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世界のあらゆる映画を偏執的に見まくる韜晦風断腸亭日乗


by sentence2307
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アカデミー賞授賞式から2日もたつと、記事も画像も動画もどんどん削除されてしまうみたいで、昨日は確かにあったはずのお目当ての画像が、今日にはいくら探しても見つからないなんてことが、だんだん増えていく感じがします。

放送当日、wowowで授賞式の生中継を見るために、番組表にあるとおりの時間、午前8時30分にテレビのスイッチを入れたところ、映し出されたのはノミネートされた関係者がドルビー・シアターのレッドカーペットをぞろぞろ歩く画面ばかりで、この感じじゃ実際の「授賞式」なんていうのは、もっとずっと後のことなのだなと、すぐに察することができました。実際の授賞式は日本時間の午前10時からだったみたいですね。

以前の自分なら、こんな間抜けな引き延ばしにのんびり付き合ってはいられないと、実質的な授賞式がはじまるまで、さっさと違うチャンネルに替えてしまうところですが、現地のインタビュアー(すみれと男性アナウンサー)がなかなか「話題の人」をつかまえられずに、「あ~あ、いっちゃった」みたいな右往左往がなんだかとてもおもしろく、結局、最後まで付き合ってしまいました。

そうしたなか、やはりインタビューには成功しなかったのですが、遠景でエマ・ストーンの姿をとらえた場面があったので、なおさら目を離せなくなってしまったのかもしれません。

彼女、芸の幅は広いし、しかも、千変万化する(ふるいねえ~)あの微妙な表情が、とにかくすごいです。

少し前にジョン・ヒューストン監督の「アフリカの女王」を放映していたので見たのですが、キャサリン・ヘップバーンの繊細な演技を見ていて、現代に比肩できる女優がいるとすれば、やはり、エマ・ストーン以外にはいないだろうなという気がしました、というのは言い過ぎです。

「アフリカの女王」のキャサリン・ヘップバーン(ローズ)は、牧師の兄と一緒にアフリカのジャングルの奥地で布教活動をしています。
彼女自身、いつの間にか自分が婚期を逸してしまったことを密かに自覚してはいるものの、神に仕える聖なる仕事に従事していることを心の拠り所にしているので現実からどうにか目を逸らすことができていたのですが、ドイツ軍の突然の侵攻で教会を焼かれ今日にもこの土地から追い立てられるというとき、兄の口から心無い辛辣なひと言(それがなんという言葉だったのか、控えるのを忘れてしまいました)を言われ、「自分は、なんのために今まで頑張ってきたのだ」という落胆と虚脱と孤独感にさいなまれます、このときのヘップバーンの繊細な演技がすごかったのです。
そうした心情を引きずったまま、顔なじみの船長ハンフリー・ボガード(チャーリー)の「アフリカの女王号」に同乗し、ドイツ軍から逃れて河下りの逃避行を続けるなか、ひょんな事件(敵砦からの襲撃をかわし、激流から脱出する)の成功で思わず抱き合って喜び合い心をかよい合わせますが、そのふたりの近づきざまが、面倒くさい駆け引きをしたり、わざと焦らしたりなどというつまらないテクニックを弄することなく、一直線に気持ちを通じさせるその素直な描写にはたまらなく心をうたれました。

ここに描かれているチャーリーは、決して女性が好むような好男子でも清潔な男でもありません、しかし、ぼくたち観客は、少し前のシーンで、ローズは、自分が無駄に婚期を逸してしまったことを悔い、その落胆と虚脱と孤独感のなかでチャーリーと出会ったことを十分に分かっているので、この男女の急接近の描写が微笑ましいまでの自然な成り行きであることを理解できるのだと思います。

現代においては、「婚期を逸する」ことの言い訳として「社会参加」や「自立」をあげるまでもなく、その理由付けなら幾らでもあって、まさか「男性から選ばれない」ことを苦にしたり自責したりするなど、そんな卑屈な心情のありかたは、男女が対等なこの時代にあっては、とんでもないネガティブなことで、口にするのも憚られるというかんじでしょうか。

しかし、男に対する「対等」と「慢心」を得たかわりに、このヘップバーンのような「素直さ」を失うことが、「社会参加」や「自立」することの答えなのか、ちょっと考えさせられる映画でした。

遠景でとらえたエマ・ストーンの話から少し脱線してしまいましたが、その「遠景」という場所が、(この場所でみなポーズをとっています)どうもアカデミー賞授賞式のために特注して作らせたドレスを見せびらかすところらしいのです。

しかし、それにしても、エマ・ストーンのその宇宙服はなんだよ、と言いたくなるような服でした、以前、パフィーが着てなかったっけ、それ!! という感じです。

オレでもできるこんなろくでもないドレスを考えたデザイナーってのはいったい誰なんだと検索してみたら、ルイ・ヴィトンだそうです。へえ~、そうなの! カバン屋に服なんか作らしちゃあ、だめだよ、という感じでしょうか。

最近、エマは金回りがいいから、やつにボラれたんじゃないの、そんな気がします。

誰か教えてあげてください、「スタートレック」の衣装さんに聞いてみなって。その手の服ならきっと倉庫に腐るほどあるから。


以下は、今回、レッドカーペットで俳優が着ていたドレスのデザイナーたちです。

★アトリエ・ヴェルサーチ(エイミー・アダムス、キキ・レイン、コンスタンス・ウー)
★アルベルタ・フェレッティ(エイミー・ポーラー)
★アレクサンダー・マックイーン(レディー・ガガ)
★イヴ・サン・ローラン(ラミ・マレック)
★ヴァレンティノ(ジョーダン・ピール、ジェンマ・チャン、フランシス・マクドーマンド)
★ヴェラ・ワン(ティナ・フェイ)
★エトロ(デヴィッド・オイェロウォ、ステファン・ジェームズ)
★エリー・サーブ(ジェニファー・ハドソン、ジュリア・ロバーツ、ミシェル・ヨー)
★エルザ・スキャパレリ(リンダ・カーデリーニ、ヘレン・ミレン)
★エルメネジルド・ゼニア(マハーシャラ・アリ、ハヴィエル・バルデム、マイク・マイヤーズ、タイラー・ペリー)
★オスカー・デ・ラ・レンタ(レジーナ・キング)
★カール・ラガーフェルド(ジェイソン・モモア)
★カナーリ(ポール・ラッド)
★キャロライナ・ヘレナ(グレン・クローズ)
★クリスチャン・シリアノ(オクタヴィア・スペンサー)
★クリスチャン・ディオール(シャーリズ・セロン、レティーシャ・ライト)
★サルヴァトーレ・フェラガモ(クリス・エヴァンス)
★ジヴァンシー(アダム・ランバート、レイチェル・ワイズ、チャドウィック・ボウズマン)
★シャネル(テッサ・トンプソン)
★ジャンバティスタ・ヴァリ(ケイシー・マスグレイヴス、マヤ・ルドルフ)
★ジョルジオ・アルマーニ・プリヴェ(セリーナ・ウィリアムス、ベン・ハーディ、ブライアン・タイリー・ヘンリー、サミュエル・L・ジャクソン、グウィリム・リー、サム・ロックウェル)
★セリーヌ(ブリー・ラーソン)
★ディースクエアード(アウクワフィナ、ジョセフ・マゼロ)
★ディオール・オム(ニコラス・ホルト、ヴィゴ・モーテンセン、アダム・ドライヴァー)
★トム・フォード(ジェニファー・ロペス、ジョー・アルウィン、ブラッドリー・クーパー、ダニエル・クレイグ、キーガン=マイケル・キー、マイケル・B・ジョーダン)
★トム・ブラウン(エルシー・フィッシャー、ウィンストン・デューク)
★パメラ・ローランド(アリソン・ジャニー)
★パル・ジレリ(ジョン・モラニー)
★バルマン(エミリア・クラーク)
★プラダ(オリヴィア・コールマン、アルフォンソ・キュアロン、ウィレム・デフォー、ジェームズ・マカヴォイ)
★ブランドン・マックスウェル(メリッサ・マッカーシー、サラ・ポールソン)
★ブリオーニ(クリスチャン・ベール、アレン・リーチ)
★ブルネロ・クチネリ(リチャード・E・グラント、ディエゴ・ルナ)
★ブロック・コレクション(ダナイ・グリラ)
★マーク・ジェイコブス(ベット・ミドラー)
★マイケル・コステロ(クイーン・ラティファ)
★ミュウ・ミュウ(アマンドラ・ステンバーグ)
★J・メンゼル(マリナ・デ・タヴィラ)
★ラルフ・ローレン(ヘンリー・ゴールディング)
★リーム・アクラ(アンジェラ・バセット、クリステン・リッター)
★ロダルテ(ヤリーツァ・アパリシオ、ルーシー・ボイントン、ローラ・ダーン)



by sentence2307 | 2019-02-27 18:47 | アカデミー賞 | Comments(0)
いつもアカデミー賞授賞式直前にはサイトめぐりをして受賞作品の予想を立て(正確には、ヒト様の予想の幾つかを集計して、ということになりますが)受賞結果と照らし合わせながら楽しんでいました、今回もそのように自分なりの「予想表」を準備してwowowの授賞式の実況放送を見たのですが、例年なら、結果が分かってしまえば「予想」など顧みることもなくうち捨てて、当然、思い出すこともありませんでした。

しかし、今年の場合は、事前予想をあれこれと、かなり入れ込んで読んだこともあって、その実際の「結果」との乖離にはちょっとした戸惑いを感じています。

その最大なものは、いざフタを開けてみたら、ピーター・ファレリー監督「グリーンブック」の意外な評価だったかもしれません。

だって、事前予想を読んだ限りでは、なんといってもアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA/ローマ」への評価がダントツで、このままいったら監督賞のみならず、作品賞と最優秀主演女優賞・助演女優賞だって総なめにするのではないかという勢いだったのに、実際には、受賞したのは「監督賞」のみで、アカデミー賞の頂点といわれる「作品賞」は、いかにもハリウッド映画らしい人種的融和を無骨なおとぎ話のように描いた「グリーンブック」が獲得しました、そうした印象を総合すると、ハリウッドの映画人と組合はキュアロン監督とそのNetflix作品に監督賞と外国語映画賞の名誉称号だけ与えておいて、実際のところは、この傑出したメキシコ人監督をその「勢い」とともに「脇に封じ込めた」という印象を強く持ちました。

同じような印象を持ったもうひとりは名優グレン・クローズ、そして、大いに期待されていた日本人監督の2作品「万引き家族」と「未来のミライ」が受賞を逃した理由も、同じ論理が働いたのではないかとチラっと考えたりしたくらいです。

ハリウッド映画を愛し、そして守りつづけるアカデミー会員は、「未来のミライ」ではなく「スパイダーマン:スパイダーバース」を選び、そして「万引き家族」ではなく「ROMA/ローマ」を選んだのだと。

msnのホームページには、「アカデミー賞でまた人種論争、『グリーンブック』作品賞に批判」という見出しで、アカデミーが「グリーンブック」に作品賞を与えたことについて以下のような記事が掲載されていました。

≪【AFP=時事】24日に授賞式が行われた今年の米アカデミー賞(AcademyAwards)では、マイノリティーの候補が相次いで受賞を果たした一方で、黒人の市民権をテーマにしたドラマ映画『グリーンブック(Green Book)』の作品賞受賞が物議を醸し、多様性をたたえるアカデミー賞のメッセージに影を落としている。
 ピーター・ファレリー(Peter Farrelly)監督が手掛けた『グリーンブック』は、1960年代の米国で意外な友情を育んだ同性愛者の黒人ピアニストとイタリア系運転手の実話に基づいた作品だが、一部からは人種問題について「ホワイトスプレイニング」(白人が偉そうに説教すること)する映画だとの批判が上がり、ソーシャルメディアをにぎわせている。
 同作の作品賞受賞が発表されると、ベテラン映画監督のスパイク・リー(Spike Lee)氏は会場を一時退出。さらにその後、過去にもみられたようなお粗末な選択だとの見解を示唆した。
 リー監督は1990年、高い評価を受けていた自身の作品『ドゥ・ザ・ライト・シング(Do the Right Thing)』がノミネートさえ逃した一方で、人種問題に対する無神経さが広く批判されていた『ドライビング Miss デイジー(Driving Miss Daisy)』が作品賞を受賞し、ショックを受けた過去がある。
 それから約30年後となる今年、リー監督は『ブラック・クランズマン(BlacKkKlansman)』で作品賞にノミネートされていたが、再び人種問題がテーマかつ車内シーンが多い映画に賞を奪われた形となり、憤慨した様子をみせた。
 リー監督は競争の激しい脚色部門で受賞したものの、舞台裏では「運が悪いな。誰かが誰かを車に乗せると、私は必ず負ける」と冗談交じりに語り、作品賞について不満を隠さなかった。
『グリーンブック』ではまた、アフリカ系米国人のマハーシャラ・アリ(Mahershala Ali)が助演男優賞を獲得。アリは2年前、イスラム教徒として初めて演技部門でオスカーを受賞している。
 本作は世界で計1億4000万ドル(約155億円)以上の興行収入を上げる人気を博した一方で、公開後は論争も巻き起こしてきた。アリが演じたピアニストの故ドン・シャーリー(Don Shirley)氏の遺族は同作を「うその交響曲」と非難。他にも、同作はおなじみの「白人救世主映画」の一つだと批判する声が上がっている。
 今年のアカデミー賞は、表面上は期待通りの多様性を見せた。俳優陣の大半がアフリカ系の大作アメコミ映画『ブラックパンサー(Black Panther)』が3つの賞を獲得したほか、演技部門4賞のうち3つで黒人やエジプト系1世の米国人が受賞。『ブラックパンサー』では、オスカー史上初めてアフリカ系女性が衣装デザイン賞と美術賞を受賞した。
◇「不愉快なほど鈍感」
 しかし映画評論家のリチャード・ブロディー(RichardBrody)氏は米誌ニューヨーカー(New Yorker)への寄稿で、『グリーンブック』を「不愉快なほど鈍感」と批判。アカデミー賞は同作を作品賞に選んだことで、2016、2017年にソーシャルメディアで広がった「#OscarsSoWhite(オスカーは真っ白)」との批判を受けた後も有意義な変化が一切なかったことを示したと論じた。
英紙ガーディアン(Guardian)に映画論評を寄せるピーター・ブラッドショー(PeterBradshaw)氏も、「善意による白と黒のバランス」はうわべだけの取り繕いという印象を生んだと指摘。また英ニュースサイトのインディペンデント(Independent)も、アカデミー賞の「執拗(しつよう)で異様なほどの凡庸さ」を嘆いた。
その一方で、批判に対する批判も集まった。一部のコメンテーターからは、映画業界は観客の怒りを買うことを恐れ、真の改革よりも表面的なポリティカルコレクトネス(政治的妥当性)にこだわるあまり、硬直状態に陥っているとの声が上がった。
 またオンラインマガジン「クイレット(Quillette)」を創刊した編集者のクレア・リーマン(Claire Lehmann)氏はツイッター(Twitter)投稿で「いくら意識を高めようとも、十分とは絶対に認められない」と嘆いた。≫

なのだそうです。





by sentence2307 | 2019-02-26 11:22 | アカデミー賞 | Comments(0)
◆作品賞 グリーンブック

◆監督賞 アルフォンソ・キュアロン(ROMA ローマ)

◆主演男優賞 ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)

◆主演女優賞 オリヴィア・コールマン(女王陛下のお気に入り)!!!

◆助演男優賞 マハーシャラ・アリ(グリーンブック)

◆助演女優賞 レジーナ・キング(ビール・ストリートの恋人たち)

◆脚本賞 グリーンブック

◆脚色賞 ブラック・クランズマン

◆撮影賞 ROMA ローマ

◆編集賞 ボヘミアン・ラプソディ

◆美術賞 ブラックパンサー

◆衣装デザイン賞 ブラックパンサー

◆メイキャップ&ヘアスタイリング賞 バイス

◆視覚効果賞 ファースト・マン

◆録音賞 ボヘミアン・ラプソディ

◆音響効果賞 ボヘミアン・ラプソディ

◆作曲賞 ブラックパンサー

◆主題歌賞 「Shallow」(アリー スター誕生)

◆アニメーション映画賞 スパイダーマン:スパイダーバース

◆外国語映画賞 ROMA ローマ(イタリア)

◆ドキュメンタリー映画賞(長編) Free Solo

◆ドキュメンタリー映画賞(短編) Period. End of Sentence.

◆短編映画賞(実写) Skin

◆短編映画賞(アニメーション) Bao







<参考>
第91回アカデミー賞ノミネーション

◆作品賞
『ROMA/ローマ』
『女王陛下のお気に入り』
『アリー/スター誕生』
『バイス』
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『グリーンブック』
『ボヘミアン・ラプソディ』

◆監督賞
アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
スパイク・リー(『ブラック・クランズマン』)
アダム・マッケイ(『バイス』)
ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)
パヴェウ・パヴリコフスキ(『COLD WAR/あの歌、2つの心』)

◆主演男優賞
ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)
クリスチャン・ベイル(『バイス』)
ブラッドリー・クーパー(『アリー/スター誕生』)
ウィレム・デフォー(永遠の門 ゴッホの見た未来)
ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)

◆主演女優賞
グレン・クローズ(『天才作家の妻 40年目の真実』)
オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)
レディー・ガガ(『アリー/スター誕生』)
ヤリツァ・アパリシオ(『ROMA/ローマ』)
メリッサ・マッカーシー(『ある女優作家の罪と罰』)

◆助演男優賞
マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)
リチャード・E・グラント(『ある女優作家の罪と罰』)
アダム・ドライヴァー(『ブラック・クランズマン』)
サム・エリオット(『アリー/スター誕生』)
サム・ロックウェル(『バイス』)

◆助演男優賞
◎マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)
△リチャード・E・グラント(『ある女流作家の罪と罰』)
アダム・ドライヴァー(『ブラック・クランズマン』)
サム・エリオット(『アリー/スター誕生』)
サム・ロックウェル(『バイス』)

◆助演女優賞
レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)
エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)
レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)
エイミー・アダムス(『バイス』)
マリーナ・デ・タビラ(『ROMA/ローマ』)

◆助演女優賞
◎レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)
△エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)
△レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)
△エイミー・アダムス(『バイス』)
マリーナ・デ・タビラ(『ROMA/ローマ』)

◆オリジナル脚本賞
デボラ・デイヴィス、トニー・マクナマラ(『女王陛下のお気に入り』)
ポール・シュレイダー(『魂のゆくえ』)
ブライアン・ヘイズ・カリー、ピーター・ファレリー、ニック・ヴァレロンガ(『グリーンブック』)
アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
アダム・マッケイ(『バイス』)

◆脚色賞
ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン(『バスターのバラード』)
バリー・ジェンキンス(『ビール・ストリートの恋人たち』)
ブラッドリー・クーパー、ウィル・フェッターズ、エリック・ロス(『アリー/スター誕生』)
ニコール・ホロフスナー、ジェフ・ウィッティ(『ある女優作家の罪と罰』)
スパイク・リー、デヴィッド・ラビノウィッツ、チャーリー・ウォッチェル、ケヴィン・ウィルモット(『ブラック・クランズマン』)

◆撮影賞
ルーカス・ザル(『COLD WAR あの歌、2つの心』)
ロビー・ライアン(『女王陛下のお気に入り』)
カレブ・デシャネル(『Never Look Away』原題)
アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
マシュー・リバティーク(『アリー/スター誕生』)

◆編集賞
『ブラック・クランズマン』(バリー・アレクサンダー・ブラウン)
『ボヘミアン・ラプソディ』(ジョン・オットマン)
『女王陛下のお気に入り』(ヨルゴス・ランティモス)
『グリーンブック』(パトリック・J・ドン・ヴィト)
『バイス』(ハンク・コーウィン)

◆美術賞
『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』
『ファースト・マン』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『ROMA/ローマ』

◆衣装デザイン賞
『バスターのバラード』
『ブラックパンサー』
『女王陛下のお気に入り』
『メリー・ポピンズ リターンズ』
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

◆メイクアップ&ヘアスタイリング賞
『Border』(原題)
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』
『バイス』

◆視覚効果賞
『アベンジャーズ:インフィニティ・ウォー』
『プーと大人になった僕』
『ファースト・マン』
『レディ・プレイヤー1』
『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

◆録音賞
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ファースト・マン』
『ROMA/ローマ』
『アリー/スター誕生』

◆音響編集賞
『ブラックパンサー』
『ボヘミアン・ラプソディ』
『ファースト・マン』
『クワイエット・プレイス』
『ROMA/ローマ』

◆作曲賞
『ブラックパンサー』(ルドウィグ・ゴランソン)
『ブラック・クランズマン』(テレンス・ブランチャード)
『ビール・ストリートの恋人たち』(ニコラス・ブリテル)
『犬ヶ島』(アレクサンドル・デスプラ)
『メリー・ポピンズ リターンズ』(マーク・シャイマン)

