるしたたかな女。男から男へと渡り歩き、金を巻き上げる、それもすべて長年の夢を実現させるためだった。
監督:川島雄三、出演:若尾文子、伊藤雄之助、山岡久乃


9 ユース(TIFF チルドレン/ TIFF ティーンズ)Youth (TIFF Children / TIFF Teens)
少年少女に映画の素晴らしさを体験してもらう部門です。「TIFFティーンズ映画教室2018」は、中学生たちが限られた時間の中で映画を作り、その驚くべき成果をスクリーンで発表します。「TIFFチルドレン」は小学生を対象に、サイレント映画の名作をパフォーマンス付きでお届けします。チルドレンはもちろん、親の世代も楽しめること必至です。「TIFFティーンズ」は高校生世代を主人公主題に持つ、選りすぐりの世界の新作を上映します。大スクリーンで見る映画の迫力や美しさ、そして世界の広さを楽しみながら経験することで、未来の映画ファンがここから育っていくはずです。

◇「ユース」部門プログラミング・アドバイザー
田平美津夫(たひら みつお)
1992年日本初の子どもたちの国際映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」を開催。1994年から は 、プ ロ デューサー兼フェスティバル・ディレクターとして映画祭運営に携わる。2015年に映画祭名を「キネコ国際映画祭」と改名し、会場も東京・二子玉川に移し日本最大の子ども国際映画祭として成長させた。また、世界の子ども国際映画祭と交流を持ち、2016年からは、日本作品の世界発信、今年から日本のクリエイターと海外の子ども映画祭関係者とのネットワーク構築にも注力し、子ども映画のさらなる発展を目指している。

◇「ユース」作品一覧

10/27[SAT] 10:30
★山崎バニラの活弁大絵巻 in TIFFチルドレン
声優としても活躍している弁士山崎バニラが、サイレント映画に大正琴やピアノの弾き語り活弁をする上映です。
◇ロイドの要心無用 Safety Last! [USA] 200本に及ぶロイド主演喜劇の中でも最高傑作に挙げられる作品。70分間息も継がせず見せる手腕が日本でも高く評価され“喜活劇”ともいわれた。[1923/73min/No Dialogue]
監督:フレッド・C・ニューメイヤー、サム・テイラー
出演:ハロルド・ロイド、ミルドレッド・デイヴィス、ビル・ストローザー
◇大当り空の円タク[日本]昭和7年に50年後の未来を空想して製作されたアニメーション。1980年の日本、地上は動物たちの世界となり、人類は空に進出している。親孝行な空の円タク飛行士が活躍するSF漫画映画。
作画:加藤禎三[1932/11min/No Dialogue]

10/28[SUN] 11:35
★ぼくの名前はズッキーニ 監督:クロード・バラス
笑い、泣き、恋を知る。青空の下、子供たちの声が駆け巡る。第89回アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたストップモーション・アニメーションの新たな傑作。
監督/脚本:クロード・バラス、声の出演:峯田和伸、麻生久美子、リリー・フランキー

10/28[SUN] 13:25、11/03[SAT] 13:20
★蛍はいなくなった 監督:セバスチャン・ピロット(アジアン・プレミア)
少女の心を繊細に綴る美しい感動作。レオニーはゾンビみたいに死んだ地元が嫌いだ。やりたいことないし、義父がウザい。でも最近出会った年上ギタリストが好きかも。ギター買おうかな。そしてもうすぐ実父にも会える。何かが変わるといいんだけど。
監督/脚本:クロード・バラス、声の出演:峯田和伸、麻生久美子、リリー・フランキー

10/28[SUN] 16:25、11/03[SAT] 18:40
★ジェリーフィッシュ 監督:ジェームズ・ガードナー(アジアン・プレミア)
このどん詰まり青春を何とかしろ! 父のいない高校生のサラは母が病気で機能せず、妹弟の世話とバイトで学校どころではない。それでも教師に勧められてお笑い芸人を目指してみるが…。逃げ場のない日々の中で図太く生きるサラの魅力が強烈な青春ドラマ。
監督:ジェームズ・ガードナー、出演:リヴ・ヒル、シニード・マシューズ、シリル・ヌリ