◆歌曲賞
All the Stars(『ブラックパンサー』)
I’ll Fight(『RBG』原題)
The Place Where Lost Things Go(『メリー・ポピンズ』)
Shallow(『アリー/スター誕生』)
When a Cowboy Trades His Spurs for Wings(『バスターのバラード』)

◆長編アニメーション映画賞
『インクレディブル・ファミリー』
『犬ヶ島』
『未来のミライ』
『シュガー・ラッシュ:オンライン』
『スパイダーマン:スパイダーバース』

◆外国語映画賞
『Capernaum』(原題/レバノン)
『COLD WAR あの歌、2つの心』(ポーランド)
『Never Look Away』(英題/ドイツ)
『ROMA/ローマ』(メキシコ)
『万引き家族』(日本)

◆長編ドキュメンタリー賞
『Free Solo』(原題)
『Hale County This morning, This evening』(原題)
『Minding the Gap』(原題)
『Of fathers and sons』(原題)
『RBG』(原題)

◆短編ドキュメンタリー映画賞
『Black Sheep』
『End Game』
『Lifeboat』
『A Night at the Garden』
『Period. End of Sentence.』

◆短編実写賞
『Detainment』(原題)
『Fauve』(原題)
『Marguerite』(原題)
『Mother』(原題)
『Skin』(原題)

◆短編アニメーション映画賞
『Animal Behaviour』(原題)
『Bao』
『Late Afternoon』(原題)
『One Small Step』(原題)
『Weekends』(原題)



by sentence2307 | 2019-02-25 13:26 | アカデミー賞 | Comments(0)
いよいよアカデミー賞の発表が来週に迫ってきました、なんだか落ち着きません。

ルーティンとまではいえませんが、最近では、パソの前に座わって、まず見るのは「アカデミー賞」関係の記事とかで、それをひと当たり見てからでないと、ほかのことをする気になど、どうしてもなれないのです。

ノミネート作品のなかには日本公開が未定の作品も結構あり、当然チェックした時点では原題表示なのが、情報が日々更新されていくなかで、知らないうちに原題からかけ離れた邦題がつけられていたりして、その新旧情報が入り乱れてアップされていることに気づかず、題名は違うのにどうも似たような作品(実は、同じ作品)があるなとか思いながら右往左往し、正直、訳が分からなくなって、仕方なくスタッフやキャストの基本情報を付け合わせて特定するという厄介な作業を幾度か繰り返してきました。

そのような状況のなかで、昨日などは衝動的に思いついたキイワード「オスカー直前予想」という言葉であちこち検索をかけていたら、たまたまwowowのオンデマンドで「第91回アカデミー賞 直前予想」という番組がアップされていることを知り、このリアルタイムな番組をどうにか見逃さずにすみました。

その番組の司会者は町山智浩、それからコメンテーターはVariety副編集長のティム・グレイとLA映画批評家協会員エイミー・ニコルソンのふたりで、そこで話されていた「作品賞」「監督賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「助演男優賞」「助演女優賞」の有力な候補作品をちゃっかり自分のブログに引用させてもらったというわけです。

そして、そのwowowオンデマンドでは、引き続きノンフィクションW「WHY MEXICO? ~アカデミー賞に輝く越境者たち」というドュメンタリーがアップされていたので、ついでといったらなんですが、引き続いて見てみました。

内容は、このところのアカデミー賞を席巻している感のあるメキシコ出身の3人の気鋭監督(アルフォンソ・キュアロン、ギレルモ・デル・トロ、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ)が、ハリウッドにくるまでのメキシコ当時の厳しい政治的規制のなかで、自由な映画づくりを求めながらも苦慮し行き詰った青春の日々の失意と渇望を、当時の関係者へのインタビューをとおして回想したドキュメンタリーでした。

自分は一瞬、政治的な束縛や厳しい規制に囚われた経験が、彼らの映画にみずみずしさを描く活力の基盤になっているのだとしたら、それはずいぶんと皮肉な話だなと思いかけたのですが、すぐに思い直しました。

きっとそれは、そうではなくて、どこぞの国の映画人のように「貧困」も「自由」の意味も実感できず理解もできずに見失い、すっかり平和ボケして、ふやけてチャラチャラしたぶざまな「学園映画」しか撮ることしかできなくなってしまった彼らこそが、むしろ世界の辺境に追いやられた哀れで不幸でみすぼらしい、「豊かさ」という刑罰に処せられて盲しいた映画難民なのではないかとチラッと思ったりしました。

受賞作を選出するアカデミー会員がどう考えるかは別として、今回のアカデミー賞のノミネート作品をみわたしてみると、やはりダントツは、アルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA/ローマ」でしょうか。

映画批評家の解説とか予告編とかを見ていると、なんだかこの作品は、まるでロッセリーニの「無防備都市」を思わせる迫力さえ感じさせます。

この作品は、「作品賞」「監督賞(アルフォンソ・キュアロン)」「主演女優賞(ヤリツァ・アパリシオ)」「助演女優賞(マリーナ・デ・タビラ)」でノミネートされています。

守銭奴トランプなら「この野郎、今年もぼったくるのか!」と激怒するに違いありませんが、実は、メキシコには、かつて映画作りにおいて燦然たる歴史があります、ブニュエルのメキシコ時代の傑出した諸作品、当時のメキシコにこれだけの名優がそろっていたのかと驚愕した記憶がいまも鮮明に残っています。



ルイス・ブニュエル監督の32作品(【】はメキシコ時代の作品)

★アンダルシアの犬(1928仏) ルイス・ブニュエル監督
薄雲が月きを横切るのを見た男が若い女の眼を剃刀で真横に切り裂く。8年後。若い男が自転車で若い女の部屋を訪ねるがドブに落ちる。浜辺で別な女が切断された手首を拾おうとすると、警官が拾って自転車の男が持っていた箱に入れて渡す。若い女の部屋では、愛撫を拒まれた若い男が紐を引くと二人の修道士、腐ったロバの死体を載せた二台のピアノなどがつながれていた。男の手の穴から蟻がどんどん這い出す。男の口が消えて毛が生える。ラストは春。砂漠に埋まった男女が虫にたかられている。

スペイン出身の異才ルイス・ブニュエルが1928年に手がけた実験的ショートフィルム(映像詩)である。当時、アナキズムに心酔していたブニュエルによる、「映画の機能を否定した映画」である。共同脚本にサルバドール・ダリ。20年代に最高潮に達したアバンギャルド映画の頂点を飾る傑作で、60年には、28年の完成当時上映に際してブニュエル自らが蓄音機を回していた音楽を選び、自らサウンド版を作成した。主たるストーリーというものはないが、大筋では男性と女性の情のもつれを描くものの明快なストーリーはなく、冒頭、女性の眼球が剃刀で切り裂かれるシーンに始まり、月を遮る一筋の雲のほか、切断され路上に転がった手首を見つめ杖でつつく女装の男、痙攣する手のひらから這い出してくる蟻など、脈略のない悪夢的で奇怪・衝撃的な謎めいたイメージ映像が連続して描かれる。それらはブニュエルとダリが互いに出し合ったイメージであり、観客はそれらシュールなイメージの重なりから、新たなイメージを喚起される。最初の上映にあたり、ブニュエルは、観客たち(パブロ・ピカソ、アンドレ・ブルトン、ジャン・コクトー、マックス・エルンスト、ル・コルビュジエ、ルネ・マグリット、ポール・エリュアール、ルイ・アラゴン、マン・レイ、トリスタン・ツァラら)の抗議に対抗することを予想して、投げつけるための小石を用意していたが、観客たちは拍手喝采で応え、ブニュエルはシュルレアリストのグループへの仲間入りを認められたといわれる。女性が目を剃刀で切られるシーンでは、ブニュエルによれば死んだ子牛の目を用いたそうだが、その事実が知られるまでは、豚や馬の目、もしくは死体を使って撮ったのではないかと言う様々な憶測が飛び交ったが、内戦状態に入る政情不安のスペインで作られた点は注目すべきものがある。
(1928フランス)監督・ルイス・ブニュエル、脚本・ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ、撮影・アルベール・デュヴェルジェ、美術・ピエール・シルズネック、編集・ルイス・ブニュエル、音楽・ワークーナー「トリスタンとイゾルデ」、アルゼンチン・タンゴより、
原題Un Chien Andalou、モノクロ、上映時間17分
出演・シモーヌ・マルイユ(若い女)、ピエール・バチェフ(若い男)、ジェムミラヴィル(浜辺の女)、ルイス・ブニュエル(剃刀の男)、サルバドール・ダリ(修道士)


★黄金時代(1930仏)
サソリの這う岩石ごしに司祭の一団がミサをあげているのを見た盗賊が仲間を呼んで戻ると司祭は骸骨になっていた。海岸に新たに司祭、軍人、大臣らが上陸する。ローマ帝国建設の儀式が始まるが、すぐ隣の泥の中で男女が戯れている。男は逮捕され、大臣に非難されるが、決然と愛する女の元に帰る。しかし、ふたりは仲を引き裂かれ、怒った男は燃えるモミの木、大司教、羽根などを窓から放り出す。そのころモリニイ城では、「ソドム120日」の狂宴を終えた4人の極悪人が城をあとにした。首領ブランジー公爵にキリストのイメージがダブッて終わる。
(1930フランス)監督・ルイス・ブニュエル、脚本・ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ、撮影・アルベール・デュヴェルジェ、美術・ピエール・シルズネック、編集・ルイス・ブニュエル、音楽・ジョルジュヴァンパリス、メンデルスゾーン、モーツァルト、ベートーヴェン、ドビュッシーワグナーより、モノクロ、上映時間62分
出演・リア・リス(女)、ガストン・モド(男)、マックス・エルンスト(盗賊の首領)、ピエール・プレヴェール(盗賊ペマン)、リヨネル・サラン、ヴァランティーヌ・ユゴー、


★糧なき土地(1932仏)
スペインの荒涼たるウルデス地方のドキュメンタリー映画。極度の貧困、飢え、病気などが支配する世界を描く。文明が美しく発展したヨーロッパの都市のわずか100キロの地に、まるで原始そのままの無残な日々を生きる人々の村がある。栄養失調のため不自由な身体の人々、ただ死を待つのみの人々。死と背中あわせの日常のなかから聖者に救いを求める人々、だが、ブニュエルはその人々のなかにこそ聖者の姿を見ている。
製作はラモン・アシン、監督・脚本・編集は「自由の幻想」のルイス・ブニュエル、撮影はエリ・ロタール、が各々担当。ブラームスの「第四交響曲」が挿入されている。フランス語
(1932スペイン)監督・ルイス・ブニュエル、脚本・ルイス・ブニュエル、製作・ラモン・アシン、撮影・エリ・ロタール、コメンタリー・ピエール・ユニク、フリオ・アシン、朗読・アベル・ジャッカン、美術・ピエール・シルズネック、編集・ルイス・ブニュエル、音楽・ブラームス「交響曲第4番」より、助監督・ピエール・ユニク、チャンセスベントゥーラ、題名はTerre Sans Pain。モノクロ、上映時間27分


★グラン・カジノ【1946メキシコ】
ブタ箱から逃げ出したものの職にあぶれているヘラルド(ホルヘ・ネグレーテ)とデメトリオ(フリオ・ビリャレアル)の二人組はグラン・カジノで知り合ったエリベルト(アグスティン・イスンサ)と意気投合、彼の口利きでエンリケの経営する油井で働くことになった。ところが油井の横取りを企む土地のヤクザ、ラヤド一家のボス、ファビオ(ホセ・バビエラ)に脅迫されていたエンリケはファビオの持ち物であるカジノで謎の失踪、そこへエンリケの妹で歌手のメルセデス(リベルタ・ラマルケ)がアルゼンチンからやってきた。ヘラルドは彼女に事件の経過を話すと、危険だから国に帰るよう勧めるが、どうやら彼女はヘラルドが兄の失踪に関係があると疑ったらしく、その謎を探ろうと単身歌手としてカジノに潜入する。そんな中、今度はデメトリオが失踪を遂げた。エルベルトの口から兄とデメトリオの死がファビオによるものであったことを知ったメルセデスはヘラルドに謝りに向かい、誤解を解き合って愛を確かめた二人は復讐を果たすためカジノに乗り込む。ヘラルドはファビオの口を割らせて事件の真の黒幕がマネケルマンという男であることを知るが、そこへ警察がやって来て逆にヘラルドが捕まってしまう。メルセデスはヘラルドの身を救うためにマネケルマンのもとへ向かい、油井を売り渡す契約をする。釈放されたヘラルドとメルセデスは一緒に町を出るが、その耳にドカンという音が聞こえてきた。万が一自分の身に何かあってカジノから戻ることができなかった場合、油井を爆破するようにというヘラルドの指示を知った上でのメルセデスの行動であったのである。

ルイス・ブニュエルがメキシコ時代の第一作として監督した、歌あり踊りありの異色娯楽作。石油ブームに湧くメキシコの油田地帯タンピコに、若い女メルセデスが、兄を殺した男に復讐するためにやってきた。しかし、ふたりは恋に落ちてしまう。人気歌手二人を主演にしたミュージカル映画。
(1946メキシコ)監督・ルイス・ブニュエル、脚本・マウリシオ・マグダレーノ、エドムンド・バエス、原作・ミシェル・ヴェベール、製作・オスカル・ダンシヘルス、撮影・ジャック・ドレイパー、美術・ハビエル・トレス・トリハ、音楽・マヌエル・エスペロン、編集・グロリアシェーマン、モノクロ、上映時間85分
出演・リベルタ・ラマルケ(メルセデス)、ホルヘ・ネグレーテ(兄の仇ジェラルド)、メルセデス・バルバ(Camelia)、アグスティン・イスンサ(Heriberto)、ホセ・バビエラ(Fabio)、フリオ・ビリャレアル(Demetrio)


★のんき大将【1949メキシコ】
妻に先立たれて以来酒浸りの日々を送るラミロ(フェルナンド・ソレール)を何とか立ち直らせようと親戚たちは二日酔いの彼をボロアパートにかつぎ込み、自分たちも貧相なふりをして、目覚めたラミロに、彼が2年間も正気を失なっている間に一家は破産、家も取り上げられたのだと嘘の宣告をしてショック療法を試みた。ところが薬が利きすぎたラミロはひどい落ち込みよう、あげくの果てに自殺しようとする。それを止めたのが同じアパートに住む青年、パブロ(ルーベン・ローホ)。彼の口からラミロは自分が眠っていたのが一晩に過ぎないことを知り、家族の芝居に気づく。そこでラミロはそれを逆手にとって自分勝手な家族の性格を矯正すべく、嘘から出たまこと、破産が現実になったと嘘をつく。最初は落胆していた家族もしだいに見違えるように勤勉になり、ラミロの娘のビルヒニア(ロサリオ・グラナドス)とパブロの間に恋も芽ばえて、ラミロは葬儀屋で働くと称しては昼間は自分の会社の経営に余念のない毎日、財産ももとの二倍に増えた。そんな中、ビルヒニアのかつての婚約者アルフレドが訪ねてくる。境遇の変化にも変わらぬ愛を告白するフルフレドにビルヒニアの心は揺れ動く……。そんな中ついにラミロの芝居がばれ、家族は無事もとの生活に戻るが、一人収まらないのはビルヒニアを愛していたパブロ、金持ちにもてあそばれただけだったとすっかりカンカン。しかしそれをよそにビルヒリアとアルフレドの結婚式の準備は進められてゆく。が、式の当日の土壇場になってラミロはアルフレドの行動が、ラミロの芝居を見抜いた上でのものであり、彼の本心が財産目当てであることを知って神父に結婚の異議を申し立て、ビルヒニアは花嫁衣裳のまま、やはり彼女のことが忘れられず戻ってきたパブロの腕の中に飛び込んでゆく。

妻の死後、酒浸りになった億万長者ドン・カミロに、親類たちは策謀で破産を宣告。貧民窟で絶望した彼は自殺を図るが失敗し、策謀を知る。彼は、破産は事実であると逆に親類に嘘をついて復讐するというコメディ。ルイス・ブニュエルがアドルフォ・トラードの戯曲を基に、その多彩な才能の一端を見せるメキシコ時代の監督第二作。
(1949メキシコ)監督・ルイス・ブニュエル、脚本・ルイス・アルコリサ、ラケル・ローハス、原作戯曲・アドルフォ・トラード、製作・オスカル・ダンシヘルス、フェルナンド・ソレル、撮影・エセキエル・カラスコ、音楽・マヌエル・エスペロン、編集・カルロス・サヴァーヘ、美術・ルイス・モヤ、ダリオ・カバニャス、
モノクロ、上映時間90分
出演・フェルナンド・ソレール(ドン・ラミロ)、ロサリオ・グラナドス(Virginia)、ルーベン・ロホ(Pablo)、Maruja Griffell(Milagros)、アンドレス・ソレル(Ladislao)、ルイス・アルコリサ(Alfredo)、


★忘れられた人々【1950メキシコ】
メキシコの大都会の裏には、悲惨な生活を送る貧しい人々の集落があった。そこの子供たちは悪に染まって行くばかりで、手のつけられぬ存在であった。その頃、かれらの首領格ハイボ(R・コボ)は感化院を脱走して、再び不良仲間の前に姿をあらわした。ハイボは自分が感化院へ送られたのはジュリアンの密告だと知って、ひそかに復讐を誓った。ハイボらは、市場へ出かけ、そこにいる盲目の音楽師を襲おうとした。彼は自分の体に笛、太鼓、ギターをくくりつけ弾きながら歌って金を乞う哀れな老人であった。ハイボらは彼の銭入れを狙って失敗し、その夕方、彼を待伏せて惨々な目にあわせた。不良仲間の一人ペドロにはまだ女盛りの母とたくさんの弟妹たちがいた。夜おそく帰って来たペドロは母に叱りつけられ食事を与えられないで追い出された。彼は迷子のオイトスに出会い、オイトスを連れて仲間のカカリツオの納屋へ泊りに行った。そこへ宿なしのハイボも泊りに来た。カカリツオの妹メチェは美しい少女で、いつも彼女に関心を見せるハイボを嫌い、ペドロやオイトスに優しくした。翌日、ハイボはペドロにジュリアンを呼び出させ、密告の仕返しにジュリアンを殴殺した。オイトスは盲目の音楽師と知り合い、彼に養って貰うことになった。やがてジュリアンの死体が発見され、警察の動きか目立って来た。ハイボは唯一の目撃者であるペドロを脅迫し、口を封じた。その晩ペドロは夢を見た。ジュリアン殺人事件におびえ、母の優しい愛情を求める夢だった。ペドロは母をよろこばそうと決心し、鍛冶屋に徒弟奉公したが、ハイボが来てナイフを盗んたので、ペドロも逃げなければならなくなった。ハイボはペドロを見張るため彼の家へ行った。ペドロは居ず、脚を洗う母に欲清を感じてハイボは彼女と関係した。ペドロは遂に感化院へおくられた。そこの校長はペドロの性質が善良なことを見ぬいて金を与え使いに出した。しかし、ハイボが待伏せしていて金を奪ったので、ペドロはハイボのジュリアン殺しを人々に告げた。ペドロはハイボに殺され、ハイボも警官に射殺された。

「アンダルシアの犬」など前衛映画作家として知られたルイス・ブニュエルが1950年に監督したメキシコ映画、肉体の中を彷徨う無垢な精神が瞬間に垣間見た意味。悪に染まった少年たちの生態を描いたもの。これを見ればブニュエルが分かる。決して忘れてはいけない幻想とリアリズムの融合。
(1950メキシコ)監督・ルイス・ブニュエル、脚本・ルイス・ブニュエル、ルイス・アルコリサ、製作・オスカル・ダンシヘルス、撮影・ガブリエル・フィゲロア
出演・エステラ・インダ(Marta)、アルフォンソ・メヒア(Pedro)、ロベルト・コボ(Jaibo)、ミゲル・インクラン(Blind)、Alma Della Fuentes(Meche)、


★スサーナ【1950メキシコ】
嵐の中、刑務所の柵を破って脱走したスサーナ(ロシータ・クィンタナ)は、信仰深い大農場を経営する一家に助けられる。居候として住みついたスサーナは、家長グアダルーペ(フェルナンド・ソレール)やその息子アルベルト(ルイス・ロペス・ソモサ)らを自分の魅力を振りまいて、次々に誘惑していく。使用人のヘスス(ヴィクトル・マヌエル・メンドーサ)は、ある日通りすがりの警官から脱走した女囚の話を聞き、それがスサーナであると直感して、それを口実に彼女に近づこうとする。色仕掛けの罠にはまった家長を唆かして妻カルメン(マチルデ・パロウ)を離縁させ、その後釜に坐ろうと画策しているスサーナは、相手にしない。じっと耐えていた妻はついに、夫との仲を嫉妬し、激情に駆られてスサーナを痛めつけ始める。そこへ、ヘススが警官を連れてやって来る。スサーナは逮捕され、家族達は目が醒める。翌朝、一家はスサーナが去り、秩序が戻ったことを神に感謝するのだった。

悪魔的な女性と、彼女に翻弄される家族を描く。祈りが通じて感化院を脱走したスサーナは、ある敬虔な農家に逃げ込む。家長から息子たちまでスサーナの虜となる。妻と離婚してまで家長はスサーナを求める。
(1950メキシコ)監督・ルイス・ブニュエル、脚本・ルイス・ブニュエル、ハイメ・サルバドール、ロドルフォ・ウシグリ、原案・マニュエル・レアーチ、製作・セルヒオ・コーガン、撮影・ホセ・オルティス・ラモス、美術・グンテル・ヘルソ、音楽・ラウル・ラビスタ、録音・ニコラス・ド・ラ・ロゼ、編集・ホルヘ・ブストス
出演・ロシータ・クィンタナ(Susana)、フェルナンド・ソレール(Don Guadalupe)、ビクトル・マヌエル・メンドーサ(Jesus)、ルイス・ロペス・ソモサ(Alberto)、マチルデ・パロウ(Dona Carmen)、Maria Gentil Arcos(Felisa)、


★ペテン師の娘【1951メキシコ】
老いた酒場のおやじドン・キンティンは妻に死なれて孤独の身になった。彼は20年前に捨てた娘を探している。ある日ふとしたことで、若い男と大喧嘩をするが、男が連れていた妻こそ娘だった。

ルイス・ブニュエルが35年にスペインで映画化したカルロス・アルコリサの戯曲『苛烈な男ドン・キンティン』を、ブニュエル自身がメシコで再映画化した作品。頑固な父親が生き別れになった娘と再会するまでのトラブルをコミカルに描く。
(1951メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル、製作・オスカル・ダンシヘルス、脚本・ラケル・ロハス・デ・アルコリサ、ルイス・アルコリサ、原作・カルロス・アルニーセス、撮影・ホセ・オルティス・ラモス、美術・エドワード・フィッツジェラルド、編集・カルロス・サバーヘ、音楽・マヌエル・エスペロン、
主演:フェルナンド・ソレル(ドン・キンティン)、アリシア・カーロ(その娘マルタ)、ルーベン・ローホ(その夫パコ)、フェルナンド・ソト、


★愛なき女【1951メキシコ】
古美術商を営む資産家夫婦の仲は冷めきっていた。というのも妻ロサリオ(ロサリオ・グラナドス)には、25年前に長男カルロスが子供のころ家出をし、山でさまよってるところを助けたフリオ(ティト・フンコ)と恋に落ち、失敗した経験があったからである。月日が経ち、成人した次男のカルリートス(ハイメ・カルペ)に突如莫大な遺産が転がり込む。贈り主は、一度は成就しかけたロサリオとの愛を諦めて国を離れたフリオだった。その金でカルリートスは豪華な結婚式を挙げるが、式の最中に父のドン・カルロス(フリオ・ビリャレアル)は急死する。医師であるカルロス(ホアンキン・コルデロ)は、研究のための資金が欲しかったばかりでなく、弟の新妻は彼が想いを寄せていた女性であったことから弟を敵視し始める。彼は母が隠していた写真から彼女の不義を知り、弟の出産に疑惑を抱くようになる。やけになったカルロスは熱帯行きを決意するが、弟と口論するうちにあやうく殺し合いの喧嘩になりかける。その時、母は決然と自らの過去を明らかにし、息子たちとも別れて、独り愛人の想い出とともに生きることを宣言するのだった。
憎しみ合う兄弟の悩みと和解を描く家族劇。骨董屋の妻が技師と恋に落ちるが夫とは別れず、不毛の結婚生活と不倫関係を25年にわたって続ける。
(1951メキシコ)監督・ルイス・ブニュエル、製作・セルヒオ・コーガン、原作・ギイ・ド・モーパッサン『ピエールとジャン』、脚本・ハイメ・サルバドール、撮影・ラウル・マルティネス・ソラレス、音楽・ラウル・ラヴィスタ、美術・グンテル・ヘルソ、編集・ホルヘ・ブストス、
出演・ロサリオ・グラナドス(ロサリオ)、フリオ・ビリャレアル(ドン・カルロス)、ティト・フンコ(フリオ)、ホアキン・コルデロ(カルロス)、ハイメ・カルペ(カルリートス)、


★昇天峠【1951メキシコ】
メキシコ、ゲレーロ州海岸地方のある村。三男坊オリヴェリオ(エステバン・マルケス)の結婚式の当日、突然病床の母親(レオノーラ・ゴメス)の容体が悪くなる。欲深い兄達は、息のあるうちに自分たちに都合のよい遺言状を作ろうと必死で、財産の中でも価値の高いメキシコシティの家を狙っている。しかし母親は孫である死んだ娘の子供にその家を譲りたいと思い、一番信頼できるオリヴェリオに法的効力のある遺言状を作って欲しいと頼む。オリヴェリオは代埋人のいる隣町まで、おんぼろバスに乗って出発する。バスに乗ると、いろいろな珍事が続出、霧が発生するし妊婦は産気づき、峠の一本道なのに滅多に来ない対向車が来る。川にさしかかるとぬかるみにはまり込み、オリヴェリオは男好きな娘ラクェル(リリア・プラド)に誘惑される。バスはようやくスピードを出し始めたが、突然運転手のシルヴェストロ(ルイス・アセヴェス・カスタニェダ)が実家のある村に立ち寄ると言い出す。この日は彼の母親の誕生日で、乗客全負が宴席に招待される。果てしなく続く宴会にうんざりしたオリヴェリオは、バスを失敬してラクェルとともに町へむかい、途中昇天峠でついにラクェルと結ばれてしまう。公証人の知恵で証文を作ってもらったオリヴェリオは、故郷の村に戻ると既に息をひきとっていた母の拇印を証文に押す。かくしてメキシコシティの家は孫に渡ることになった。

危篤の母親の依頼で公証人を呼びに行く息子の奇妙なバス旅行を描く。結婚式直後、母の危篤を知ったオリベリオは、自分に有利な遺言状に捺印してもらうために新妻を残してバスで郷里に向かう。バスは途中、昇天峠を越えるが、その間バスでは様々な予期せぬ出来事が展開する。妊婦の早産、娼婦の誘惑、運転手の開く宴会、ぬかるみや牛の妨害などなど、母の枕元にたどり着いた時には母は死んでいた。しかし、なぜか彼は母の捺印を得られた。
(1951メキシコ)監督・ルイス・ブニュエル、製作・原案・マヌエル・アルトラギーレ、マリア・ルイサ・ゴメス・メナ、脚本・アルトラギーレ、ブニュエル、ファン・デ・ラ・ガバダ、リリア・ソラノ・ガリアナ、撮影・アレックス・フィリップス、音楽・グスタボ・ピッタルーガ、美術・特殊効果・エドワード・フィッツジェラルド、ホセ・ロドリゲス・グラナダ、編集・ラファエル・ポルティーリョ、録音・Eduardo Arjona、Jesus Gonzalez Gancy、
出演・リリア・プラド(ラケル)、エステバン・マルケス(オリベリオ)、カルメリタ・ゴンサレス(その新妻アルビーナ)、レオノーラゴメス(母)、ルイス・アセヴェス・カスタニェダ(Silvestre)、 マニュエル・ドンデ(Eladio Gonzalez)


★乱暴者【1952メキシコ】
肉屋で働くペドロ(ペドロ・アルメンダリス)は、大柄な体躯と腕っぷしの強さを誇って、地主カブレラ(アンドレス・ソレール)の用心棒をしていた。ある日、団結して抵抗する小作人たちを訝しく思っていたカブレラは、ペドロに命じてその代表の男を殺させる。自らも傷を負ってペドロは復讐しようとする小作人たちの網をかいくぐり、殺した代表の娘メチェ(ロシータ・アレナス)を人質にとって逃走した。ペドロが父の仇とは知らぬメチェは地主に搾取されてきた小作人の苦しい事情を話すと、ペドロは何も考えずに強い者の味方をしてきたことを後悔し、心を改める。しかしペドロに目をかけてきたカブレラの妻パロマ(カティ・フラード)は、メチェに対する嫉妬から父親を殺したのがペドロであることを話してしまう。真相を知ったメチェに追い出されたペドロは町に舞い戻る。ペドロに妻を寝とられたカブレラがペドロを殺そうと待ち構えるが、逆に息の根を止められる。パロマのタレこみで警察はペドロを指名手配する。メチェは彼のことを許すのだが、逆に見つかり警察に射殺されるのだった。

力持ちで優しい用心棒に起こる悲劇的な結末に終るメロドラマ。地主カブーラの用心棒ペドロは、命令されて小作人の代表を殺し、復讐を恐れてその娘メチェを人質にして逃走する。父の仇とは知らないメチェは、小作人の実情を話し、ペデロは改心するが、恋仲だった地主の妻パロマが嫉妬からメチェに事実を話し、メチェはペドロを追い出す。妻を寝取られたガブレーラは、ペデロを殺そうとするが、殺人犯ペデロは警察に射殺される。
(1952メキシコ)監督ルイス・ブニュエル、製作セルヒオ・コーガン、脚本ブニュエル、ルイス・アルコリサ、撮影アグスティン・ヒメネス、美術グンテル・ヘルソ、ロベルト・シルヴァ、編集ホルヘ・ブストス、音楽ラウル・ラヴィスタ
出演・ペドロ・アルメンダリス(ペドロ)、カティ・フラード(パロマ)、ロシータ・アレナス(Meche)、アンドレ・ソーラー(Andres Cabrera)、ロベルト・マイヤー(Carmelo Gonzalez)、ベアトリス・ラモス(Dona Marta)、


★ロビンソン漂流記【1952メキシコ】
生き残りを賭けた極限のサバイバル
(1954メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ダニエル・オハーリヒー


★エル【1953メキシコ】


一人の男が強迫観念に捕われ、異常になっていく様を描く。
(1952メキシコ)監督・ルイス・ブニュエル、製作・オスカル・ダンシヘルス、原作・メルセデス・ピント、脚色・ブニュエル、ルイス・アルコリサ、撮影・ガブリエル・フィゲロア、美術・エドワード・フィッツジェラルド、パブロ・ガルヴァン、編集・カルロス・サヴァヘ、音楽・ルイス・ヘルナンデス・ブレトン、
主演:アルトゥーロ・デ・コルドヴァ


★嵐が丘【1953メキシコ】
エミリー・ブロンテの原作を基に男女の狂おしいまでの愛と情熱を描く。製作はオスカル・ダンシヘルスとアベラルド・L・ロドリゲス、監督は「愛なき女」のルイス・ブニュエル。ブロンテの原作をフランス時代にブニュエルとピエール・ユニクが脚本化、それをブニュエル、フリオ・アレハンドロ、アルドゥイノ・マイウリが脚色。撮影はアグスティン・ヒメネス、美術はエドワード・フィッツジェラルド、音楽はラウル・ラヴィスタでリヒャルト・ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」を使用。出演はイラセマ・ディリアンほか。
(1953メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:イラセマ・ディリアン

★幻影は電車に乗って旅をする【1953メキシコ】
失業者二人によって勝手に乗りまわされる廃車寸前の市電の車窓に映る風景を通して、日常に密む夢幻を描き出したドラマ。製作はアルマンド・オリベ・アルバ、監督はルイス・ブニュエル、脚本はマウリシオ・デ・ラ・セルナの原作を基にブニュエルとルイス・アルコリサ、ホセ・レベルタスの共同、撮影はラウル・マルティネス・ソラレス、音楽をルイス・ヘルナンデス・ブレトンがそれぞれ担当。出演はリリア・プラド、カルロス・ナヴァロほか。
幻影は市電に乗って旅をする、市電の夢、真夜中の、路面電車…
(1953メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:リリア・プラド

★河と死【1954メキシコ】
長年、対立しあう2つの家庭の争いをコミカルに描くドラマ。監督は「欲望のあいまいな対象」のルイス・ブニュエル、製作はアルマンド・オシーヴェ・アルバ、ミゲル・アルバレス・アコスタの『黒い岩の上の白い壁』の小説を基にブニュエルとルイス・アルコリサが脚本を執筆、撮影はラウル・マルティネス・ソラレス、音楽はラウル・ラヴィスタが担当。
(1954メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:コルンバ・ドミンゲス

★犯罪の試み(アルチバルド・デラクルスの犯罪的人生)【1955メキシコ】
ブニュエルのメキシコ時代の作品で、アルモドバル監督の「ライブ・フレッシュ」に引用されるなど、最も愛すべき傑作として語られてきた。日本では40年の時を超えてついに公開された。少年アルチバルドは美しい家庭教師からオルゴールを鳴らせば思い通りに人を殺せると教えられる。その彼女は言葉通りにオルゴールの音の中で死んでしまった。大人になったアルチバルドは、革命騒ぎで失われていたオルゴールと再会。その日から、彼の周りで美女たちが次々に死んでいく。
(1955メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:エルネスト・アロンソ

★それを暁と呼ぶ(1955仏伊)
(1956イタリア/フランス)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ジョルジュ・マルシャル

★この庭での死【1956仏メキシコ】
シュールレアリズムの巨匠、ルイス・ブニュエルの幻の怪作。金の採掘者たちが集まるキャンプ近くの村にやって来た山師が拘束された。採掘者たちの騒ぎに乗じて逃げ出した彼は、仲間とともにサバイバルを展開する。朽ちていく文明の中で…
(1956フランス,メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:シモーヌ・シニョレ

★ナサリン【1958メキシコ】
ベニート・ペレス・ガルドスの原作を基に、メキシコのスラム街の中で信念を貫く一人の神父の姿を描いたルイス・ブニュエル監督の59年度カンヌ映画祭特別審査員賞受賞作。脚本はブニュエルとフリオ・アレハンドロの共同、撮影はガブリエル・フィゲロアが担当。出演はフランシスコ・ラバル、マルガ・ロペスほか。最後のセリフ、神と人の間、虚しさを噛み締める映画
(1958メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:フランシスコ・ラバル

★熱狂はエルパオに達す【1959仏メキシコ】
36歳の若さでこの世を去ったフランスの貴公子、ジェラール・フィリップの最後の主演作。自由主義に奔走した男の皮肉な運命を描く、ルイス・ブニュル渾身の力作! ブニュエル、ジェラール・フィリップの遺作
(1959メキシコ/フランス)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ジェラール・フィリップ

★若い娘【1960米メキシコ】
シュールレアリスト、ルイス・ブニュエル監督の珍しい英語劇。レイプ犯の濡れ衣を着せられ、逃亡した黒人ミュージシャンのトレヴァー。そこで3人の男女と出会い、彼らの奇妙な共同生活が始まるのだが……。ハイヒールでスキップ
(1960アメリカ/メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ザカリー・スコット


★ビリディアナ (1961スペイン) ルイス・ブニュエル監督
カンヌ国際映画祭(1961年・パルム・ドール)
(1960スペイン)監督:ルイス・ブニュエル
主演:シルヴィア・ピナル

★皆殺しの天使【1962メキシコ】
「アンダルシアの犬」の異才ルイス・ブニュエルが1962年にメキシコで手がけた作品で、ある邸宅に閉じ込められたブルジョワたちがたどる意外な運命を、ブラックなブルジョワ批判を交えつつ描いた不条理劇。オペラ観劇後に晩餐会に招かれ、ノビレ夫妻の邸宅を訪れた20人のブルジョワたち。晩餐を終えた彼らは客間にすっかり腰を落ち着かせ、夜が明けても全員が帰る方法を忘れたかのように客間を出ることができなくなってしまう。そのまま数日が過ぎ、水や食料も底を突いて命を落とす者まで出現。ブルジョワたちの道徳や倫理が崩壊していく中、事態は異様な展開へ転がりはじめる。第15回カンヌ国際映画祭では賛否両論を巻き起こした。
ルイス・ブニュエルが簡単に観れる時代・・・。かくも長き滞在
(1962メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:シルヴィア・ピナル

★小間使の日記(1964仏伊)
ブニュエル映画として初めて上映禁止にもスキャンダルにもならず世界的にヒットした、製作のシルベルマン、脚本のカリエールとの記念すべき第1作。小間使セレスティーヌがパリからノルマンディーの田舎へやってきた。典型的なブルジョワ生活を送る家人の口うるさい日々に、セレスティーヌは嫌悪感を抱き始める。そんな時、残忍な殺人事件が起こる。犯人をつきとめようとするセレスティーヌの好奇心の行方は……。
ブニュエルらしさ、変な人たち、メイド探偵の失敗、なのか、不穏な雰囲気が漂う
(1963フランス/イタリア)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ジャンヌ・モロー

★砂漠のシモン【1965メキシコ】
(1965メキシコ)監督:ルイス・ブニュエル
主演:クラウディオ・ブルック

★昼顔(1967仏)
ヴェネチア国際映画祭(1967年・金獅子賞)
南米アルゼンチン生れのフランス作家ジョゼフ・ケッセルの同名小説の映画化で、「小間使の日記」のルイス・ブニュエルとジャン・クロード・カリエールが共同で脚色、ルイス・ブニュエルが監督した文芸もの。撮影はサッシャ・ヴィエルニー。音楽は使わず自然音だけで効果を狙っている。出演者には、「ロシュフォールの恋人たち」のカトリーヌ・ドヌーヴ、「輪舞」のジャン・ソレル、「恋愛論」のミシェル・ピッコリ、「タヒチの男」のジュヌヴィエーヴ・パージュ、「恋人のいる時間」のマーシャ・メリル、「凶悪犯」のピエール・クレマンティなど。サンローランに包まれた美しいドヌーヴ、何処までも遠のいていく無人の馬車、YSLイヴ・サンローランを着た悪魔! カトリーヌ・ドヌーヴが美しい!
(1967製作国:フランス)監督:ルイス・ブニュエル
主演:カトリーヌ・ドヌーヴ

★銀河(1969仏伊)
無神論者のレッテルを貼られそれを忌み嫌ったブニュエルによる<福音書>。現代からキリストの時代へ、あるいは中世へ、18世紀へ、4世紀へ--SF映画のように自由闊達に飛びながら、パリ郊外からスペインの聖地サンチャゴに至る<銀河>をゆくふたりの怪しげな巡礼ピエールとジャンの冒険譚を描く。シュールで奇妙なロードムービー、ブニュエル風巡礼、せめてこの半分でも出鱈目であれば・・、異国の味
(1968フランス/イタリア)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ポール・フランクール

★哀しみのトリスターナ(1970スペイン仏伊) ルイス・ブニュエル監督
母親と死に別れ、没落貴族にひき取られた16歳の少女。やがて彼女は若き画家と駆け落ちするが、その幸せも長くは続かなかった。過酷な運命に翻弄される女性をカトリーヌ・ドヌーヴが熱演する衝撃作。カトリーヌ・ドヌーヴが無垢な女から変身! 昼顔より格段にいいと思う(^-^)b 無垢な心は脆く、崩れやすい、戦慄の中にある美しさ
(1970イタリア,フランス,スペイン)監督:ルイス・ブニュエル
主演:カトリーヌ・ドヌーヴ

★ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972仏) ルイス・ブニュエル監督
アカデミー賞(1973年)
 ブルジョワ階級の、一般階級とは異なる価値観で生きる奇妙な日常をシニカルに描いたドラマ。某国の駐仏大使とその友人一行が、セネシャルの屋敷を訪れる。
分析しないで、不思議な展開を楽しみましょ、くすくす笑える、映画好きのための映画! 欲求不満のブルジョワジーが可笑しい
(1972フランス)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ジャン=ピエール・カッセル

★自由の幻想(1974仏)
1808年、スペインのドレドでナポレオン軍に抵抗するスペイン人たちが叫ぶ、「自由くたばれ!」-飛んで現代のパリ。少女が持ち帰った観光絵葉書に興奮する両親、翌朝父親が訪れた医者の看護婦は危篤の父の元へ、不思議なホテルを出た彼女の車に乗り合わせた教授の向う先は……数珠繋ぎの不可解な出来事の果てに動物園の動物たちの向うから叫びが! ブニュエルが完全に自由な映画を作ると宣言した<不可思議3部作>の最終作にして、シュルレアリスム映画の集大成。
不自由なくして自由は有り得ない、シュールなどではない!
(1974フランス)監督:ルイス・ブニュエル
主演:ジャン=クロード・ブリアリ

★欲望のあいまいな対象 (1977仏スペイン) ルイス・ブニュエル監督
ロサンゼルス映画批評家協会賞(1977年)
正体不明のテロ事件が頻発するセビリアの町から、パリ行きの列車に乗り込んだのは、初老のブルジョワ紳士マチュー。追いすがる女にバケツの水を掛けた彼は、驚く乗客たちに奇妙な愛の体験談を語り始める……。姿を現すたびに表情を変える若く美しい小間使コンチータを2人1役という史上初の試みで描いた巨匠ブニュエルの遺作。長期に亘って性欲が理性を凌駕し続けた話。小娘に振り回される初老の男 恋愛哲学
(1977フランス/スペイン)監督:ルイス・ブニュエル
主演:フェルナンド・レイ



by sentence2307 | 2019-02-23 22:04 | アカデミー賞 | Comments(0)

オスカー直前予想!!