10/27[SAT] 16:20、11/03[SAT] 16:05
★いい意味で小悪魔 監督:ソフィー・ロレイン
本当は処女だなんて言えないし。仲良し女子3人組。話すことといったらファッションとセックスのことばかり。大型のおもちゃ店でバイトを始めたら、イケメンばかりじゃん! セックスと友情と愛情と少しだけマジメな話も盛り込んだ、欧米高校生図鑑。
監督:ソフィー・ロレイン、出演:マルグリット・ブシャール、ロマーヌ・ドゥニ、ローズ・アダム

10/28[SUN] 13:20
★TIFFティーンズ映画教室2018 カミサマノオトモダチ[日本]、煎餅[日本]、Birthday[日本]、15の夏 優しい嘘はだれを幸せにするのか[日本]監督:青チーム|赤チーム|黄チーム|緑チーム|吉川麻衣子(ワールド・プレミア)
若い映画ファン・映像作家の創出を目的に設立されたユース部門の特別企画として、特別講師に大九明子監督を迎え、東京の六本木・麻布を拠点に夏休みを利用して実施された中学生向けの映画制作ワークショップ。

◆◆ ◆

10/28[SUN] 10:05
★夜明け告げるルーのうた 監督:湯浅政明(アニメーション監督 湯浅政明の世界)
君の“好き”は僕を変える。圧倒的な独創性で観客を魅了する“天才”湯浅政明が手掛ける、はじめての完全オリジナル劇場作品。2017年、アヌシー国際アニメーション映画祭で、長編部門のグランプリにあたるクリスタル賞を受賞。
監督:湯浅政明、声の出演:谷 花音、下田翔大、寿 美菜子

10/26[FRI] 20:15
★夜は短し歩けよ乙女 監督:湯浅政明(アニメーション監督 湯浅政明の世界)
“先輩”と“黒髪乙女”の奇妙な恋。京都を舞台に描かれる、ちょっと風変わりなベストセラー青春恋愛小説が、最高のキャスト&スタッフでアニメーション映画化!
監督:湯浅政明、声の出演:星野 源、花澤香菜、神谷浩史

11/01[THU] 17:25
★マインド・ゲーム 監督:湯浅政明(アニメーション監督 湯浅政明の世界)
その男、気合いだけで生還。「なんて無様な人生、なんて醜い死に方、まだ、20歳なのに…」最低にカッコ悪い死に方をした男が、生への執念と気合だけを頼りに、猛ダッシュで復活!
監督:湯浅政明、声の出演:今田耕司、前田沙耶香、藤井 隆

10/26[FRI] 23:20
★DEVILMAN crybaby 監督:湯浅政明(アニメーション監督 湯浅政明の世界)
本当の悪魔を、まだ誰も知らない。永井豪画業50周年を記念し、不朽の名作「デビルマン」を、湯浅政明監督が完全アニメ化! “完全映像化は不可能”と言われたデビルマンの全てが、ついに今作で描かれる。
監督:湯浅政明、声の出演:内山昂輝、村瀬 歩、潘 めぐみ

11/01[THU] 20:30
★湯浅政明 自選短編集 1992-2014 監督:湯浅政明(アニメーション監督 湯浅政明の世界)
『アドベンチャー・タイム 「フードチェーン」』 監督:湯浅政明 自然史博物館を訪れたフィンとジェイクは食物連鎖の展示物を見学するが、フィンは自然の法則の素晴らしさがさっぱり理解できず。 11分 カラー

◇アドベンチャー・タイム「フードチェーン」[アメリカ]
◇スペース☆ダンディ 第16話「急がば回るのがオレじゃんよ」[日本]
◇「夢みるキカイ」[日本]
◇キックハート[ 日本]
◇ぶりぶりざえもんの冒険 風雲編[ 日本]
◇ぶりぶりざえもんの冒険 飛翔編[ 日本]
◇ぶりぶりざえもんの冒険 電光編[ 日本]
◇『さくらももこワールドちびまる子ちゃんわたしの好きな歌』より「1969年のドラッグレース」「買物ブギー」[日本]


11/01[THU] 16:00
★黄金狂時代(トリビュート・トゥ・コメディ) 監督:チャールズ・チャップリン
アラスカにやってきたチャーリー。探検家のジムとともに金鉱を探すけれど…。チャップリン自ら、代表作をサウンド版に再構成。

10/27[SAT] 19:30、11/02[FRI] 11:30
★お熱いのがお好き [4Kレストア版](トリビュート・トゥ・コメディ) 監督:ビリー・ワイルダー
アメリカン・フィルム・インスティテュートが選んだアメリカ喜劇映画ベスト100で第1位! 名作を最新レストア版でご覧ください!

10/28[SUN] 20:05
★スペースボール(トリビュート・トゥ・コメディ) 監督:メル・ブルックス
監督、俳優として数々の傑作コメディを生み出した巨匠メル・ブルックスが『スターウォーズ』はじめ名作SFをパロディ映画化!

10/30[TUE] 19:40
★ホーム・アローン(トリビュート・トゥ・コメディ) 監督:クリス・コロンバス
家族旅行においてけぼり。おかげで8歳のケビン、ここぞとばかり自由を満喫。そこに現れた泥棒2人。悪ガキVSコソ泥たちの頭脳戦が始まった!

11/03[SAT] 14:20
★ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(トリビュート・トゥ・コメディ)監督:トッド・フィリップス
男たち、独身最後のバカ騒ぎ。ところが翌朝、前夜の記憶が全くない! 部屋にはトラ? 赤ちゃん? 果たして昨夜、何をしでかした!?

10/26[FRI] 18:00、11/03[SAT] 11:45
★ラブストーリー(アジア三面鏡2018:Journey) 監督:デグナー、松永大司、エドウィン(ワールド・プレミア)
アジアの気鋭監督3名が、ひとつのテーマのもとにオムニバス映画を共同製作するプロジェクト「アジア三面鏡」。第2弾は「旅」をテーマに、デグナー、松永大司、エドウィンの若手実力派3監督が、中国、ミャンマー、...

10/26[FRI] 21:00
★WOWOW映画工房「ファッション・ドキュメンタリー・セレクション」 in 東京国際映画祭(ミッドナイト・フィルム・フェス!)
WOWOWの映画情報番組「斎藤工×板谷由夏 映画工房」出演者とゲストによるトークショーの後に、ファッションドキュメンタリー4本をオールナイト上映。
『クリスチャン・ディオール 華麗なるモードの帝...

10/26[FRI] 22:00
★GOAL! GOAL! GOAL! -フットボール映画ベストセレクション(ミッドナイト・フィルム・フェス!)
毎年100本近く制作される世界のサッカー映画から最新の注目作をセレクト! 世界最高峰のクラブ、日本社会を変えた試合、蹴らないサッカー。ボールを巡るストーリーをお楽しみください。 『ボールを奪え パ...

10/26[FRI] 21:30
『アリー/ スター誕生』オープニング記念 歌姫たちの夜(ミッドナイト・フィルム・フェス!)
本年度のオープニング作品『アリー/ スター誕生』の上映に合わせて、歌姫が輝く映画3本を連続上映。魅力的なゲストの登壇も予定。 『ストリート・オブ・ファイヤー』 監督:ウォルター・ヒル 出演:マイ...