「直前予想って、それじゃあまるで競馬の予想と同じじゃん!?」
などと揶揄されそうですが、どちらにせよノミネート作品のうち未見の作品がほとんどなので、選考もへったくれもありません、そもそも迷うような前提条件さえクリアできてないわけですから、あれこれ迷うなんて図々しいことはやめにして、ほら、よく言うじゃないですか、そもそもタイプが全然違うストーリーをどうやって優劣をつけるんだとか、ジャンルそのものが異なる作品をなにを根拠に「こっちが良くて、あっちはダメ」などと言えるのかとか、こまかく考えればそんな選別をすること自体がしょせんは無理な話なので、そうならむしろ気楽にパッパと選んで受賞作を仮定したってなんら差し支えなく、その辺にころがっている怪しげな雑情報を手当たり次第にかき集めて適当にパッチワークし、アカデミー賞の風向きがどうなっているかくらいの「見当」ならどうにかつきそうな気がします(多かれ少なかれ、大方の批評家もそんな感じのガラガラポンで予想しているに違いありません)なのでどうせなら「徹底的に遊び倒したほうが勝ちちゃうのん!!」みたいな割り切り方も必要なのではないかと、すご!!

そこで一応自分的な選定の信憑性を持たせるために、アカデミー賞で「重要な前哨戦」と言われているいくつかの賞の受賞作をチェックしてからノミネート作品の絞りをかけてみようかと思い立ちました。

例えば、ゴールデン・グローブ賞、ブロードキャスト映画批評家協会賞、アメリカ映画協会選出TOP11あたりが、とても参考になる重要な賞だと聞いていますし、また、「組合賞」関係では、アメリカ製作者組合賞、アメリカ監督組合賞、アメリカ映画俳優組合賞が重要なのだそうです、そのほか映画祭ではトロント国際映画祭もチェックしておく必要があるとか。そこでさっそくチェックを始めてみました。

【アメリカ製作者組合賞】
◆作品賞 グリーンブック
◆アニメーション映画賞 スパイダーマン:スパイダーバース
◆ドキュメンタリー映画賞 Won't You Be My Neighbor?

【アメリカ監督組合賞】
◆監督賞 アルフォンソ・キュアロン(ROMA ローマ)
◆監督賞(第一回作品) ボー・バーナム(Eighth Grade)
◆監督賞(ドキュメンタリー) ティム・ウォードル(まったく同じ3人の他人)

【アメリカ映画俳優組合賞】
◆主演男優賞 ラミ・マレック(ボヘミアン・ラプソディ)
◆主演女優賞 グレン・クローズ(天才作家の妻 40年目の真実)
◆助演男優賞 マハーシャラ・アリ(グリーンブック)
◆助演女優賞 エミリー・ブラント(クワイエット・プレイス)
◆アンサンブル演技(キャスト)賞 ブラックパンサー
◆スタントアンサンブル賞 ブラックパンサー
◆功労賞 アラン・アルダ

【アメリカ脚本家組合賞】
◆脚本賞 ボー・バーナム(Eighth Grade)
◆脚色賞 ニコール・ホロフセナー、ジェフ・ウィッティ(ある女流作家の罪と罰)
◆ドキュメンタリー脚本賞 Bathtubs Over Broadway

【アメリカ撮影監督組合賞】
◆撮影賞 COLD WAR/あの歌、2つの心
◆スポットライト賞 泉の少女ナーメ

【アメリカ編集監督組合賞】
◆編集賞(ドラマ) ボヘミアン・ラプソディ
◆編集賞(コメディ) 女王陛下のお気に入り
◆編集賞(アニメーション) スパイダーマン:スパイダーバース
◆編集賞(ドキュメンタリー) Free Solo

【アメリカ美術監督組合賞】
◆美術賞(ピリオド) 女王陛下のお気に入り
◆美術賞(ファンタジー) ブラックパンサー
◆美術賞(コンテンポラリー) クレイジー・リッチ!
◆美術賞(アニメーション) 犬ヶ島

とまあ、こんな感じで、少しずつ調査をすすめてみたのですが、これっていくらやっても、なんか雲をつかむような作業に思えてきました。

こんな統計を重ねて果たして目指す目標に行きつくのか、だんだん不安になってきました。

それでも少し我慢しながら進めてみたのですが、一度モチベーションを欠いてしまったこともあり、やはり遅々としてすすみません、これじゃあいくらやっても、とてもラチがあくものではないと、だんだん気が付きました、これでは100年やっても多分ラチがあきそうにありません、自慢じゃありませんが、超のつくほどの面倒くさがり屋の自分です、こういう地道にコツコツ積み上げていくタイプの作業は自分には免疫も適正もなくて、すぐに飽きてしまいました。無理もありません、なにしろこちらは「コピペして即完成」主義者です。

この超便利なデジタル時代のことですから、なんかもっとスマートで簡単・迅速にできる方法だってきっとどこかに用意されているはずと、あれこれ考え探した結果、天啓のような素晴らしいアイデアに出会いました。

たまたま見ていたwowowの番組表に「第91回アカデミー賞 直前予想」というドンピシャな番組があるじゃないですか。それですよ、これ。それに放送日時と時間を確認したら、まさに今日のいまという感じです、あわててオンデマンドの画面を開きました。

先様がまるごと教えてくれると言っているんですから、なにもわざわざ苦労してコツコツ調べる必要なんかありません、それこそが無駄というもの、そんなこと天が許してもオレがゆるさないというやつです。

だいたいのところノミネートされている作品を見てもいないくせに予想なんぞを立てようするのがそもそもの暴挙なのです。
渡りに船とばかりにさっそくその番組「第91回アカデミー賞 直前予想」を見てみました。出演は、Variety副編集長のティム・グレイ、LA映画批評家協会員エイミー・ニコルソン、そして町山智浩の3人、話の進行は、「助演女優賞」「助演男優賞」「主演女優賞」「主演男優賞」「監督賞」「作品賞」の順で語られていましたが、このブログでは見やすさを考慮して通例どおり「作品賞」「監督賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「助演男優賞」「助演女優賞」としますね。しかし、この表を作っていて感じたことですが、「助演男優賞」「助演女優賞」の受賞者を考え選ぶことが活力と巧緻の両面があって一番楽しいことに気が付きました。
(なお、番組内で語られた本命は◎、次点は△で表示しました)


◆作品賞
◎『ROMA/ローマ』
△『女王陛下のお気に入り』
△『グリーンブック』
『アリー/スター誕生』
『バイス』
『ブラックパンサー』
『ブラック・クランズマン』
『ボヘミアン・ラプソディ』
◆監督賞
◎アルフォンソ・キュアロン(『ROMA/ローマ』)
△スパイク・リー(『ブラック・クランズマン』)
△アダム・マッケイ(『バイス』)
ヨルゴス・ランティモス(『女王陛下のお気に入り』)
パヴェウ・パヴリコフスキ(COLD WAR/あの歌、2つの心)

◆主演男優賞
◎ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)
△クリスチャン・ベール(『バイス』)
△ブラッドリー・クーパー(『アリー/スター誕生』)
ウィレム・デフォー(永遠の門 ゴッホの見た未来)
ヴィゴ・モーテンセン(『グリーンブック』)

◆主演女優賞
◎グレン・クローズ(『天才作家の妻 40年目の真実』)
△オリヴィア・コールマン(『女王陛下のお気に入り』)
△レディー・ガガ(『アリー/スター誕生』)
ヤリツァ・アパリシオ(『ROMA/ローマ』)
メリッサ・マッカーシー(『Can You Ever Forgive Me?』原題)

◆助演男優賞
◎マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』)
△リチャード・E・グラント(『ある女流作家の罪と罰』)
アダム・ドライヴァー(『ブラック・クランズマン』)
サム・エリオット(『アリー/スター誕生』)
サム・ロックウェル(『バイス』)

◆助演女優賞
◎レジーナ・キング(『ビール・ストリートの恋人たち』)
△エマ・ストーン(『女王陛下のお気に入り』)
△レイチェル・ワイズ(『女王陛下のお気に入り』)
△エイミー・アダムス(『バイス』)
マリーナ・デ・タビラ(『ROMA/ローマ』)


直前予想なので、まあ、こんなところでいいのではないかと。



by sentence2307 | 2019-02-21 09:28 | アカデミー賞 | Comments(0)
昨日は、夜に放送される「カーリング日本選手権」決勝戦を見るために、夜に予定していた用事をまだ日の高いうちに済ませてしまい、また、夕食なども早々にとってテレビ観戦にそなえました。

今年の日本選手権は、いわゆる4強(ロコソラーレ、中部電力、北海道銀行、富士急)と言われるどのチームも充実していて、この大会は実に見ごたえのある試合が多かったと思います。

しかし、「いわゆる4強」とはいっても、構図としては、やはり、どのチームも、平昌オリンピックで銅メダルを獲得したロコ・ソラーレ打倒を掲げていて、実際は、「ロコ・ソラーレ」vs「中部電力、北海道銀行、富士急」というのが正しい構図だったと思います。

標的にされたロコ・ソラーレには災難だったかもしれませんが、どのスポーツにおいても、追うチームは、国内のオリクピック・メダリストの打倒(追いつけ・追い越せ)をまずは目標にかかげて精進するのは当然なわけですから、これはメダリストにとっての宿命みたいなもので、チャンピオンはいかなる挑戦者も退けるというのが覇者の証しである以上、いくら海外遠征などで準備が十分できなかったというのは言い訳にならず、それをも見越してこの大会に備えるのがチャンピオンとしてのつとめだったのではないかという声が周囲には多くて、同情の声はあまり聞かれませんでした。

それにしても、スキのない中部電力の戦いぶりには目を見張るものがありました。

かつて平昌オリンピックの代表決定戦においてロコ・ソラーレに圧勝を許して屈服したあの時と、これが同じチームかと目を疑うような堂々たる戦いぶりです。

見ていると投げ損じのミスだって随所にあったと思うのに、そのミスは後を引くことなく、幾つもの事態に対応できる勝利のセオリーはそれぞれしっかりと確立されていて、まるで「勝利」から逆算したような考え抜かれた石の配置が、いかに藤澤選手の最後の絶妙な一投さえも難なく呑み込まれ、効果も奇蹟も生み出せないまま、いつのまにか失地回復不可能な大量得点をズルズル許してしまう結果に持ち込まれていたというのが、正直な感想でした。

昨日の試合でいえば、それはまさに3―3の同点で迎えた第5エンド、中部電力の北沢選手が放った最後の一投が、ハウスのなかにあったロコ・ソラーレの2つのストーンを押し出して一気に4点を獲得した決定的な場面にありました。どのように石を配置して防いでも、いつのまにか中央に石を集められ、結局最後の一投くらいでは、もはや「手も足もでない」状況が作られてしまうという感じでした。

皮肉なことに、ハウスの中にある相手の石を一掃して大量得点を奪い、相手の戦意を喪失させるというこの絶妙な投てきスタイルは、かつて藤澤選手が得意にしていた、まさに起死回生の一投でした。

日刊スポーツが昨日の日本選手権の結果を報じています。

≪女子は中部電力が平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)女子銅メダルのロコ・ソラーレを11-3で破り、2年ぶり6度目の優勝に輝いた。今大会は1次リーグから決勝まで10戦全勝。平昌五輪男子代表の司令塔だった両角友佑氏(34)がコーチに就任し、攻めるカーリングで結果を出した。これで世界選手権(3月、デンマーク)の代表権を獲得した。≫

そして、この記事のおわりに今大会の中部電力の躍進について、市川美余元選手が「両角コーチが中部電力の『攻め』を確立」と題するコメントを出していますので以下に引用しますね。

≪両角コーチが中部電力の「攻め」を確立/市川美余
中部電力がすべてにおいて一枚上手だったと思います。やりたい組み立てもできていましたし、攻めのスタイルを確立できていました。ピタッと決めるフリーズショット(石と石をくっつける)も世界レベルです。フォースの北沢選手のメンタルが強く、プレッシャーのかかる場面でも淡々とこなしていました。
これからのカーリングは攻めないと勝てないと思います。両角コーチがいち早く取り入れたものを、しっかり確立できたのは大きいですね。男子でも守りのチームが多い中で、女子なのにあのスタイルができるのはスキルと体力、パワーを兼ね備えているからです。
若い中嶋選手がスキップでセカンド、経験のある松村選手がサードで体力を使うスイーパーとして生き生きしていました。フォースの北沢選手はショットだけに専念できるチーム編成で、それぞれの選手が伸び伸びとプレーできていました。(元日本代表サード)≫


スポーツは、勝つことがすべてなのですから、そりゃあ、おっしゃっていることはまさにそのとおりです、一片の間違いもありません。

それはそうなのですが、しかし、自分としては、「そだね~」とのどかに声を掛け合い、場違いな笑い声を会場に響かせ、試合の最中だというのにのんきにお菓子や韓国産盗作いちごを美味しそうに食べてはアイドルの噂話などに興じている、そんな彼女たちの作り出す和やかな雰囲気と、そういうカーリングが(こういうスポーツがあったっていいじゃないかという感じで)たまらなく好きだっただけに、もし、勝つためには、今回の中部電力のように、世界の最新の情報をいち早く取り入れ、石をどう置けば相手がどう失敗するかとさんざんに考えてはその巧妙な罠で誘い、まんまとその罠に引っかかって失敗でもすれば、腹のなかでざまあみろとほくそ笑み、しかし、顔だけは真顔をよそおって黙々と次の罠を仕掛けていくという、あの陰険にしてヒステリックな欺瞞的な作戦がこのスポーツのすべてを支配するというのなら、(カーリングというスポーツの実態は、まさにそうでしたし、今回の中部電力の勝利によって逆コースの道をたどりそうな予感がします)、自分としても大切な部分を欠落させたカーリングの追っかけを考え直すことになるかもしれません。これって脅迫ですからね。



by sentence2307 | 2019-02-18 18:54 | カーリング | Comments(2)
ここのところ連日、「日本カーリング選手権」の予選リーグ(ただし女子戦だけです、スミマセン)をテレビ観戦しています。

たぶん、コロ・ソラーレがらみでずっと試合を見てきたこともあって、コロ・ソラーレの出足の不調さが一層その印象を強めたのかもしれません、4強といわれているその他の3チーム(中部電力、北海道銀行、富士急)の強さが今回はとても際立っていて、「彼女たち、こんなに強かったっけ」という意外な感じを持ちました。

試合を中継放送しているBSの解説者は「4強の各チームの実力は拮抗している」といっていましたが、「拮抗」どころか、この3強チームに対しては、戦っているうちのある部分では「伯仲している」とか、もしかしたら「圧倒されている」といってもいい部分が幾度もあったように思いました。

僅差でかろうじて勝利した富士急戦や昨夜の北海道銀行戦も、あるいは、中部電力戦のように「僅差で敗退」という可能性だってなかったとは言えないくらいの「拮抗」ぶりだったと思います。

しかし、これは自分が、いつのまにかコロ・ソラーレ側から観戦してしまっているからそう思うだけで、客観的に見れば、富士急戦と北海道銀行戦では、最後の決めどころでスキップの微妙な寄せの緻密な投てきに差がでたとも言えるわけで、そのことを正当に評価すれば、藤澤選手の調子がだんだん上がってきた証拠でもあり、「遅れてきた藤澤選手」が3強チームとどう渡り合うか、決勝までの戦い(そこまでいくと信じています)が大いに楽しみになってきました。

そうそう、昨日の北海道銀行戦で意外に思ったことがありました、第10エンドで最後の投てきに入る際、まだ試合がどうころぶか分からない緊張するところで、藤澤選手がリラックスして微笑していたのがとても印象的でした。

中部電力時代、誰にも頼れずプレッシャーに圧し潰されたかつての藤澤選手とは雲泥の差です、なんか、「一勝」とか「一敗」なんかに捉われることなく、目の前にあるその瞬間の「勝負」に掛ける「勝負師のふてぶてしさ」を見た感じがしました、そういってしまえば、他のチームのスキップや選手たちだって、そういうことは言えるわけで、アスリートに対して、こんなこと、いまさらいうようなことではないのかもしれませんが。

この後、2月16日(土)に決勝に進出する2チームのふるい落としがあり、17日(日)にいよいよ決勝戦が行われるそうです。とても楽しみです。


さて、前回、「ミステリーゾーン」のなかで、うっすらと記憶に残っているふたつのストーリー(片方は「世にも不思議な物語」の可能性もあります)について書いたところ、そのうちのひとつについてyazakiさんからご教示をいただき、そのタイトルが「The Midnight Sun」(ふたつの太陽)であることが分かりました。

そこでさっそく、you tubeで動画検索して見てみました。

なるほど、自分の記憶では主人公は「男性」とばかり思っていたのですが、ほんとうは画家志望の女性だったんですね、しかも妙齢な美人。

自分の記憶とすり合わせながら、実際の内容を書きとってみました、こんな感じです。

【内容】
なぜか地球の軌道が変動して太陽にゆっくりと近づいるという事態になっています。
ニューヨークのアパートに住む住民たちは、気温の低い地を求めて北か南のどちらかにどんどん非難を始めています。しかし、若い画家のノーマ(ロイス・ネットルトン)とブロンソン夫人(ベティ・ガード)だけが、このアパートを離れずに残ることを決心します。
真夜中だというのに、ノーマが暮らす部屋には真昼のように日が照りつけていて、すでに気温は43 °Cも上昇しています。
このアパートにふたりだけになったノーマとブロンソン夫人は、お互いに助け合おうと誓い合っています。
もはや街には人の姿はなく、水不足のために厳しい給水制限が実施されていて、電気も徐々に消されている状況のなかで、食物と水は途絶え始めています。
ラジオからは、警察が街を捨てたことを報じており、町に残った市民は略奪者から自分を守らなければならないと伝えています。さらに、「あなたは歩道の熱で卵焼きをつくることができるし、海洋の熱でスープを温めることだってできるよ」と冗談をとばしたあと、怒りの言葉とともに放送が不意に途切れます。
温度は49 °Cまで上昇し、ノーマとブロンソン夫人は、耐え難い暑さに次第に衰弱していきます。ノーマがなにげなく窓枠に触れると、そこは火傷するほど熱していました。
ノーマの描く絵が、太陽と燃え上がる都市の絵ばかりなので、ブロンソン夫人は精神的にも不安定になっていて、彼女に冷たいテーマの絵を描いてくれるように懇願し「もう太陽の絵は描かないで、たくさんよ!」と叫びます。
ブロンソン夫人がカギをかけ忘れた屋上の非常口から略奪者(トム・リース)が侵入してきて、あわててノーマの部屋に逃れますが、略奪者は外から大声でドアを開けるように脅し付けています。
ノーマは、護身用の拳銃を構えて、立ち去らなければ発砲すると逆に脅します。やがてノーマは略奪者が立ち去ったものと判断してドアを開けた途端、男が侵入してきて彼女の銃を奪い、彼女の水を奪って飲みます。水を飲み終わったあとで、彼女たちのおびえる様子をみた男は冷静になり、この耐え難い暑さと渇きのためにこんなことをしてしまったことを男は詫びて許しを請います。この暑さのために妻が死に、生まれたての赤ん坊が残されてしまったことを告げ、ノーマの許しを乞うて部屋から出ていきました。
熱暑のためにすっかり衰弱したブロンソン夫人を励まし慰めるために、ノーマは緑豊かな山の中にある滝の絵を見せます。
ブロンソン夫人は、その滝の絵を見て、滝の飛沫が本当に跳ね返ってくると錯乱して狂喜します。
温度は54℃まで上昇して、温度計の上限のメモリを超えて破裂してしまい、ノーマはもはや立っていることができません。油絵のペイントは高熱のために溶けはじめるのを見て、ノーマは絶叫し、意識が朦朧となっていきました。
ノーマは自分の部屋のベッドで目を覚まします、窓は降りしきる雪に閉ざされ真っ暗で、温度計の気温は−23 °Cを指しています。高熱で寝たきりの状態にあるノーマを、ブロンソン夫人と医師(ウイリアム・キーン)が看病しています。
ノーマは、太陽に近づきすぎて暑熱で焼け死にそうになったのは、自分の高熱が見させた悪夢にすぎなかったのだと、はじめて理解します。
事実、地球の軌道が変動したために太陽から遠ざりはじめていて、世界はゆるやかに凍死しつつあることに気が付いたのでした。

(1961.11.17)監督アントン・リーダー、脚本ロッド・サーリング、
出演・ロイス・ネットルトン(ノーマ)、ベティ・ガード(ブロンソン夫人)、トム・リース(侵入者)、ウイリアム・キーン(医者)、ジェイソンウィングリーン(シュスター)、ジューンエリス(シュスター夫人)


こんな感じで「ミステリーゾーン」や「ララミー牧場」など「アメリカTV映画」についてあれこれ検索して遊んでいたら、ある通販サイトから、さっそく「ベン・ケーシー」のDVDのご案内というのが送信されてきました。

確かに、自分の書いたそのリストの中には「ベン・ケーシー」も含まれています。しかし、ビッグ・データかなんだか知りませんけれども、そういうかすかな書き込みも見逃さずに瞬時に売り込みを掛けてくるとは、いやあ、その商魂、実にたいしたものです。

でも、こういう抜け目のないリアクションを目の当たりにすると、自分のテータがどこかで蓄積されているようで、なんだか逆に怖くなる部分てありますよね。

だってほら、たまにですが、発作的にムラムラッときて、つい「出来心」で(ホントですよ!)気まぐれにエッチ系の検索などをかけてしまうなんてこと、よくあるじゃないですか。

そういう発作的な書き込みも見逃さずにゲットされ、集中的にしつこくメール攻勢をかけてきて、当方ではハナからそんなもの相手にせずに当初は無視し続けても、それが何百回・何千回目と波状攻撃されて来る日も来る日もメール攻撃されたら、そのうちにうんざりして「この購入ボタンをクリックさえすればこの苦しみから逃れられる・楽になれるのだ」と心理的に追い詰められ(ことさら自分などは、そういうプレッシャーには人一倍弱いときています)、ついに根負けして、「購入」のボタンを押してしまうなんてことは大いにあり得ることだと思います。

しかし、一面、そういの「あくどい商魂」とはいっても、当方にまったく非がないかといえば、そうでもありません、そもそも、最初に会員登録とかメルマガ登録をしなければ、ハナからそんな売り込みを掛けられることもないわけで、自分的には「情報」だけ欲しいと考えている「いいとこ取り」の負い目もあり、なのでなんとも言えず、たいへん難しいところでもあります。

でも、なんで、このような言い訳がましいことをグダグダ書いたかというと、送信されてきた「ベン・ケーシー」のDVDの売り込みメールに詳細なリストが添付されていたので、とっさにこれ幸い「これは使えるな」と思う本能的なリアクションに、「やっば、メルマガ登録をやめられずにいる理由があるのかもしれない」と思い当たった次第です。

そこで、このリストを眺めながら、せめて自分の遠い記憶にあるタイトルと付け合わせながら楽しもうと思ったのですが、なんか「これって、少なすぎないか」という印象を持ちました。

この「ベン・ケーシー」のDVDですが、シーズン1、2、3とあって、ひとつのシーズンは18話(DVD 9枚組・18話収録)しかありません。「18話って、なに?」という感じです。

ちなみに、シーズン2も18話、シーズン3は16話となっていますから、しめて52話ということになります。

こういってはなんですが、自分的には、「50音順配列」というものに大いなるこだわりを持っているモノですが、そんなことより、はるかに「整合性」という部分にこそ大いなるこだわりがあります。

ここは、どうしてもwikiに頼るしかありません。この「ベン・ケーシー」について、wikiではこんなふうに解説されていました。

「(ベン・ケーシーは)1961年10月2日から1966年3月21日まで、アメリカABCで1話60分、全153話が放送された。日本でも1962年5月4日から1964年9月25日までTBS系列で放送されて、最高テレビ視聴率が50%を超えて大ヒットした海外ドラマである。」
153話と52話じゃ、差し引き100話も差があるじゃないですか。ダメだ、そんなの!
そもそも、このDVDに「シーズン1、2、3」などと書いてありますが、これだって信憑性があるのかどうか、大いに疑問です。

そこで考えました、IMDbでシーズン1のタイトルすべてを検索して、このDVDのタイトル18話を当て嵌めてみようかと。まあ、なんですよね、こんなことしているわけですから、いくら暇とはいえ時間がいくらあっても足りません。足りるわけがありません。なんのためにこんなことをしているのか、自分で自分が分からなくなることもありますが、いよいよ何も分からなくなったら、そのときは自分の胸に「HELP」とか書こうかと思っているくらいなので、そのときはよろしくお願いします。

しかし、まあ、IMDbでシーズン1のタイトルすべてを調べてみました。


▼シーズン1▼
1巻:おそれ/リンダの微笑
2巻:明日に賭ける時/レモンの木の思い出
3巻:高価な水/笑いよ、よみがえれ
4巻:遠い町からのみじかい便り/美しき争い
5巻:わが友クリコー/狂気の口づけ
6巻:ある暗黒/拳銃魔
7巻:たとえ死すとも/栄光の果てに
8巻:ある夜の病棟/愛の重荷
9巻:裏町の誘惑/この手を君に
DVD 9枚組(18話収録)/モノクロ/日本語吹替

Season 1
S1, Ep1(2 Oct. 1961)To the Pure おそれ
S1, Ep2(9 Oct. 1961)But Linda Only Smiled リンダの微笑
S1, Ep3(16 Oct. 1961)The Insolent Heart 明日に賭ける時
S1, Ep4(23 Oct. 1961)I Remember a Lemon Tree レモンの木の思い出
S1, Ep5(30 Oct. 1961)An Expensive Glass of Water 高価な水
S1, Ep6(6 Nov. 1961)The Sound of Laughter 笑いよ、よみがえれ
S1, Ep7(13 Nov. 1961)A Few Brief Lines for Dave 遠い町からのみじかい便り
S1, Ep8(20 Nov. 1961)Pavane for a Gentle Lady 美しき争い
S1, Ep9(27 Nov. 1961)My Good Friend Krikor わが友クリコー
S1, Ep10(4 Dec. 1961)The Sweet Kiss of Madness 狂気の口づけ
S1, Ep11(11 Dec. 1961)A Certain Time, a Certain Darkness ある暗黒
S1, Ep12(18 Dec. 1961)A Dark Night for Billy Harris 拳銃魔
S1, Ep13(1 Jan. 1962)And If I Die たとえ死すとも
S1, Ep14(8 Jan. 1962)A Memory of Candy Stripes 栄光の果てに
S1, Ep15(15 Jan. 1962)Imagine a Long Bright Corridor ある夜の病棟
S1, Ep16(22 Jan. 1962)A Story to Be Softly Told 愛の重荷
S1, Ep17(29 Jan. 1962)The Big Trouble with Charlie 裏町の誘惑
S1, Ep18(5 Feb. 1962)Give My Hands an Epitaph この手を君に

大幅に意訳したタイトルもありましたが、DVD「シーズン1」18話分のタイトルは、どうにか嵌まるみたいでした。



by sentence2307 | 2019-02-16 08:36 | カーリング | Comments(0)
ブログを書きながら、たまに「アクセスレポート」の「記事別アクセス」というのをのぞき見しています。

どの記事がどれくらい読まれているかを知るのは、ブログを息長く書き続けていくうえで励みになりますし、また、どういう方向性で書いていけば受けるのかとか、具体的なエネルギーにもなっています、ただ、しかし、この「励みにもなり、エネルギーにもなる」という部分が少しだけ食い違うと、かえって大きなプレッシャーになって跳ね返ってくるということを今回、書いてみたいと思います。

「記事別アクセス」のなかにこれが掲げられると、正直、気が重くなるというタイトルに「テレビ名画座」(2013. 01. 14)というのがあります。

1960年代初頭、テレビ放送の草創期に午後の時間の穴埋めとして外国映画(おもにフランス映画でした)を放映していたことがあって、そのことをかすかな記憶をたよりに調査して書いたコラムがあり、その番組のなかで見ることのできた数々の名作が自分の少年期の基本的な映画の知識を形作っていて、それから以後の映画体験においても重要な基盤となっているということを自覚しながら、1961年に絞って調査した結果を書きました。

その調査に際しては、まず図書館に行って新聞の縮刷版で調査しようと考えたのですが、図書館には手軽に見ることのできる冊子というのが、収容スペースと経費節約のための理由でか所蔵がなく、データ化されたソフトを図書館のパソコンで閲覧するという方法で調査しなければなりませんでした。

しかし、「番組欄」だけを見る調査とはいえ、一年分の新聞を1ページずつ画面上で繰っていくという煩雑さに加えて、そもそもそれ以前に閲覧するために必要な手続きというのが忍耐を求められる役所的な煩雑さがあり、正直、辟易させられてしまいました。

こうした「その後」の調査が出来なかったということもあるので、「記事別アクセス」欄に「テレビ名画座」のタイトルが掲げられているたびに、思わずドキッとしてたじろぎ、

「あれって、どうなった? オタク、あのとき継続して調べるとか言ってたじゃん?」

などと暗に言われているようなプレッシャーを感じ、そのたびにたいへん気が重くなるという状態が続いています。

しかし、そうした一連の行為がいくら面倒とはいえ、図書館はごく近所にあり、また、お役所的な「手続き」が煩雑とはいっても、そこは市民への奉仕を標ぼうする図書館のことですから、そのへんの事務手続きなどタカが知れたことと割り切れば、自分のすこしの努力でできないことではありません。

ただ、その再調査に二の足を踏んでいるというについては、ほかに理由があります。

たしかに、自分にとっての映画体験という意味ではあの「テレビ名画座」は、たいへん大きなインパクトをもった番組でした。
そのときのコラムにも書きましたように

「パルムの僧院」や「赤と黒」、「悪魔の美しさ」、「肉体の悪魔」、「花咲ける騎士道」、「モンパルナスの灯」、「七つの大罪」、「夜ごとの美女」、「愛人ジュリエット」、「輪舞」などの往年のフランス映画はこの番組で見ましたし、そのほか、イタリアン・ネオリアリズム作品(ロッセリーニやデ・シーカ、ピエトロ・ジェルミなど)やヌーヴェルバーグの一部の作品も見ていたわけですから、世界映画史における重要な時期のヨーロッパの映画を選りすぐって見ていたことになるわけで、たとえ実態としては時系列的にバラバラで混乱していたとしても、知識としての基本的な「素養」は身につけられたという意味では、申し分のない環境だったと思います。

その後、徐々にヌーヴェルバーグの評論に接していったとき、はじめてデュヴィヴィエが手ひどく批判されていることを知りました、そのこと自体にまずは驚き、その酷評がどうしても理解できないくらいに自分はフランスの古典的名作映画にのめり込んでいて、信条としては、たぶんヌーヴェルバーグの作品以上の思い入れだつてありました、つまり、自分の映画経験の成熟度が、時代的に「ヌーヴェルバーグ以前」まで到達していたということを示しているのではないかと密かに自負するとともに、また、ヌーヴェルバーグの作品を理解するのには、自分はまだまだ未熟で、時間も必要としたのだなという思いもありました。

そういう訳で、当時の自分の生活の主体は、「テレビ名画座」よりも、明らかに「アメリカTV映画」が中心にだったわけですから、「テレビ名画座」=ヨーロッパ映画について調べるよりも先に、まずは「アメリカTV映画」について調べなければ話にならないというか、自分が経てきた映像体験の最初の重要な部分を欠落させることは、実際とそぐわないという思いを強くしたのだと思います。

というわけで、まず最初に、自分が当時、はまっていた「アメリカTV映画」を思いつくままにざっとあげてみますね。


名犬リンチンチン、★スーパーマン、アニーよ銃をとれ、★アイ・ラブ・ルーシー、★ヒッチコック劇場、★名犬ラッシー、★ローン・レンジャー、★パパは何でも知っている、モーガン警部、★ビーバーちゃん、バット・マスターソン、★うちのママは世界一、★ペリー・メイスン、ガンスモーク、ウィリアム・テル、★コルト45、★ローハイド、★拳銃無宿、★世にも不思議な物語、第五騎兵隊、★未知の世界(ミステリーゾーン)、シャイアン、★ララミー牧場、テキサス決死隊、★ボナンザ、★サンセット77、★ライフルマン、★パパ大好き、マイク・ハマー、★アンタッチャブル、マーベリック、★怪傑ゾロ、保安官ワイアット・アープ、サーフサイド6、★ベン・ケーシー


思いつくままに上げただけでも、もはや35本、たとえこのなかに数年間のうちでシーズンが入れ替わり前後したものがあったとしても、子供だった自分は、毎週、これらのドラマをひとつずつ楽しみにして見ていたことになります。

あの「テレビ名画座」の枠のなかで上映されたヨーロッパの名作映画の詳細も、そりゃあもちろんいずれは調べなければならないだろうなとは思っていますが、そうすることにもうひとつモチベーションがあがらないのは、「まず知りたい」という自分の思いの中には「ジャン・コクトーやジュリアン・デュヴィヴィエ」があるわけではなく、むしろ、当時夢中になって見た数々の「アメリカTV映画」作品がまずはあるからだと思います。フランス映画の古典的名作をどれほど見たかということよりも、むしろ月曜日には「アメリカTV映画」の何を見た、火曜日にはまた別の「アメリカTV映画」を見ていたかの方が自分にとってはよほどリアルで、1週間のその視聴ローテイションというのが分かれば、そのころの自分の生活がまるごと摑めてしまうというくらい生活の中心に位置していたのだったと思います。

特に、どんな支障があろうと必ず都合をつけて見たという番組に★印を付してみたのですが、このなかに「ミステリーゾーン」と「世にも不思議な物語」があることに気が付きました。記憶では、いずれも深夜枠で放送していたこの番組だったために、親に叱られながら夜遅くまで起きて見ていたことをはっきりと思い出しました。

いま思い返しても、一話で完結するストーリーで構成されていたこのふたつの番組で見たドラマが、いまでも印象深く記憶に刻み込まれています。

「ミステリーゾーン」も「世にも不思議な物語」も、それぞれに素晴らしいストーリーが満載で、しかし、記憶に残っている物語がどちらで放送されたドラマだったか、いまとなっては判別が困難になっています。

印象に残っているドラマというのを、ふたつだけ、かすかな記憶をたどりながら書いてみますね。


【ストーリー①】
なにもかも満ち足りて幸せなそうな少年が楽しそうに散歩しています、背後から自分を呼ぶ声がするので振り返ると、遠くからなにごとかを叫びながら自分を追ってくる老人の姿が目に入ります。その老人は見るからにみすぼらしくて薄汚く、そのうえおそろしい形相で何か必死に自分に訴えかけているのですが、なにを言っているのかまでは分かりません、少年はその異様さに驚愕し怖くなって必死に逃げつづけ、やっとその不気味な老人から逃れることができました。その後、少年は、あまりの恵まれすぎた環境にあまえて成長したために、慢心して数々の人生の選択を誤り、大切な人々も裏切って失い、ついには世間からも見放されて人生の落後者となってしまいます。なんの望みもない零落した老人は、失意と絶望の果てに死に場所を探して野をさまよっているとき、遠くに少年時代の自分が幸福そうに散歩をしている姿を見つけます。老人は「人生を誤るな!!」と少年に呼び掛け必死に追いかけますが、どうしても追いつけません。「お~い、まってくれえ!!」苦痛に歪んだ老人の顔の大写しでドラマは終わりました。

【ストーリー②】
地球の軌道が少しずれて、太陽が地球に近づいているために世界の多くの人々や家畜が、その異常熱射でどんどん死んでいて膨大な死亡者が出ていることを、ラジオのニュースが伝えています。ここニューヨークのビルの一室でもブライドを深く下した窓から強烈な陽光が容赦なく差し込み、いくらクーラーを最大限にきかせてもいっこうに効果がなく、人々は熱暑にあえいで苦悶しています。しかし、太陽は少しずつ確実に接近し続け、温度はじりじりと上昇し、ついに上空いっぱいを太陽がおおって、「もうだめだ!!」と叫んだところで、ふいに男は揺り起こされます。「おい、どうした。ひどくうなされていたぞ」
飛び起きた男は、「ああ、夢でよかった」とホッとしながら、窓の外に広がる雪原のニューヨークを呆然と眺めます。軌道を外れた地球が太陽から徐々に遠ざかっているニュースがラジオから流れています。


実は、この印象深いふたつのドラマが、はたして「ミステリーゾーン」か「世にも不思議な物語」かのどちらの番組で放送されたものなのか、いままで知りたいと思ったことなど一度もありませんでした、放置状態のままでした。

しかし、今回、「★印」を付したことを切っ掛けにして、ぜひとも知りたいというささやかな欲が湧いてきました。

それらしい情報がなければ元々という気持ちで検索をはじめたところ、なんとyou tube でかなりまとまった動画が見られることが分かりました。

当のふたつのストーリーを探し当てることができるかどうかまでは分かりませんが、どちらとも立派なDVDのシリーズが出ているので、そのリスト(ミステリーゾーンの50音順作品リストは末尾に掲げますね)を拝借したうえで、アップされているyou tube動画を片っ端から見て確認していこうと考えました。

自分の古い記憶をどこまでたどれるか、とてもミステリアスな楽しい時間になりそうです。

和文検索で限界が見えたら、そのときはまた英文タイトルからそのままyou tube検索をかけて、字幕のない動画をダイレクトで見ようかとも思っていますが、それはあくまで最終的な非常手段ということにしておきます。

しかし、まあどんな感じか、試しに最初にヒットした幾つかの動画をまずは見てみることにしました。

最初に見たのは、「ミステリーゾーン」の動画で「He's Alive」というドラマでした、邦題は「暗闇の男」となっています。

舞台は、アメリカの片田舎、街頭でナチの「突撃隊」のような制服を着た青年ピーターが右翼っぽい過激な演説を熱っぽくぶちあげていますが、聴衆は時代遅れのナチ運動などハナからバカにしている感じで白け切って面白半分にながめています。結局、演説など続けていられないほど散々ヤジられたすえに街の男たちに殴り倒されます。街頭運動に行き詰まりを感じた青年ピーターが落ち込んでいると、ひとりの男が彼の前に現れます。顔に影が掛かっていて誰だかは分かりませんが、あきらかに「ヒトラー」その人という感じです。男はピーターに、聴衆の心をとらえる演説のコツは危機感と恐怖心をあおることだと教えます、そのように演説したことで見事聴衆の心を捉えたピーターに、男はさらに組織の引き締めと党の拡大をはかるために「殉教者」が必要だと唆します。そこでピーターは運動当初からの盟友だった親友を党員の手で処刑し、さあこれからはおれの組織だ、もっと大きくして世界を支配するぞみたいに息巻くそのピーターのようすを傍らで見ながら、影の男はひそかにほくそ笑むというドラマでした。

見る前の自分としては、人畜無害な空想SFドラマみたいなものを想像していただけに、この重々しい「政治色」には、なんだか微妙な違和感を覚えました。

先日BSで見たドキュメンタリー「鷲とライオン ヒトラーVSチャーチル」の中でも描かれていましたが、第1次大戦敗北の賠償金の支払いにあえいでいた衰弱しきっていたドイツを、ヒトラーは、アウトバーンの建設と、軍隊の増強によって新たな雇用を生み出し、150万人いた国内の失業者を半減させたという初期の経済的手腕が内外で高く評価・称賛されて、当時の英米国内にもかなりのナチのシンパがいたという解説がありました。

それに領地拡大をはかった軍事的侵略の理由付けというのが、近隣諸国を第三帝国のもとで繁栄させるというこじつけも、それなりの説得力があったのだなと、あのドキュメンタリーを見て実感しました。

そういう背景を踏まえると、主人公のピーターの熱い演技も納得ができます、しかし、それにしてもピーターを演じる美形の俳優の演技は、まさに真に迫っていて尋常じゃありませんでした。この美青年、見ようによっては「突然炎のごとく」のオスカー・ウェルナーに似ていなくもありませんし、時代的にはどうなのかわかりませんが、まさか彼がアメリカのテレビドラマなんかに出演するわけもないなどと思いながら、半信半疑でラストのスタッフ・キャストの名前で確認しようと思ったのですが、なにせ字幕の流れが速く、画面も粗いときているので、とうてい読み取れる状態ではありませんでした。

結局、IMDbを開いて検索してみることにしました。

そこには、このように記されていました。

Director: Stuart Rosenberg
Writers: Rod Serling, Rod Serling (created by)
Stars: Dennis Hopper, Ludwig Donath, Paul Mazursky | See full cast & crew »