10/26[FRI] 23:10
★金曜洋画劇場 in '80s(ミッドナイト・フィルム・フェス!)
80年代のダークヒーローたちが金曜深夜に登場 『ターミネーター』 80年代に誕生して今も世界を騒がせるダークヒーローといえばこの『ターミネーター』。低予算B級映画のはずが、世界中で大ヒットしてシリー...

10/31[WED] 11:30
★インビクタス/負けざる者たち(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:クリント・イーストウッド

11/01[THU] 11:30
★がんばれ!ベアーズ(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:マイケル・リッチー

10/30[TUE] 18:00
★クールランニング(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:ジョン・タートルトーブ

10/30[TUE] 11:30
★コーチカーター(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:トーマス・カーター

10/31[WED] 14:30
★ザ・エージェント(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:キャメロン・クロウ

11/01[THU] 17:00
★ダンガル きっと、つよくなる【オリジナル版】(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:ニテーシュ・ティワーリー

10/30[TUE] 14:30
★ビッグウェンズデー(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:ジョン・ミリアス
ヒューマンドラマ

10/31[WED] 17:20
★ピンポン(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:曽利文彦

10/27[SAT] 15:30
★IPC & WOWOW パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM 国枝慎吾(日本/車いすテニス)(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)

10/27[SAT] 17:00
★42 世界を変えた男(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:ブライアン・ヘルゲランド

11/01[THU] 14:30
★レスラー(Cinema Athletic 31 映画はスポーツだ!スポーツは映画だ!)監督:ダーレン・アロノフスキー

10/26[FRI] 15:30
★あなたの旅立ち、綴ります(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:マーク・ペリントン

10/27[SAT] 13:00
★オーシャンズ11(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:スティーブン・ソダーバーグ

10/29[MON] 18:30
★ガメラ2 レギオン襲来(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:金子修介

11/02[FRI] 18:30
★グランド・ブダペスト・ホテル(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:ウェス・アンダーソン

10/31[WED] 18:30
★グレイテスト・ショーマン(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:マイケル・グレイシー

11/02[FRI] 15:00
★(500)日のサマー(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:マーク・ウェブ

10/26[FRI] 18:30
★スパイダーマン:ホームカミング(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:ジョン・ワッツ

11/01[THU] 18:30
★ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:ロン・ハワード

10/28[SUN] 15:30
★ピーターラビット(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:ウィル・グラック

10/28[SUN] 12:30、10/28[SUN] 14:00
★盆栽たいそう~国宝級になりたいな~(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:香西志帆

10/30[TUE] 18:30
★マンマ・ミーア!(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:フィリダ・ロイド

10/27[SAT] 11:00
★ミッキーマウス!クリスマス&ハロウィーンスペシャル(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:アロンソ・ラミレズ・ラモス、デイブ・ワッソン

10/27[SAT] 16:30
★ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:クリストファー・マッカリー 

11/02[FRI] 12:00
★リトル・ミス・サンシャイン(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督::ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス

10/28[SUN] 18:00
★ONE PIECE FILM GOLD(東京国際映画祭×11月3日はビデオの日コラボイベント “映像 百花繚乱”上映会)監督:宮元宏彰

11/02[FRI] 19:00
★オーファンズ・ブルース(特別提携企画 ぴあフィルムフェスティバル(PFF)「PFFアワード2018」グランプリ受賞作品上映)監督:工藤梨穂
記憶が欠落する病を抱えるエマは行方不明の幼なじみのヤンを友人らと探しに。その存在と大事な思い出が消える前に彼女の再会の願いは叶うのか?

11/01[THU] 20:05
★岬の兄妹(「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2018」受賞作品上映)監督:片山慎三
良夫は、知的障害を持つ妹・真理子とふたり暮らしをしている。仕事を解雇された良夫は貧困から脱するため、妹に売春をさせて生計を立てようとする。しかしふたりには様々な試練が待ち受けていた。

10/27[SAT] 13:30
「アジア三面鏡」シンポジウム(TIFF マスタークラス)
日本を含むアジア3か国を代表する監督が、ひとつのテーマをもとにオムニバス映画を共同制作するプロジェクト「アジア三面鏡」。 第2弾となる今回は日本、中国、インドネシアの気鋭監督3名が参加。
★海[日本]
監督:デグナー、出演:チェン・ジン、ゴン・チェ、ニコラス・サプットゥラ
★碧朱[日本]
監督:松永大司、出演:長谷川博己、ナンダーミャッアウン、ニコラス・サプットゥラ
★第三の変数[日本]
監督:エドウィン、出演:アグニ・プラティスタ、オカ・アンタラ、ニコラス・サプットゥラ


10/28[SUN] 15:00
★岩代太郎 - 映画音楽人生論(TIFF マスタークラス)
『レッドクリフ』(ジョン・ウー監督)から『あゝ、荒野』(岸善幸監督)まで、映画音楽を数多く手掛てきた作曲家・岩代太郎氏が語る制作秘話、そして将来。

10/29[MON] 14:00
★アミール・ナデリによる演劇論と俳優ワークショップ(TIFF マスタークラス)
『駆ける少年』『水、金、砂』でナント三大陸映画祭グランプリ受賞のアミール・ナデリ監督による俳優のためのワークショップが実現! イランの名匠による白熱のワークショップの様子を一般公開します!

10/30[TUE] 19:00
★『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のプロデューサー、ブライアン・バーク氏による「ハリウッドでのプロデュース業」(TIFF マスタークラス)
今回のコンペティション国際審査員を務めるブライアン・バーク氏。『ミッション:インポッシブル』シリーズをトム・クルーズと共作し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』ではシリーズ最高の興行成績を達成した彼...

11/01[THU] 13:00
★映像表現の今、そして未来(TIFF マスタークラス)
リアルな表現を⽬指して進化を続ける「3DCG」「4K/8K」など最先端の映像技術。 様々な映像デバイスの普及による視聴環境の広がり。 想像を超えるような映像体験は、この先どこへ向かうのかー。次代を担う...

10/26[FRI] 19:00
★FASHION GALA ~BEAMSと GQ JAPANで創る大胆素敵なファッションショー~(TIFFプラス)
セレクトショップのBEAMS、ファッション誌の「GQ」と一緒に、東京国際映画祭で初めてとなるファッションイベントを開催します。スペシャルゲストを迎えてのファッションショーやトークイベントなどを実施しま...

10/30[TUE] 19:30
★新作公開記念!!『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』上映会 & THUNDER STORM SESSION DJ Party!!! Presented by DJ KOO(TIFFプラス)監督:菱田正和
フィギアスケート、歌、ダンス、そして心の飛躍を表現した「プリズムジャンプ」を組み合わせたエンタテインメント・ショー。これは、そんな世界を輝かせる少年たちの物語。

10/28[SUN] 17:30
★JAMLAB. Presents JAPAN ANIME MUSIC SHOWCASE 2018(TIFFプラス)
世界中から圧倒的な支持を得ているアニソンアーティストたちによるコンサートを開催します。 一般のファンはもとより、海外関係者に向けて、アニソンの魅力を世界に発信します。 企画: 一般財団法人音楽産業・...

11/02[FRI] 18:00
★「ドラゴンボール ファイターズ」“超(スーパー)”マッチ(TIFFプラス)
世界最強のプレイヤーたちが集結! 大ヒットゲーム「ドラゴンボール ファイターズ」(株式会社バンダイナムコエンターテインメント)で、“超”異次元の激闘が繰り広げられる! 企画: 松竹ブロードキャスティ...