えっ! な、な、なに!! と見るなり、びっくりしてしまいました。

監督は、あの「暴力脱獄」のスチュアート・ローゼンバーグ、主役のピーターを演じたのは、デニス・ホッパー、それに端役にはポール・マザースキーとあるじゃないですか。まさに「なんだ、こりゃ」でした。

これは、ちょっと油断できません、気を引き締めて、次にアップした動画(世にも不思議な物語)も見ることにしました。

題名は、「時空を超えた再会」です、タイトルから受ける印象は、たぶん小泉八雲の怪談みたいな話だろうなという気持ちで見始めました、まず、登場してきた大写しの女優の顔を見て初っ端からまたまたびっくりです、これは誰が見たってあのジョーン・フォンティンです。

こういっちゃあ失礼ですが、たかが30分たらずのテレビ映画です、あっ、「たかが」だけ余計でした。

しかし、現在でこそ、テレビと映画の垣根が少しばかり低くなったとはいっても、映画俳優たるもの「テレビなんかに出るのかよ」(落ちぶれたからって、よりにもよってテレビなんかにでなくとも)と蔑まれる偏見はまだまだアチラでは健在です。

1960年ころ、日本のテレビで放送した「ララミー牧場」というシリーズが空前の大ヒットをとばしたことがありました。その騒動はまさに社会現象といってもいい騒ぎでした。

なかでも準主役「ジェス」を演じたロバート・フラーが物凄い人気になって、だぶん請われて日本に来日したときの、その大歓迎ぶりがいまでも語り草になっています。

wikiの「ロバート・フラー」の「来日」の項には、このように記されています。

≪ロバート・フラーが1961年4月17日に来日した際、羽田空港に10万人のファンが殺到して大騒ぎとなった。更には、当時の日本国内閣総理大臣池田勇人に招かれるなど、一連の社会現象を巻き起こした(のちに来日したザ・ビートルズでさえ、この様な厚遇は受けていないことから、当時の熱狂ぶりがうかがえる)。≫

当のロバート・フラーは、「ララミー牧場」で絶大な人気を得て、日本の総理大臣に謁見までしたという栄誉ある背景があるのにもかかわらず、そのときに映画出演したキューブリックの「スパルタカス」(シナリオはダルトン・トランボ)では、「エキストラ出演でクレジットなし」という状態でした、いわばクレジットに名前さえ出ない終始チョイ役という感じです。

もちろん、それ以前に出た映画(というか、正しくは「参加した」というくらいがふさわしいでしょう)においては、当然ずっと「クレジットなし」の状態だったわけですよね。


その作品というのは、
「愛しのシバよ帰れ」1952(エキストラ出演でクレジットなし)
「決戦攻撃命令」1952(クレジットなし)
「ジュリアス・シーザー」1953(ローマ市民・クレジットなし)
「紳士は金髪がお好き」1953(コーラス・クレジットなし)
「カラミティ・ジェーン」1953(花を持った青年・クレジットなし)
「ラスヴェガスで逢いましょう」1956(ダンサー・クレジットなし)
「灰色の服を着た男」1956(クレジットなし)
「殴られる男」1956(クレジットなし)
「十戒」1956(エキストラ出演でクレジットなし)
「友情ある説得」1956(兵士・クレジットなし)
「成功の甘き香り」1957(クレジットなし)


そういうロバート・フラーがですよ、羽田空港に着き、タラップから空港を見たときに、目の前に10万人のファンが殺到して自分に向かって大歓声をあげている光景を目の当たりにしたわけですから、そりゃあ「エキストラ出演でクレジットなし」のロバート・フラーが感激のあまり泣き崩れたというのも、あながち誇張とばかりは言えないと思います。

そういう時代のテレビです、30分のテレビドラマにアカデミー賞を受賞したハリウッドの大女優ジョーン・フォンティンが現れて、ヒッチコックの「レベッカ」と同じように唇をかすかに歪めて微笑むあの美しい顔が、テレビに大写しになるのですから、そりゃあびっくりするのも当然です。

そうこうするうちに、ドラマのなかでは、ジョーン・フォンティンの家に、いわくありげな男が入ってきました、ふたりの会話のようすでは、どうも離婚の危機にある夫婦らしいのですが、その亭主を演じている男優、どう見てもウォーレン・ベイティにしか見えません。

なに、ジョーン・フォンティンにウォーレン・ベイティだって? 「レベッカ」と「俺たちに明日はない」じゃ、なんか時代が違うじゃん、という感じです。

ストーリーは、子供を死産したことが夫婦のあいだに疑心暗鬼を生み亀裂を生じさせていたところ、話し合いにきた亭主が自動車で帰る途中の雪道で滑り崖下に転落したちょうど同じころ、フォンティン夫人の元に若き亭主が現れて「いかに子供が欲しいか」という気持ちを語り夫人の誤解が解けるという物語でした、やっぱ小泉八雲でそれほど間違いじゃなかったという感じでしょうか。

詳細をIMDbで確認しますね、いや~、なんだか今日はIMDbで検索することが多いわ。

えっと、なになに・・・

Alcoholic Ellen Grayson summons her husband Harry to her isolated house to announce their marriage is over, after which he crashes his car. Helen is then visited by a man, the exact double ... See full summary »

ふむふむ、あらすじは、まあそんなところだわな。

Director: John Newland
Writers: Merwin Gerard (creator), Lawrence B. Marcus (dramatized by) (as Larry Marcus)
Stars: Joan Fontaine, Warren Beatty, John Newland | See full cast & crew »

ほら、やっぱ、そうでした、ジョーン・フォンティンにウォーレン・ベイティだったでしょう? 

でも、こう見ただけでも、これってすごいシリーズだったことが分かりますよね。

今後は、いずれのシリーズとも少しずつ見ていきたいと思っていますので、自分なりに再構成した「ミステリーゾーン」の鑑賞用リストを添付します。まあ、自分用の手控えということで未完成品ですが。