11/03[SAT] 10:00
★TOKYO MEET UP SPORTS 2018(TIFFプラス)
五輪を控えた東京ではスポーツ熱がヒートアップ!  野球・スポーツクライミング・3人制バスケットボールを気軽に体験いただけるほか、競技ごとに豪華ゲストが登場! 企画: 株式会社R.E WORKS

10/27[SAT] 10:20
パディントン2・日本語吹き替え版(みなと上映会)監督:ポール・キング

10/27[SAT] 13:10
★浮雲(みなと上映会)監督:成瀬巳喜男

10/28[SUN] 17:00
★まぶいぐみ~ニューカレドニア引き裂かれた移民史~(第15回文化庁映画週間)文化記録映画大賞 監督:本郷義明
南太平洋の仏領ニューカレドニア。太平洋戦争で日本人移民が拘束・追放され、現地の家族と子孫が切り離された。戦後60年を経て、当事者の証言を集め、埋もれた歴史を掘り起こす。

10/28[SUN] 11:00
★米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー(第15回文化庁映画週間)文化記録映画優秀賞 監督:佐古忠彦
第二次大戦後、米軍統治下の沖縄で米軍にNOと叫び、彼を恐れた米軍から様々な妨害・弾圧を受けながらも闘い続けた日本人政治家・瀬長亀次郎の不屈の姿を描いたドキュメンタリー。

10/28[SUN] 14:00
★Ryuichi Sakamoto: CODA(第15回文化庁映画週間)文化記録映画優秀賞 監督:スティーブン・ノムラ・シブル
世界的音楽家・坂本龍一のドキュメンタリー。5年間にわたる本人への密着取材によって実現。さらにアーカイブ素材、プライベート映像も映画を彩る。過去の旅路を振り返りながら、その音楽的探求を正面から描く。

10/31[WED] 20:20
★花に嵐(日本映画監督協会新人賞 上映とシンポジウム) 監督:岩切一空
大学の映画研究会に入った僕は、カメラを借りて映像日記を撮り始めることに。行く先々に必ず現れるひとりの少女が気になり始めるが、そんな僕に彼女はある映画の続きを撮ってほしいと頼んでくる。

10/25[THU] 15:00
★オープニングイベント レッドカーペット
初日に六本木ヒルズアリーナにて開催される、オープニング レッドカーペットイベントは東京国際映画祭を象徴する大きなイベントの一つです。東京国際映画祭で上映される約200本の作品から延べ400名ものゲスト...

10/25[THU] 15:00
★日比谷オープニングイベント + アナと雪の女王/家族の思い出
日比谷会場のオープニングとして、六本木ヒルズアリーナのレッドカーペットを特設大型ビジョンで生中継! 見どころ紹介に続いて『アナと雪の女王/家族の思い出』を上映します。 『アナと雪の女王/家族の思い...

11/03[SAT] 10:00
★ゴジラ・フェス2018
ゴジラ生誕を祝うフェス「ゴジラ・フェス2018」が今年は日比谷で開催! ゴジラを観て、食べて、遊んで、子供も大人もみんな一緒に、楽しく盛大にお祝いしましょう! 主催:ゴジラ・フェス2018実行委員会...

11/02[FRI] 15:00
★アウォード・セレモニー&東京グランプリ受賞作品
受賞作品は11/2(金)のアウォード・セレモニーで発表されます。


◆イベント

10/28[SUN] 12:00
★「セカイ系バラエティ 僕声」SPトークショー2018 in 東京国際映画祭
人気声優が総出演し、話題を呼んだ「セカイ系バラエティ 僕声」のトークショーを開催。声優の小野賢章、濱健人、森久保祥太郎に加え、監督の住田崇、脚本のオークラが登場。 主催:株式会社WOWOW

10/29[MON] 17:00
★『人魚の眠る家』レッドカーペットセレモニー
本年の東京国際映画祭で新たに設けられたGALA スクリーニング作品、『人魚の眠る家』のワールド・プレミアを記念して行われるスペシャルイベント。出演者や監督が豪華集結! 主催:松竹株式会社





by sentence2307 | 2018-10-12 14:11 | 映画 | Comments(0)