★ミステリーゾーン 作品目録

【あ】
Cat and Mouse 「愛のレッスン」
Red Snow 「赤い雪」
Four O'Clock 「悪意の果て」
Crazy as a Soup Sandwich 「悪魔との契約」
Dealer's Choice 「悪魔のジョーカー」
I of Newton 「悪魔の方程式」
ケネス・ギルバート監督・ジョン・ホールドマン脚本
Perchance to Dream 「悪夢」
The Howling Man 「嵐の夜」
嵐の夜、人里離れた怪しげな寺院に駆け込んだデビッドは、地下牢に閉じ込められていた男の懇願を聞き入れ、僧侶達に黙って開放してしまう。しかし、その男は。
A Short Drink from a Certain Fountain 「ある泉からの一杯」
Number Twelve Looks Just Like You 「ある改造」
19歳になったら皆改造され、同じ美しい顔を与えられる世界。だが、ひとりの少女が改造を拒む。
監督:アブナー・バイバーマン、脚本:チャールズ・ボーモント、ジョン・トマーリン
ゲスト:コリン・ウィルコックス、スージー・パーカー、リチャード・ロング
Execution 「ある死刑囚」
The Uncle Devil Show 「アンクル・デビル・ショー」
I Am the Night - Color Me Black 「暗黒の死刑台」
夜明けとともに男が縛り首になる日。だが、朝になっても一向に明るくならず、暗いまま。保安官と住人たちはしびれをきらす。
監督:アブナー・バイバーマン、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:マイケル・コンスタンティン、ポール・フィックス、ジョージ・リンゼイ
【い】
Acts of Terror 「怒りの化身」
ブラッド・ターナー監督 ; J・マイケル・ストラジンスキー脚本
The Masks 「生きている仮面」
裕福だが、余命いくばくもない老人は、娘夫婦とその子供たちに、遺産相続の条件として、カーニバルの日に奇妙な仮面をつけるよう命じる。
監督:アイダ・ルビノ、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:ロバート・キース、ヴァージニア・グレッグ、ミルトン・セルツァー
The Dummy 「生きている人形」
Quarantine 「意識の空白」
Lost and Found 「遺失物」
Ninety years Without Slumbering 「命を刻む時計」
老人は、祖父から引継いだ時計をとても大切にしていた。老人は、その時計が止まるときに自分も死ぬと信じていたのだ。
監督:ロジャー・ケイ、脚本:リチャード・デ・ロイ
ゲスト:エド・ウィン、キャロリン・カーニー、ジェームズ・キャラハン
The Whole Truth 「因縁も売り物です」(真実のみ)
いつもデタラメを言ってポンコツ車を売りつけている中古車屋が新たに買い取った車は「因縁付き」の物だった。その車が来て以来、彼は全く嘘がつけなくなり。
【う】
Long Live Walter Jameson 「ウォルター・ジェームソン氏の生涯」
Wong's Lost and Found Emporium 「失いしもの」
Paladin of the Lost Hour 「失なわれし時の番人」
Stranger in Possum Meadows 「宇宙からの使者」
ストゥーラ・ガンナーソン監督 ; ポール・チトリック, ジェレミー・ベルトラン・フィンチ脚本
The Cold Equations 「宇宙の法則」
マーティン・ラバット監督 ; アラン・ブレンナート脚本
The Parallel 「宇宙飛行士の幻想」
A Small Talent for War 「宇宙よりの使者」
クラウディア・ワイル監督 ; アラン・ブレンナート, カーター・ショルツ脚本
Mr. Denton on Doomsday 「運という名の男」
【え】
Take My life...Please! 「永遠のエンターティナー」
The Once and Future King 「永遠の王」
ジム・マクブライド監督 ; ジョージ・R・R・マーティン脚本
The Changing of the Guard 「栄光ある引退」
A Game of Pool 「栄光の報酬」
A Day in Beaumont 「エイリアン来襲!」
Queen of the Nile 「エジプトの女王」
コラムニストは、有名な美人女優が年をとっていないことに気づく。彼は、女優に近づき調べ始める。
監督:ジョン・ブラーム、脚本:チャールズ・ボーモント
ゲスト:リー・フィリップス、アン・ブライス、セリア・ロブスキー
The Elevator 「エレベーター」
R・L・トーマス監督 ; レイ・ブラッドベリ脚本
Extra Innings 「延長戦」
The Invaders 「遠来の客」
一人暮らしの老婆の家に或る夜落下してきた物体は、他の惑星からの物だった。中から小さな乗員が二人現れ彼女を悩ませるが、やがて彼女は物体を斧で叩き壊す。
【お】
The Incredible World of Horace Ford 「落ちた時計」
Sounds and Silences 「音と静けさ」
In His Image 「おのれの影」
Gramma 「おばあちゃん」
Personal Demons 「オリジナル・ストーリー」
【か】
The Card 「カード」
Opening Day 「解禁日」
The Thirty Fathom Grave 「海底の墳墓」
The Long Morrow 「帰ってきた宇宙船」
40年の惑星調査に飛び立つ直前、宇宙飛行士はある女性と出会い恋に落ちる。戻ってきたら会いに行くと約束するのだが……。
監督:ロバート・フローリー、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:ロバート・ランシング、マリエット・ハートレイ、ジョージ・マクレディ
The Four of Us Are Dying 「顔を盗む男」
The Mirror 「鏡」
Nervous Man in a Four Dollar Room 「鏡の中の男」
冴えないチンピラのジャッキーは、安ホテルの鏡の中に別の人生を歩む自分の姿を見る。もう一人の自分と会話する内、彼はこれまでの人生からの脱却を考え始める。
The Shadow Man 「影男」
Walking Distance 「過去を求めて」(歩いて行ける距離)
Will the Real Martian Please Stand Up? 「火星人は誰だ?」
山中に何かが飛来し着陸。警官が跡を付けてみると、どうやら何かが近くのレストランに入ったらしい。中にはバスの乗客7人がいて、実はバスに乗っていたのは6人だったという。
Something in the Walls 「壁の中の顔」
The Man in the Bottle 「家宝の瓶」
今にもつぶれそうな古道具屋の老夫婦が、ある日不思議な瓶を手に入れる。瓶の中からは魔人が現れ、何でも望みをかなえてくれるという。
The Trance 「神の声」
ランディー・ブラッドショー監督 ; ジェフ・スチュアート脚本
Chameleon 「カメレオン」
The Hunt 「狩りの最中突然に」
What You Need 「彼に必要なもの」
【き】
Little Girl Lost 「消えた少女」
Little Boy Lost 「消えた少年」
Nightcrawlers 「帰還兵」
The Mind of Simon Foster 「記憶の値段」
A Thing about Machines 「機械嫌い」 (機械に脅迫された男)
尊大で何事も自分以外は信じようとしない作家のフィンクリーは、身の回りの機械に特に憎悪を感じていたが、やがて家の中のありとあらゆる機械達が彼に「反乱」を起こし始める。
A Game of Pool 「危険なチャレンジ」
The Big Tall Wish 「奇蹟」(大いなる願い)
A Most Unusual Camera 「奇妙なカメラ」
泥棒夫婦チェスターとポーラは盗品のカメラが5分先の未来を写すカメラだと気づく。監獄から脱走してきたポーラの弟も加わり、このカメラを使って競馬で大儲けするが、そのカメラに導かれるように仲間割れして破滅する。
Childrens Zoo 「奇妙な動物園」
Five Characters in Search of an Exit 「奇妙な奈落」
The Last Defender of Camelot 「キャメロット・蘇る神話」
The Toys of Caliban 「キャリバンのおもちゃ」
Ye Gods 「キューピット」
The Hellgramite Method 「恐怖の治療法」
恐怖の治療法 / ギルバート・シルトン監督 ; ウィリアム・セルビー脚本
Need to Know 「恐怖のメッセージ」
Passage on the Lady Anne 「霧に消えた船」
The Monsters Are Due on Maple Street 「疑惑」(メープル通りの怪)
Profile in Silver 「銀貨の横顔」
King Nine Will Not Return 「キング・ナイン号帰還せず」
第二次大戦中の最中、ある爆撃機が砂漠に不時着する。しかし機長を除き搭乗員の姿はどこにも見当たらない。無線も通じない状況下で機長は徐々に理解し始める。何が起こっているのか。
Probe 7, Over and Out 「禁断の遊星」
見知らぬ惑星に不時着した宇宙飛行士。地球は核戦争で崩壊し、彼が唯一の生存者のようだった。だが、その惑星にはもうひとりの生存者がいた。
ゲスト:リチャード・ベースハート、アントワネット・バウアー、バートン・ヘイマン
監督:テッド・ポスト、脚本:ロッド・サーリング
【く】
He's Alive 「暗闇の男」
米国ネオナチ突撃隊の青年が市民の理解を得られず、運動に行き詰まりを感じていたときに、突如現れた影の男から聴衆を引きつける演説の仕方を教授され、見事に成功したあと、組織の引き締めと党の拡大をはかるために殉教者が必要だと唆される。
監督:スチュアート・ローゼンバーグ、脚本:ロッド・サーリング、製作:ハーバート・ハイシュマン
Night of the Meek 「クリスマス・ギフト」
What's in the Box 「狂った映像」
テレビの修理が終わり、気晴らしにテレビをつけると、夫の浮気現場が映し出され……。
監督:リチャード・L・ベア、脚本:マーティン・M・ゴールドスミス
ゲスト:ウィリアム・デマレスト、ジョーン・ブロンデル、スターリング・ホロウェイ
The Midnight Sun 「狂った太陽」(真夜中の太陽)
You Drive 「車は知っていた」
雨の中、車を運転していた男は、新聞配達の少年を轢いてしまう。その日から、彼の車に異変が起こり始める。
監督:ジョン・ブラーム、脚本:アール・ハムナー・Jr.
ゲスト:エドワード・アンドリュース、ヘレン・ウェスコット、ケヴィン・ハーゲン
Black Leather Jackets 「黒い訪問者」
どこからともなく現れた3人のバイカーは、実は地球侵略が目的の宇宙人だった。だがそのうちの1人が少女と恋におちる。
監督:ジョセフ・M・ニューマン、脚本:アール・ハムナー・Jr.
ゲスト:リー・キンソルビング、シェリー・ファベアズ、マイケル・フォレスト
The Mind and the Matter 「群衆よさらば」
全ての人間を憎んでいる男。或る日思考力を持った不思議な本の力によって、彼は全ての人類を抹消する。男性も女性も見掛けも言動も自分とそっくりに作り変えた。
【け】
Act Break 「劇作家の願い」
Still Life 「現像」
【こ】
Love is Blind 「恋は盲目」
The Junction 「交差点」
The Lateness of the Hour 「合成人間の家」
ロボットの召し使い達に何でもさせる両親に嫌気がさした娘は、ロボットを解体しなければ家から出て行くと言うが、彼女には自分の過去の思い出がない事に気づく。
The Call 「孤独との決別」
ギルバート・シルトン監督 ; J・マイケル・ストラジンスキー脚本
A Saucer of Loneliness 「孤独の受け皿」
ジョン・ハンコック監督 ; デイビッド・ジェロルド脚本
Wordplay 「言葉あそび」
It's a Good Life 「子供の世界」
But Can She Type? 「コピー」
The Little People 「こびと虐殺」
The Little People of Killany Woods 「こびとのはなし」
Living Doll 「殺してごめんなさい」
妻の連れ子となじめない男。妻が娘に買った人形も気に入らない。だがその人形も彼のことが嫌いだと話し始める。人形が本当に話していることに気づいた男は……。
監督:リチャード・C・サラフィアン、脚本:チャールズ・ボーモント
ゲスト:テリー・サヴァラス、トレイシー・ストラトフォード、メアリー・ラロッシュ
In Praise of Pip 「殺すなら私を…」
飲んだくれのヤミ馬券売りの男は、息子がベトナムで重傷を負ったとの知らせを受ける。男が、かつて息子と遊んだ遊園地に行く。
ゲスト:ジャック・クラグマン、ロバート・ダイヤモンド、ビル・マミー
監督:ジョセフ・M・ニューマン、脚本:ロッド・サーリング
【さ】
The Brain Center at Whipple's 「最後の支配者」
最新鋭の機械を導入し、工場の従業員が一斉に解雇される。 周りの人々は事業主に苦情を訴えるのだが……。
監督:リチャード・ドナー、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:リチャード・ディーコン、ポール・ニューラン、テッド・デ・コルシア
Two 「最後の二人」
The Prime Mover 「サイコロ人生」
超能力が備わった相棒を連れてラスベガスへやってきた男。首尾良く大金をせしめたが、恋人には逃げられ相棒からはもう力を使いたくないと言われる。ギャングとの最後の大勝負。
Her Pilgrim Soul 「さまよえる魂」 ウェス・クレイブン監督 ; アラン・ブレナート脚本
Many, Many Monkeys 「猿の大群」
The Odyssey of Flight 33  「33号機の漂流」(フライト33 時間の旅)
旅客機33便は、奇妙な気流に飲まれタイムスリップしてしまう。何度着陸を試みても、そこは元いた世界とはまるで違う光景が広がるばかり。
【し】
Shelter Skelter 「シェルタースケルター」
シェルター・スケルター / マーサ・クーリッジ監督 ; ロン・コブ, ロビン・ラブ脚本
Steel 「四角い墓場」
ロボット・ボクシングの試合の直前にロボットが壊れてしまい、元ボクサーのマネージャーは、ロボットに成りすまして、試合に出ることにするのだが……。
ゲスト:リー・マーヴィン、ジョー・マンテル、チャック・ヒックス
監督:ドン・ワイズ、脚本:リチャード・マシスン
Time and Teresa Golowitz 「時間とテレサ」
One Life, Furnished in Early Poverty 「時空を超えて」
時空を超えて / ドン・カルロス・ダナウェイ監督 ; アラン・ブレナート脚本
Examination Day 「試験日」
Dead Run 「地獄への運び屋」
Mr. Garrity and the Graves 「死者を呼ぶ男」
無法者の手により多くの人が殺されていた町。そこに現れた1人の男は、死人を生き返らせることができるという。
監督:テッド・ポスト、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:ジョン・デナー、J・パット・オマリー、ジョン・クリフ
A Little Peace and Quiet 「静かなひととき」
The Purple Testament 「死相」
One for the Angels 「死神につかれた男」
Nothing in the Dark 「死神の訪れ」
Dead Man's Shoes 「死人の靴」
Come Wander with Me 「死ぬほど愛して」
ロカビリー歌手の男は、新しい音楽を求め、山奥にやってくる。しかし彼の曲が現実となり、悲劇が起こる。
監督:リチャード・ドナー、脚本:アンソニー・ウィルソン
ゲスト:ゲイリー・クロスビー、ボニー・ビーチャー、ジョン・ボルト
Person or Persons Unknown 「自分を探す男」
The Jungle 「ジャングルの呪い」
The Convict's Piano 「囚人のピアノ」
The Jeopardy Room 「処刑のベルが鳴るとき」
亡命するためにホテルに潜伏している男。秘密警察たちは、ホテルに爆弾を仕掛け、男が3時間以内に爆弾を見つけられれば、自由を保障するという。
監督:リチャード・ドナー、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:マーティン・ランドー「スペース1999」、ジョン・ヴァン・ドリーレン、ロバート・ケルジャン
From Agnes - With Love 「女性にご用心」
コンピューターのプログラマーは、超高性能コンピューター「アグネス」から恋のアドバイスを受ける。ところが「アグネス」もプログラマーに恋をしており……。
監督:リチャード・ドナー、脚本:バーナード・C・ショーエンフェルド
ゲスト:ウォーリー・コックス、スー・ランドール、ラルフ・テージャー
The Last Flight 「白い雲の果て」
Devil's Alphabet 「死を呼ぶ集い」
Room 2426 「信念の脱出」
Judgement Night 「審判の夜」
To Serve Man 「人類に供す」
【す】
One More Pallbearer 「水爆落ちる」
The Hunters 「姿なき狩人」
姿なき狩人 / ポール・リンチ監督 ; ポール・チトリック脚本
Back There 「過ぎし日を」(時のかなたに)
クラブにいた筈のピーターは、リンカーン大統領暗殺直前の時代に飛ばされてしまう。彼は歴史を変えようと試みるが失敗。だが元の時代へ戻ってみると。
The Sixteen-Millimeter Shrine 「スクリーンの中に消えた女」
The Storyteller 「ストーリーテラー」
The Rip Van Winkle Caper 「砂の上の宝」(リップ・ヴァン・ウィンクルの犯罪)
金塊を強奪した4人の男達が、罪を逃れる為に特殊な薬で100年間眠り、やがて目覚める。しかし仲間割れを起こし、最後に残った男が金塊と共に街へ行ってみる。
Nick of Time 「素晴らしい未来」
新婚旅行中の若い夫婦が立ち寄ったとある町のカフェのテーブルに置かれたオモチャの占い機械。だが若い夫は、やがてその結果に憑かれたように占いを繰り返し始める。
A World of His Own 「すべては彼の意のままに」
【せ】
The Shelter 「生と死の世界」(核シェルター)
Father and Son Game 「生の証明」
Showdown with Rance Mcgrew 「西部劇作法」(ランス・マグルーとの対決)
Our Selena is Dying 「生への執念」
生への執念 / ブルース・ピットマン監督 ; J・マイケル・ストラジンスキー脚本
Aqua Vita 「生命の水」
ポール・タッカー監督 ; ジェレミー・ベルトラン・フィンチ, ポール・チトリック脚本
A Kind of a Stopwatch 「世界が静止する日」
解雇されバーで飲んでいた男は、そこで出会った老人から、文字通り時を止める時計を受け取る。
監督:ジョン・リッチ、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:リチャード・アードマン、ハービー・フェイ、ロイ・ロバーツ
The World Next Door 「世界の隣に」
Street of Shadows 「絶望からの再生」
絶望からの再生 / リシャルト・ブカイスキ監督 ; マイケル・リ-ヴス脚本
【そ】
Uncle Simon 「憎悪の家」
憎らしい叔父が死に、遺産を相続することになった女。だが、相続の条件は、叔父のロボットの実験を引き継ぐことで……。
監督:ドン・シーゲル、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:セドリック・ハードウィック、コンスタンス・フォード、イアン・ウルフ
そこには誰もいなかった(だれもいなくなった町)
【た】
Voices in the Earth 「大地の声」
On Thursday We Leave for Home 「太陽が二つ輝く」
The Trade-Ins 「たそがれの賭け」
And When the Sky was Opened 「誰かが何処かで間違えた」
Tooth and Consequences 「誰よりも愛される歯医者」
誰よりも愛される歯医者 / ロバート・ダウニー監督 ; ハスケル・パーキン脚本
There Was an Old Woman 「タンスの中の怪物」
【ち】
The Last Night of a Jockey 「小さくしてくれ」
不正行為が発覚し、出場停止になった騎手。やけになっていると、どこからともなく声が聞こえてきて……。
監督:ジョセフ・M・ニューマン、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:ミッキー・ルーニー
Third from the Sun 「地球への脱出」
The Long Distance Call 「長距離電話」
亡くなった老婆が可愛がっていた孫に最後に与えたオモチャの電話機。しかし死んだ筈のお婆ちゃんから電話がかかって来た。
The Silence 「沈黙の世界」
静かさを求めてクラブに入会したテイラー。だがそこにはおしゃべりな男がいて、テイラーは彼に1年間黙っていられたら50万ドルやると約束する。やがて約束の日が近付いてきた。
The New Exhibit 「陳列された目」
【つ】
Mr. Dingle The Strong 「強いぞディングル君」(怪力ディングル)
気弱なセールスマンが、突然怪力や天才的な才能を発揮し始める。だがそれは他の星から来た宇宙人達のちょっとした実験だった。
Stopover in a Quiet Town (aka Strangers in Town) 「連れて来たのはだれ?」
パーティーで酔った夫婦が目覚めると、知らない町にいた。その町には人影がなく、すべてが小道具でできている。そして時折聞こえる子供の笑い声は一体……。
監督:ロン・ウィンストン、脚本:アール・ハムナー・Jr.
ゲスト:バリー・ネルソン、ナンシー・マローン、デニス・リン
テイラーの車 / ギル・ベットマン監督 ; キャル・ウィリンガム脚本
【て】
The Mighty Casey 「鉄腕ケーシー」(奇跡の左腕ケイシー)
The Gift 「天よりの使者」
【と】
The Old Man in the Cave 「洞窟の予言者」
水爆が落ちてから10年。世界は壊滅してしまったが、「洞窟の人」の忠告のおかげで小さな町の人々だけは生き延びることができていた。
監督:アラン・クロスランド・Jr.  脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:ジェームズ・コバーン、ジョン・アンダーソン、ジョン・マーレイ
The Beacon 「燈台」
燈台 / ガード・オズワルド監督 ; マーティン・パスコ, レベッカ・パール脚本
The Arrival 「到着」
Shatterday 「動揺日」
The Passersby 「遠い道」
A Matter of Minutes 「時のすきま」
時のすきま / シェルドン・ラリー監督 ; ロックン・S・オバノン脚本
A Message From Charity 「時を超えたメッセージ」
The Curious Case of Edgar Witherspoon 「特異な症例」
Cold Reading 「特殊音響効果」
Special Service 「特別業務」
What are Friends For? 「友達じゃないか」
友達じゃないか / ガス・トリコニス監督 ; J・マイケル・ストラジンスキー脚本
Kentucky Rye 「ドライバーへの警告」
The Trunk 「トランク」
A Passage for Trumpet 「トランペットに憑かれた男」
【仲間割れ】
Shadow Play 「ナイトメア」
Young Man's Fancy 「亡き母の招き」
The Wall 「謎のゲート」
Dust 「縄」(魔法の砂)
開拓時代の西部の小さな村で、いつもインチキ商売をしているサイクスは、絞首刑になる息子を助ける為に必死の父親に「人の心を変える薬だ」と偽薬を売りつける。
Twenty Two  「No.22の暗示」
入院中のリズは毎晩看護婦に導かれて「22」と書かれた死体安置室へ行き「もう一人入れるわ」と言われる夢を見る。退院後、旅行に出掛けようと空港へ来た彼女は、飛行機が「22」号便だと知って・・・
【に】
A Quality of Mercy 「日本軍の洞窟」
Nightmare at 20,000Feet 「二万フィートの戦慄」
6か月の入院を終え、退院したばかりの男は、飛行機で家路につく。だが、窓の外を見ると、翼の上に生き物が乗っているのを目にする。男は驚いて妻に話すのだが……。
ゲスト:ウィリアム・シャトナー「宇宙大作戦/スタートレック」、クリスティン・ホワイト、ニック・クラヴァット
監督:リチャード・ドナー、脚本:リチャード・マシスン
Miniature 「人形の家で」
Caesar and Me 「人形はささやく」
売れない腹話術師の、相棒の人形が突然話し出す。金に困った腹話術師に、人形は泥棒に入ることを提案する。
監督:ロバート・バトラー、脚本:アデーレ・T・ストラスフィールド
ゲスト:ジャッキー・クーパー、サラ・セルビー、スザンヌ・キュピト
People Are Alike All Over 「人間という名の動物」
【ね】
The Fever 「熱病」(熱狂)
【の】
Static 「ノイズに憑かれた男」
地下室で見つけた古いラジオは、不思議な事に今ではもうなくなってしまったラジオ局からの放送を流し続けていた。耳を傾ける老人を誰も相手にしなかったが。
【は】
The Burning Man 「バーニング・マン」
Nightmare as a Child 「灰色の影」
Time Enough at Last 「廃虚」
A Stop at Willoughby 「敗北者」(ウィラビーに停車)
The Grave 「墓」
A Penny for Your Thoughts 「八時間の奇蹟」
出勤前に朝刊を買おうと弾いたコインが倒れずに立った。その瞬間から彼には周囲の心が読める様になり、会社の中の人々の本音が解ってしまう。
I Shot an Arrow into the Air 「放たれた矢」
【ひ】
A Piano in the House 「ピアノの怪」
The Hitch-Hiker 「ヒッチハイカー」
The Road Less Travelled 「人里離れて」
The Chaser 「媚薬」
The Self-Improvement of Salvadore Ross 「百万ドルの変身」
ある女性にふられた男は、若さや性格、彼のすべてを交換できることに気づき……。
監督:ドン・シーゲル、脚本:ジェリー・マクニーリー
ゲスト:ドン・ゴードン、ゲイル・コーブ、ヴォーン・テイラー
【ふ】
The Misfortune Cookie 「フォーチュン・クッキー」
Dead Woman's Shoes 「復讐のハイヒール」
AN OCCURRENCE AT OWN CREEK BRIDGE「ふくろうの河」
Memories 「不思議な旅」
不思議な旅 / リシャルト・ブカイスキ監督 ; ボブ・アンダーウッド脚本
Of Late I Think of Cliffordville 「再び故郷へ」
The Trouble with Templeton 「二つの夜」
ブロードウェイの老俳優テンプルトンは満ち足りていた前妻との思い出に浸る日々が続いていた。ある日馴染みの店に顔を出すと、そこは幸せだった数十年前の姿のままの妻や友人達が。
Private Channel 「プライベートチャンネル」
プライベート ・ チャンネル / ピーター・メダック監督 ; エドワード・メドリック脚本
【へ】
Elergy 「平和の園」
【ほ】
Teacher's Aide 「暴力教師」
Deaths-Head Revisited 「亡霊裁判」
The Lonely 「星に流された男」(孤独な男)
The Fugitive 「星のシンデレラ」
Hocus-Pocus and Frisby 「ほら吹きフリスビィ」
【ま】
The Crossing 「曲がり角」
Still Valley 「魔書と南軍」
The After Hours 「マネキン」
The Bard 「魔法入門」
Wish Bank 「魔法のランプ」
Death Ship 「幻の宇宙船」
The 7th is Made Up Of Phantoms 「幻の騎兵隊」
かつて第7騎兵隊が戦った場所で演習を行なう陸軍。すると当時の第7騎兵隊の気配を感じる。その存在を確信した陸軍兵士たちは、第7騎兵隊と合流すべく先を急ぐ。
監督:アラン・クロスランド・Jr.  脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:ロン・フォスター、ウォーレン・オーツ、グレッグ・モリス
A Hundred Yards Over the Rim 「幻の砂丘」
開拓時代の西部。幌馬車隊を率いるホーンは偵察に出ている最中に、現代へタイムスリップしてしまう。ケガをした彼は、現代の世界で子孫が高名な医者になっている事を知る。
Valley of the Shadow 「幻の谷間」
Healer 「マヤの秘石」
Night Call 「真夜中に呼ぶ声」
一人暮らしの老婆は無言電話を受けるようになる。相手の正体をつきとめようとする。
監督:ジャック・ターナー、脚本:リチャード・マシスン
ゲスト:グラディス・クーパー、ノラ・マーロウ、マルティーヌ・バートレット
Kick the Can 「真夜中の遊戯」
【み】
Printer's Devil 「魅いられた男」
Mr. Bevis 「ミスター・ビーバス」
The Bewitchin' Pool 「水に消えた影」
不仲で喧嘩ばかりの両親から逃げるため、2人の子供たちはプールで遊び始める。すると、不思議な老婆の家にたどりついた。
監督:ジョセフ・M・ニューマン、脚本:アール・ハムナー・Jr.
ゲスト:メアリー・バダム、ジョージア・シモンズ、ティム・スタッフォード
Cavender is Coming 「みならい天使」
The Eye of the Beholder 「みにくい顔」
ジャネットは美しくなるため、何度目かの整形手術を終える。しかし今度も手術は失敗し、彼女はその世界から追放される事になる。その世界とは。
Grace Note 「未来の音色」
未来へのレクイエム / シェリー・レヴィンソン監督 ; アラン・ブレンナート脚本
【む】
Once Upon a Time 「昔はよかった物語」
To See the Invisible Man 「無視刑囚」
無視刑囚 / ノエル・ブラック監督 ; スティーブン・バーンズ脚本
Joy Ride 「無謀な運転」
The Obsolete Man 「無用な男」
読書を禁じられた世界。図書館員のロムニィは「時代遅れ」の罪で死刑を宣告される。彼は部屋に支配者を呼んで、自分の希望した処刑方法はこの部屋での爆殺だと告げ共死にを迫る。
【め】
Mirror Image 「めぐりあい」
【も】
Mute 「物云わぬ少女」
The Star 「燃えつきた惑星」
Monsters! 「モンスター! 」
モンスター! / B・W・L・ノートン監督 ; ロバート・クレイス脚本
【や】
Appointment on Route 17 「約束」
If She Dies 「屋根の上の少女」
The Fear 「闇に光る指紋」
あやしい光を見たという家主を訪ね、パトロールの男は詳しい事情を聞くことにする。その時、強い光が彼らを照らす。そして、外へ出てみると……。
監督:テッド・ポスト、脚本:ロッド・サーリング
ゲスト:ピーター・マーク・リッチマン、ヘイゼル・コート
【ゆ】
Ring-a-Ding Girl 「指輪の中の顔」
ハリウッドで大成功した映画女優は、地元のファンクラブからある指輪を贈られる。その指輪に人々の顔を見た彼女は、突然故郷に舞い戻り……。
監督:アラン・クロスランド・Jr.  脚本:アール・ハムナー・Jr.
ゲスト:マギー・マクナマラ、メアリー・マンデイ、デヴィド・マックリン
Dreams for Sale 「夢売ります」
Shadow Play 「夢の世界」
今正に死刑を宣告されようとしている男。しかし彼は突如笑い出し、全ては自分の空想が作り出した物で判事も弁護士も、この裁判自体が実際には無い物だと主張し始める。
A World of Difference 「夢の中に消えた男」
【よ】
Welcome to Winfield 「ようこそウィンフィールドへ」
The Leprechaun-Artisit 「妖精レプレコン」
Button, Button 「欲望のボタン」
20/20 Vision 「予知された未来」
予知された未来 / ジム・バーディ監督 ; ロバート・ウォーデン脚本
I Dream of Genie 「四つめの願い」
Spur of the Moment 「甦った過去」
婚約したばかりの女性が乗馬を楽しんでいると、黒ずくめの女が彼女を追いかけ始める。なんとか女から逃げた彼女は、その夜、駆け落ちする。
監督:エリオット・シルヴァースタイン、脚本:リチャード・マシスン
ゲスト:ダイアナ・ハイランド、ロバート・ホーガン、ロジャー・デイヴィス
The Last Rites of Jeff Myrtlebank 「蘇ったジェフ」
Nightsong 「夜の歌」
Jess - Belle 「夜の女豹」
The Night of the Meek 「弱き者の聖夜」(柔和なる人びとの夜)
デパートのクリスマスセールでサンタを演じ子供達が喜ぶのが一番嬉しい、というヘンリーはどうしようもない酔っ払いサンタだが、彼が偶然拾った袋からは不思議な事に。
【ら】
The Library 「ライフ・ライブラリー」
【り】
Escape Clause 「良心を売った男」(免除条項)
【れ】
Rendez-vous in a Dark Place 「霊界のランデブー」
No Time Like the Past 「歴史のかきかえ」
【ろ】
I Sing the Body Electric 「ロボットの歌」
【わ】
Song of the Younger World 「若い世界の歌」
Dream Me a Life 「私の為に生命を夢見て」
私の為に生命を夢見て / アラン・キング監督 ; J・マイケル・ストラジンスキー脚本
The Girl I Married 「私の妻」



by sentence2307 | 2019-02-05 21:39 | アメリカ・テレビ映画 | Comments(2)
アカデミー賞が最高の映画に与えられる映画の祭典なら、ラジー賞(正式名称は、ゴールデン・ラズベリー賞)は、最低の映画に与えられる映画の祭典です。

授賞式は、アカデミー賞の授賞式が行われる前日の2月23日(現地時間)に行われますが、今朝、そのノミネートというのが発表されていました、なんといっても失笑なのは、トランプ大統領が2部門でノミネートされていていることでしょうか。

ひとつは、「ワースト主演男優賞」。

ドナルド・トランプ(「華氏119」「Death of a Nation(原題)」)が本人としてノミネートされているのが、ひとつ。

もうひとつは、「出演者およびパペットのあらゆるコンビ」に与えられる「ワースト・スクリーンコンボ」では、「ドナルド・トランプと彼の永続的な心の狭さ」という理由でノミネートされています。

さすがアメリカ、みごとです、権力者にも物怖じしないこの辛辣なユーモア、見上げたものです。

しかし、このユーモアにトランプ大統領がどう返すか、たぶん、ツイッターで「自分を非難するマスコミを徹底攻撃」というあたりがいいところだと、大方の予想はつきますが、ユーモアで返せないこういうところが、やっぱ、この人の余裕のなさというか、限界って感じですかね。あらゆる人間は、すべて敵だ、みたいな。

そこで思い出しました、先週の読売新聞の書評(2019.1.20朝刊)で、トランプ大統領について書かれた本が紹介されていて、ものすごく感心したので、とっておきました。

これです、これ。「FEAR 恐怖の男 トランプ政権の真実」(日本経済新聞出版社)

著者は、ボブ・ウッドワードという米国を代表するジャーナリストで、現在はワシントンポスト紙の副編集長をしている方だそうです。そして、この素晴らしい書評を書いたのは、森健氏。ちょっと、引用してみますね。


≪政権発足から2年。メキシコ国境での壁建設などの大統領令やマティス前国防長官を含む多くの要職の解任など、正常とは思えない数々の判断をしてきたアメリカのトランプ大統領。だが本書を読むと、実像はもっとひどいことが分かる。著者はかつてウォーターゲート事件を暴いたベテラン記者。本書でも政権内幕の信じがたい話が活写される。描かれるのは政権発足の前段から大統領に就任して1年半あまりの日々。その間、ロシアゲート、北朝鮮の核ミサイル問題、貿易問題などの難題が続いていく。
まず驚くのは彼が大統領としての仕事を根本的に理解していないことだ。当選後、政治任用の4000のポストに誰を当てるかもまるで用意がなく、ヨーロッパや韓国との安全保障の連携もお金の支出額でしか判断しない。
お金の話には「興奮」するが、政府の財政運営は理解していない。財政赤字を減らせという一方、政府は財務省証券を発行し、売って儲けを出せばいいという。それは財政赤字を増やすことだが、と指摘すると「どういう意味だ?」とくる。貿易や産業の関係に疎く、製造業からサービス業への流入が多いのは「理解できない」。
恐ろしいのは、記憶も不確かなところだ。オーストラリアの首相と関税について除外すると請け合ったのに、8か月経つと話したことも覚えていない。そして、夜はテレビをつけっぱなしで見続け、ツイッターに興じる。
こうした危うい大統領を懸念し、中枢の要職は大統領を通さずに仕事をする。前国務長官は独断でカタールとの外交文書の覚書に調印し、国家経済会議委員長は韓国大統領宛の親書を隠したりする。隠したのは米韓自由貿易協定の破棄という内容だったためだ。
前国務長官は会議で本人が不在の時にみんなに言う。「あの男は知能が低い」。こうした人物が世界最大の権力を握っている。読んでいる方も恐怖を覚える本である。≫


ふ~ん、これじゃあまるでヒトラー政権の最後みたいじゃないですか。

まあ、とにかくラジー賞のノミネートの記事と歴代受賞者と作品を末尾に掲載しておきますね。


★ラジー賞ノミネート発表 トランプ大統領がワースト主演男優賞に
(2019.1.22 17:00)

ワースト主演男優賞にトランプ大統領がノミネート
[映画.com ニュース] 最低映画の祭典ゴールデン・ラズベリー賞(通称ラジー賞)のノミネートが発表された。
今年で39回目となるラジー賞は、ジョン・トラボルタ主演のクライム映画「ギャング・イン・ニューヨーク」、パペットと人間が共存する世界を舞台に展開するR指定コメディ「パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)」、ウィル・フェレルとジョン・C・ライリー共演で映画化された「ホームズ&ワトソン」が、最多6部門ノミネートで並ぶ大混戦。また、「華氏119」などにニュース映像で登場したドナルド・トランプ大統領が2部門、メラニア夫人とケリーアン・コンウェイ大統領顧問が1部門でノミネートされている。
さらに、映画のなかの最悪の組み合わせを選出するはずのワースト・スクリーンコンボ賞に、「ジョニー・デップと彼の急降下中の映画のキャリア」や「ドナルド・トランプと彼の永続的な心の狭さ」などをノミネートしており、ユーモアや話題性を優先した結果となっている。第39回ゴールデン・ラズベリー賞授賞式は、アカデミー賞の前日2月23日(現時時間)に行われる。

ノミネート結果は以下の通り。

★ワースト作品賞
「ギャング・イン・ニューヨーク」
「パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)」
「ホームズ&ワトソン(原題)」
「ロビン・フッド(原題)」
「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」

★ワースト主演男優賞
ジョニー・デップ(「名探偵シャーロック・ノームズ」)
ウィル・フェレル(「ホームズ&ワトソン(原題)」)
ジョン・トラボルタ(「ギャング・イン・ニューヨーク」)
ドナルド・トランプ(本人として)(「華氏119」「Death of a Nation(原題)」)
ブルース・ウィリス(「デス・ショット」)

★ワースト主演女優賞
ジェニファー・ガーナー(「ペパーミント(原題)」)
アンバー・ハード(「ロンドン・フィールズ(原題)」)
メリッサ・マッカーシー(「パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)」)
ヘレン・ミレン(「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」)
アマンダ・セイフライド(「ジュディーを探して」)

★ワースト助演男優賞
ジェイミー・フォックス(「ロビン・フッド(原題)」)
リュダクリス(「ショウ・ドッグス(原題)」)
ジョエル・マクヘイル(「パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)」)
ジョン・C・ライリー(「ホームズ&ワトソン(原題)」)
ジャスティス・スミス(「ジュラシック・ワールド 炎の王国」)

★ワースト助演女優賞
ケリーアン・コンウェイ(本人)(「華氏119」)
マーシャ・ゲイ・ハーデン(「フィフティ・シェイズ・フリード」)
ケリー・プレストン(「ギャング・イン・ニューヨーク」)
ジャズ・シンクレア(「スレンダーマン 奴を見たら、終わり」)
メラニア・トランプ(本人)(「華氏119」)

★ワースト・スクリーンコンボ
出演者およびパペットのあらゆるコンビ(「パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)」)
ジョニー・デップと急降下中の映画のキャリア(「名探偵シャーロック・ノームズ」)
ウィル・フェレルとジョン・C・ライリー(「ホームズ&ワトソン(原題)」)
ケリー・プレストンとジョン・トラボルタ(「ギャング・イン・ニューヨーク」)
ドナルド・トランプと彼の永続的な心の狭さ(「華氏119」「Death of a Nation(原題)」)

★ワースト・リメイク/パクリ/続編
「Death of a Nation(原題)」
「デス・ショット」
「ホームズ&ワトソン(原題)」
「MEG ザ・モンスター」(「ジョーズ」のパクリ)
「ロビン・フッド(原題)」

★ワースト監督賞
イータン・コーエン(「ホームズ&ワトソン(原題)」)
ケビン・コノリー(「ギャング・イン・ニューヨーク」)
ジェームズ・フォーリー(「フィフィティ・シェイズ・フリード」)
ブライアン・ヘンソン(「パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)」)
ピーター・スピエリッグ&マイケル・スピエリッグ(「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」)

★ワースト脚本賞
「Death of a Nation(原題)」
「フィフティ・シェイズ・フリード」
「ギャング・イン・ニューヨーク」
「パペット大騒査線 追憶の紫影(パープル・シャドー)」
「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」
(映画.com速報)





★歴代のラジー賞(最低作品賞、最低主演男優賞、最低主演女優賞、最低監督賞)

1980年(第1回)
最低作品賞:『ミュージック・ミュージック』
最低主演男優賞:ニール・ダイアモンド(『ジャズ・シンガー』)
最低主演女優賞:ブルック・シールズ(『青い珊瑚礁』)
最低監督賞:ロバート・グリーンウォルド(『ザナドゥ』)

1981年(第2回)
最低作品賞:『愛と憎しみの伝説』
最低主演男優賞:クリントン・スピルスベリー(『ローン・レンジャー』)
最低主演女優賞:ボー・デレク(『類猿人ターザン』)、フェイ・ダナウェイ(『愛と憎しみの伝説』)
最低監督賞:マイケル・チミノ(『天国の門』)

1982年(第3回)
最低作品賞:『インチョン!』
最低主演男優賞:ローレンス・オリヴィエ(『インチョン!』)
最低主演女優賞:ピア・ザドラ(『Butterfly』)
最低監督賞:テレンス・ヤング(『インチョン!』)、ケン・アナキン(『パイレーツ・ムービー/恋のしおかぜ』)

1983年(第4回)
最低作品賞:『The Lonely Lady』
最低主演男優賞:クリストファー・アトキンズ(『ナイト・イン・ヘブン』)
最低主演女優賞:ピア・ザドラ(『The Lonely Lady』)
最低監督賞:ピーター・サスディ(『The Lonely Lady』)

1984年(第5回)
最低作品賞:『ボレロ/愛欲の日々』
最低主演男優賞:シルヴェスター・スタローン(『クラブ・ラインストーン/今夜は最高!』)
最低主演女優賞:ボー・デレク(『ボレロ/愛欲の日々』)
最低監督賞:ジョン・デレク(『ボレロ/愛欲の日々』)

1985年(第6回)
最低作品賞:『ランボー/怒りの脱出』
最低主演男優賞:シルヴェスター・スタローン(『ランボー/怒りの脱出』『ロッキー4/炎の友情』)
最低主演女優賞:リンダ・ブレア(『ナイト・パトロール』『非情の島・女囚大脱走』『暴行都市』)
最低監督賞:シルヴェスター・スタローン(『ロッキー4/炎の友情』)

1986年(第7回)
最低作品賞:『ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀』『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』
最低主演男優賞:プリンス(『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』)
最低主演女優賞:マドンナ(『上海サプライズ』)
最低監督賞:プリンス(『プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン』)

1987年(第8回)
最低作品賞:『ビル・コスビーのそれ行けレオナルド』
最低主演男優賞:ビル・コスビー(『ビル・コスビーのそれ行けレオナルド』)
最低主演女優賞:マドンナ(『フーズ・ザット・ガール』)
最低監督賞:ノーマン・メイラー(『タフガイは踊らない』)、エレイン・メイ(『イシュタール』)

1988年(第9回)
最低作品賞:『カクテル』
最低主演男優賞:シルヴェスター・スタローン(『ランボー3/怒りのアフガン』)
最低主演女優賞:ライザ・ミネリ(『ミスター・アーサー2』『レンタ・コップ』)
最低監督賞:ブレイク・エドワーズ(『キャデラック・カウボーイ』)、スチュワート・ラフィル(『マック』)

1989年(第10回)
最低作品賞:『スタートレックV 新たなる未知へ』
最低主演男優賞:ウィリアム・シャトナー(『スタートレックV 新たなる未知へ』)
最低主演女優賞:ヘザー・ロックリア(『怪人スワンプシング』)
最低監督賞:ウィリアム・シャトナー(『スタートレックV 新たなる未知へ』)

10周年特別賞
10年間の最低作品賞:『愛と憎しみの伝説』
10年間の最低男優賞:シルヴェスター・スタローン(『コブラ』『ロックアップ』『オーバー・ザ・トップ』『ランボー/怒りの脱出』『ランボー3/怒りのアフガン』『クラブ・ラインストーン/今夜は最高!』『ロッキー4/炎の友情』『デッドフォール』)
10年間の最低女優賞:ボー・デレク(『ボレロ/愛欲の日々』『類猿人ターザン』)
10年間の最低新人賞:ピア・ザドラ(『Butterfly』『The Lonely Lady』)

1990年(第11回)
最低作品賞:『フォード・フェアレーンの冒険』『ゴースト・ラブ』
最低主演男優賞:アンドリュー・ダイス・クレイ(『フォード・フェアレーンの冒険』)
最低主演女優賞:ボー・デレク(『ゴースト・ラブ』)
最低監督賞:ジョン・デレク(『ゴースト・ラブ』)

1991年(第12回)
最低作品賞:『ハドソン・ホーク』
最低主演男優賞:ケビン・コスナー(『ロビン・フッド』)
最低主演女優賞:ショーン・ヤング(『死の接吻』)
最低監督賞:マイケル・レーマン(『ハドソン・ホーク』)

1992年(第13回)
最低作品賞:『嵐の中で輝いて』
最低主演男優賞:シルヴェスター・スタローン(『刑事ジョー/ママにお手あげ』)
最低主演女優賞:メラニー・グリフィス(『嵐の中で輝いて』『刑事エデン/追跡者』)
最低監督賞:デヴィッド・セルツァー(『嵐の中で輝いて』)

1993年(第14回)
最低作品賞:『幸福の条件』
最低主演男優賞:バート・レイノルズ(『コップ・アンド・ハーフ』)
最低主演女優賞:マドンナ(『BODY/ボディ』)
最低監督賞:ジェニファー・チェンバース・リンチ(『ボクシング・ヘレナ』)

1994年(第15回)
最低作品賞:『薔薇の素顔』
最低主演男優賞:ケビン・コスナー(『ワイアット・アープ』)
最低主演女優賞:シャロン・ストーン(『わかれ路』『スペシャリスト』)
最低監督賞:スティーヴン・セガール(『沈黙の要塞』)

1995年(第16回)
最低作品賞:『ショーガール』
最低主演男優賞:ポーリー・ショア(『陪審員だよ、全員集合!』)
最低主演女優賞:エリザベス・バークレー(『ショーガール』)
最低監督賞:ポール・ヴァーホーヴェン(『ショーガール』)

1996年(第17回)
最低作品賞:『素顔のままで』
最低主演男優賞:トム・アーノルド(『スクール・ウォーズ/もうイジメは懲りごり!』『ドタキャン・パパ』『ステューピッド/おばかっち地球防衛大作戦』)、ポーリー・ショア(『バイオ・ドーム/ボクたち環境改善隊』)
最低主演女優賞:デミ・ムーア(『陪審員』『素顔のままで』)
最低監督賞:アンドリュー・バーグマン(『素顔のままで』)

1997年(第18回)
最低作品賞:『ポストマン』
最低主演男優賞:ケビン・コスナー(『ポストマン』)
最低主演女優賞:デミ・ムーア(『G.I.ジェーン』)
最低監督賞:ケビン・コスナー(『ポストマン』)

1998年(第19回)
最低作品賞:『アラン・スミシー・フィルム』
最低主演男優賞:ブルース・ウィリス(『アルマゲドン』『マーキュリー・ライジング』『マーシャル・ロー』)
最低主演女優賞:スパイス・ガールズ(『スパイス・ザ・ムービー』)
最低監督賞:ガス・ヴァン・サント(『サイコ』)

1999年(第20回)
最低作品賞:『ワイルド・ワイルド・ウェスト』
最低主演男優賞:アダム・サンドラー(『ビッグ・ダディ』)
最低主演女優賞:ヘザー・ドナヒュー(『ブレア・ウィッチ・プロジェクト)
最低監督賞:バリー・ソネンフェルド(『ワイルド・ワイルド・ウエスト』)

特別大賞
1990年代最低作品賞:『ショーガール』
20世紀最低主演男優賞:シルヴェスター・スタローン(彼が行ったすべてのことの99.5%に対して)
20世紀最低主演女優賞:マドンナ(『BODY/ボディ』『上海サプライズ』『フーズ・ザット・ガール』)
1990年代最低新人俳優賞:ポーリー・ショア(『バイオ・ドーム/ボクたち環境改善隊』『原始のマン』『陪審員だよ、全員集合!』)

2000年(第21回)
最低作品賞:『バトルフィールド・アース』
最低主演男優賞:ジョン・トラボルタ(『バトルフィールド・アース』『ラッキー・ナンバー』)
最低主演女優賞:マドンナ(『2番目に幸せなこと』)
最低監督賞:ロジャー・クリスチャン(『バトルフィールド・アース』)

2001年(第22回)
最低作品賞:『フレディのワイセツな関係』
最低主演男優賞:トム・グリーン(『フレディのワイセツな関係』)
最低主演女優賞:マライア・キャリー(『グリッター きらめきの向こうに』)
最低監督賞:トム・グリーン(『フレディのワイセツな関係』)

2002年(第23回)
最低作品賞:『スウェプト・アウェイ』
最低主演男優賞:ロベルト・ベニーニ(『ピノッキオ』)
最低主演女優賞:マドンナ(『スウェプト・アウェイ』)、ブリトニー・スピアーズ(『ノット・ア・ガール』)
最低監督賞:ガイ・リッチー(『スウェプト・アウェイ』)

2003年(第24回)
最低作品賞:『ジーリ』
最低主演男優賞:ベン・アフレック(『デアデビル』『ジーリ』『ペイチェック/消された記憶』)
最低主演女優賞:ジェニファー・ロペス(『ジーリ』)
最低監督賞:マーティン・ブレスト(『ジーリ』)

2004年(第25回)
最低作品賞:『キャットウーマン』
最低主演男優賞:ジョージ・W・ブッシュ(『華氏911』)
最低主演女優賞:ハル・ベリー(『キャットウーマン』)
最低監督賞:ピトフ(『キャットウーマン』)

2005年(第26回)
最低作品賞:『Dirty Love』
最低主演男優賞:ロブ・シュナイダー(『Deuce Bigalow: European Gigolo』)
最低主演女優賞:ジェニー・マッカーシー(『Dirty Love』)
最低監督賞:ジョン・アッシャー(『Dirty Love』)

2006年(第27回)
最低作品賞:『氷の微笑2』
最低主演女優賞:シャロン・ストーン(『氷の微笑2』)
最低主演男優賞:ショーン・ウェイアンズ、マーロン・ウェイアンズ(『最凶赤ちゃん計画』)
最低監督賞:M・ナイト・シャマラン(『レディ・イン・ザ・ウォーター』)

2007年(第28回)
最低作品賞:『I Know Who Killed Me』
最低主演女優賞:リンジー・ローハン(『I Know Who Killed Me』)
最低主演男優賞:エディ・マーフィ(『マッド・ファット・ワイフ』のノービット役)
最低監督賞:クリス・シルヴァートン(『I Know Who Killed Me』)

2008年(第29回)
最低作品賞:『愛の伝道師 ラブ・グル』
最低男優賞:マイク・マイヤーズ(『愛の伝道師 ラブ・グル』)
最低女優賞:パリス・ヒルトン(『The Hottie and the Nottie』)
最低監督賞:ウーヴェ・ボル(『T-フォース ベトコン地下要塞制圧部隊』『デス・リベンジ』『ポスタル』)

2009年(第30回)
最低作品賞:『トランスフォーマー/リベンジ』
最低男優賞:ジョナス・ブラザーズ全員(『ジョナス・ブラザーズ ザ・コンサート 3D』)
最低女優賞:サンドラ・ブロック(『ウルトラ I LOVE YOU!』)
最低監督賞:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー/リベンジ』)

2010年(第31回)
最低作品賞:『エアベンダー』
最低男優賞:アシュトン・カッチャー(『キス&キル』『バレンタインデー』)
最低女優賞:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン(『セックス・アンド・ザ・シティ2』)
最低監督賞:M・ナイト・シャマラン(『エアベンダー』)

2011年(第32回)
最低作品賞:『ジャックとジル』
最低主演男優賞:アダム・サンドラー(『ジャックとジル』『ウソツキは結婚のはじまり』)
最低主演女優賞:アダム・サンドラー(『ジャックとジル』の女性ジル役として)
最低監督賞:デニス・デューガン(『ジャックとジル』『ウソツキは結婚のはじまり』)

2012年(第33回)
最低作品賞:『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』
最低主演男優賞:アダム・サンドラー(『俺のムスコ』)
最低主演女優賞:クリステン・スチュワート(『スノーホワイト』『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』)
最低監督賞:ビル・コンドン(『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』)


2013年(第34回)
最低作品賞:『ムービー43』
最低主演男優賞:ジェイデン・スミス(『アフター・アース』)
最低主演女優賞:タイラー・ペリー(『A Madea Christmas』)
最低監督賞:『ムービー43』を監督した13人

2014年(第35回)
最低作品賞:『Saving Christmas』
最低主演男優賞:カーク・キャメロン(『Saving Christmas』)
最低主演女優賞:キャメロン・ディアス(『SEXテープ』『ダメ男に復讐する方法』)
最低監督賞:マイケル・ベイ(『トランスフォーマー/ロストエイジ』)

2015年(第36回)
最低作品賞:『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』『ファンタスティック・フォー』[2]
最低主演男優賞:ジェイミー・ドーナン(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)[2]
最低主演女優賞:ダコタ・ジョンソン(『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』)[2]
最低映画監督賞:ジョシュ・トランク(『ファンタスティック・フォー』)

2017年(第38回)
最低作品賞:『絵文字の国のジーン』
最低主演男優賞:トム・クルーズ(『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』)
最低主演女優賞:タイラー・ペリー(『Tyler Perry's Boo 2! A Madea Halloween』)
最低映画監督賞:トニー・レオンディス(『絵文字の国のジーン』)



by sentence2307 | 2019-02-02 18:06 | 徒然草 | Comments(0)
1月31日午後、NHK・BS1放送のドキュメンタリー「鷲とライオン ヒトラーVSチャーチル」(前編)の中でチャーチルのエッジの効いた名言を紹介していました。

議会で女性議員がチャーチルに罵声を浴びせます。
アスター夫人「あなたが私の夫だったら、あなたに毒を盛るでしょうね」
チャーチル「私が君の夫なら、喜んでその毒を飲むだろうね」
(それほど夫人が悪妻だというユーモア交じりの皮肉)

チャーチルの名言として知られているものとして、ほかに、

「私は豚が好きだ。猫は人を見下し、犬は人に従う。しかし、豚は人にこびることなく、自分と同等のものとして人を扱う」
(酒を飲まないヒトラーが、酒好きのチャーチルを「酔っぱらいの豚」と罵った言葉をそのまま返した皮肉。ヒトラーが強圧と恐怖とによって部下に絶対的な服従を求めたため、側近にはヒトラーにおもねり媚びる人間しか残らなかったためナチス政権は崩壊したといわれる。)

もすごく素敵だし、

「上手な演説というのは、女性のスカートのようでなければならない。大事な点をカバーするだけの十分な長さが必要だが、興味をかき立てる程度に短くなくてはならない」

とか、

「個人的には、私はいつも学ぶ準備ができている。教えられるのは嫌いだがね」

とか、

「(労働党のライバル)アトリー氏はとても謙虚な男だ。実際、彼には誇るべき点が何もないのだけどね」

とかも嫌みたっぷりでとても好きな言葉、

まあ、「成功は終わりではなく、失敗は致命的ではない。大切なのは続ける勇気だ」なんかよりは余程ね。

今日の後編の放送が楽しみです。


鷲とライオン ヒトラーVSチャーチル
(2016フランスROCHE PRODUCTIONS)Hitler VS. Churchill The Eagle and The Lion
人類史上かつてない惨劇をもたらした戦争の時代に鋭く対峙したヒトラーとチャーチル。その対照的な生い立ちから決戦の舞台裏まで、全編オールカラー化した映像で描く。
前編では2人の生い立ちから第二次大戦開戦まで。上流階級に生まれたチャーチルは騎兵将校となり、インドや南アフリカに従軍した後、26歳で議員に当選する。一方、オーストリアの貧しい家庭に生まれたヒトラーは、画家を志すが挫折。第一次大戦では兵士として従軍し、ドイツ敗戦後は極端な愛国思想を唱えて政界へ進出、首相に上り詰める。チャーチルは早くからヒトラーの台頭を警戒していた。時代は第二次大戦に突入して行く。
後編は、激しい空中戦が繰り広げられた1940年の「バトル・オブ・ブリテン」から始まる。ナチスによるフランス侵攻が始まったこの年の5月、チャーチルは首相に就任していた。ヒトラーは「日独伊三国条約」を締結するもソ連侵攻で惨敗。更にノルマンディー作戦、ドレスデンへの爆撃で追い詰められ、ついに自ら命を絶つ。一方のチャーチルも戦後は選挙で大敗し、歴史の表舞台から去る。時代と絡み合った二人の数奇な運命を描く。



by sentence2307 | 2019-02-01 10:37 | ドキュメンタリー映画 | Comments(0)